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NO.992         Ryo Onishi              5/17/2015

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雑貨屋のひとり言

台風6号が到来して以降、5月なのに夏のような気候になりました。今年もまた暑い夏なのでしょうか?
先週の木曜日、天気予報が大きく外れました。洗濯日和の一日になるという予報だったのですが、午後から怪しい雲行きになり雨が降りました。最近は天気予報が外れることはあまりなかったので、みなさん戸惑ったと思います。夕方の天気予報で予報士が謝っている姿が印象的でした。≪R.O≫

 

梅根性

友人から小さな樽入りの梅干しをいただきました。日本では梅は毎年6月ごろ仕込まれるというので、今回いただいた梅干しは昨年以前に仕込んだ貴重な年代物ということのようです。近年、市販の梅干しには「しそ梅」、「昆布梅」、「鰹梅」、「蜂蜜梅」など、各種調味の施されたものが出回っていますが、今回、私がいただいたのは伝統的な梅干でした。日本人にとってうれしい贈り物のひとつです。

梅干しといえば、「酸っぱい!」食品の代表です。日本人なら誰でもなじみのあるものでしょう。特にお弁当やおにぎりにとって必需品といえそうです。

梅干しの酸っぱさには、健康効果がたくさん詰まっているといわれます。疲労回復、血栓防止、血管の老化抑制、ダイエット、悪酔い防止、殺菌効果などです。梅干しには共通する酸味の強さがあり、この酸味はレモンなどの柑橘類に多く含まれるクエン酸や、漬け原材料の酸味料に由来し、健康食品として知られているわけです。

数年前の秋、この欄で「柿の話題」を取り上げたことがあり、その時、「柿根性」について書きました。柿は、渋いものでも、干せば甘く変身し、焼けば渋もとれる。こういう一見頑固そうに見えて、実は変わりやすい性格が「柿根性」なのだ ――― よくいえば「融通のきく、頭のやわらかい性格」ということになり、悪くいえば「一貫性のないお天気屋」ということになるのでしょうか。

この「柿根性」の対義語として昔からあるのが「梅根性」であり、梅は煮ようが、焼こうが、どんなに手を加えても頑固なまでに酸っぱい、頑固でなかなか変わらない性質、いい意味では頑張り屋さんのことを「梅根性」といい、日本では昔から身近にあった梅と柿を対に使ったようです。

私たちの周囲にいる人たちを見渡したとき、程度の差こそあれ「梅人間」と「柿人間」に大別できそうです。昔から頑固といえば日本男子の専売特許であり、男性=梅人間、女性=柿人間が一般的でしたが、近年、日本も種々の分野で女性が強さを発揮し、女性の地位向上と、強い女性のイメージが浸透してきました。

女性の立場が向上すること自体、大いに結構なことであり、日本の将来にとって光明なのでしょうが、反面、最近は日本の男性には、女性が強くなった分、自信喪失感にさいなまれ、ややともすれば主義主張に一貫性を欠く感が見られることがしばしばです。
梅と柿のどちらが良いというのではなく、両者のバランスが大切だと思います。自身の発言、行動に責任と自信をもって、ぶれない態度で日々を過ごしながらも、その背景として柔軟な発想も忘れないバランスの良さこそが昔からいい伝えられた「梅根性」と「柿根性」の意味ではないでしょうか。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


仲人の嘘を時効にして夫婦

夫婦仲切れぬ鋏を笑い合う

顧みて同行二人そして妻

金婚にしみじみ人の字の形

樹木葬がいいわと妻も言っている


( ニュースやぶにらみ )


「衣替え」

新迷彩服に −憲法9条

「怖いもの」

地震 台風 火事 噴火 −雷おやじ

「世界一」

表も裏もなしです −日本のおもてなし


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(375)「南西諸島の陸自配備は当然の防衛策」

「防衛省は南西諸島における防衛上の空白を埋めるべく沖縄県の宮古島、石垣島へ陸上自衛隊の警備部隊などを配置する方針を決め、地元に示した」との新聞記事を読んで翁は、中国が“仁義なきドブネズミ作戦”(尖閣諸島を中心とする東シナ海制覇、太平洋浸出)の実力行使に出るようになってから、かなりの年数が経っているのに、日本政府は今ごろ動き出したか、と、我が国の警備行動の鈍さに驚いたものだが、もう1つ驚いたのは(翁が知らなかったことだが)全長1,200kmもある南西諸島に、陸上自衛隊が沖縄本島にしか駐留していなかったことだ。
改めて南西諸島を確認しておこう。南西諸島とは九州南端(鹿児島)から台湾北東にかけて位置する島嶼(とうしょ)群である。大きく分けると『薩南諸島』(大隅諸島・トカラ列島・奄美群島など、いずれも鹿児島県)に始まりそれ以西、『沖縄諸島』は沖縄本島・久米島・伊江島・慶良間諸島・座間味島など26の有人島のほか87の無人島。『宮古列島』(宮古諸島)は宮古島・伊良部島・多良間島など8の有人島のほか4の無人島、沖縄本島から約300km。『八重山列島』(八重山諸島)は石垣島・西表島・与那国島など12の有人島のほか11の無人島、沖縄本島から約411km。そして中国のドブネズミどもが執拗に狙っている『尖閣諸島』は魚釣島・北小島・南小島・久場島・大正島・沖の北岩・沖の南岩・飛瀬などで構成され、戦前には日本人居住者がいたが1940年以降はいずれも無人島、八重山列島からわずか150km。『大東諸島』は南大東島(有人島、沖縄本島から約400km)・北大東島(有人島)・沖大東島(無人島)の3島。なお『大東諸島』(太平洋)、『尖閣諸島』(東シナ海)以外の南西諸島は東シナ海と太平洋にまたがって所在する。更に『宮古列島』以西を『先島諸島』とも言い、いずれも沖縄県に所属する。
南西諸島における自衛隊の配備状況を調べてみた。航空自衛隊は那覇基地を本基地として恩納村、南城市、糸満市、宮古島市に分屯基地を置いているが、海上自衛隊は那覇市、うるま市の2基地、陸上自衛隊も那覇駐屯地ほか本島内の5か所(沖縄市・うるま市・南城市・糸満市・島尻郡)に分屯基地を配しているだけ。つまり鹿児島の南端・大隅諸島から日本の最西端の国境の島・与那国島(八重山列島)までの1,200kmのうち(現時点では)『先島諸島』は海上自衛隊、陸上自衛隊の空白地域なのだ。1990年代から今日に至って、(尖閣諸島だけでなく)与那国島(八重山列島)の沖合にも、たびたび中国軍艦(潜水艦・駆逐艦など)が出没、島民(漁民)を脅かし続けている。島民は早くから防衛の必要性を訴えていた。2008年、与那国町議会は自衛隊誘致議決を行なった。与那国町の“自衛隊誘致“の声を受けて2012年、政府(当時は民主党政権)は用地買収予算10億円を計上した。しかし、実際に政府が提示した用地代は、わずか1億5000万円、これでは話にならない。交渉は暗礁に乗り上げた。2013年、安倍政権になって駐屯地整備や沿岸監視レーダー基地(用地買収)などに62億円を計上した。そして昨年(2014年)5月に起工式を行ない、来年(2016年)3月には“情報科”を中心とする(隊員100人の)与那国駐屯地が完成する予定。但し、この駐屯地はあくまでも情報収集が任務であって、敵の攻撃を迎撃する警備部隊ではない。翁は「何で、そんな中途半端な部隊を置くのか」と訝っていたら、冒頭の「防衛省は南西諸島における防衛上の空白を埋めるべく宮古島、石垣島へ陸上自衛隊の警備部隊などを配置する方針を地元に示した」が出てきたのだ。翁がこの決定を歓迎することは言うまでもない。
南西諸島に限らず、四方を海に囲まれた我が国の地理的特性は、多くの島嶼を有していることである。それは“防衛弱処”でもある。外敵による我が国への武力攻撃の初期行動は、まずは“島嶼攻撃”が容易に予想される。平成26年版『防衛白書』によると「島嶼部攻撃に対応するため安全保障環境を整え自衛隊を配置、平素から継続的な情報収集・警戒監視し、事前に危険兆候を得た場合は陸海空が一体となって機動的に敵の侵攻を阻止・排除する。万一、島嶼を占領された場合は航空機や艦艇による対地攻撃によって敵を制圧、島嶼の奪回を完遂する」と謳われている。
舌なめずりしながら尖閣諸島(東シナ海)“制覇”のタイミングを窺がっている中国の薄汚いドブネズミどもを1匹たりとも我が国の領土・領海に侵入させないために、このたびの『南西諸島の警備強化・宮古島・石垣島へ陸上自衛隊配置』は当然(絶対必要)の措置である。地元住民の中には「自衛隊が来れば、中国から攻撃対象にされる」という反対論もあるようだが、それはあまりに短絡的な意見だ。中国の力による南シナ海での岩礁埋め立て(現状変更)の暴挙を見よ、それはけっして対岸の火事ではない。自衛隊が駐留していようがいまいが中国の飽くなき覇権主義は人道も国際倫理も無視した“貪欲の炎の塊”となって、いつ襲いかかって来るか分からないのだ。現に尖閣諸島をはじめ南西諸島の日本領空に中国戦闘機が日夜飛来、侵犯を繰り返している。これに対し航空自衛隊機(F15戦闘機)がスクランブル(緊急発進)をかけて中国機を追い払っているが、その回数たるや2014年は744回。また尖閣諸島や与那国島沖合の接続水域侵入や日本領海への侵犯を繰り返す中国軍艦に対して海上保安庁の巡視船がこれらを阻止していることはご承知の通り。
南西諸島防衛の強化は、我が国の安全保障上の要(かなめ)でもある。宮古島と石垣島に陸上自衛隊の配備が実現すれば“先島諸島の防衛空白”はかなり解消される。特に、射程の長い地対艦、地対空ミサイルの配備は、我が国の領空・領海に接近する他国軍(特に中国)への牽制効果が期待出来、抑止力は格段に高まること間違いなし。陸上自衛隊は2018年度に離島防衛のプロフェッショナル集団(普通科連隊)を編成し、アメリカ海兵隊をモデルにした“水陸機動隊”を(長崎県佐世保市に)新設する。“水陸機動隊”の活動支援に水陸両用車や輸送機オスプレイも導入する予定だとか。しかし、当然のことながら、これらの島嶼防衛強化は、けっして“戦争準備”ではなく、あくまでも“防衛強化”を目的とするものでなければならない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

季節の花

5月は新緑のシーズン、公園の緑が目に清々しい。桜もツツジも終わって今はどんな花が咲いているのかと先々週、ふらりと神代植物公園を訪れてみた。今回でこの植物園は2回目になる。数年前に出かけた時はたくさんの種類の薔薇の花が咲いていた。今回は牡丹と藤の花が見頃で艶やかに綺麗に咲いていた。
ふと見ると牡丹の花の横に和服姿の女性が座っていた。その風景が絵になるようで失礼ながら後ろからパチリと1枚だけ写真を撮らせてもらった。
 
ボタン(ピンク) ボタン(濃いピンク) 着物姿の女性とボタン
 
藤の花 新緑  

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花という言葉があるが、まさに、その言葉がピッタリ似合う感じだった。牡丹も芍薬も同じ牡丹科で原産国は中国なのだそうで国のシンボルにもなっているようだ。花言葉を調べてみたら牡丹は風格、花王、富貴、芍薬は恥じらい、はにかみ、謙遜(まるで今の中国と真逆)百合の原産国はいろんな説があって北半球の亜熱帯地帯で何種類かの百合は日本原産とも言われているらしい。花言葉は純潔、威厳と書かれてあった。いずれも、この芍薬も牡丹も百合も調べてみると漢方の薬草として使われているようだ。芍薬は根っこの部分を使い牡丹は牡丹皮と言って根の皮を使い百合は百合根を使うらしい。ただ、綺麗だと眺めている花にも薬用として使われている植物が案外多いのだな〜と…ただし漢方は効くものもある代わりに、その副作用もあって医者の処方箋も必要で複雑だ。やっぱり素人が簡単に手に入れられる食材から薬膳になるものを探した方が私には安心だ。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズライフ−今週のお奨 めアルバム

TSUTAYAに宅配レンタルサービスがあり、インターネットでもレンタルできます。もしかしたら利用するかもしれないので、ジャズアルバムをチェックして見ました。聴いて見たいアルバムがたくさんありました。まだまだ探しきれていないということがわかりました。新しいアルバムとの出会いに期待して久しぶりにTSUTAYAに行きました。TSUTAYAのリストから聴いて見たいアルバムの情報をiPhoneに入れて行ったので効率よく探せました。今週紹介するアルバムは出かけるときにウォークマンで聴いていたStan Getz & Charlie ByrdのJazz Sambaです。1962年に録音されたこのアルバムはグラミー賞を受賞しました。Stan GetzのさわやかなサックスとCharlie Byrdのギターがうまく溶け合ってとても良い音色で聴けます。
 
"Jazz Samba" Stan Getz & Charlie Byrd  

01-Desafinado
02-Samba Dees Days
03-O Pato
04-Samba Triste
05-Samba de Uma Nota So
06-E Luxo So
07-Bahia (aka Baia)
08-Daesafinado

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

一か月前に崩れたポール式の壁面収納ユニットを再組立てしようやく修復できました。一つ一つのパーツが大きく重たいので重労働でした。 良い機会なので以前から気にかかっていた周辺のものも整理しました。だいぶスッキリしました。使わなくなった(これからも使うこともない)ものや服に感謝して整理したら気分までスッキリしてきます。《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.992

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com