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NO.990         Ryo Onishi              5/3/2015

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雑貨屋のひとり言

連休に突入しました。そして5月です。日中は初夏のような陽気で、長袖のシャツで出かけると暑くて腕まくりしてしまいます。でも朝夕が涼しいので過ごしやすい気候でもあります。保育園の休みが何日かあり、その日は朝から孫の世話をする予定になっています。どこで遊ぼうかなあと考えています。結構疲れるだろうなあと覚悟しています。≪R.O≫

 

滑舌へのちょっぴり自信

前回の当欄に書いた、私たち詩吟会の春季吟詠大会が無事盛会のうちに終了しました。(4月26日、於、ロングビーチ市、ハーバー日系人会館)私も予定通り、皆さんの前で日頃の練習の成果をふまえ、臍下丹田に力を込めて、「安宅の関」を吟じ切りました。普段、体力低下を嘆いて、ややともすれば精神まで弱気になりがちですが、この日だけは特に意識して、精神状態をハイに切り替え、会場となった広い体育館の隅々にまで届くほどの大声で自分を鼓舞し、吟じきったつもりです。

吟詠を終えて舞台から降りたとき、「上手でした」という声は聞こえぬまでも、「大きな声でお元気そうでした」と仲間の皆さんにいわれ、何よりうれしいことでした。私にとって詩吟はハイテンションを創りだす手段であり、精神を高揚させることが主要な目的のひとつなのです。

当日は地元の和太鼓クラブの皆さんの協賛演奏も行われ、直径1メートルもある太鼓群から繰り出される音に迫力を感じました。
久しぶりのハイに浴し、私自身の出番(吟詠)のみならず、新聞社(羅府新報)の取材への対応、吟詠終了後の二次会(カラオケ)までも率先してマイクを握り「元気ぶり」を発揮することができました。

会場でのすべてが終了してから、数人の仲間と街のカラオケ・ボックスにまで繰り出し、さらに2時間余り、歌い足らなかったぶんを歌ってきました。

 ハイの状態になると、口から出る言葉が自然と滑らかに自分でも感じます。話は別ですが、テレビのバラエティなどで、司会者はよどみのない見事なトークをして視聴者を厭きさせません。舌の回りが速くとどまるところがありません。事前にどれほどの準備をしているのか知りませんが、クイズ番組などのバライティの場合、綿密な台本があっても、本番が台本どおりに進行しないのが普通です。

 このようなMC(司会者)は持って生まれた才能、これまでの経験、努力などに加え、多分、自分自身をハイの状態にすることができるのでしょう。こういうのを「滑舌が良い」というようです。

ビジネス引退前の私は「滑舌」には少しは自信がありました。調子に乗ると「立て板に水」のごとく、「よどみなく」会話が出来ました。うるさがられたこともありました。しかしビジネスやコミにティから遠のいた今は「滑舌」にもすっかり自信がなくなっていましたが、この日はカラオケ・ボックスであえてテンポの速い歌に挑戦してみました。たとえば、「お祭りマンボ(美空ひばり唄)」、「買い物ブギ(笠置シズ子唄)」などです。カラオケですから歌詞は画面上に表示されますが、これらの歌はテンポが「早口言葉」なみに速く、曲に遅れないように歌うことは大変です。でも、私はどちらの曲も立派に(?)遅れず、カマずに歌い切りました。

私は「滑舌」について、まだまだ満更でもないことに気づき、自信がついた一日でした。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


平成にハグされ昭和立ち眩み

昭和生きぬいた証の反戦記

九条の錆びを言う人磨く人

九条の迷彩服が堂に入り

紙兜やはり平和の二字が好き


( ニュースやぶにらみ )


「日米関係」

同盟―アメリカ。 対立−コメ

「大幅赤字決算」

マックバーガーのやけ食い −大塚家具

『日歯連事務所を捜索』

支収病の疑いです −東京地検


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(373)「広大な芝桜の絨毯」

偶然に視たテレビのスポットCM(時間指定がない臨時CM)の芝桜があまりにも美しかったので、4月末日、埼玉県秩父市の羊山公園へ出掛けた。西武池袋線に乗るのは、何十年ぶりだろう。しかも、電車で秩父まで行くのは初めてだ。乗り場が分からなくてウロウロしながら(西武鉄道の)駅員に訊ねた。すると「秩父まで行かれるのでしたら特急電車が便利です。特急は全席指定ですから特急券が要ります」と丁寧な応対。「どこで買うの?」「券売機もありますが、乗車券売り場がいいでしょう」と言いながら(翁をチケット売り場へ)連れて行ってくれた。親切な駅員だ。“まるで俺は、おのぼりさんだな”と苦笑しながら駅員について行った。チケット売り場のお嬢さんも親切だった。「9時43分の臨時特急が空いています。芝桜の羊山公園なら、終点“秩父駅”より1つ手前の“横瀬(よこぜ)駅の方が便利です。お気をつけて」出発まであと10分。

所沢(ところざわ)、入間(いるま)、飯能(はんのう)方面は、若い頃、取材で行ったことがあるが、その時は車だったので、車窓を流れる街並みは、ほとんど初めて見る景色。普段、1人で乗り物に乗ると、たいてい眠ってしまうのだが(初めての)景色に見とれて、あっという間に(約45分?)飯能に着いた。車内アナウンスが流れる「この車輌は折り返し形のスイッチバック方式ですので、これから秩父方面への走行は、お客様の背もたれの方向に走ります。座席を回転するには、座席の下のべダルを踏んでお回しください」翁は、一瞬、何のことか分からなかったが、周辺の乗客たちが立ち上がって一斉に座席を回し出した。やり方を知らない翁、モタモタしていたら、翁の直ぐ後ろに座っていた(初老の)ご夫婦が手伝ってくれた(と言うより、さっさと回してくれた)。「ありがとうございます」ちょっと恥ずかしかったが、丁重にお礼を言うと、ご主人が翁に話しかけてきた「芝桜見物ですか?」、「はい、初めてです」「私たち夫婦は、もう5,6回目です。よろしかったらご一緒しませんか?」奥さんも(どうぞご遠慮なく、という意味だろうか)優しげに翁に微笑みかけてくれた。「あ、それは、ありがとうございます。是非・・・」ということで翁は思いがけず“親切なご夫婦のガイド付き芝桜見物”と相成った。座席は翁とご夫婦(Yさんと言う)が向かい合う形になった。Yさんの説明が始まる――「西武鉄道は、池袋駅から西武秩父駅まで約77km、池袋駅から飯能駅まで、正式には、この先の吾野(あがの)駅までが西武池袋線、吾野駅から西武秩父駅までが西武秩父線と言います」――東吾野・吾野・西吾野を通過する頃、沿線の右左に小さな渓流が随所に見られる――「この渓流は高麗川(こまがわ)が源流です。紀元前、今の中国東北部から朝鮮半島の大部分を支配していた高句麗(こうくり)が7世紀後半に唐・新羅(しらぎ)に滅ぼされたあと、貴人たちは日本の武蔵国(今の埼玉県)に亡命、現在の日高市一帯を高句麗人の居住地として“高麗郡(こまぐん)”をつくりました。その街の中を流れる清流を“高麗川”と名付けたそうです」翁、Yさんの博識に驚く。8年前まで都内の某高校校長だったとか、道理で・・・
飯能から40分くらいで横瀬駅に着いた。そこから“芝桜の丘”まで1.5km、翁はただYさんご夫婦にくっついて行けばよい。途中、左手に(まるで山崩れを起こしたような)山肌をむき出しにした雄山が姿を現す。「標高約1,300m、武甲山(ぶこうざん)と言って秩父神社の神奈備(かむなび=神霊が宿る聖山)ですが、この山は日本屈指の良質な石灰岩に覆われていますので、古くから漆喰(しっくい=瓦や石材の接着剤)などの原料として採掘されてきました。あの山肌は、採掘の跡です」――Yさんの博識によって翁は“芝桜見物”に更なる意義を感じる。

こじんまりした“芝桜園”は、これまでに(あちこちで)観たことはあるが、これほど大規模な眺めは初めてだ。まさに『広大な芝桜の絨毯』である。博識、と言えば、奥さんもなかなかの“芝桜通”――「芝桜は北アメリカ原産の多年草で、花の形が桜に似ていて、芝のように地面を這って広がるので“芝桜”と呼

ばれるようになったそうです」――入園料300円を払った時“羊山公園マップ“を貰った。そこに紹介されている”芝桜の丘“の説明書を読むと「約17,600平方メートルの面積に9種類、約4万株の芝桜が植えられている(2000年から)。なお、”羊山“の名は、戦前に県の綿羊種畜場が設けられていたことによる」とある。今でも”芝桜の丘”の上の方に“ふれあい牧場”があり、(当日)2頭の羊を見かけた。

「おにぎりをご一緒に」と勧められたが、丁重に遠慮して(楽しい出会いを感謝して)失礼した。別れ際“芝桜の絨毯”をバックにお2人の記念写真を。メールアドレスを教えて貰ったので、本日、この『余話』とお写真をお送りする。【温かき 人の情けや 芝桜】の1句を添えて・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズライフ−今週のお奨 めアルバム

ときどきこのコーナーでどれくらいのジャズアルバムを紹介したのか振り返るときがあります。単純に計算しても450枚を紹介したことになります。ほとんど参考にならない自分勝手な紹介ですが、ジャズを聴き続けていくのにちょうどいい刺激になっています。今週もこれといったテーマを決めないまま、アルバムがたくさん揃っているアーティストから選びました。いつ聴いてもどれを聴いても文句なしのEddie Higginsから選びました。
Scott Hamiltonのテナーサックスとの共演で静かにゆったりと聴くのにいいアルバムだと思います。
 
"My Foolish Heart" Eddie Higgins & Scott Hamilton  

01-My Foolish Heart
02-Russian Lullaby
03-What Is There To Say
04-That Old Black Magic
05-Skylark
06-Night And Day
07-Embraceable You
08-Am I Blue
09-These Foolish Things
10-The More I See You
11-The Song Is You
12-This Love Of Mine

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

両親の代理で手続きのために何度も訪れた役所ですがもう行くことはないと思います。手続きのためにいろんな部署に行かなくてはならない面倒くささはなんとかならないものかと感じるのは私だけではないと思います。ルーチンワークの仕事はさっさとやってくれますが、こちらが困ったことを訴えたり相談したりしても、役所側の都合を優先して杓子定規な対応しかしてくれないのも不満に思っています。受付の愛想を良くするだけでなく、誰のための役所なのか何のためにやっているのかよく理解して本物のサービス向上に努めてもらいたいと願っています。《R.O.》

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Zakkaya Weekly No.990

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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