weekly


1235号
 

No.1235     Ryo Onishi              1/12/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

一昨年の6月、私がゴミ袋を持ちエレベーターを待っていた時、大きな揺れが発生し立っていられないような状態になりました。あまりの揺れにビルが壊れるのではないかと恐怖を感じました。その時は南海トラフ地震が発生したのではないかと思ったくらいです。
震度6弱でしたが震源が大阪高槻市南部で、我が家はそこから直線40〜50kmの距離であれだけ恐怖の揺れなのですから、1995年1月17日に発生し、死者6434名の人的被害を出した震度7.3の阪神淡路大震災はいかにすごかったのかが分かります。誰もが地震が起こらないで欲しいと願うのですが、残念ながら数枚の岩盤プレートと無数の活断層が存在する日本列島では地震は避けられません。これまでの地震で多くの犠牲者を出してきた教訓は無駄にしてはいけません。地震が発生しても死者を出さない社会インフラの再構築を急いでやる必要があります。難しいことですが私たちは心の準備をしておく必要があるのではないでしょうか?《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

歳なりに元気でいると年賀状 

お御籤の小吉嬉し初詣

夢一つ今年こそはが走り出す

今年こそなどと去年も一昨年も

平均寿命越えたおまけを楽しもう


( ニュースひとりよがり )

「ヘンリー王子王室離脱」
手際がいいなぁ −EU離脱

「ゴーン被告記者会見」
アレッ楽器が喋ってる −プライベートジェット

「桃栗3年柿8年」
9年の後はドングリばかり −ポスト安倍
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(608)「今年は歩こう」

驚いた。ちょっとショックだった――元旦に、自宅から徒歩20分の戸越八幡神社へ初詣に行った時のことだが、戸越銀座商店街を歩いている時から何だか足元がふらつく。あれ?今朝、血圧の薬を飲んだかな?・・・

翁は5,6年前から大晦日の夜は「紅白」は視ないことにしている。知らない歌手、歌、芸無し芸人のバカ騒ぎ、おまけにボキャブラリー(語彙=言葉の数や言葉に含まれる意味への理解)に乏しい下手くそな司会者など、ドタバタ、ギャアギャアの連続で、とてもじゃないが翁はついていけない、だけでなく腹が立って来るから視ないことにしている・・・昨年の大晦日もそうだった。他局のチャンネルをつけていたのだが、それとて視るほどのものはなく、いつものように早く寝てしまった。元旦の朝(いつものように)早起きし、ベランダに国旗を飾って(まだ太陽が出ていない)天を仰いで“2020年の平安”を祈願、それからコーヒーを飲み、インスタントのお吸い物に小さ目の餅を2個入れ雑煮風にして食べ、それから血圧の薬を飲む・・・歩きながら数時間前の(それらの)ことを思い起こす。確かに薬は飲んだ。なのに、この足のふらつきは何だ?

昨年末の29日に(暮れと正月用の)食料の買い出しで40分ほどスーパーへ行っただけで大晦日までの3日間、部屋の掃除や片付け、正月飾りなどで外出しなかった。つまり、ほとんど歩かなかった。そのせいで足がふらついているのか、それとも老化のせいか・・・神社へは商店街をしばらく行った途中から右へ緩い坂道を上がる。こんな程度の坂道で、今まで息を切らすことは無かったのに、年が明けた朝、何で急に(こんなに)足と心肺が弱ったのか、驚いた。ちょっとショックだった。

10年前から翁は、初詣以外にも年に数回、戸越八幡神社へ参詣し、少し先の戸越公園までを散歩している(片道30分)。元旦の神社は、さすがに参詣者が多い。翁が行った時にはすでに100mほどの列が出来ていた。翁、足のふらつきが気になって一瞬“出直そうか”と思ったが、目の前に(付き添いのご夫人?と一緒に)杖つきのお年寄りも順番待ちをしている。ならば翁も、と言うことで結局、(足の冷えとだるさを我慢して)待ち続けた。1時間ほどしてやっと参拝。自分自身や友人たちの健康・多幸などを祈って神社を去る。帰りの下り坂は、息切れはしなかったが(寒さの中、1時間も立ちっ放しだったせいだろうか)膝に少し違和感を覚える。手に持った破魔矢の鈴を鳴らしながらゆっくり歩き、30分以上かけて帰宅、直ぐに両膝に湿布テープ(経皮吸収型鎮痛剤)を貼ってソファーに横になった。そしてスマホの“歩数計”をチェックした。29日は40分ほど買い物に行ったり、家の中を(掃除などで)歩き回ったので約3,300歩、30日は部屋の片づけなどで約1,300歩、そして31日は何もしなかったので(たったの)350歩、以前、『龍翁余話』(564)「健康を考える」で書いた【高齢者の理想的な1日の歩数は男性5,600歩(女性は4,800歩)】にはほど遠い。つまり、暮れの3日間で男性1日分の必要歩数にも及んでいない。そして今日(元日)は(午前中で)3,643歩。ゴルフの時は電動カートを使っても平均1万歩近く歩くが、近年はプレー回数が減って月に1〜2度だから、これでは間違いなく足腰は衰える・・・そう思って(ソファーに横たわりながら)決意した「よし、今年は歩こう」―-

言うまでもなく「歩く」ことは人間の基本動作であり健康増進、維持など健康面への効果、気分転換など精神面での効果、知らなかった(気づかなかった)地域情報の取得など多様な効果をもたらす。厚労省資料によると「歩くことはエアロビクス(有酸素運動)を行なっているのと同じである」として、「歩くことで得られる8つの健康効果」を挙げている。「循環器系成人病の予防効果」―-歩くことで取り入れた大量の酸素は体の隅々まで運ばれ血液の循環を良くする。普段より多目に心臓を動かすので循環器が活性化し血圧が下がる。 それによって心臓の負担も軽減される。「悪玉コレステロールの減少効果」―-悪玉(LDL)コレステロールは、肝臓で作られるコレステロールを全身へ運ぶ役割を担っているので必要ではあるが増え過ぎると動脈硬化を起こし心筋梗塞や脳梗塞を発症させる危険性がある。歩くことでその危険性を防ぐ効果が期待出来る。「糖尿病を予防する効果」―-歩くことは筋肉を動かすことであり、そのためにはエネルギーが必要、なので血液中のブドウ糖を筋肉細胞に取り入れて消費する、それを繰り返すことで血糖値を下げることが期待出来る。「心肺機能の向上効果」―-普段、あまり歩いていないと、ちょっと階段を上がっただけで息切れがする。翁の初詣の時の坂道がそうだった。それは心肺機能が低下している証拠。歩きを継続することで、心肺機能を向上させることが出来る。「骨を丈夫にする効果」―-歩くことで骨に負荷がかかる。そのことで骨に含まれているカルシュウムの減少を防ぎ、骨粗しょう症の予防になる。「ストレス解消効果」―-歩くことで脳の中にあるセロトニン(精神安定物質)が分泌される。それがストレス解消に繋がる。「脳に刺激を与える効果」―-歩くことで脳への酸素供給が多くなるので脳の活性化が期待出来る。脳が活性化すると判断力・理解力・想像力・記憶力などが高まる。毎週『龍翁余話』を書いている(まだしばらくは書き続けるであろう)翁にとって、是非ともこの効果を期待したい。もう1つ(メタボの)翁にとって切実な願いは「ダイエット効果」―-歩くことで血液中の糖をエネルギー化し、筋肉のグリコーゲンを燃やしてエネルギーとして使う。更に(肥満の原因である)脂肪をエネルギーとして使う。(これらの”効果論”の内容は、実のところ門外漢の翁にはよく分からないが、厚労省資料だから信じることにする。)

但し、これらの健康効果を期待するには“毎日20分以上の歩き”を継続することが肝要。「散歩しなければ」と思い詰めると気が重くなるので日常生活の中で出来るだけ“歩く”ことに留意していれば、20分から30分(5,000歩前後)は歩けるはずだ。いずれにしても「今年は歩こう」を決意した初春である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。 
最近の記事はこちらでご覧いただけます。 http://www.zakkayanews.com/zw/zw1234.htm
茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

私には夢があります・・・同期のさくら

『私には夢があります! 故郷の島に橋をかけることです。私には夢があります! 一生信じあえる仲間を作ることです。私には夢があります! その仲間とたくさんの人をしあわせにする建物を造ることです』、これは、昨年秋に放送されていたテレビドラマ“同期のサクラ”の主人公、美咲島出身北野サクラの口癖のひとつ、反響を呼んだ。実はこれに続くもう一節、『それだけ(夢)は諦められないので、私にしかできないことをやります』がある。主人公サクラの10年間、1年を1回ずつにして10回で物語られたから、私はこの口癖を10回聞いたことになる。このシーンが大好き。私の故郷、天草五橋がよみがえる。

また、長年私が愛用している31日カレンダー、“K作 日めくり作品集 - 道”(一空堂発行)の10日のそれには、『夢・・・だからという使い方をしないほうがいい 夢はかなう』とある。毎月10日、一年間に12回、この言葉に触れている。朝起きて最初にすることは、この日めくりをめくること。20年前の2000年、私がアメリカから日本に来た時から、ずっとめくっているこの日めくり。そのどの言葉にも、“夢”につながる道を語り掛けられてきたような気がする。2020年1月10日、いつものようにめくった日めくりは“夢”だけど、何だか去年より好きな言葉に思える。痛いほど心に響いた。

ところで、偉業を成し遂げた人で“夢”を語った人、後世の私たちに名言を残した人は多い。その中でも、私の人生に大きな衝撃や影響を与えた人が、3人いる。一人は、”I have a dream”の演説でも有名な非暴力による人民権運動リーダー、キング牧師(享年39)。もう一人は、『“夢”・・・夢を力に』、と資本金100万円で立ち上げた工場から二輪車世界一を成し遂げた実業家、本田宗一郎氏(享年84)。そして3人目は、“夢”という言葉ではなく“夢”を使命として生きた医師、中村哲医師(享年73)。1960年生まれの私は、1964年に暗殺されたキング牧師には会えなかったが、1986年、私の大学時代の福岡で、キング牧師の妻コレッタ・スコット・キング婦人に3日間同行する機会を与えられた。私の小さな“祈り”が現実になった興奮を、今も忘れない。また、本田宗一郎氏にも会えなかったが、ビジネス界の仕事に携わった時代、グローバルメンバーとしてホンダ社の様々なプロジェクトに参画する機会が与えられ、本田宗一郎氏の弟子として“夢を力に・夢を形に”と戦っている人たちと共に素晴らしい活動ができた。さらに、昨年12月4日の銃撃によって命を落とされた中村哲医師とも、とうとう会えなかった。でも中村医師が福岡出身であることや私と同じバプテスト教会のクリスチャンであることなどから繋がりが深く、1980年後半からの私の祈りのひとつが、ずっとずっと、中村医師の“夢”の具現化だった。

さて、夢を持つって、いくつ(何歳)になってもいいもの、いや、必要なものだと、私は思う。だって、夢があるからこそ、アクションがあるのだから。そう教えてくれた3人の偉人、そしてまた多くの人生の先輩たちの言葉を思い出しながら、2020年にかける自分の“夢”を形にし始めようと思う。きたる1月15日、Martin Luther King. Jrの誕生日に、私たち夫婦は今年の夢アクション10について語り合うことにしている。楽しみだ。夢にはアクションがある・・・だから、これっ、さくらの独り言を書く・・・ っと呟く、さくらの独り言。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

Amazon Music Unlimitedで未知の音楽に出会えます。ジャズに限らずあらゆるジャンルの音楽が聴けるのでこれからもっと生活の中に音楽を取り入れて楽しみたい方にはこの音楽データベース は面白いと思います。
私の場合、ジャズの楽しみ方が広がりました。
ただこの音楽データベースをうまく使いこなすには少し工夫が必要です。
Amazon Musicであらかじめ用意された楽曲がありますが、それだと自分の好みではなく限定されてしまいます。
自分の好みの楽曲を聴くには自分でアーティスト名を入力する必要があります。
アーティストの探し方は色々ありますが、私は下記のようなシンプルな方法で探しています。

@インターネットでアーティスト、アルバムを検索
キーワード例:”現代ジャズ ピアニスト” “現代ジャズ トランペット奏者“など
ジャズCD通販のページ 例:澤野工房、ユニバーサルジャズコレクションなど
A検索された記事、商品の中から興味のあるアーティスト、アルバムをえらびます。
BそのアーティストやアルバムをAmazon Music Unlimitedで検索します。
C出てきたアルバムを試聴します。
D気に入ればAmazon Music Unlimitedのマイミュージックに追加します。
ダウンロードすればオフラインで聴けます。

テーマやキーワードで探せば、素晴らしい楽曲が見つかります。これはまるで宝探しです。インターネットでの検索とAmazon Music Unlimitedでの検索があるので一見面倒くさそうに思えますが、この探す行為そのものを楽しむことができます。
手っ取り早いのは雑貨屋で紹介しているジャズリストからよさそうなのをピックアップして聴くのも方法です。http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm


以上のようなやり方で探すといっぱい素晴らしいアルバムが出てきてどれを選ぼうか迷ってしまいます。
今週は耳心地のよいトランペットのジャズを探しました。トランペットの音は元気になりますが、ちょっとうるさいと思うことがあります。ノルウェー出身のトランペッターMathias Eickのトランペットは独特な音色でやさしく感じます。今回は"Ravensburg"というアルバムを紹介します。
MarantzのAirplayで聴いて楽しんでいます。

"Ravensburg"    Mathias Eick

01-Family
02-Children
03-Friends
04-August
05-Parents
06-Girlfriend
07-Ravensburg
08-For My Grandmothers

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

スーパーマーケットのお菓子の売り場にはいつも小さな子供たちが群がっています。人気のあるのがおもちゃがメインのようなお菓子のコーナーです。先日、孫たちを連れてスーパーマーケットに行った時、孫たちは申し合わせたようにそのお菓子の売り場に行きました。まるで磁石のようにくっついてその場から離れません。
買い物の途中だったのでその場を離れようとすると、来月3歳になるY君はお菓子の箱を持って逃げまわり困りました。こうしてジージやバーバが買うようになっているんだなと思いました。

雑貨屋ウィークリーをスマホで読みたい方は右のQRコードをコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1235

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com