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1009号
 

NO.1009        Ryo Onishi              9/13/2015

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雑貨屋のひとり言

大雨で川の堤防が決壊して多くの家が流される信じられない光景をテレビで観てショックを受けました。日本全国どこにでもあるような土地で『これまでに経験したことのない』気象現象が次々に発生しています。被害に遭われた方々にお見舞いとお悔みを申し上げます。私たちが住む街は海抜ゼロメートル地帯なので、決して他人事ではないと思いました。地球温暖化が進み世界中の気象がすっかり変わってきているのに、日本の防災策が後手になっているような気がします。≪R.O≫

 

引退日本人H氏の旅(1)

私の友人H氏(日本在住)が、これまで経営(小さな工場)してきた会社を息子に引き継ぎ、悠々自適の引退生活を送ることになりました。働き人間だった彼は、特にこれといった特定の趣味はなかったので、しばらくは見知らぬ外国を一人旅してみようと思い立ったそうです。現役時代に苦労をともに分かちあった最愛の妻はすでに亡くし、心残りでさびしさはあるものゝ、亡き夫人に対する感謝と慰  労も兼ねた心の旅にしようと思ったそうです。

第一回目の一人旅は北米大陸を東から西まで横断することにし、まずはニューヨークをかわきりに、フィラデルフィア、ワシントンDC経由でシカゴに飛びました。シカゴからはレンタカーで「ルート66」沿いにドライブを試みたそうです。このドライブではシカゴで偶然出あった日本人夫婦が一緒で、このご夫妻も引退生活を楽しみに気ままな旅行中だったので意気投合し、3人旅となりました。(Hさんご本人は亡き奥様も含め、4人旅といっていました)

ちなみに「ルート66(正式には“US Highway66”)」とは、アメリカ中部のシカゴからカリフォルニア西部のロサンゼルス(サンタモニカ海岸)までの約2,500マイル(約4,000キロメートル) にわたる州をまたぐハイウエイですが、現在ではその殆どが州間高速道路 (インターステイツ・フリーウエイ)にとって代わられ、正式にはアメリカ合衆国の地図には記載されていない幻の道路です。それだけにかえって、昔(1960年代ころまで)を懐かしむ世代にとってこの「ルート66」は望郷の念にかられるものがあるのです。

今から40年以上も前、1960年(昭和35年)年代初め、アメリカ製のテレビ・ドラマに同じ題名の「ルート66」というのがあり、当時日本でも放映されました。この頃の日本はようやく戦後の荒廃期を脱出したばかりでしたが、アメリカは既にモータリゼーション(自動車社会)時代に入り、きらびやかで黄金時代を迎えていました。

このテレビ・ドラマでは、そんなアメリカで決して裕福とはいえない若者2人が自動車(シボレー・コルベット)で「ルート66」の旅を謳歌するのです。それは当時の私にとって驚きと憧れ以外の何物でもなく、日本で白黒テレビ画面に目を凝らし、胸をときめかしたものでした。

さて、Hさんたち3人の「ルート66」ドライブ旅行はシカゴ(イリノイ州)からミズーリ州、ミシシッピ州、カンサス州、オクラホマ州、テキサス州、ニューメキシコ州、アリゾナ州と7つの州をまたぐ大ドライブ旅行になりました。このドライブで約10日間、最終的には「ルート66」から少々外れ、ラスベガス(ネバダ州)でレンタカーを返却したそうです。この後、Hさんは同行夫妻と別れて再び一人旅にもどり、アメリカ西部の国立公園をめぐり、最終的にはロサンゼルスで4日間を過ごし、日本へ帰国されました。

このようにニューヨークからスタートし、東海岸の諸都市、さらにシカゴからラスベガスまでのレンタカー・ドライブ、国立公園めぐり、ロサンゼルスと、約1ヵ月余りにわたる一人旅(現実はレンタカー・ドライブは3人旅)は無事終了しました。

その間、訪れた名所・名跡は数知れず、感動したそうですが、彼がいうには「名所や名跡は訪れて、自分の目で見て感動して、カメラにおさめればそれで終わりだけれど、訪ねたそれぞれの場所で見聞きしたり、体験した異文化経験はカメラに保存できないだけに、私にとってなにものにも変えがたい貴重な宝であり、これからの私の人生の指針の源泉になるでしょう」ということでした。そして、「とにかくアメリカは広い、大きい」といっていました。

以下は、このHさんがロサンゼルス滞在中に私に語ってくれた、今回の異文化体験にもとづく日米文化比較とでもいうべきものです。Hさんは前述のとおり、これまで日本で小さな工場を経営しており、息子に会社を引き継ぎ引退しました。これまでは働くこと意外に趣味もなく、海外経験も無い、典型的な団塊の世代といえるでしょう。

Hさんのコメントは、今回が初めての海外体験であり、異文化の何たるかを理解していない偏見、誤解、独断がみられ、必ずしも全面的に同意できるものではありませんが、それはそれで、そんな一面的見方もあるのだと、素直に受け取ることも必要かと思います。以下、Hさんのコメントを私なりに編集したものを、シリーズでご紹介いたします。
― 続く ―― 
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


人を恋う酒のちょっぴり泣き上戸

豪快な酒の挙句の妻の愚痴

水っぽい酒 祝杯の有頂天

牛乳で酔えと無理言う聴診器

酒が胃に沁みるカルテの太鼓判


( ニュースやぶにらみ )


「スポーツ庁長官に内定」

白紙撤回はないでしょうね −鈴木大地

「女性活躍推進法」

嘘ばっかり −野田聖子

「死語」

粛々 −五輪準備


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(392)「国連事務総長・潘基文」

国連事務総長の潘基文(パンギブン)と言う男、これまでに“慰安婦問題”“歴史認識問題”“産経新聞ソウル前支局長在宅起訴問題”“日本政府・政治家批判”“安倍首相の70年談話批判”など、ことごとく韓国寄りの発言(反日的発言)をしてきたばかりでなく、自分の周辺(上級顧問)に韓国人の仲間たちを増やしたり、オフィスにサムスン電子の薄型テレビを大量に並べたり、また事務総長主催の“ソウル・フィルハーモニー管弦楽団“のコンサート会場で、「日本海」を「東海」と表記した英文のパンフレットをばら撒いたり・・・「とてもじゃないが所詮、あの男は歴代国連事務総長の中で最も中立性を欠く利己主義者・自国主義者だ」と翁は軽蔑し、生理的に嫌悪感を抱いていた。翁の仲間内の会話でも「あの男、どこの国のお金(国連分担金)で給料を貰っていると思っているんだ?」――それほどに翁をはじめ翁の仲間は極端な“嫌潘”だ。しかし翁、これまでに“潘基文批判”は抑えていた。一度も会ったことが無い人物を、私的感情論と彼に関する悪評だけで個人攻撃するのはいかがなものかと“自粛”していた(本当は無視していた)。ところが、ここに来て“自粛”し切れなくなった。それは3日に中国で催された“抗日戦争勝利70年記念行事”(軍事パレード)に潘基文が出席したことで日本政府をはじめ各国及び国連内部からも「国連憲章第百条(中立性)に反する国連事務総長にあるまじき愚行」と批判されたにもかかわらず“この男”「国連事務総長は中立性を重んじる義務はない」と開き直ったのだ。翁、無性に腹が立った。「潘基文の無能ぶりは歴代事務総長の中でも際立っている」米国の週刊誌『ニューズウイーク』の痛烈批判記事に翁は大拍手を送る。

ちょっと本旨をはずれて『国連分担金』に触れておこう。国連分担金は、総会によって加盟国(2014年現在193か国)に割り当てられる。1位は米国(22%)、2位は日本(10,83%)、次いでドイツ、フランス、イギリスと続き、6位が中国で日本の半分(5,14%)、北方領土返還を拒み続けているロシアは11位で日本の4分の1(2.43%)、韓国は13位で日本の約10分の1(1.99%)(2014年データ)。ついでに『分担金滞納率』を調べたら(2013年データ)日本は0%、米国50%、中国は65%も滞納してその分を軍事費に回したか?そして
韓国は84%も滞納しているのに”あの男“(慰安婦・歴史問題外交しか出来ない)母国のあの大統領の片棒を担いで日本に対し「正しい歴史認識を持て」とほざいている。国連内部からはもとより世界各国のメディアから“国連事務総長に全く相応しくない自国主義者”の烙印を押されているのも無理はない。いまだに常任理事国入りが認められない(敗戦国扱いされているのに)日本は律儀に『国連分担金』を全額納付している。もし日本が50%も滞納したら国連運営はどうなるか?滞納続きの米国も滞納常習犯の中韓も絶対に日本に文句は言えまい。単純発想だが、一度、国連を脅かしてみたらどうだろう?

話を戻そう――潘基文が日本に対して「歴史を正しく見つめよ」とか「国連事務総長には
中立性の義務はない」などと御託を並べて威張りたいのなら、母国(韓国)に国連分担金をもっと沢山納めさせたらどうだ?(滞納せずに)・・・それに(そもそも)紛争中の分断国家の一方に偏った人物が(国連憲章第百条に謳われている)国際規範・中立性の資質が求められる国連事務総長の任に就いたこと(それも2期も務めたこと)自体がおかしい。

『国連事務総長・潘基文』を論評するに際し(当然のことながら翁の主観より客観的情報を優先させるため)国連内部の2、3の“潘批判”を拾ってみた――2009年にノルウエー国連大使による潘総長批判文書「やる気と学ぶ意欲に欠けているせいで国連としての機能が活かされていない」が流出、潘総長一派を慌てさせた。2010年に国連内部監査部のトップが退任するにあたり、潘総長に「あなたの愚行のせいで国連事務局は腐敗の一途を辿っている」旨の抗議文を送りつけている。まだあるが極めつけは今回の中国行きの一件「自国の大統領にくっついて一国(中国)の軍事パレードに参加したことは“国連の立場”(中立性・国際規範)を無視した事務総長にあるまじき愚行である」この批判に対し、潘はこう反論した「私は中国だけでなくいろいろな国を訪問している」――翁、こんなレポートを見つけた。以前、米国の国連大使だったダニエル・P・モイニハンの回顧録『危険な場所』「潘は確かに諸国を歩いたが、見事なまでに何も記憶に残らない声明を発表し、事務総長としての影響力を発揮する機会を無駄に失った。単なる遊び歩きだった・・・」

潘基文に関するメディア報道のいくつかも拾ってみよう。前述の『ニューズウイーク』「潘の際立った無能ぶり」のほか、米国の『フォーリン・ポリシー』誌「潘は歴代事務総長の中でも特に指導力・存在感を欠き、国連を無意味な組織にした」、英国の『エコノミスト』誌「潘の管理・調停能力不足は欧米の支持を失っている」そして、つい先日『ニューヨークタイムズ』紙は「潘基文は一体どこにいるのか?」と題するコラムを掲載した。内容は、シリア内戦などの国際問題に対する潘総長の無見識(無神経)を酷評するものだった。

潘基文が第8代国連事務総長に就任したのは2007年1月、その翌年、彼が就任後初めて帰国した際に語った言葉「韓国人の国連事務総長として、韓国の国力伸長に貢献できるようベストを尽くす」――その時から翁は思っていた「この男の視野は国際に非ず、ただ1つ、自国にあるのみ」この男はとことん“自国主義”のかたまりだ。その“自国主義者”潘事務総長、2016年の任期満了の後、韓国次期大統領を狙っているとか。と言うことは、今回の“中国行き”も、自国へのアピールと中国に恩を売るためのパフォーマンスだったか?それはともかく翁は1つだけ潘基文に期待したいことがある。それは2006年に麻生太郎(当時、外務大臣)と会談した際「拉致問題解決に協力したい」と述べた。その言葉が本心であり、もし彼が(次期)大統領になったら“拉致問題解決協力”をきっかけに(現在の朴路線を踏襲せず)“未来志向の日韓関係”の樹立を図って貰いたい。そうなった時、翁は再び書く、題して『日韓に明かりを灯した潘基文』・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言「潔」

先週号にさくらの独り言「潔」を掲載しましたが、月曜日に再発行したために、日曜日に発行した1008号だけを読まれた読者がいる可能性があります。下記のURLをクリックしていただければ読めますので、よろしくお願いします。お手数をおかけして申し訳ありません。http://www.zakkayanews.com/zw/zw1008.htm 雑貨屋店主

 

 

 

 

   

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

たまにビブラフォーンの音色を聴きたくなります。ビブラフォーンの心地よい響きを聴くと気持ちが落ち着きます。今週はブラフォーンの第一人者であるMilt Jacksonのアルバムを紹介します。このアルバムは6年前にXアプリに登録されていたもので、このコーナーで初めての紹介となります。アルバムが録音されたのは1948年から1951年にかけてです。モノラル録音ですがそんなことはまったく感じさせないとてもよくできたアルバムです。

"Milt Jackson" Milt Jackson

01 Lillie
02 Tahiti
03 What's New
04 Bags' Groove
05 On The Scene
06 Willow Weep For Me
07 Criss Cross
08 Eronel
09 Misterioso
10 Evidence
11 Lillie (Alternate Master)
12 Four In One

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

虫歯・歯周病・のチェック、歯石の除去をしてもらうために、近所の歯科医院に行きました。最後に歯のチェックを受けた日から相当経っていたので気になっていました。虫歯もなく歯がすっきりしたので、これからも歯を大事にし80-20を目指そうと思います。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1009

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com