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NO.983         Ryo Onishi              3/15/2015

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雑貨屋のひとり言

先週から冷たい風が吹いてとても寒く冬に逆戻りです。久しぶりに手がかじかみました。そんな寒さの中、市役所、年金事務所、郵便局などをまわり、父の死亡後の手続きをしました。同じような書類をいくつも準備させられました。もっと早くマイナンバーが採用されていたら手続きが簡単だったのではないかと思いました。≪R.O≫

 

デイライトセービングタイム

春とはいえ、まだ3月中旬で、ここ南カリフォルニアはようやく朝夕の寒さからは抜け出したものの、T-シャツ一枚とまではゆきません。でも一部の州と地域を除く大半が先週(3月8日)から、いわゆる夏時間に移行しました。こちらでは「Daylight Saving Time《DST》」というのが正式名称で、時計の針を1時間進めることにより、太陽の出ている時間帯を有効活用しようというものです。電力ほかのエネルギーを節約することを目的としています。

現在のDSTは3月の第2日曜日より11月の第1日曜日までとなっています。したがって私の住むカリフォルニア州を含め、DST採用地域は1年のうち4分の3に相当するほゞ9ヶ月間は通常時間ではなくDSTで過ごすことになるわけです。

日本では原発事故を契機に電力不足対応が大きな問題となっています。火力発電用の石油や液化天然ガス等の輸入が増加し、国家の赤字を増やしています。これら喫緊の問題に対するひとつの手段として、日本でも夏時間の導入を検討したらと提案したいと思います。

一昨年、京都新聞のコラム「凡語」(電子版2012年05月27日付)に興味ある記事が載っていました。それによると、日本の全ての時計を夏場に1時間進めると原油に換算し93万キロリットルの節約につながるのだそうです。93万キロリットルとは、日本国内の全鉄道で使う電力の68日分にも相当するといわれ、その省エネ効果のほどがわかります。

また、この記事によると、夏時間の導入効果は省エネだけではなく、交通事故は1万件、買い物途中のひったくり被害は4%減り、余暇の活用は9,700億円の経済効果に波及するとも計算されるということです。

現に、ここカリフォルニアでは、3月初旬はまだ日の出時間も充分早くなっておらず、多少戸惑いますが、時計の針を1時間進めることにより、日没が1時間遅くなるわけで、明るいうちに仕事が終わり得(とく)をした気分になります。夕方から家族で公園にでかけ楽しむ人々の姿が急に増えます。

日本でこのシステムを導入した場合、昼間が1時間長くなったぶん、働き続けて無駄な残業をしたり、その結果、労働強化につながる心配がありました。私にも記憶がありますが、日本も戦後の一時期、占領軍の施政下で1948年から夏時間が実施されたことがありましたが4年間で廃止されました。当時の日本にはまだ馴染まなかったからです。

一般に欧米の人は労働と時間に対する概念がはっきりしているので、昼が長くなったというだけの理由で長時間働く人はまずいません。決められた時間を働けばあとは自分と家族の時間であり、その点は比較的明確です。最近の日本人も若者を中心に意識の変化が著しく、会社と家庭のバランスを考えるようになっていると思います。労働強化への危惧という理由で夏時間の導入を避ける意味はなくなっているのではないでしょうか。

私の体験から、夏時間で面倒なのは家にあるすべての時計(もちろん腕時計から車のダッシュボードの時計、その他各種機器についているものも含め)を1時間修正しなければならないことです。尤もパソコンなどはあらかじめプログラムが内蔵され、自動的に修正してくれますが、我が家の場合、ビデオ・デッキは手動式のため、時間の修正だけでなく、録画予約の変更までしなければならず一苦労です。

ますます複雑化する今の日本社会では、夏時間の導入にはマイナス要因も決して無視できず、例えば切り替え・移行コスト、生活リズムの乱れ、日本独特の生活や労働習慣の壁などなど、必ずしも利点ばかりではありません。無条件で実行することが良いかどうか議論の余地がありそうです。また日本には伝統的に夏の強烈な日差しは避けることが良しとされ、花火、夕涼み、夜店、蛍狩りなどは夏の風物詩として尊重され、夜を大切にする風習もあります。

でも逼迫する省エネ対策の一環として、はたしてこの夏時間制度が日本の今と将来にとって有効であるかどうか議論・検討される時期にあることは確かでしょう。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


まあまあと本音が頭撫でられる

傷浅い浅いと塩を塗りに来る

結果論だけを言われて左遷の地

リベンジを作り笑顔の裏に置く

鈍刀と言わせぬ汗で研いでいるり


( ニュースやぶにらみ )


「迷惑外遊」

県内も県外もだめなので −鳩山元首相

「遠藤負傷欠場」

痛いっ! −相撲協会

「球春」

冬に逆戻りです −ダルビッシュ


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(366)「売国奴・鳩山、またも愚行痴言」

翁は、少年時代から浪曲が好きで、中でも広沢虎造の『次郎長三国志』を(昔はラジオにかじりつき、近年はCDで)何回も聴いた。『次郎長三国志』の原作は、村上元三(直木賞作家、『源義経』『長七郎江戸日記』『水戸黄門』『勝海舟』などの時代小説家)で、翁は村上小説の愛読者、そして清水次郎長の大ファン。若い時から数回、清水市(現静岡市清水区美濃輪町)の次郎長の生家や次郎長一家が眠る梅蔭禅寺(清水南岡町)を訪れ、在りし日の次郎長を偲んだものだ。次郎長子分28人衆の中に森の石松という人気者がいた。喧嘩が強いところは仲間たち(次郎長子分の兄弟衆)に一目おかれていたのだが、反面、人情にもろく、酒が入ると間抜けのお調子者になり、人に騙されたり、イカサマ賭博に引っかかったりして親分や兄弟分たちに大いに迷惑をかけたそうだ。そこで歌われたのが――
♪〜腕が強くて度胸があって、生まれついてのお人好し、それを世間じゃ、馬鹿と言う、馬鹿は死ななきゃ、治らない〜広沢虎造の、あの独特の節回しが今も耳に残る・・・

翁が近年、世の中を俯瞰(上から目線)で見下ろして「馬鹿は死ななきゃ、治らない」奴が各界に何人かいるが、その中で特筆すべき“呆れた奴”に、鳩山由紀夫と言う男がいる。その男、かつて日本国の総理大臣までやったのに“売国奴的愚行痴言”が後を絶たない。そんな男を国家のトップにしてしまった国民は、その後になって自分たちの愚かさを(イヤと言うほど)思い知ることになるのだが、翁もまた、そんな男を今頃になって“馬鹿”呼ばわりするのは(日本国民として)まことに情けない次第。しかし、この男、どうしても“馬鹿”としか言いようのない愚行痴言を、またも、しでかしたのだ。

日本政府の強い反対を押し切って、ウクライナ南部クリミア半島を訪れた鳩山(新聞では“元首相”とか“氏”の敬称をつけているが翁は“元首相“を剥奪したいくらい見下げているので呼び捨てにする)が11日、現地記者会見でロシアによるクリミア編入を肯定する発言をした。ロシアが武力でクリミアを横取りしていることについて、このお調子者・鳩山は得意げに「民主的に行なわれた住民投票により、領土問題が解決したことは世界史上、画期的な出来事だ」と言ってロシアを持ち上げた。日本政府をはじめ欧米各国は、住民投票について「ウクライナの憲法に違反し法的効力はない」との立場をとっている。日本政府は直ぐに遺憾の意を表明した。菅官房長官は「首相まで経験した政治家として、あまりにも軽率だ。(呆れて)コメントのしようがない」と厳しく批判した。自民党の高村副総裁も記者団に「この人を首相にしたことの責任を、少しは(民主党に)感じて貰いたい」と矛先を民主党に向けた。だが、責任は民主党ばかりではない。自民党の不甲斐なさに(国民は)見切りをつけて平成21年9月、国民は民主党に政権を委ねた。結果、鳩山のような”荒唐無稽男“が第93代内閣総理大臣に任命された。選んだのは民主党に間違いないが、そういう方向に流れをつくったのは自民党と国民、及びマスコミだ。政権を奪われた自民党もまたその責任を感じなければならない。民主党の枝野幹事長は「総理経験者がロシアのビザ(査証)でクリミアを訪問することは日本の立場について誤解を与え、ロシア側に利用される恐れもあり、軽率のそしりは免れない。しかも鳩山氏は民主党を離党しており、その言動について民主党は一切関知しない」と言い放った。かつての“親分”を、そのように言わなければならない枝野も辛かろう。実の弟・鳩山邦夫(自民党・衆院議員)までもが「彼(由紀夫)は遂に宇宙人、少なくとも日本人ではなくなった」と嘆いた。

とにかく鳩山由紀夫という男、総理大臣在任中から公人とは言い難い妄言・虚言癖があり、景気対策無策、無能外交による国益や信用の損失がいかに多かったか、故に翁、憚ることなく彼を“売国奴”と言う。沖縄では「沖縄の基地は県外へ」、中国では「尖閣諸島は中国側から見れば“日本が盗んだ”と思われても仕方がない、日本政府は領土問題を認めるべきだ」と習近平が涙をこぼして喜びそうなことを(しゃあしゃあと)言ってのけた。この男、どこまで阿呆か、と翁はヘドを吐きそうな憎しみを覚えたものだ。当時のツイッター(140字以内の短文=呟き)を検索すると「日本を裏切り中国に肩入れする鳩山由紀夫は、国籍を中国に替えて、もう日本に帰って来るな。中国に骨を埋めて墓を建てたら“英雄”扱いされるよ」という過激な投稿があった。ほかに「売国奴・鳩山由紀夫を“国家反逆罪”で処罰出来ないだろうか」というのもあった。

日本には『国家反逆罪』はない。が、似たようなものに『内乱罪』と『外患罪』というのがある。『内乱罪』は国の統治機能を破壊し、憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的としての暴動を起こす罪(内乱予備罪・内乱陰謀罪も含まれる)。『外患罪』は外国との通牒活動を通して国家の存立の危機を招く行為(日本国を戦争の脅威に陥れる行為)、すなわち国家への反逆となる売国行為に対する罪である。現在『外患誘致罪』(刑法81条)『外患援助罪』(刑法82条)など『外患に関する罪』が定められている。が、鳩山由紀夫という男、そんなことを知らずに愚行・痴言を繰り返しているのであろうか。要するに、どこに行っても、誰に会っても、相手が喜びそうなことを言って自分自身が気持ちよくなるだけの自己陶酔型、自分の言動が国民に、世界にどのような影響をもたらすかの国家観・世界観(哲学)をまるで持ち合わせていない底なしの軽薄人間であるだけ。浪曲師・広沢虎造の口真似をすれば♪〜それを世間じゃ、馬鹿と言う、馬鹿は死ななきゃ、治らない〜。

龍翁ごとき“一介の素浪人”が、かつての内閣総理大臣を“馬鹿”呼ばわりすること自体、日本国民である翁自身が情けないのと同時に、翁の人格が疑われることを承知して、敢えてこの原稿を書いているのだが、そんな翁から“馬鹿”呼ばわりされる人間を、ロシアや中国のトップたちは本当に(鳩山の)“トラスト・ミー”(私を信じて)に乗るだろうか?いや乗るふりをして“元首相”の肩書を利用するだけかも知れない。本当は、それが怖いのだ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

2015年ナチュラルプロダクトショー

今年もやってきた年に1度のナチュラルプロダクトショー。友人で健康食品業界が長くNaturopathic Doctor (N.D.)自然療法医の資格もあるU氏からバッチを申請してもらい先週の金曜日に休みをもらって出かけてきた。今年もホテルのブレックファーストを目指し車の渋滞に巻き込まれないように日が昇る頃に出かけて行った。開場に7時に到着するとすでにコンベンションセンターの前にはヨガクラスのステージが設営されており、たくさんの人が集まっていた。ショーの前にストレッチしリラックスしてから
Anaheim Convention Center Korea Booth China Booth
Organic Seed Apple Chips Facial Skin lotion

会場に行きたいという人達で満杯だった。それにしてもアメリカ人は朝が早いし朝から大きな声で話したり笑ったりで元気がいい。恒例のホテルブレックファーストは昨年と変わり映え無く月並みなもので目新しいものは無かった。相変わらずグルテンフリーという文字が目立つ。数年前、和食のブレックファーストが提供されたらしいがその時は時間の都合がつかなくて行けなかったが、こういう時にこそ日本の和朝食をアメリカ人に知ってもらういいチャンスなのにと思ったりした。 インパクトの無い朝食を控えめにとり今年はサンプルのバカ食いはやめて、自分にとって必要なものだけ情報を集める事にし

Blood Sugar Supprt

Scarf10

Grower Pete's

て持ち帰るサンプル商品も一袋だけにしようと決めた。年々大きくなるショーだが今年は会場が足りなくてヒルトンホテルの2階でもブースが設営されていて9時からのオープンで人が賑わっていた。食べ物で印象に残ったのはペルー料理。家の近くにぺルー料理の店があるのだが、なかなか美味しいし魚料理も新鮮でスパイスの使い方やデコレートの仕方が繊細で日本人にも受け入れられる料理だと思う。そこでは3種類ものアパタイザーを頂いてしまうほど美味しかった。他には毎年、出店されている日本のブースに加えて何社か今年初めて見かける日本食のブースもあった。こちらは次回、詳しく書かせてもらおうと思う。そして今年はいつもスルーしてしまうサプリメントのコーナーでも何か顧客の人たちに役にたつ商品が無いだろうかと意識しながら見て回った。広い混雑している会場を歩いていたら突然そこだけ人通りが無くガランとした通路があってギョッとしたと同時に中国という赤い文字が目に入った。そこは何か足を踏み入れてはいけないような空気が漂っていた。私もそこをスキップして隣の通路に行った。するとそこはやはり人で混雑、もう一度戻ってその通路を見るとやはり人がまばらだった。流石にこの業界の人は敏感だ。途中、会場の真ん中あたりに韓国食品が集まっていたがそこも人が通り過ぎるといった感じで立ち止まる人はあまりいないように見えた。いろいろ今回も見て回った。朝の7時から歩きはじめ気が付けば夕方5時半を回っていた。その間休むことも座る事も無くひたすら歩き回り、一体何万歩、歩いた事になるのだろう。一袋とは言え肩にずっとしりと重くなったサンプル品を抱え車に乗り込んだ。

Snap pea

朝ヨガ

Peruvian Cuisin

帰りは眩しい夕日に向かって家路に向かった。車を走らせながら、日本の地方の物産展に行った時の事を思い出した。あの海に囲まれた小さな島国なのに、豊富な食材と地方の其々の特色ある料理、今でこそ、自然食だのWhole Foodなどと言っているけれど、もともと日本人はそういう食事をしてきたのだな〜と思う。食の欧米化が進んで日本人も成人病が増えてきた。ナチュラルプロダクトショーのようなイベントも、もっと日本の政府が後押ししてくれたら地方の小さな食品会社も世界に売って出られるチャンスがあるだろう。そういう食材や食品がまだまだ、日本には埋もれているに違いない。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズライフ−今週のお奨 めアルバム

今日ご紹介するのは"Tristeza On Piano"というアルバムです。このアルバムを聴いたとき、一体だれのピアノなんだろうと思いました。ジャケットをよく見てはじめてOscar Petersonだとわかりました。これまで聴いたOscar Petersonのアルバムと違っていました。力強くかなり速いテンポのピアノは大変迫力があります。ボサノバの名曲も彼が演奏すると違ったイメージで聴けます。
 
"Tristeza On Piano" Oscar Peterson Trio  

01-Tristeza
02-Nightingale
03-I Loves You, Porgy
04-Triste
05-You Stepped Out Of A Dream
06-Watch What Happens
07-Down Here On The Ground
08-Fly Me To The Moon

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

アメリカはサマータイムに変わりました。サマータイムになるたびに思い出すことがあります。もう30年くらい前のことになりますがゴルフ場で接待のお客様を待っていたらいつまでたっても来られないので日時を間違えたのかと思いました。しばらくしてその日がサマータイムに変わった日であったことに気づきました。私たちが一時間早く着いてしまっただけでした。反対だったらと思うとぞっとします。  

凄惨な事件が後を立ちません。洲本で起こった殺人事件も被害者が危機を感じていて警察に助けを求めているのに無策のままで事件が発生しています。人命を守るという観点から知恵をだして対応してもらいたいものです。《R.O.》
 


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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.983

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com