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1279号

No.1279     Ryo Onishi              11/15/2020

 weekly
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雑貨屋のひとり言

予想されていたことですが気温が下がり湿度も低くなったことで飛散したり付着したコロナウィルスが消滅しにくくなり感染のリスクが高まりコロナ感染者が増加してきました。第3波に突入したのでしょうか?
GO TOトラベルで人の行き来が活発になってきたので感染者が増えるのは容易に想像できます。日本も増えて来ているとはいえアメリカやヨーロッパのように日本と比べ物にならない驚異的な感染者数にはなってないので人々の気持ちが緩くなってきているように思えます。
政府が力を入れているGO TOトラベルやGO TO Eatで恩恵を受けている人はいいですが、パートや派遣で生計を立てていた方の生活がますます苦しくなっていることも考えて支援してあげないと自殺者が増えてもっと暗い社会になるのではないかと心配しています。《R.O.》

 

 

 

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

正論を出世コースの外で吠え

まあまあと本音が頭撫でられる

昇進に待ったまさかの心電図

石の上3年時に置いてかれ

ロボットによく出来ましたねと言われ


( ニュースひとりよがり )

「口止め」

トランプ氏にマスクを −バイデン

「朝の山、正代も休場」

気の毒に来場所は角番か −白鵬、鶴竜

「21人全員自宅待機」

119通報者 −大変だぁ

盛岡消防葛巻分署 −こっちもです


河合成近
nakawai@kf7.so-net.ne.jp

 

龍翁余話

龍翁余話(652)「レンコン談義」

翁、近年、「野菜を摂ろう」という気になってスーパーで野菜コーナーの前に佇むことが多くなった。そのせいか、今まで野菜の名前や価格については全く無知だったのだが、最近、少しずつ覚えられるようになった。いまスーパーの野菜陳列棚を賑わしているのは、しめじ・白菜・大根・レンコン・カリフラワー・カブ・かぼちゃ・キュウリ・ほうれん草・人参・ゴボウ・レタス(中でも、翁が好きな種類はフリルレタス)などだ。これらは”11月の旬野菜“だそうだが近年ではスーパーや八百屋で年中陳列されており、ほとんどが“年中野菜”。しかし旬には(やはり)それなりの美味しさがあるのは確かだ。翁が好きな野菜は、大根・キュウリ・レタス・かぼちゃ・ナス・レンコンなど。大根・キュウリ・レタスは、手製のサラダや浅漬けを作るのでよく買うが、料理が出来ない翁は、かぼちゃ・ナス・レンコンは、どうしてもスーパーや総菜屋で“出来上がり“のパックを買うことになる。

今の時期、“総菜コーナー”で、特に手が出るのはレンコンだ。あのシャキシャキ感、ほっこり感はたまらない。レンコン料理には煮物・酢レンコン・桜レンコン(花ちらしレンコン=蓮根を漬け込んで紅色に色付けした後、輪切りにしたもの)・カラシレンコンのほか、キンピラや天ぷらもいい。レンコンは美味しいばかりでなく栄養分も豊富だ。レンコンにはビタミンCが多く、また、止血作用や血管収縮作用に効くタンニンも含まれているので胃潰瘍や十二指腸潰瘍への効果も期待出来るそうだ。更に抗炎症・高殺菌作用もあるとされており、花粉症や寒暖差アレルギー(これは翁の持病)にも良いと聞いているので、翁もなるべく多く食べるようにしている。

ところで翁、数年前から親友Tさんご夫妻のお誘いで、茨城県行方市のKゴルフ倶楽部へ(年に数回)お伴をしている。東京からはかなり遠方だが、比較的フラットで美しい景観が印象的な(なかなかいい)林間コースだ。景観、と言えば、Kゴルフ場へ行く途中にも心が弾む箇所がある。高速(常磐自動車道)「土浦北」を出て国道125号線→354号線を走り、かすみがうら市と行方市を結ぶ霞ヶ浦に架かる「霞ヶ浦大橋」(全長1.1km)を渡る辺りの景観が大好きだ。琵琶湖に次ぐ広大な霞ヶ浦のキラキラ湖面を眺めるだけで子どものようなハシャギ気分になる。運転のTさんは、翁のそんな心情を察してか「大橋」を比較的スピードダウンして走ってくれる。「大橋」を渡るとゴルフ場まで約15分。Tさんの車は、やがて延々と連なるレンコン畑の脇を通る。ここがまた見ものだ。実は茨城県はレンコン生産日本一。特に県内でも霞ヶ浦周辺(土浦市・かすみがうら市・行方市)が主産地。1994年(平成6年)11月17日に全国のレンコン業者が土浦市に集まり「蓮根サミット」を開催、その日を記念して11月17日を『レンコンの日』と定めたそうだ。

霞ヶ浦周辺でレンコン栽培が始まったのは今から半世紀前の1970年代、減反政策(米の生産調整を行なう農業政策)で米に代わる作物転換の道を模索中、霞ヶ浦の低湿地帯に最適な作物としてレンコンが選ばれたと伝えられている。6月から8月頃、運がよければ(車中から)緑の葉とピンクがかった華麗なハスの花を見ることが出来る。但しハスの花は短命で、しかも午前中しか咲かない。翁の記憶では夏場の早朝にKゴルフ場に向かう途中で1度だけ見た記憶がある。お釈迦様の台座を連想させる神聖な雰囲気だった。それが9月頃から“泥沼”となる。その時期、水面に出ている茎や葉を切り倒す作業が行なわれる。その作業は地下茎であるレンコンを泥の中で休眠させ(生育を止め)、ゆっくりとでんぷん質をため込ませるために行なう作業だそうだ(収穫期は9月から翌年の3月まで)。こんな汚い“泥沼”から、あんな旨味のレンコンが採れるなんて、まことに不思議な思いがする。先人の知恵と天恵に感謝である。

資料で「蓮根の起源」を調べてみた。釈迦の台座からでも想像出来るように「ハス」自体の原産地はインドとされているが1951年(昭和26年)に千葉県検見川の東京大学厚生農場で(ハス博士の)大賀一郎教授が発掘した「古代ハス」(通称“大賀ハス”)の論文では「日本でも3千年以上も前の縄文時代に既にハスは自生していた」とされている。しかし当時、ハスの根(蓮根)を食用していたかどうかは不明。ただ、奈良時代(710年〜794年)に編纂された『常陸国風土記』には「神世に天から流れて来た水沼に生える蓮根は美味にして病人は、この蓮を食べればいち早く治る」と記されている。と言うことは「蓮根」は奈良時代に本格的な栽培が始まり食用にしていたことになる。そこで翁、前述「霞ヶ浦周辺のレンコン栽培は減反政策で米に代わる作物転換の道を模索中、霞ヶ浦の低湿地帯に最適な作物としてレンコンが選ばれた」と書いたが、もしかしたら当時の郷土史家によって『常陸国風土記』からレンコン栽培のヒントが得られたのではあるまいか、と想像する。

翁、恥ずかしいことに「ハス(蓮)」と「スイレン(睡蓮)」の区別(違い)がよく分からなかったので調べてみたら、見た目で分かるのは“花をつける場所と葉の形”だそうだ。「ハス」は水面より高い所に花や葉をつけ、葉の形は丸く色は緑一色。「スイレン」は水面に浮かべたように低い位置で花を咲かせ、葉の形状は真ん中から切れ目が入っているのが特徴で斑入りや紅色の葉もあるとのこと。「スイレン」の開花時期は、ほぼ「ハス」と同じだが「スイレンの花」の寿命は長く6月から10月頃までが見ごろ。余談だが上野公園の不忍池(ハス池)は、江戸時代はレンコンを掘り起こして将軍に献上したと伝えられているが、現在は地下茎が過密となり(細くなって)食用には適さないそうだ。

翁はレンコンに対して、もう1つ“思い”がある。前述のように「ハス(蓮)」はお釈迦様の台座。そこから妙に仏教的な連想が生まれる。「ハスの実」は食用や漢方薬の材料(蓮肉)にもなるが、実は数珠にも使われる。これは“蓮は花が咲いた時には既に実が出来ている”ので仏教では「生死即涅槃」(しょうじ そく ねはん)の象徴であると言われている。「生死即涅槃」とは「生死」(迷い)と「涅槃」(悟り)とは別々ではなく“而二不二”(ににふに=二つの面があっても本質は1つ)だと言う。翁は仏教家ではないから深い意味は分からないが「人間は迷いがあっても決して悟りの世界とは無縁ではない。神仏・自然を敬い、生きとし生けるものを愛することで人間いずれは悟界へと導かれる」と勝手に解釈している。しかし、翁のような煩悩の海に漂う人間には“悟界”への導きはない、と悟っている。『レンコン』からこんな“思い”を巡らせるのは、やはり“老いのせい”だろうか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

また、やらかした!

先日、ホワイトハウスの報道官ケイリーマクナニーさんが話していた時、また途中で放送が打ち切られた。後から動画で探して見るとマクナニーさんが左手に分厚い書類を持って報道陣に見えるように掲げていた。その書類は今回の不正選挙があった事を法廷で嘘偽りなく報告しますという230人だったかの宣誓供述書だった。その書類を見せた途端、また米国の主流メディアはその放送を打ち切ったのだ。今回は公平に報道ニュースを流しているとされていたフォックスニュースまでもが馬脚を現したのかどこの放送局よりも、いち早く今回の選挙ではバイデンが勝った、勝ったと報道したから驚いた。後から聞くとフォックスニュースも上は民主党員だったという事で、なんだ、そういうわけだったのかと納得した。お陰で怒ったフォックスの視聴者がどっとNewsMaxというローカルのTV局に移って今は全米1の視聴率をあげているとかその視聴率を見て驚いた。私も、そんな注目になっているTV局があった事は知らなかった。

先週の月曜日は、民主党による、およそ16種類の不正選挙の証拠が揃ったようで重い腰をあげたウィリアムバー司法長官も全米で起きた不正選挙の実態を調べるように要請した。ペンシルバニアは特に酷い違法行為があったようで、その事はペンシルバニアの裁判所も認めた。気の毒に暴露した郵便局員はFBIから脅かされ(その様子は録音テープにも残っていてYoutubeでも聞ける)解雇されてしまった。それでも将来のこの国の行方を心配し勇気を出して告発したのだ。その後、この郵便局員の告発は撤回されたという嘘を新聞で流され、また、それは嘘だという事をYoutubeで訴えた。元海兵隊で鍛えられたのか気骨が入っている。そして先週、連邦選挙委員長から正式に“この選挙は無効だ”という発表があった。選挙結果を急いで勝利宣言をしたバイデンチームは先週、米国連邦政府からも、まだ結果は出ていないと宣言されてしまった。今後、法と証拠に照らし合わされて判断が下される。政治などは語る資格も知識もないド素人の私でさえ今回のTVやメディアの報道には疑問と憤りを感じる。今回、早々と米国大統領当選の祝電を送った国(日本も含め)恥だけで済めばいいけれど、、と不安に思う。先週からルシアン リンカン ウッド氏という有能な弁護士を筆頭に何百人もこの不正選挙と戦う弁護士がトランプさんの所に集まってきているらしい。アメリカの正義と自由な言論を封鎖するグローバル組織は相当、根深いようだ。一体この国で何が起きているかはメディアを信用していたら全くわからない。現場を見て肌で感じないとわからないと沖縄から我那覇真子さんという女性がやって来てYoutubeでその模様を中継してくれている。ともかくメディアの罪は重い。ただ、何があったか事実をニュースとして流してくれたらいいのに途中でスピーチを打ち切ったりニュースの切り取りや印象操作、おまけに聞き手の思考を誘導するようなアナウンサーの意見まで聞きたくない。日本はNHKも含めお話にならない。ありのまま真実を報道してそれを私達が判断するべきだ。我那覇正子さんがインタビーしたプラウドボーイというトランプ支持者の人が“僕は日本が大好きだ。日本の侍には侍スピリットがある。プラウドボーイにはその同じスピリットがあるんだ”と。米国の民主党政権下で落とされた原爆と終戦によって日本人の侍スピリットなどは腰砕けになってしまい過去のものになってしまった。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

昨年の夏、ポーランド北部のバルト海に面したソポトという町でソロピアノコンサートが野外で開催されました。ピアノの演奏者はSlawek Jaskulkeでこの街に住むピアニスト。アルバムにする目的でなくコンサートの模様は録音されていました。コンサート後それを聴くとカモメや小鳥の鳴き声、子供の声などがピアノの音に調和して録音されていました。それがあまりに絶妙だったので編集してこのアルバムにしました。それが今回紹介するアルバムPark Liveです。


"Park Live” Slawek Jaskulke   

01-Park I
02-Park II
03-Park III
04-Park IV
05-Park V
Recorded live at the park of Sopot Museum, 25th July 2019


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

コロナ禍でテレワークを実施している企業や団体が多くなっています。テレワークでコロナ感染のリスクは減るようですが、サイバーテロのリスクは高くなるようです。自宅から会社にあるサーバーにアクセスして重要な情報に触れる場合があると思います。中には機密情報もあるでしょうし、人事情報もあると思います。
会社内だけでの情報共有ではセキュリティを高く設定できていても、社員とはいえ社外からのアクセスが可能になるとセキュリティは一気に弱くなってしまいます。
私たちが考えている以上にサイバーテロは脅威になっているようです。
サイバー攻撃を受けているところは、セキュリティに対する考え方が弱くお金もかけていないようです。しかし、それをケチっているような会社はただでさえコロナ禍で弱っているのにテロリストにサーバーを乗っ取られてテロリストから身代金を要求されます。
サーバーを乗っ取られ身代金を支払った会社は恥になるのでどこにも報告しないため表面化しにくいようです。
個人のPCやスマホでもセキュリティはしっかりしておかないと痛い目に遭います。パスワードの使い回しや簡単な設定はやめて面倒でも工夫したパスワードに変えるようにしたいものです。

 

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1279

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/indexY.htm

              tenshu@zakkayanews.com