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1184号

No.1184     Ryo Onishi              1/20/2019

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雑貨屋のひとり言

インフルエンザが猛威を振るっています。金曜日、孫のKちゃんが幼稚園で熱を出したので迎えに行きました。病院でインフルエンザA型と診断されました。土曜日には弟のYくんもインフルエンザを発症しました。インフルエンザは身近なところに来ています。3年前にKちゃんと暮らしていた時、Kちゃんがインフルエンザにかかったのですが私たちは感染しませんでした。今回もそうあってほしいと願っています。≪R.O≫

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


大吉だなんて神様洒落が好き

小吉の神籤通りの亭主運

お祓いで出てく貧乏神じゃない

戦災天災生き抜いた運がある

イワシにも尾頭付きの自負がある



( ニュースひとりよがり )


「死語」
怪我の功名 −稀勢の里

「休場」
激励はしないでください −鶴竜

「インフルエンザに安心」
全員が罹り終えた −家族一同


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(557)「1月27日は国旗制定記念日」

♪ 白地に赤く 日の丸染めて 
  ああ美しや 日本の旗は

  朝日の昇る 勢い見せて
  ああ勇ましや 日本の旗は

懐かしい歌だ。作詞の高野辰之と作曲の岡野貞一は共に『故郷』、『朧月夜』、『春が来た』、『春の小川』などを作ったコンビ。この『日の丸の旗』は1911年(明治44年)に文部省唱歌に認定された。1941年(昭和16年)に少し歌詞が変更されたが、翁は、この最初の歌詞のほうが好きだ。

1月27日は『国旗制定記念日』である。おかしなことに「国旗及び国歌に関する法律――第1条;国旗は『日章旗』(日の丸)とする。第2条:国歌は『君が代』とする」が制定されたのは、わずか20年前の1999年(平成11年)1月27日のことだ。それまでは――

(政府資料によると)推古天皇(554年〜628年、第33代天皇・歴代初の女帝)の御世、甥で摂政(天皇の補佐役)となった聖徳太子(574年〜622)は、忠臣たちを次々と隋国(589年〜618年の中国)に派遣した(“遣隋使”と言う)。その回数は607年から618年の11年間に5回に及んだ。聖徳太子が第1回目の使節団長・小野妹子(生歿年不詳)に託した隋国皇帝への親書(国書)の中に「我が国は日出る処(太陽が昇る国)・・・」と記されている。隋国が滅んで唐国が建てられたてから(618年〜907年)、我が国も推古天皇から舒明天皇(593年〜641年、第34代天皇)の御世に移り“遣隋使”から“遣唐使”へ変わった。我が国の呼称が「日出る国」から「日の本」「日本」となったのは“遣唐使”から、正確には第40代・天武天皇(生年不明〜686年)の御世からだと言われている。しかし、それは朝廷内、及び唐国との外交上の呼称であった。なお630年に始まった“遣唐使”の回数は(894年までの264年間に)20回とも18回とも15回とも言われているが定かではない。

余談だが、天武天皇は第34代の舒明天皇のお子でありながら天皇即位が48年後になった。その間、世が乱れ(“壬申の乱”など)皇位継承争いもあり(天武天皇までに)5人の天皇がおられた。なお、日本最古の歴史書と言われる「古事記」「日本書紀」は天武天皇の発案によるものとされている。いずれも完成は天武天皇が亡くなられた後のこと。「古事記」(稗田阿礼が口述、太安万侶が執筆=天地創造から第33代・推古天皇までの天皇家の歴史物語、全3巻)の完成は712年(第43代・元明天皇の御世)、「日本書紀」(舎人親王を中心とする皇族、官人による編纂=天地開闢から第41代・持統天皇までの年代を追っての出来事を記す編年体、全30巻)の完成は720年(第44代・元正天皇の御世)。

さて、国号(「日本」)が決まると、当然、“国を象徴する旗”が必要となる。「日出る国」から“太陽”がイメージされた(かどうか、はっきりしないが)江戸時代になると「白地に赤丸」が意匠の1つとして普及し出した。翁は♪白地に赤く 日の丸染めて・・・の白地は神聖・純潔を意味し、丸い赤は情熱・博愛・清らかな心を意味している、と解釈する。
翁の好きな言葉の1つに、勝海舟が好んで使った“赤心を推して人の腹中に置く”(真心をもって人に接すれば、人もまた、真心を返してくれる=相手を全面的に信頼する)がある。
山岡鉄舟、西郷隆盛ら幕末の賢人たちも“赤心”を好んで使った。海舟・鉄舟・隆盛それぞれの“赤心”が“江戸城無血開城”に繋がった、と、翁は理解している。

江戸時代になって絵巻物にも白地に赤丸の扇が見られるようになった。徳川幕府も公用旗として「日の丸」を使うようになった。幕末に島津藩主・斉彬公や水戸藩主・徳川斉昭公らが「日の丸を国旗に」と提唱したという説もあるが“決定”の記録は見当たらない。したがって「日の丸」が汎用化されるのは明治に入ってからになるのだが、実は1860年(万延元年)の「遣米使節団」(「咸臨丸」に団長・木村喜毅、艦長・勝海舟、通訳・ジョン万次郎、団長補佐・福沢諭吉らが乗船、我が国初の米国公式訪問団)を迎えた米国各地で「日の丸」(日章旗)が掲げられた記録が残されている。そして、明治維新後に我が国は急激に外国との交流(特に貿易)が盛んとなり、「国旗」制定が急務となる。1870年(明治3年)1月27日に太政官布告として「日本の商船は全て日の丸を掲げるべし」と公示されたが、これを「国旗とする」明文はなかった。しかし、政府も官庁も軍隊も「日の丸が国旗である」との認識で国内外にアピール、国民生活の中でも、ごく自然に慣用化された。

1945年(昭和20年)の終戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって“日の丸掲揚禁止令”が出されたが、4年後(昭和24年)にマッカーサー(連合国軍最高司令官)によって“日の丸復活”。以後、国会において「日の丸を国旗に」との気運が高まったが、共産党・社会党・日教組、左系ジャーナリストらに阻まれ、延々1999年(平成11年)まで待たされた。1月27日を『国旗制定記念日』としたのは、明治3年1月27日の太政官布告日に因んだもの。

いまだに『君が代』『日の丸』反対者がいる。理由は「過去の戦争に繋がるから」と言うが、誠に陳腐極まりない。彼らは“井の中の蛙大海を知らず”(世の流れを知らず己れの考えにしがみついているだけ)の狭量者だ。特に許せないのは教職にあって純粋な生徒に(君が代不起立など)“反対”を強要するバカ教師どもだ。翁は言う「お前たちは教師の資格なし。国歌・国旗が嫌いなら日本を去れ」――ともあれ、1月27日の『国旗制定記念日』を機に『日の丸』の意味と価値を再認識したいものだ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

家庭薬

昔から我が家の薬箱に入っていたもの…思い出してみると浅田飴、キンカン、サロンパス、ラッパのマークの正露丸、エビオスそして太田胃散などが入っていた。箱を開けるとプ〜ンと生薬と漢方薬の混じったような独特な匂いがした事を覚えている。先日、クライアントさんの一人から今度、日本に帰ったら正露丸を買ってきて欲しいと頼まれた。先週は、また他のクライアントさんが日系のマーケットで太田胃散を買ってきて欲しいと頼まれた。2人とも日本の昔からあるその薬が一番安全で効くのだと言う。以前、隠し味に太田胃散をカレーに一振り入れるのだと聞いてびっくりした事がある。成分を見て納得したのだが、今回も改めて太田胃散の成分を今一度、調べてみた。桂皮、これはシナモン。消化に良く正露丸にも確か入っていた記憶がある。ウイキョウもスパイスで使うフェンネル、ニクズクはナツメグ(ハンバーグにも使うスパイス)、丁子はクローブ(クリスマスのシーズンにオレンジに刺して飾ったり、ホットアップルサイダーに入れたりして香りを楽しむ)、昔、温めたブランデーにこのクローブを入れて飲んでいた人がいた。

聞くと胃に優しいからと言っていた。チンピはオレンジの皮、日本では温州ミカンの皮が使われるようだ。ニガキ、これは初めて聞く生薬の名前だ。名前のごとく強い苦みのある落葉高木だそうだ。ゲンチアナも聞いた事が無かったけれど胃薬に良く使われている生薬らしい。りんどう科の植物で綺麗な青い花が咲くようだけれど使うのは根の方らしい。太田胃散には、これら7種類の生薬が入っているのだ。そして、そこに炭酸水素ナトリウム、沈殿炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、ビオチアスターゼ、メントールなどが配合されている。この長年、家庭薬として愛されてきた太田胃散の歴史を見てみたら明治11年、胃弱で悩んでいた太田信義氏が処方された胃薬の効き目に感動して創立したのが始まりだそうで100年以上の歴史を持つ薬なのだそうだ。この薬のルーツはオランダの名医が作り英国で処方されたものを日本人に合うように応用したものなのだそうだ。欧米の肉食文化に必要だったスパイスを生薬として発展させた先人たちの知恵に感心してしまう。そして、そのスパイスや生薬が健康に育つ環境の保持、保全に努める知恵も今は必要だ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今回も初めて紹介するアーティストでトランペット奏者のjim Rontondiです。トランペットの音は耳につくことがありますが、とても聴きやすいトランペットです。洗練された大人のジャズで素晴らしいアルバムだと思います。


"The Move"  Jim Rotondi

01-Progress (Horace Silver) 7:26
02-Blues For KD (Ralph Bowen) 6:25
03-Julie Ann (Jim Rotondi) 5:47
04-The Coat (Mike DiRubbo) 6:23
05-For Cedar (David Hazeltine) 6:44
06-Too Late Now (Burton Lane) 9:05
07-DH (Jim Rotondi) 9:04
08-The Look Of Love (Burt Bacharach) 4:54
09-I Wish I Knew (Harry Warren / Mack Gordon) 5:18


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

私はZARAの服が好きでたまに買います。2週間前にZARAのセールで買った服に、欠点が見つかりました。ちょっと躊躇したのですが、買ったお店に持って行き相談してみました。するとお店の方は丁重に謝罪の上、すぐに在庫を確認して新しい服と交換してくれました。期待以上の気持ちの良い対応でハッピーな気分になりました。
ロスのノードストロームでの神対応を思い出しました。(2年前にプレゼントされたサイズが合わない服を持っていったら快く交換してくれた。)

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1184

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com