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NO.799               Ryo Onishi              9/4/2011  

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雑貨屋のひとり言

台風12号は日本各地に大きな爪あとを残しました。読者の皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?私が住んでいる阪神間のほんの少し西側をゆっくりと通り抜けて行った台風12号は風よりも記録的な大雨による河川の氾濫や土砂崩れなどで各地に被害をもたらしました。犠牲になられた方、被害を受けた方々にお見舞いを申し上げます。≪R.O≫

 

サウスベイ経営セミナー15年を振りかえる(15−最終回)

  ――― 前号からの続き ―――
 私がSBMS(サウスベイ経営セミナー)で話しをする側になったのは前回書いたパネル討論会だけでしたが、運営側の人間としてセミナーの司会は何度となくさせていただきました。前述したセプテンバー・イレブン(2001年9月11日、アメリカがテロに襲われた日)の翌日も私が司会役でした。

 本来、司会役というものは、会(セミナー)の進行役であって、あまり喋るのは良くないのはわかっているのですが、私の場合はいつも少々羽目をはずすことも珍しくなかったような気がして今更ながら恥ずかしく反省しています。

2006年8月のセミナーでは、私は司会ではなかったのですが、講師の紹介役をさせてもらいました。この時の講師は米国ペンテル社長をすぐ前に引退された長田 稔氏でした。司会の佐伯 和代氏(TJSラジオ)が明瞭簡潔にセミナーを進行してくださったのですが、私が悪い癖をだして長々と講師紹介をしてしまいました。以下は録音テープから私の講師紹介の様子を取り出してみました。

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 (拍手を受けながら登場)ありがとうございます。拍手をいただき落ち着きました。(笑)
エート今日はですね、皆さん既にご存知だと思いますが、最近ペンテル・オブ・アメリカを引退なさった長田 稔さんにお話しをいただくことになりました。

 長田さんは既にアメリカ生活38年という大ベテランで、ペンテルをブランドというレベルで、また筆記具というレベルでまったくのゼロから全米で第3位のマーケット・シェアを得るまでに広げられたという素晴らしい業績を残された方でございます。こういう方から今までの体験談とか、そういうものを伺うということは私たちにとって参考になるのではないかと思います。

 今日はですね、実は長田さんをご紹介する役は、今回この方を引っ張り出してきた私たちSBMS前会長の井出さんが適任なのですが、残念ながら井出さんは今日は日本へご出張ということで、急遽代役ということで私が勤めさせていただくことになりました。

 多分、井出さんがここに立ったらですね、井出さんと長田さんとは長い長いお付き合いですから、長田さんの表(オモテ)のことだけでなく、多分、長田さんの裏(ウラ)の裏(ウラ)の、そしてまたその裏(ウラ)までですね、ご存知なので、井出さんだったらいろいろ面白いエピソードなどを話しをされ、もしかしたら、長田さんの顔色がハッと変るんではないか、などと想像します。

残念ながら私は長田さんとは14、5年来のお付き合いで、それこそJBAの時代からの知り合いですが、何しろ私は表(オモテ)の人間ですので、裏(ウラ)のほうはよく知りません。従いまして、通りいっぺんですが、表(オモテ)の長田さんをご紹介させていただきます。

 略歴ですが、長田さんは1966年(昭和41年)に立教大学の経済学部、経営学科を卒業され、2年たったところですぐにアメリカに駐在ということになりました。ですからサラリーマン生活40年のうち38年が在米の駐在員ということに、そしてシカゴをかわきりにニューヨークの支店を開設され、さらに全米各地を飛び回った経験をお持ちです。その奮闘記を今日お話しいただけると思います。私たちの常識をこえるご苦労があったと思います。まさに血と汗と涙の結晶ではないかと思います。

 ニューヨーク時代には今日もセミナーにご出席の小川さんとはすでにその頃からのお知り合いだそうで、お二人は因縁の深い間柄といえそうです。
さて、シカゴ、ニューヨーク支店長、そしてロサンゼルス本社社長、さらにペンテル東京本社の取締役、米州総括本部長の重責を担われ、昨年2005年6月に代表取締役退任、そして相談役を経て今年の6月にめでたくハッピー・リタイヤメントとなったわけでございます。

 話は変りますが、京セラという会社がありますよね。稲盛 和夫さんが一代で大きな京セラを作り上げた。私はなにかの時に講演会で稲盛さん、今は名誉会長ですが、の話を伺ったときに「経営の真髄は、結局、愛情と誠とバランスである」とうかがいました。長田さんの40年間はまさに、「愛情と誠とバランス」ではなかったかと推察いたします。

 最後に今日は長田さんの奥様はお見えになっていらっしゃいませんが、長田さんはですね、たいへん奥様とは仲がおよろしいようで、奥様を心から愛していらっしゃる方です。外出するときはもちろん、お二人は手をつないで歩く(よくやるよ!)、それから前にいちど伺ったことがあるのですが、奥様が昼間の家事でお疲れになったときは、寝る前に奥様にマッサージをして差し上げるという、そういう愛妻家です。まさに「愛情と誠とバランス」の人でございます。それでは長田さん、どうぞよろしくお願いいたします!!
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そして長田さんが私の紹介をあきれ顔で苦笑しながら皮肉一番「今日は河合さんが講師を勤めていただいたほうがよさそうですね」といいながら講演を始められました。長田さんからはご自分の体験を通して得たことや、米国文房具業界の実態など、興味深く有意義なお話しして頂きました。
 
 「サウスベイ経営セミナー」 の良いところはメンバーの誰でもが気軽に参加出来る「手作りの会」 だということでしょう。このメリットを大いに生かし、諸活動が私たちにとって役に立つだけでなく、参加していて楽しく 「この会が好きだ」 と誰もが惚れ込むようなものであり続けるようなものであり続けて欲しく思います。そのためには 会員の皆さんが受け身でなく積極的に参加し、何らかの役割を担い、いつまでも「好き」 でいられるSBMS(サウスベイ経営セミナー)に育て上げることが肝要かと思います。SBMSのような組織は会員と役員、コミッティメンバーが一体となったボランティア活動によって成り立っています。みんなで育てる会として今後もますます発展し、会員みんながより充実した滞米生活を享受できるようになるよう期待したいと思っています。―― 終わり ――

 河合将介(skawai@earthlink.net)

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さくらの独り 言

今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

若い主治医で香水を振って行き

酒が胃に沁みるカルテの太鼓判

ほどほどの汗をカルテに褒められる

生涯現役通す一病なだめつつ

歳のせいですと聴診器に言われ


( ニュースやぶにらみ )

 「新学期」
宿題が山ほど残ってる −野田首相

「全員野球」
トウシュを盛りたてて −野田首相

「迅速な対応を」
野・田そして谷(垣}も山(口)も −復興対策、放射能対策


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

龍翁余話

龍翁余話(196)「野田内閣にもの申す」

“ノー天気”(浅慮・軽薄)の菅が、危うく日本丸を沈没させようとしていたギリギリのところで野田佳彦に交代した。依然、小沢・鳩山がのさばり、その周辺にしがみついている烏合の衆(政治能力も国家国民への奉仕精神もない、単なる税金ドロボーたち)がいる限り、翁の民主党嫌いは続くが、そんな政治未熟集団の中にも幾人かは“期待したい政治家”がいる。野田もその一人。代表選の時、いち早く手を挙げた野田に(同じく翁が期待している)前原が“野田支援”を表明した。翁“よし、野田政権が誕生すれば民主党も日本も少しは良くなるだろう”と、ほんのちょっぴり安堵していたところ、何を血迷ったか前原自身が出馬宣言。“仁義知らずのバカタレめ!”と翁は怒った。が、結果的に前原票と鹿野票で野田は勝った。前原が事前にそのストーリーを描いて(戦略的に)立候補したとしたら、前原という男、なかなかの政治家、と評価したいが、今回の場合は(多分)結果オーライだったろう。ベテラン政治家の鹿野の“上着脱ぎ”は見事だった。民主党にも、こんなサムライがいたのだ。

一方、小沢と鳩山に担がれて海江田が名乗りを挙げた時は、翁、いささかイヤーな気分になった。“もし海江田が総理になったら日本は間違いなく中国と北朝鮮の連合軍に滅ぼされる”何故なら、海江田は「私の名・万里が示す通り、私は生まれながらにして中国とは縁者」とほざいて憚らないし、それに彼は根っからの北朝鮮贔屓。1997年10月、金正日の北朝鮮国防委員長推戴祝賀会に参列、2000年の、朝鮮総連の招請で民主党訪朝団に参加、そんな奴が日本国の総理大臣になったら、と思うとゾッとする。“拉致問題”は永久に解決しない。もう一人の立候補者・馬渕に対しては可哀想だが翁、ひと言「10年早い」。

米国のニューヨーク・タイムズやウオール・ストリート・ジャーナル、中国の法制晩報(夕刊紙)、韓国の聯合ニュースなどの海外メディアでは、一様に“野田内閣の主要閣僚には大物がいないし知名度も低く、経験不足が心配だ”とする論調が目立った。悔しいが、その通りだ。もともと民主党には“真の大物政治家”なんていない(日本国と日本政治を脅かしている“陰の支配者・ガン窟王”はいるが)。民主党政権に移行して以来、日本の政治は素人集団に引っ掻き回され、内政は弱体化、外交は停滞「ニッポンはパートナーに値しない国(米国評)、無理を通せる小国(中国評)」との烙印を押され、なめられてしまった。そういう政党を選んだ国民は、今頃になって自分たちの愚かさを嘆いている。

だが翁、野田政権には(何となくだが)多少の期待感を持っている。それは、野田佳彦という人物が、翁に興味関心を抱かせているからだろう。その理由は――小沢・鳩山・菅・輿石(日教組)らが中心となって推進しようとしている“外国人参政権”に対して野田は
明確な反対論者だ。靖国神社問題に対しても「国家のために殉じた英霊に感謝の誠を捧げ慰霊する行為に何の矛盾があろうか“と、靖国参拝の意志を表明している。(首相になった今、”内閣総理大臣・野田佳彦“として参拝するかどうかは分からないが)そして何より、彼の外交の基軸を”日米の堅実なる連携に置く“としている点がいい。首相就任前(9月1日)野田は、真っ先にオバマに電話して今月末、日米首脳会談の約束を取り付けた。野田はオバマに東日本大震災での米国の支援に謝意を述べ、新内閣は日米同盟を日本外交の基軸とする旨を伝えたそうだ。オバマも”大歓迎“の意思を表明したと伝えられている。

それにしても民主党という集団には(前述の)“在日韓国人等に参政権”を付与することを目的とする永住外国人の法的地位向上を推進する議員連盟への加入議員が何故多いのだろうか?新閣僚の半分がこの議員団に属している(名を明かすことは控えるが)。日本の法律を遵守し日本文化への理解・日本民族への敬意を払う永住外国人なら、彼等の地位保全は結構だが、それでも“参政権”など(絶対に)を与えてはならない。国家・国民の危機管理を司る国家公安委員長という重要ポストに、こともあろうに外国人参政権推進派先鋒の山岡憲次(小沢派)が就任した。山岡は昨年10月、ある会合で「日本は一国至上主義では駄目だ、永住外国人に参政権を与え米国みたいに合衆国化しないと日本の明日はない」とほざいた。(米国は合衆国の国籍保有者以外には参政権は認めていないよ)また、山岡は今年の1月、在日大韓民国民団中央本部の新年会で「私は在日韓国人の参政権実現に全力で取り組む」と約束した。そんな奴が国家公安委員長?そうでなくても日本はスパイ天国、日本の公安機密は山岡経由で韓国に垂れ流しとなることは明白だ。お前が公安委員長でいる限り“日本の明日はない”。

また“国防の長“に一川保夫(小沢派)というド素人が就任した。「防衛問題は、素人(国民)目線でなければならない」?バカ言うんじゃない、国土防衛が素人に出来るか!バカタレ!あ〜あ、日米安保は更に脆弱化、中国、北朝鮮、ロシアがほくそ笑むことだろう。野田の閣僚任命に翁、”何でこんな奴が“と首を傾げたくなる人物が数人いるが、中でも国家公安委員長と防衛大臣人事、小沢への配慮だが、火種を抱えたようなもの。

それにしても野田新政権に対しては(民主党政権3度目にして)初めて“期待感”を抱かせる論評が相次いでいる。「日米再構築の方策を語れ」(読売)、「外交の立て直しを急げ」(朝日)のほか「輿石幹事長は野田首相の政策実現へ動け」(読売)と小沢の顔色を窺う党運営にならないよう釘を刺している。また「大震災復旧・復興、経済再建に取り組むことは早急の課題だが、一方、領土(領海」を守るために海上保安庁の海上警察権の強化も急げ)」(産経)とする主張もある。「国家国民のためにドジョウになって泥にまみれて働く」とする野田首相の意気込みはよしとするが、泥水の中だけで動き回って視界を濁らせ大局(国民と国際)を見損なうことがあってはならない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

今週はイタリアン・ピアニストのStefano BollaniのVolaneをご紹介します。
1972年5 月12日イタリア、ミラノ生まれ。15歳でプロ入りしたといいますから、天才なんですね。以前ご紹介したAndrea Pozzaのように、ピアノの音色がアメリカのプレーヤーのそれとちょっと違うような気がします。
"Volare"   Stefano Bollani Trio

1. In Cerca Di Te (Sciorilli -Testoni)
2. Volare (Modugno-Migliacci)
3. Tema Da La Dolce Vita (Rota)
4. Averti Tra Le Branccia (Tenco)
5. Angela (Tenco)
6. Anema E Core (Manlio-D' Esposito)
7. Azzurro (Conte - Pallavicini)
8. E Lucean Le Stelle (Puccini)
9. Te Vojo Bene Assaje (Anonymous)
10. Arrivederci (Bindi-Calabrese)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

 

編集後記

初めてのソウルは日本と同じく蒸し暑かったです。毎日よく歩き、辛いものを食べ、汗をかきっぱなしでした。ショッピングも、食事も満喫できました。息子夫婦と義理の娘の家族といっしょに楽しく過ごしました。HyundaiやKIAの自動車は格好が良く、アメリカでも売れている理由がわかります。ほんのしばらくいただけですが韓国パワーを感じました。どこに行っても日本人観光客を多く見ますが、中国人も相当いたように思います。
≪iPad≫
今週はなしです。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.799

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com