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NO.976         Ryo Onishi              1/25/2015

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雑貨屋のひとり言

スマートフォンの急速な普及は私たちのライフスタイルをすっかり変えてしまいました。一度スマホを使った人はもうスマホなしの生活は考えられないのではないでしょうか?
スマホ使用者は一日のうちのかなりの時間を費やしているのではないかと思います。通信会社の描いたとおりの姿になっているのでしょうね。スマホはいつでもどこにいても楽しめて人とつながるというのが魅力なのだと思います。でもスマホに熱中しすぎている人を街中で見かけます。他人に迷惑をかけないようマナーを守ってスマホを使ってほしいものです。≪R.O≫

 

一年後の予測

 今回も当地(ロサンゼルス)を中心に発行されているバイリンガル日刊紙である『羅府新報』のコラム欄 『磁針』用に書いた私の原稿です。(1月28日の紙面に掲載予定)
 
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『一年先の予測』
新年会など、各種コミュニティはいまだ新年行事で賑わっている毎日だ。そんな中、私たち仲間内で行っている月例勉強会では、1月の例会は毎年恒例で、「今年の大予測」をテーマとして取り上げ、私が担当している。

これは年のはじめに日本と世界の経済、政治、社会、スポーツなどについて話題になりそうな二十項目ほどを選び、メンバー各自が予想表に記入、年末に結果と照らして、どのくらい的中したかを競うものだ。毎回のことだが、世界をとりまく変化は速く、年初には予想もしなかった結果に、先を見通すことのむつかしさを毎年思い知らされている。

年初には前年結果にたいする表彰式を行っているが、毎回、6〜7割あたれば上位入賞は確実なほどだ。私も恥ずかしながら昨年の正解は半分にも達しなかった。中でも原油価格の大幅な下落は予想外で、昨年初ほぼ百ドル(バーレル)だったNY原油先物価格(WTI)が年末には50ドル台になるとは専門家でも予測出来なかったのではないだろうか。

また、円ドル為替についても年末に119円台まで円安が進行し(年初104円台)、日経平均株価、NYダウ平均株価ともに1年間で7%も上昇すると予測したのは私たちメンバーの中でも数人だけだった。昨年、予想外だった明るい話題は日本人が3人ノーベル賞を受賞したことだ。(但し、中村博士は米国籍も取得)

さて、今年の予測項目は毎年続けている為替、株価、失業率、原油価格などに加えて、首相の靖国神社参拝、日中韓ロの首脳会談実現、北朝鮮拉致被害者の帰国、テニスの錦織圭選手の世界四大タイトルのいずれかでの優勝、日本人ノーベル賞、国民栄誉賞受賞者の有無などの項目を入れた。結果が楽しみだ。

毎年のことだが、世界では年初には予測の出来なかった大事故や事件に驚かされる。今年も新年早々、フランスのパリでテロ事件が発生した。また中東情勢、エボラ出血熱、などの行方がたいへん気になるところだ。出来ることなら年末に発表される今年の十大ニュースは予想外の明るい出来事のみで埋め尽くされる2015年になってほしい。
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河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


ボス猿の落ち目サル山騒がしい

紙芝居程度の俺の武勇伝

褒め殺しめいた讃辞に身を縮め

上向いて歩けと影に叱られる

丈夫で長生きライバルに勝てそうだ


( ニュースやぶにらみ )


「クロネコメール便廃止」

アカネコにするのかな −郵便ポスト

「ナッツ裁判」

判決は75日が過ぎてからにして −チョヒョナ被告

「三井物産で32人抜き社長」

きついですよ −逸ノ城


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(359)「花燃ゆ」

“歴史もの“が好きな翁、NHKの大河ドラマを毎年楽しみにしているのだが、一度だけ、途中で視るのを止めた年があった。それは2012年の『平清盛』、翁はこのドラマについて『龍翁余話』で「近年、稀に見る愚作」と酷評を下した(その具体的理由も述べた)。案の定、『平清盛』の視聴率は21世紀に入って最低を記録した。ちなみに、過去5年間の大河ドラマの年間平均視聴率を見ると、2010年の『龍馬伝』は18.72%、2011年の『江』は17.7%、2012年の『平清盛』は12.01%、2013年の『八重の桜』は14.07%、この『八重の桜』についても『余話』に書いた。「戊辰戦争という我が国に革命(体制転換)をもたらした一大事件を背景に最新式のスペンサー銃を手に政府軍と戦った若き女性(山本八重)がいた。重厚な脇役陣を配し主演・綾瀬はるかの溌剌とした会津女の好演が視聴者を魅了した。ところが、明治維新になって舞台は京都に移る。同志社(英語学校)が出てくる頃からドラマのリズムが狂って来た」その辺りを(翁は)批判した。偶然にも視聴率も下がって来た。翁は最後まで視たが、残念ながら年間平均視聴率は振るわなかった。そして昨年(2014年)の(翁が大いに期待した)『軍師官兵衛』もまた年間平均視聴率は15.85%にとどまった。実はスタート時のシナリオ(ドラマの立ち上がりの時期=官兵衛青年期の群雄割拠の描き方)が、あまりに史実を忠実に描こうとして枝葉を広げ過ぎ、視聴者を混乱させた。それに並行して人間関係が複雑で視聴者の多くは、訳が分からなくなった(このことは『平清盛』の時と同じ)。それに主演の岡田准一が(歴史に描かれている軍師官兵衛とは)かなりイメージが違っていた(ひ弱過ぎた、スマート過ぎた)こと、秀吉役の竹中直人が(当初から)老け過ぎていたこと(はっきり言って、アップに耐えられなかった)、などが視聴者に違和感を抱かせたのが主な原因(視聴率13〜12%台まで落ちた)。ところが中盤を過ぎた頃から主役(岡田)の“軍師らしき貫録”が板に付き、女房・光(てる)役の中谷美紀の好演などが視聴者を少しずつ呼び戻し、視聴率も中盤から15%台に回復、後半は16%〜17%台に戻った。結果として翁はこの作品を“大河ドラマの中の傑作の1つ”と評価した。

さて、今年(1月4日に)始まった『花燃ゆ』――翁の勘違いで、このドラマの主舞台は“松下村塾”であり、当然、吉田松陰(思想家・教育者・兵学者)が主人公と思って期待していたのだが蓋を開けてみれば松陰の妹・杉文(すぎ ふみ)が主人公だ。翁は“文”なる人物(伝)を知らなかった。調べてみたが歴史の表舞台には全く出て来ない女性。NHKが何故、この馴染の無い“文”を主人公にしたのか意図が読めない。1年間の長丁場、この無名の“文”が、物語の狂言回し(物語の進行役)をいかに務め上げられるか見届けるしかあるまい。

それと、どだい『花燃ゆ』という題名が(翁には)ピンと来ない。敢えてこじつければ1843年(天保14年)生まれの主人公“文”が激動の幕末から明治を駈け抜け、1921年(大正10年)に78歳で生涯を終えるまでの“文の花の生涯”を謳い上げようとしたのか、それとも、幼少にして英才を発揮、30歳にして散った松陰の“短過ぎる花の生涯”を謳ったものか・・・そして、このタイトルが視聴者を惹きつけなかったのか、主な登場人物“文”役の井上真央、寅次郎(松陰)役の伊勢谷友介、小田村伊之助役の大沢たかおらに新鮮さと魅力を感じなかったのか、初回の視聴率は16.7%しか取れなかった。16.7%は(普通のドラマの視聴率としてはまあまあだが)NHK大河ドラマとしては過去15年間で最低の視聴率である。ちなみに第2回目はガタ落ちして13.4%、先週の第3回目は少し盛り返し15.8%、果たして今週以降がどうなるか前途多難ではある。勿論、視聴率だけで作品の良し悪しが決まる訳ではない。かつて翁が製作したドキュメンタリー番組もそうだった。「これはいける」と力んだ作品が意外と視聴率が取れなかったり「このテーマ、受けるかなあ」と心配した作品が高視聴率を取ったり・・・翁が手掛けたような1発勝負の作品は、評価も1発で下されるから極めて厳しいが、連続ものは(一喜一憂しながらも)トータル視聴率で作品と製作チームの腕が評価されるから猶予はある。『花燃ゆ』も出足は悪いが、1年間でどこまで視聴率を上げることが出来るか、歴史(とりわけ幕末史)が好きな翁、個人的には期待を膨らませているところだ。

確かに“文”は馴染の無い人物だが、彼女を通して吉田松陰の弟子たち、いわゆる松下村塾の塾生たちや、松陰を取り巻く人物たちがどのようにして激動の幕末を生き、日本の変革にどのような役割を演じたかを知る(見直す)作品であることに間違いはない。松下村塾の塾生は計92人いたそうだ。中でも久坂玄瑞(禁門の変で自刃、享年24、“文”の最初の夫)。高杉晋作(奇兵隊創設者、肺結核で死、享年27)。吉田稔麿(奇兵隊創設に尽力、池田屋事件で戦死、享年24)。品川弥二郎(第1次松方正義内閣の内務大臣)。伊藤博文(初代内閣総理大臣)らがドラマの中でも活躍する。ほかに松陰を取り巻く人物は、小田村伊之助(“文”の姉・寿を娶り、寿亡きあと“文”と再婚する。後年、楫取素彦と改名、群馬県知事などを歴任)。桂小五郎(木戸孝允=第2代内務大臣)らが登場して“維新の夜明け”を迎える。1867年(慶応3年)の大政奉還、王政復古によって明治維新が成り、1872年(明治4年)の廃藩置県、1877年(明治10年)の西南戦争終結、1885年(明治18年)内閣制度の発足で明治新政府が本格的に起動(機能)することになる。松陰門下生と松陰の友人たちも間違いなく“明治新政府樹立”の礎の一端を担ったと言えるだろう。

今号では“文の花の生涯”を考察するつもりだったが(“文”は翁には馴染がないので)、やはり吉田松陰に重きを置いた。奇人・変人と言われた松陰はペルーの黒船に乗り込み密航を企て投獄され、後年、安政の大獄で斬首されたので、彼自身は“維新”に直接関わることはなかったが、前述の通り多くの人材を育てた功績は大きく、多数の格言も残している。中でも翁は「志定まれば気盛んなり」「“国家と共に“の志なくば人に非ず」が(松陰自身の生きざまそのものを表しており)好きだ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

命のあるガーデン

数日前に訪れた新しいクライアントさんの庭はご主人自慢の素晴らしいガーデンだった。ご夫婦共にハワイから50年前にこのサウスベイに越してきてからずっと趣味も兼ねて庭にいろんな果物や野菜を作りはじめたらしい。仕事をリタイヤしてからは益々庭の手入れに力が入ったようだ。玄関先には金柑、パイナップル、アボカド、パッションフルーツなどの木が目に付いた。 家のリビングからも、たくさんの種類の野菜が植えられていて、いつかこの庭を案内しましょうと言ってくださった。 “今朝は、サラダ用のレタスを何種類か採ってきたので好きなように使ってください ”とおっしゃった。葉はマーケットで買うものと違って柔らかく味わいがあった。いつでも季節ごとに食べられるものが溢れている庭があるなんて素敵だな〜と思う。手をかけ時間をかけ大切に育てた野菜や果物たちの命は育ててくれた人の栄養となり力となり還元されていく。
ファーマーズマーケット(ハーブ系スパイス) 友達の庭から@ 友達の庭から取れたハーブ

食べるのが好きな友人たちの家にもわりとハーブやハーブ系スパイスを家庭菜園の様に楽しみながら育てている人が多い。 食事に招待されると“ちょっと待っててね”と言っていろんな香草を摘んできては料理に使っている。ハーブやスパイスはちょっとだけ使うだけなのに香りや味がぐんと違ってくるので、それがあるのと無いのでは格段の差があって無くてはならないものなのだ。そのため、肝心の時にそのハーブやスパイスが無いとそれだけを買いに走らなければならない。
ふと窓を見るとハミングバードが見えた。軒下にぶら下がっている砂糖水が入っているビンを狙って来たのだ。今年、最初に見るハミングバードだ。ところが残念ながら瓶の中は空で空中に浮遊したまま、ハミングバードは一瞬こちらを見て“入ってないよ”   と催促されたような気がした。その事をご主人に伝えると早速、砂糖水を作ってその瓶を軒下にぶら下げた。すると10分もたたないうちに、砂糖水をかぎつけたのか3―4羽のハミングバードが交互にやってきては砂糖水を飲み始めた。命のあるものがこの庭には溢れている。帰り際にパティオの池でゆうゆうと泳いでいる鯉に気が付いた。池の中にも、たくさんの命が溢れていて何だか楽しくなった。


茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズライフ−今週のお奨 めアルバム

今週はジャズオーケストラのアルバムDuke Ellington OrchestraのDigital Dukeです。このアルバムはサウスベイにいたころに購入したものです。このころGRPレコードのアルバムを好んで買っていたので良く覚えています。長い間聴くことがなく、久しぶりに聴いてみました。
豪華メンバーによるオーケストラでとても魅力あるアルバムだと思います。音質もいいですし、ゆったりと聴けるジャズで、これもいいなあと思いました。

"Digital Duke" Duke Ellington Orchestra  

01 Satin Doll
02 Cottontail
03 Prelude To A Kiss
04 Perdido
05 Mood Indigo
06 22 Cent Stomp
07 Do Nothin' Til You Hear From Me
08 Jeep's Blues
09 In My Solitude
10 In A Mellotone
11 Sophisticated Lady
12 Take The 'A' Train

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

1歳半になった孫はアンパンが大好きです。ショッピングセンターで大きな声で"アンパンマン!"と叫ぶので、どこにあるのかなと見回すと不二家のショーウィンドウの商品にアンパンマンの絵がありました。よく見ているなあと感心しま した。ということでビデオでアンパンマンが観れるようブルーレイも再生できるDVDプレイヤーを購入しました。(ブルーレイにしたのは私の好奇心です。)これからは孫が家にくるたびにアンパンのアニメが流れることになりそうです。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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Zakkaya Weekly No.976

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com