weekly


1217号

No.1217     Ryo Onishi              9/8/2019

 weekly
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雑貨屋のひとり言

近所にあるショッピングモールがオープンして10年になります。数年前に運営会社が変わり、お店も相当入れ替わっています。モール入り口付近にあった喫茶店は大変繁盛していましたが、運営会社との10年間の契約が切れたということで先日閉店してしまいました。残念に思いますがそのあとに予定されているのはあの有名なスタバックスですので期待しています。スポーツジムは10年前のオープン当時に比べると高齢者のメンバーが増えてたいへん繁盛しています。
そのショッピングモールから帰ってくる途中で、大きなカマキリを見つけました。なぜこんなところにいるんだろうと思いながら珍しいので撮影してきました。
《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

抜擢の名で過労死の椅子が待ち

昇進に待ったまさかの心電図

意地張ってみたがどうにも力の差

トレードに出したあいつのお立ち台

一城の主ローンに苦戦中



( ニュースひとりよがり )

「五輪相候補に」

滑りませんように −橋本聖子

「首相談、与党は人材の宝庫」

ならば総理も代われば −石破元幹事長

「天候不順で需要増」

消費増税にも期待 −頭痛薬
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(590)「プラム」

翁の好きな果物は1年を通してバナナ、リンゴ、そして秋は柿が定番だが、どういう訳か今夏になってやたらにプラムを食べるようになった。スーパーに行くと、真っ先に果物売り場へ。バナナ、リンゴ、そしてプラムを、それぞれ適当に籠の中に放り込む。バナナはほとんどが輸入品。フィリピン産、エクアドル産が圧倒的に多い。翁は台湾バナナが好きだが、めったにお目にかかれない。輸入バナナは農薬が心配なので、出来るだけ有機JASマークのあるオーガニックバナナを選ぶようにしているが、いつも“有機バナナ”があるとは限らない。リンゴは全て国産だから安心だ。これまでにいろいろな種類を食べたが、翁には「○○ふじ」が一番口に合う。とは言っても、バナナもリンゴも(半分は生で食べるが)残りの半分はミキサーにかけて(牛乳と混ぜて)ジュースにして飲むから、どの種類でもいいのだが・・・

さて『プラム』――プラムは(日本は)スモモのこと。【スモモもモモもモモのうち モモもスモモもモモのうち】と言う早口言葉がある。翁も長い間、モモもスモモも同じ部類で、甘くて大きいのがモモ、ちょっと小ぶりで酸味が強いのがスモモと思い込んでいた。が、今夏、突然“プラム好き”になったのを機会に専門書で調べて見たところ、実はこの早口言葉は(厳密に言うと)間違いである、と書いてある。確かにモモもスモモも同じバラ目バラ科の果物。その意味では同種と言えるが、モモはバラ科モモ属の果樹、スモモはバラ科サクラ属の果樹、だから“スモモもモモもモモのうち、ではない”と専門書は言う。だが翁は思う「果樹園芸学では“別物”かも知れないが一般的には(早口言葉通り)“スモモもモモもモモのうち”でいいではないか」――

元来、酸味が苦手の翁が、何故、突然“プラム好き”になったか、たいした理由はないが、蒸し日が始まった6月の某日、スーパーの果物売り場で4個入りの、いかにも美味しそうな朱色の果物が入ったパックを見かけた、何だろうと思い、パックに貼ってあるシールを見たら「○○産○○プラム」とある。「プラム?ああ、あの酸っぱいスモモのことか」と思い、いったん通り過ぎようとしたが、あまりの色合いの美しさ(写真左)に食欲をそそられ、引き返して1パックを籠の中に放り込んだ。「どうせ酸っぱくて食えないから、これは仏様に」ということで飾り棚の遺影にお供えしておいたが、2,3日して1つをつまんでみたら手で皮が剥けたので、そっとひとかじりしたら、甘さと酸味がほどよく混じり合って「おや、これは美味しいではないか」とニンマリ。それから急に“プラム・ファン”になったという次第。(写真はネットから)

ところで翁、10年前のガン手術以來、ドクターから「カリウムの多い食品(野菜・果物)は控えるように」と注意されている。例えばグレープフルーツ(150mg=高血圧の薬との飲み合わせが悪い)、トマト(210mg=1日半分、但し火を加えれば1個OK)、バナナ(360mg=1日半分、それも(前述のように)ジュースにしているので1本OK、リンゴ(120mg=1個OK、これもバナナと同じようにジュースにすることが多い)。そしてプラムに含まれるカリウムは150mgだが、翁の勝手な判断で1日1個OKとしている。何故なら、(カリウム150mgは気になるが、それ以上に)沢山の栄養成分が含まれているからだ。

専門書の中に記されている『プラムの栄養成分』――「ビタミンA」(抗酸化作用があり高齢になるにつれ身体が酸化して行くのを抑える)、「ビタミンC」(皮膚を保護するほか、他の栄養成分の働きをサポートする)、「ビタミンK」(血液を固めたり、カルシウムの吸収を補助する)、「銅」(血液を造る手助けをする、身体に必要不可欠なミネラル)・・・

専門書の中に記されている『プラムの効果と効能』――「肥満の予防と改善」(プラムにはアントシアニンやカテキンなどのポリフェノールが含まれていて、これが肥満作用を抑える)(翁は、プラムを食べ始めてから2ヶ月あまりだが、まだ“肥満解消”には至っていない)、「骨そしょう症の予防」(骨の組織の劣化を抑え、骨密度を高める)、「高コレステロール血症や高血圧を予防」(プラムは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあり、高血圧抑制にも役立つ)(実は翁、10年前のガン手術以来、高コレステロール血症、高血圧の薬を飲んでいる。プラムは、これらの薬を補佐するのでは、と勝手に思い込んでいる)、「ガンの予防効果」(プラムに含まれているエピカテキン=茶に含まれるタンニンの成分の1つ=が悪性癌細胞の増殖を防ぐ)、「目の病気を防ぐ」(プラムに含まれるビタミンAが視力の低下を防ぐ)、「アンチエイジング効果」(老化予防効果と美肌促進効果)、「認知機能の正常維持」(プラムは神経領域の炎症を軽減し学習機能や記憶力を改善する。アルツハイマー病やパーキンソン病などの加齢性神経変性疾患を予防する)・・・以上の『プラムの効果と効能』については、専門書に書いてあるのをそっくり転載しただけで翁自身が体験的に証明した訳ではないことをお断りしておく。

『プラム』の主産地は山梨県、山形県、和歌山県、出荷最盛期は6月から9月までだそうだ。あとしばらく1日1個の『スモモ』を楽しみ、それが翁の健康増進に役立つかどうか、効果が現れれば願ったり叶ったりだが・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

マナーの無い客(後編)

あれから店のストアーマネージャーにクレームの手紙を書く事になって日系3世の女性に私の書いた英文の手紙を修正してもらった。直接、その女性に電話で店員の態度やマナーの無いそのお客の様子を詳しく伝えた。その日系3世の女性は英語圏の中で育っているので日本語も喋らないし米国の文化の中で育っているので米国流のクレームをどう書いたらいいのか良くわかっている。少しするとメールで文章が送られてきた。その表現の仕方は私の使うような英語とは全く違っていた。日本人が翻訳ツールで使うようなものとちがって知的に上品に怒りを表すものになっていた。そして最後の方には、その不愉快な思いをしたぶん何かクレジットしてくれという要求まで書かれてあった。

流石、アメリカ人のメンタリティーとは、こういうものなのだな〜と感心した。
日本人であれば、向こうの間違いにかこつけて何かをよこせというような要求は恥ずかしいと思うものだ。でも、これがアメリカ流のやり方なのだ。私達はマナーの無い客は仕方が無いとしても店の店員の態度を反省して欲しいという要求とその店員の態度によって嫌な気持ちになった事を真摯に受け止めて欲しいと強く思っただけで、それを伝えたかっただけなのだ。その嫌な気分にさせられたぶんの見返りまで要求したかったわけでは無いのだが、、、、その手紙の内容を同じ日系3世の友人に見せると“これがアメリカ人のやり方よ”と躊躇している私にあっさりと言った。とても知的な教育を受けた人の文章だとも言っていた。私達の怒りを受け止めて文章を書き加えてくれたのだから、このまま出す事にして今日、店に立ち寄りカストマーサービスにストアーマネージャーに渡すように言ってきた。この後、店がどのような応対をするか楽しみだ。

それにしても国際社会でもマナーの無い国は、信頼されないし、嫌われる。このLAに住むいろいろな国から来た人から何度となくあの2か国の人達のマナーの悪さは聞いている。先日、お昼時、日系マーケットのフードコートで美味しそうに天ぷらを食べている女性が隣にいた。声をかけると自分はシンガポール生まれのイラン人だと言った。
日本文化が大好きで親友は日本人だと言った。昔学生の頃に京都大学と東京大学と北海道大学に行った事があると言っていた。一緒に食べているお孫さんはカレーを食べていた。彼も日本食が大好きだそうだ。自分の夫も3人の息子もここで医者をしていると言っていた。”貴方のような親日家の人は中国人、韓国人の違いがわかるでしょう?“と言ったら目を大きくして”もちろんよ!“と大きくうなずいた。そして”アメリカ人はバカだから、わからない人が多いのよ“と大きな声で言ったので私は思わずあたりを見回してしまった。余程、嫌な経験があるのだろう。

それにしても悪くなくてもすぐに謝ってしまう癖がある日本人。自分が悪くても、お前が悪いんだと絶対に自分の非を認めない国もある。今後、何も言わず遠慮し口をつぐんでいたら未来永劫に渡って日本の子供たちに禍根を残す事態になってしまう。
今後、どうやって、この非礼な国と対峙し戦っていけばいいのだろうかとため息が出てしまうこの頃だ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

聴くだけで涼しくなるジャズを検索すると"聴くだけで涼しく感じる音楽"が出てきました。それは篠原涼子が出ている女性下着メーカーのCMでした。たしかに涼しげな感じのする音楽でした。
“爽やかなジャズ”で検索したら“夜‐カフェ ジャズボッサ”というアルバムがありました。聴いてみるとなかなかいい感じのジャズで気に入りました。歯切れの良い音とリズムが爽やかさを感じさせてくれます。

"Jazz Bossa"    Fernand Merlino Trio

01-So Far Away 4:45
02-Summer Samba 2:50
03-Feel Like Makin' Love 3:46
04-Desafinado 2:46
05-Aquarela Do Brasil 3:27
06-Just The Way You Are 5:12
07-Do That To Me One More Time 3:30
08-Wave 3:30
09-Lovin' You 2:59
10-Corcovado 3:31
11-One Note Samba 2:31
12-Recado (The Gift) 2:59
13-Copacabana 3:56
14-I'm Not In Love 4:47
15-Agua De Beber 3:23

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

1989年4月に日本で3パーセントの消費税が導入されたましたが、そのころ私たちがいたカナダでは8パーセントのSales Tax(オンタリオ州の場合)に加えて7パーセントのGST(Good and Service Tax)が導入されました。わかりにくい税金だったので導入前は会計事務所の説明会を何度も聞きました。物を買うと15パーセントの税金が徴収されるんですから驚いたものでした。今は軽減されて5パーセントになっていて13パーセントです。日本は10月から消費税が10パーセントになり、よその国の税金に驚いている場合ではなくなってきました。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1217

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com