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1005号
 

NO.1005        Ryo Onishi              8/16/2015

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雑貨屋のひとり言

最近になって夜は虫の声が聞こえ、朝は少し涼しく感じられるようになってきました。ちょっとホッとしています。でもまだまだ厳しい暑さが続きそうです。疲れが溜まって来ているころではないでしょうか?無理をしないようにしましょう。
ヨガクラスに参加するためスポーツジムに行くと冷房が効いていて快適です。
暑いときはジムで軽いスポーツをしながら高校野球をテレビで観戦するという手もありますね。≪R.O≫

 

髪の毛の色はグレイ

 カリフォルニア州では、70歳を超えて運転免許証を更新するときは、それまでと条件が厳しくなり、無事故、無違反でも更新時に視力検査、筆記試験などが課せられ、また、有効期間も5年間以下とされることがあります。私の場合、この8月の誕生日に有効期限が切れます。

 私は現在ドクターの指示で車の単独運転は禁止状態にあり、すべての外出は車の助手席で妻のハンドルに頼っているのが現状ですが、また、いつの日か自分自身でハンドルを握れる日が来ることを信じつつ、運転免許証の更新をすることにしました。

 私は現在77歳、すでに5年前に70歳超の免許更新は経験済みです。そしてこの8月の誕生日に次の期限がくるので、数日前、更新手続きをしてきましたが、更新手続きは次のようでした。。

7月初め、DMV(カリフォルニア州車両管理局)から私の運転免許証更新に関する通知がきました。そこには予想通り、DMVへ出頭し、視力検査、筆記試験、顔写真撮影、指紋採取、更新料の支払い等の必要事項が記されていました。

 筆記試験は最近の交通法規の変更に伴って作成されるので、全く無準備で臨むというわけにはゆきません。幸い私たちの場合は、日系人のための電話帳などに最近出題された200以上の問題集(日米両語、解答つき)か掲載されていますので、その問題集をしっかり読んで頭に叩き込んでおきます。

 私は8月25日が更新期限日ですので、7月最後の日(金曜日)にTorrance のDMV へ行きました。DMV は午前8時からオープンとのことだったので、オープンの45分前に着きましたが、すでにDMV の建物を半周にわたり取り囲む行列ができていました。受付けは電話やネットによる予約もできるのですが、私は予約なしで直接DMVへ赴き、外で行列に並ぶこと約1時間、ようやく受付窓口にたどり着き、更新手続きがスタートしました。

 窓口で更新申請の書類を渡し、受け付けてもらうのですが、結構細かくチェックされます。私が自分の風貌に関し記入した欄を見た窓口嬢には、「性別;M(男)、身長;504(5フィート4インチ)は良いとして、髪の毛の色;BLK(黒)ではないでしょう」と指摘するのです。

私はこれまで自分の髪の毛の色は黒だと信じ、常にBLACKとしてきましたが、指摘されて改めて自覚してみるに、私の頭髪はほとんどバーコード状態に薄く、それも白髪化しています。「そういうのはGRAY(グレイ)とするべきでしょ!」と窓口嬢にやられてしまいました。

あゝ、前回5年前はBLK(黒)でO.K.だったのに。。。今回はやむなく髪の毛の色はGRAYと訂正しO.K.をもらったのでした。これまで信じてきた自分の髪の毛の色を公式に訂正させられたことは私にとって少々ショックな出来事でした。

 筆記試験は3択問題で、使用言語も選択できます。私は日本語を希望しました。事前の予習は英語、日本語の両方でやっておいたのでしたが、せっかく日本語があるのならと、母国語を選んだのでしたが、合格したからよかったものの、この選択には少々反省しています。

なぜなら英語(およびスペイン語)はパソコンの大きな画面に向かってタッチ式で回答を選べ、わかりやすく親切な出題方法なのに、日本語の問題は担当者が奥のバインダーから少々古ぼけたコピーを取り出し、それが出題用紙になっていたのでした。印刷も不鮮明で、特に細かい文字を含む標識などの柄は判読しがたいものさえありました。また、古い出題用紙のコピーらしく、せっかく最新の問題集で予習しておいても見たことのない問題がけっこうあり、少々あてが外れ、慌てました。誤解を生じそうな和訳による問題もあったりしました。

交通法規やルールなどに関する知識を問う問題は、それほど難解な単語や言い回しを使うわけではないので、現地のベースとなる言語(英語またはスペイン語)を選択するのが賢明のようだと分かった次第です。

ともあれ、無事に運転免許証の更新手続きが完了し、今は正式な免許証カードがDMVから郵送されてくるのを待っているところです。今度は果たして何年間の有効期限のカードが届くのだろう。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


コシヒカリ昭和の飢えを知らぬ味

お湯の出る蛇口 平和が迸る

飽食に驕る背中の隙だらけ

天災に戦災 テレビ辛く見る

永久欠番 僕の8月15日


( ニュースやぶにらみ )


「侵略、お詫び」

残念談話に入れられた −中国、韓国

「原因究明進まず」

水掛け論になりそう −天津の大爆発

「類似デザイン」

安倍内閣のグラフも似てきたな −歴代首相支持率


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(388)「バランスのとれた“戦後70年談話”」

8月14日午後6時、内閣総理大臣・安倍晋三首相の『戦後70年談話』をテレビで聴いた。
翁は以前から「安倍さんのスピーチは上手くない」と思っていたのだが、14日のスピーチは“書き物”を朗読するのではなく(カメラ目線で)国民や国内外の人たちに語りかけるように、自分の言葉で、一語一語を噛み締めながら語った。気負いも無く、落ち着いた、静かな口調で実に聴き易かった。翁は、首相のスピーチ・スタイルにも好感を抱いたが、内容にも満足を覚えた。己れの信念を主軸にしながらも全方位に配慮し、過去から現在・未来へと繋がる、バランスのとれた“談話”であった。ここで改めて全文を記す必要はないが、翁が特に意に留めた部分をピックアップし、感想を述べたい。

談話は、「先の大戦での(国内外の)犠牲者に深く頭(こうべ)を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫に亘り哀悼の誠を捧げる」と言明した。そして、戦後日本の原点は「事変・侵略・戦争など、いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段として用いてはならない」との誓いに始まり、その誓いを忠実に守って、一途に平和への道を歩み続けたことを指摘、その理由として「さきの大戦への深い悔悟の念」を挙げた。更に、歴代内閣(村山談話=戦後50年談話、小泉談話=戦後60年談話)が表明した「先の大戦への痛烈な反省と心からのお詫び」は、今も揺るぎないスタンスであると強調した。中国や韓国のしつこい“お詫び要求”も、これで充分だ。それ以上の幼児的おねだり(要求)は“日本批判を政権維持のための唯一の手段にしている”としか思えず、両国為政者の政治感覚の低さ、狭量さを曝け出すだけだ、と翁は断言する。

戦後日本の平和国家としての歩みについては「静かな誇りを抱き、今後もこの不動の方針を貫いていく」との決意を示した。そして、戦後日本の国際復帰に当たり、(戦争で迷惑をかけたにもかかわらず)米国や英国をはじめとする欧州各国、豪州などから(恩讐を越え)寛容な心で多くの支援を頂戴したことへの感謝、中国に対しても「戦争の苦痛をなめ尽くした中国人の皆さんが、日本人残留孤児の日本帰国を支援してくれたこと、日本との和解(日中国交回復)に力を尽くしてくれたこと」についても、深甚なる感謝の意を述べた。安倍首相のこの謙虚なメッセージを、習近平(国家主席)は、どんな思いで聴いたことだろう。また、執拗に“歴史問題(特に慰安婦問題)を喧伝しまくっている韓国に対しても「戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を胸に刻み続ける」と言明した。朴槿恵(大統領)は安倍首相のこの日本語として実に高度な表現方法(慰安婦問題に配慮した安倍首相の心情)を、どこまで理解し得るだろうか・・・

案の定、韓国は「村山談話の“反省とお詫び”をなぞっただけで、安倍首相本人の直接的誠意が無い」と批判、一方、中国もまた(韓国同様)“反省とお詫び”の部分だけを取り上げ「日本は当然、被害国の国民に誠実にお詫びすべきで、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す」と言っている。村山談話も小泉談話も、そして安倍談話も真摯に反省し、心からお詫びの意を表しているし、言葉だけでなく、今日まで長い時間をかけてアジア諸国や欧米各国に“お詫び行脚”をして来たではないか。これ以上、日本に何をさせようと言うのか?土下座か?ゼニか?――まさか、そんな下品な要求ではあるまい。日本にイチャモンをつけなくては国内向けの顔が立たない、それだけのことだろう。

中国や韓国が“安倍談話“にイチャモンをつけるのは想定内だが、あの朝日新聞が社説で「何のための70年談話か」と食って掛かったのには驚いた。翁は(かねがね)”朝日新聞は中韓の片棒担ぎ新聞であり、日本国民の為の新聞に非ず“と思っているので、今回も、何か反論するだろうと想定はしていたが、いやしくも日本国の総理大臣が世界に発信した”先の大戦への反省とお詫び、感謝と平和への更なる貢献“の『70年談話』を「何のための談話か」「出す必要もない談話だ」と真っ向から切り捨てたことに、翁はかなり腹を立てている。いくら言論の自由天国とは言え、安倍首相に対して、だけでなく日本を愛する国民に対しても、この上もない非礼であろう。(社説内容は腹立たしいので省略する)

一方、読売・産経・日経の各紙は、極めて穏当で建設的な論説であった。「先の大戦への反省を踏まえつつ、新たな日本の針路を明確にしたことは評価出来る」(読売)。「私たちは、歴史に対して謙虚でなければならない。常に歴史の声に耳を傾け、未来への知恵を学んでいく」と言う首相の姿勢に共感する(産経)。「基本的には“村山談話”を踏襲し“反省とお詫び”を明言して“未来志向の外交”を強調したことは評価出来る。要は“70年談話”を踏まえ、これから何をするか、である」(日経)。ちなみに米国、豪州はもとより、台湾、フィリピン、シンガポールなどの東南アジア諸国は“安倍談話”を比較的好意的に受け止めているが、欧州ではかなり厳しい声もある。(詳細は省略)。

さて、この“安倍談話”の中で、翁が最も重要視したいのは「我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである、との精神を貫いて来た。すなわち“二度と戦争は繰り返さない“この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかける。また、唯一の原爆被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしていかなければならない」とのメッセージである。昨今、平和安全法制整備法案(自衛隊法・PKO法・重要影響事態法・武力攻撃事態対処法など10の法案)、国際平和支援法案、更には自衛隊の海外勤務の範囲拡大が懸念される集団的自衛権問題に関連して「日本は戦争を始める」とか「昔のような徴兵制度が復活する」などと戯けた(ピントはずれの)議論が噴出している中、安倍首相の「二度と戦争は繰り返さない」のメッセージは実に重い。安倍首相は安保法案に込められる平和理念をもっと深く熱く国民に語るべきだろう・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

世界のブレンドスパイス(ラテンアメリカ編)

米国に来るまで日本では食べたことが無かった食べ物はいろいろあるけれどメキシカンフードの代表的なタコやブリトーもそのうちの一つだ。メキシコのプエルトバヤタ出身の友人が初めて連れていってくれたのが、このタコ料理で有名な店だった。夜だったので場所は覚えていないがダウンタウンのちょっと怖そうな所にあるカジュアルなメキシカンレストランだった。驚いたのはピストルを持った警備の人が店の駐車場で睨みをきかせて立っていて、ずいぶん物騒な所だな〜思った。それでも店は繁盛していて多くのスパニッシュ系の人で賑わっていた。ちなみにタコというのは包むという意味だそうで小麦粉かトウモロコシの粉を練って丸く皮を作り焼きあがったその皮に味付けした肉を包んで食べる料理だ。中に入れるメインの肉はチキンかビーフかシュリンプか白身の魚を選べる。そこにセラント(香草)やみじん切りにした白い玉ねぎ、トマトや生のチリの刻んだものを入れサルサ(辛い唐辛子のタレ)をかけ、そこにライムを絞って食べる。スライスしたアボガドやチーズやキャベツを好みで入れる事もある。初めてそのタコをその店で食べた時は口から火を噴くような辛さで目がウルウルして汗が出てきた事を覚えている。見ると一緒に行った他の友人も涙目になりながら食べていた。劇的な辛さではあったけれど劇的に美味しかった。この辛さというのは1度はまったら病み付きになる可能性があるかもしれない。辛さもエスカレートすると辛くないと物足りなくなるのだそうだ。とにもかくにもショックなくらい辛くて美味しかったのだ。そのレストランのレシピはわからないけれど一般的なメキシカン料理のチリブレンドスパイスのレシピを調べてみるとクミンパウダー 大さじ1、チリパウダー 大さじ1、パプリカ 大さじ1
オレガノ 大さじ1、ガーリックパウダー大さじ1/2、カイエンペパー大さじ1
塩小さじ1 だいたいこんな感じでブレンドしたスパイスをひき肉に振りかけて料理するとメキシカン料理に近い味になる。自分流に後はそこに好みの調味料やスパイスを入れて調整して作るといいかもしれない。
先日、アメリカのマーケットに行ったらTajin(タジン)と言うブレンドチリスパイスが売っていた。 フルーツやアボガドや野菜にかけるようで中身はチリパウダー、ライムパウダー、ソルトなどが入っていた。私の持っているフルーツにかけるスパイスと何が違うのか比べてみたらTajinのブレンドスパイスにシュガーがプラスされていた。甘辛く酸っぱいのはタイのグリーンパパイヤサラダのドレッシングにもそんな感のものがあった。
他にラテンアメリカのブレンドチリスパイスを調べてみるとカリブ諸島のブレンドチリスパイスというものもあった。 “カリビアンシトラス”としマーケットで市販されている。
スパイスの中身を見てみたらスイートチリペパー、タイム、ブラックペパー、オールスパイス、ナツメグ、カイエンペパー、ジンジャー、シナモン、パセリ、バジル、マジョラム、オレガノ、セイボリー、コリアンダー、クミン、マスタード、ローズマリー、オニオン、シュガー、ライムジュース、シトラス、オレンジピール、モラレスとカレー粉にも負けないくらい様々なスパイスが使われていた。これはちょっと自分でブレンドするのは大変なので購入した方が簡単で安いかもしれない。昔、インド人の友人に刺激されて本格的なカレーを作ろうと我流でいろんなスパイスを購入して張り切って作った事があった。そのわりには高くついて満足な味に仕上がらなくてがっかりした記憶がある。まずはカリビアンシトラスも市販で試してみるのがいいかもしれない。

茶子 スパイス研究家

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

2020年東京オリンピックは国立競技場の計画見直しに続いてエンブレムのデザインの問題などいろいろケチがついています。1964年の東京オリンピックのときはどうだったのでしょうか?もっとも今と違って圧倒的に情報が少なかったので我々にはわからなかったことが多いのでしょうね。
今週は日本が東京オリンピックに湧いた1964年にリリースされたHerbie Hancockのアルバム"Empyrean Isles"をご紹介します。
メンバーがHerbie Hancock (p)、Freddie Hubbard (tp)、Ron Carter (b)、Tony Williams (ds)という蒼蒼たる顔ぶれになっています。14分もある4曲目のThe EggはFree Jazzであまり好きになれませんが他の3曲はとてもいいと思います。アルバムはFreddie Hubbardのトランペットがメインのような印象を受けます。50年以上も前のジャズとは思えないです。


"Empyrean Isles" Herbie Hancock

01 One Finger Snap
02 Oliloqui Valley
03 Cantaloupe Island
04 The Egg

Herbie Hancock (p)
Freddie Hubbard (tp)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

夏服の最終バーゲンセールがいろんなところで開催されています。すぐに着れる服が格安で買えるのとあってこれを待っていた人がどっと押し寄せます。金曜日そのバーゲンに娘が行きたいというので、大阪に孫の面倒を見るためについていきました。
孫は電車に乗るときからはしゃいでいてうれしそうでした。みるものすべてが珍しいので片言でいろいろ表現しています。ワイフと私が手をつなぐと、ぶら下がって楽しんでいます。どこで覚えたのでしょう?
《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1005

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com