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NO.938           Ryo Onishi              5/4/2014

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雑貨屋のひとり言

4月末、群馬県の関越自動車道のバスの事故から2年経ったとテレビのニュースが伝えていました。あの悲惨な現場の映像はよく覚えています。ですからまだ少し前のことだと思っていたので2年も経っていたなんて本当に驚きました。「あの出来事から何年」という記事を見たり聞いたりするたびに、「えーっ、もうそんなに経ったの?」と思います。
次から次にいろいろな事件が起こるので、少し前のニュースはあっという間に色褪せて過去の話になってしまいます。根の深い問題を抱えている事件も、マスコミが何も言わなくなったみんな知らん顔です。当事者や関係者だけはいつまでも苦しんでいるというのに。≪R.O≫

 

指 組 み / 腕 組 み(2)

――前号よりの続き――
前回示した「指組み」、「腕組み」と人のタイプとの関係は、統計的に現れたもので実際には当てはまらない人も、中間型の人も多く存在することは当然のことでしょう。人が 「左脳タイプ」 か「右脳タイプ」かを調べる別の方法で、心理学を応用したテストによる方法もあるのだそうです。

一つは 「同音異義連想テスト」 というもので、例えば 「アツイ」 という言葉で連想することを言ってもらいます。「お湯が熱く沸いた」、「お風呂が熱い」、「あつい想い」、「電話帳が厚い」、「夏は暑い」、「篤い志」・・等々です。

左脳タイプの強い人ほどいろいろな連想が湧き出ますが、右脳タイプの人の場合は「お湯が熱い」、「火が熱い」、「ヒーターが熱い」・・と ワンパターン的連想になるのだそうです。

もう一つのテストは 「用途テスト」 といって、例えば 「新聞の使いみち」で思い付くものを言ってもらいます。「本来の用途で記事を読む」 、「物を包む」、 「畳を置く時下に敷く」、「水をひたし、小さくちぎって掃除のとき撒いてほこりを取る」、 「細かく切って小鳥の巣箱に入れる」、「たき火の時、火種とする」、「文字を切り取って脅迫状を作るとき使う」、「細く巻いてチャンバラごっこをする」・・等々です。右脳タイプの強い人ほど多くの用途が言えるそうです。

自分が左脳タイプの人間なのか、右脳タイプの人間なのかを知ることにより、自分の潜在的な得意分野・不得意分野の傾向を知ることが可能です。自分の能力が充分発揮出来るかどうかは、もしかしたら「きゝ脳」をいかに有効・効果的に使うかにかかっているのかも知れません。また、他人のタイプを知る事により その人の性格・個性の傾向を知る事が出来るでしょう。

この番組では、最後に坂野教授による「上手な脳の使い方のアドバイス」というのがありましたのでご紹介しておきます。
脳は同じ仕事を効率的にこなせるのは一時間半が限度、言葉や文章を使う左脳的な仕事の後には図や絵を描くなど右脳的な仕事に切り替えて気分転換を図るようにするとよいそうです。

もう一つはよく夢を見ること。夢をみることは右脳を鍛えることにつながる。夜 寝る前に空想をふくらませるようにすると結構夢を見られるとのこと。試してみよう。

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以上がNHKテレビの内容でした。この内容を信じるか、信じないかは皆さんの勝手です(どちらの「きゝ脳」 の人がより信じるのですかね)

「指組み」、「腕組み」の他、例えば 「脚組み」と脳の関係はどうなっているのか調べてみたら面白いかも知れません。

 ところで、こんな文章を毎度恥ずかしげもなく書いているこの私の 「きゝ脳」 は何タイプなのか改めて調べて見ましたら「手組み」は左脳タイプ、「腕組み」は右脳タイプでした。即ち私は論理的に理解し直感的に表現するのが得意なタイプであるということになります。私は自分ではあまり論理的に理解するタイプとも思えませんが 表現の方は論理矛盾することを書いて平気でいられるところなんてまさに直感的に表現するタイプの典型ですから大よその線ではあたっているようです。(陰の声:「お前は両方とも『無能タイプ』ダ!」・・・ゴモットモサンデス。せいぜい空想ふくらまし夢でも見ることにしよう!

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

葉桜を絵にして泳ぐ鯉のぼり

猫が伸び孫台風がやっと去り

アリ博士目指す息子の虫眼鏡

偏差値の外で我が家の金太郎

寄せ書きに手を焼いた子のありがとう


( ニュースやぶにらみ )

「TPP大きな前進」

大きな後退だな −重要5品目

「憲法解釈」

切り貼りはいけません −科学論文

「祝紫綬褒章受章」

玉さまぁ  −祖母

結弦くーん −孫娘


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(326)「翁の、今年のゴールデンウイーク」

『ゴールデンウイーク』とは(今更説明するまでもないが)4月末から5月初旬にかけての大型連休。以前は休日が飛び飛びになることが多かったので『飛び石連休』という言い方もあったが、4月29日“昭和の日”、5月3日“憲法記念日”5月4日“みどりの日”、5月5日“こどもの日”と続き、振替休日制度や土曜休みの普及、あるいは勤め人は有給休暇を使って1週間を超える“大型連休“の風潮が現われた。

暇にまかせて『ゴールデンウイーク』の語源を調べてみた。1951年(昭和26年)映画会社の大映と松竹が競作した『自由学校』(獅子文六原作)が5月上旬に同時上映、2社とも大当たりしたのを機に、当時、大映の役員だった松山英夫という人が映画の宣伝用語として(この時期を)『ゴールデンウイーク』と名付けた和製英語だそうだ。その後、他の業界でも次第に使うようになった。但し、NHKや1部の民間放送、新聞は『ゴールデンウイーク』が映画業界用語だったことから、映画業界の宣伝になることや、カタカナは年配者になじめない、この時期に休めない人に反感を抱かれる、1週間より長くなることもあるので“ウイーク”はおかしい、などの理由で『ゴールデンウイーク』は使わず『大型連休』で統一した時期もあった。しかし、映画の黄金時代は去り『ゴールデンウイーク』が一般用語になったことで、現在では放送も新聞も(ごく当たり前に)使うようになって来た。

さて、今年の『ゴールデンウイーク』も、はや終盤。毎年のことだが翁は、この時期は人混みや車の混雑を避け、比較的おとなしく自宅でゴロゴロ、またはご近所散歩ていどで、あまり発展性も発見性もない過ごし方をしている。したがって翁の場合は『ゴールデンウイーク』(黄金週間)ならぬ『シルバーウイーク』(老人週間)とでも言おうか。でも、それなりに楽しみ方はある。例えば、普段、なかなか読めなかった本を読んだり、CD(音楽)を聴いたり、更にはギターやシンセサイザーを引っ張り出して演奏、と言っても、思うように指が動かなくなっているのでボロンボロンていどだが、それでも結構楽しめる。

翁の『ゴールデンウイーク』は「あまり発展性も発見性もない過ごし方」と書いたが、実は『今年のゴールデンウイーク』は3つの収穫を得た。第1の収穫は、久しぶりにハム(アマチュア無線)で横浜市のシニアと交信したこと――実は先日、芹沢正之君という(翁よりずっと若い)親友が(これまた久しぶりに)訪ねて来てくれた。彼は電気・電子関係の専門家で翁のハムの良きアドバイザー。翁のマンションのベランダに取り付けてある無線アンテナをチェックするのが来宅の主な目的だったが、ついでに“空の交信”を試みよう、ということで早速“CQ”を発した。“CQ”とは、不特定のアマチュア無線局に対して「交信する相手を探しています」という意味合いの呼びかけである。普段は(短時間では)なかなか反応はないが、その日は運よく5、6回の“CQ”で応答が来た。それが横浜市在住のIさんだった。ハムの経験年数、最近の身近な出来事、住まい周辺のシチュエーションなど約20分の情報交換だったが、Iさんの穏やかな話しっぷりに乗せられて、実に楽しい会話が出来た。3年ぶりのCQであったが意外にスムーズに交信出来たのは、翁の傍に芹沢君が控えてくれていたからである。

第2の収穫は読書――これまた芹沢君が大きく関わる。というのも、読んだ本は『検死官の事件ファイル〜変死体が謎を解く』(ノンフィクション事件簿)。「検死官在任中、3000の変死体と対峙して難事件の謎を解いた名検死官の実録物語」。その“名検死官”というのが、実は芹沢君の父君・芹沢常行氏(1915年〜2005年)なのだ。検死官とは警視庁・道府県警察本部刑事部の捜査1課あるいは鑑識課に所属する(法医学を修了した)警部または警視以上の階級を有する警察官。常行氏は1960年(昭和35年)に施行された検死官制度において日本初の検死官に選ばれた3人のうちの1人。“スッポンの芹沢”と呼ばれたほど遺体にくらいつき、遺体から真実のメッセージを訊き出す名人だったそうだ。常行氏は本のなかでこう述べている「憶測だけで判断せず現場を素直に観察し、遺体に話しかける、遺体は必ず真実を語りかけてくれる、傷口などからサインを出してくれる。事件を解くには現場に残された証拠と遺体が教えてくれる真実を見逃さない、聞き逃さないことが重要なキーポイント」・・・検死官を扱ったテレビドラマや映画は沢山ある。中でも2009年〜2010年にテレビ朝日系列で放送された『臨場』という連続ドラマはズバリ“検死官による難事件解決ドラマ”。常行氏は、まさに内野聖陽が演じた“検死官・倉石警視”そのものであったろう、と想像する。『検死官の事件ファイル』を読んで(かなり以前の話だが)翁がフィリピン諸島に散住している氷河期前からの少数民族(モンゴロイドの先祖)・ネグリト族を取材した時にご同行いただいた法医学の権威者・三澤章吾博士(当時、筑波大学教授)を思い出す。三澤教授からもよく「死体の訴えに謙虚に耳を傾けよ」を聞かされたものだ。それにしても偶然にも『今年のゴールデンウイーク』の収穫の(3つのうちの)2つに芹沢君が関わってくれたことは“巡り合わせ“というものだろうか、感謝である。

もう1つの収穫は、ギターとシンセサイザーの“ボロンボロン演奏”を楽しんだこと――
銀座の楽器店で買ってきた楽譜『花は咲く』(作詞・岩井俊二、作曲・菅野よう子)がやっと弾けるようになった。ご存知のように『花は咲く』は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興を応援するために制作されたチャリティ・ソングで、歌唱参加者は岩手県・宮城県・福島県出身者、及びゆかりのある歌手・タレント・スポーツ選手たち。ただ1人、鈴木京香(女優)だけが歌っておらず、黙祷している姿が印象的だ。この歌を聞くたびに、そして弾くたびに翁の心は被災地に飛ぶ。「被災地、被災者の心に花が咲く日は、いったい、いつになるのだろう」何も出来ない翁だが、せめて“♪いつか生まれる君に、花は、花は、花は咲く“ことを祈り続けよう、と、その思いを強くした『今年のゴールデンウイーク』であった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

カリフォルニアのお土産

日本に持っていくカリフォルニアのお土産をイメージすると何を思い浮かべるだろうか、、、
カリフォルニア産のアーモンドやナッツ、ドライフルーツそしてチョコレートやワインだろうか、、、、今回私が日本に持参したおみやげは何と切干大根と柚子味噌と柚子胡椒。どちらもロスの郊外オックスナードの畑で育った柚子と大根で作られたものだ。この柚子や大根は生の農産物として米国内で売られているが切干大根や柚子胡椒、柚子味噌は社長の手作りの試作品なのでまだ、どこにも売られていない。その貴重な試作品を頂いたのでそれをお土産に日本に持って帰ることにした。この柚子胡椒は昨年も社長から頂いていてすぐに私のお気に入りの調味料になったが柚子味噌の方もベストテンに入った。ビンの蓋を開けるとストレートに柚子の爽やかな香りが立つ。添加物や余計な味付けが一切無い柚子本来の味がするのだ。日本に戻ってから昔LAでお世話になった会社の上司2人と会った時にその柚子味噌と柚子胡椒を小瓶に分けておすそ分けをさせて頂いた。2人とも料理が好きな男性で味覚が確かなのですぐに気に入ってもらえた。今回はその味と香りを日本でのイベントでも使わせてもらうことにした。
切り干し大根 切り干し大根料理 柚子味噌

そして、もう一つの切干大根。最初に頂いた時にそのまま食べてみたらほのかに甘味が感じられ美味しかった。切干大根は何回も手作業で裏表にして日に干すので時間がかかるらしい。私もオレンジピールのお菓子作りをした時にオレンジの皮を干す手間暇が案外かかるのだな〜と実感した。他の方法もあるのだろうけれど、このじっくりと日に干すという時間のかかる方法が一番味を美味しくするように感じる。それにしても切干大根と言えばあの匂いはアメリカ人には苦手なようだ。昔ルームメイトの1人がアメリカ人だった時、家に帰ってきたら何やらキッチンの棚の前で大騒ぎしていた。ルームメイトが何か異臭がすると言うので調べてみたら切干大根か   らの匂いだった。申し訳ないけれど匂いが出ないように厳重に袋に入れてほしいと言われた事があった。しばらくして他のルームメイトが大根の煮物を作っていた時にも同じようにクレームが出た。私たちにとっては慣れ親しんだ匂いであっても耐え難い匂いだったらしい。キッチンやダイニングテーブルが共同の場合はどうしてもその匂いがしばらく残るので日本食に慣れていない外国人と暮らす場合は、こういった配慮も必要だ。
そんなわけで切干大根は税関でひっかからないとしても、この匂いは封じ込めておかないと空気を抜いてパックをして完全に匂いを閉じ込めた。
ところで、この大根も柚子もスパイスのカテゴリーに入る。柚子やレモンはミカン科の香り付に使われるスパイスで皮は生でもドライでも料理に使われる。七味唐辛子の中に入っているミカンの皮も干したものは陳皮として使われている。スパイス辞典を書かれた武政三男先生の本によると大根もアブラナ科に属する野菜のスパイスなのだそうだ。生ですりおろして食べる大根おろしには辛味成分イソチオシアネート系の成分が含まれている。
そして同じアブラナ科でこのイソチオシアネート成分の入っている辛味系スパイスにはワサビやマスタードそしてホースラディッシュが入る。だから生の大根は和風辛味スパイスのカテゴリーに入るのだそうだ。スパイスは乾燥したものだけと思っている人も多いと思うが、こうやって考えると生の野菜の中にも香り付、臭み消し、辛味付け、着色とスパイスとして使われる野菜がたくさんある。今度、野菜売り場に行った時にユリ科、セリ科、ナス科、ショウガ科などの中からどんな野菜がスパイスの仲間に入るのか、、、興味のある人は、ちょっと違う視点で眺めてみるのも面白いかもしれない。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

久しぶりにTSUTAYAで新しいジャズアルバムを仕入れてきました。
その中にとてもゆったりした曲がありました。"Beyond The Missouri Sky"というアルバムです。Pat MethenyのギターとCharlie Hadenのベースのデュオでちょっと珍しいアルバムだと思います。ギターとベースの響きがなんとも心地のいいアルバムです。このアルバムを聴きながらアルバム名のミズーリ州には、行ったことがあるだろうかと考えましたが記憶がありません。訪問したアメリカの州の形をしたマグネットをチェックしたのですがありませんでした。周辺の州のはあったのですが。

"Beyond The Missouri Sky" Charlie Haden & Pat Metheny 

1.Waltz for Ruth 
2.Our Spanish Love Song 
3.Message to a Friend 
4.Two for The Road 
5.First Song (for Ruth) 
6.The Moon Is a Harsh Mistress 
7.The Precious Jewel 
8.He's Gone Away 
9.The Moon Song 
10.Tears of Rain 
11.Cinema Paradiso (love theme) 
12..Cilnema Paradiso (main theme)
13.Spiritual

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

数年前にワイフに勧められていっしょに始めたヨガですが、始めたころは時間がとても長く感じていました。変なポーズに身体がついて行かなかったこともあるでしょうね。最近は土曜と日曜のヨガクラスは欠かさず行っています。一つ一つのポーズを楽しみながらできるようになりました。身体が喜んでいるのがわかるので、一時間がとても短く感じます。ヨガのインストラクターはこうして今日もヨガが出来ることを喜び感謝しましょうと言われます。私も心の底からそう思います。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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Zakkaya Weekly No.938

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com