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NO.873             Ryo Onishi              2/3/2013  

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雑貨屋のひとり言

土曜日は晴れているのに家から見えるはずの六甲山が霞んで見えませんでした。大気汚染された空気が中国大陸から西日本に飛来し、深刻な影響を与えています。北京では一日滞在しただけでタバコを21本吸ったのと同じレベルだと言いますから相当深刻です。かつて日本も深刻な大気汚染がありました。急成長を続ける中国はすでに経験して対応できている日本に学んで欲しいと思います。
中国は尖閣諸島問題で日本を叩くより、自国民や周りの諸外国に迷惑をかけないようにするべきだと思います。≪R.O≫

 

運の良い年

新年を迎え、今年こそはと思っていたらもう2月です。2月は28日しかありません。“逃げ月”といわれ、あっというまに過ぎてしまうことでしょう。

私は引退生活に入ってからは毎年、「“コトシ”も“アスカ”」をモットーに日々を過ごしてきました。“コトシ”(こだわらない、とらわれない、しばられない)それに“アスカ”(明るく、素直に、感謝の気持ち)ということです。

新しい年も同じモットーを継続するにあたり、これまでの反省をこめて改めて“コトシ”と“アスカ”について考えてみました。“コトシ”(こだわらない、とらわれない、しばられない)も“アスカ”(明るく、素直、感謝)も結局は私本人の主観の問題であり、私の心の持ち方いかんであるということを今更ながら実感しています。

人は常日頃、自分より上級なもの、優れたものと比べる癖があり、何で自分はあの人より貧乏なのだろう、能力がないのだろう、恵まれていないのだろう・・・と不平不満で毎日を過ごしがちです。

ところが世の中には上があれば下も無限です。すべての点で自分より気の毒な境遇の人は無数います。病気で苦しんでいる多くの人たちに比べ、自分が健康であればそれだけでたいへんな幸せでしょう。仮に自分が病気であったとしても、もっと重い瀕死の患者よりはましです。

私は昨年、大きな手術を体験し、また、腎臓障害のため週3回、透析を受けに透析センターに通っています。透析時には太い注射針を2本も腕に差し込まれ身動きもとれず耐えねばなりません。健康時にくらべ、たいへんなハンデです。

しかし、私の通う透析センターに治療を受けに来る人々の中には、ベッドに寝かされて運び込まれる人、車椅子で来る人、歩行器に頼る人などがほとんどで、私のように自分の足だけで通ってくるのはごく少数派です。機器に頼る多くの人たちにくらべ、私は幸せです。中には足元もおぼつかないようなお年寄りが自ら車を運転して来るのも見かけます。妻に頼れる私は不平不満のいえるはずがありません。

病気になったこと、手術を受けたこと、透析に通うこと、これらすべて煩わしいことであり、健康で張り切っている友人・知人と自分をくらべ、「特に不摂生をしたわけでもないのに何で私が?」、「私ってなんと運の悪い宿命を背負っているのだろう」と思うことも可能です。しかしこのようなネガティブ発想は人生にとって良い果実を生まないことが身をもってわかってきました。健康な人には理解しえない貴重な宝ともいえそうです。貴重な宝を得たということは、私は「運の悪い宿命」ではなく、逆に「運の良い宿命」だったのだと評価できます。

私は以前、この欄で、この世の森羅万象はすべて必然の結果であり、初めから筋書きの決まっているドラマに過ぎない、と書きました。例えば私が生まれてから死ぬまでのすべての行動と出来事が自分の意志ではどうにもならない力(神、運命、宿命、サムシング・グレート)に支配され、しかもその筋書きがはじめから全部決まっているとしたら、何かの行為の結果が期待に反したとしても、それは始めから決まっていたことであり、避け得ない流れだったとあきらめがつき、納得できます。

「人事を尽す」のが自分の運命の筋書きであると信じ、そして「天命を待った」 結果がどんなであっても これまた同じ筋書きだと思えば納得出来ます。人事さえ尽せば後はその結果がどんなになるのか楽しみに待つ心境にもなれるし、それによって生じるどんな結果でも感謝の念すら生まれるのではないでしょうか。ただし「人事を尽くす」時点では、人間として出来るかぎりのことをし、ベストを尽くすことが大前提であることは当然のことでしょう。――― 次号へ続く ―――

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


しょうのない話を発泡酒で流す

割り勘という友情を酌み交わす

乾杯とこんなに義理が手を上げる

死神に待った まだまだ飲み足りぬ

祝杯の味もカルテのお墨付き

( ニュースやぶにらみ )


「車販売世界一奪回」

蓮肪さんあしからず −トヨタ

「昨年2000店超が閉店」

もう油を売ってられない −ガソリンスタンド

「豆よりも恵方巻に人気」

節分が待ち遠しい −鬼


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(264)「猛威を振るうインフルエンザ」

毎年、この時期はインフルエンザの流行期だが、今年はすでに“警報レベル”に達するほど猛威を振るっているようだ。保健所別患者報告数が(1医療機関)30人までなら“注意報レベル”だが、それを超えると“警報レベル”になる。国立感染症研究所は2月1日、全国約5000の医療機関から、1月21日〜27日に報告された1医療機関当たりの平均インフルエンザ患者数が36.44人となり「警報レベルに達した」と発表した。更に同所の発表によると、この1週間で全国の医療機関で受診した患者数は(前の週より74万人も多い)約214万人、1医療機関当たりの患者数では、新潟(約54人)が最も多く、次いで千葉(約53人)、長崎(約51人)、埼玉(約50人)、愛知(約47人)、福岡(約46人)の順となっている。検出されたウイルスは昨シーズン同様、A香港型が患者の大半を占め、東京都(1医療機関当たり約33人)では患者の9割がA香港型。そして全国的に言えることは患者の4割が成人、60歳以上が過半数を占めているとのこと。このインフルエンザ、高齢者や乳幼児は肺炎や脳炎などを合併することがあり最悪の事態に陥るケースもあるので怖い。

翁の親友2人(R君とT君)が今、この厄介なインフルエンザに罹っている。R君、最初は喉の痛み、鼻汁、咳など普通の風邪症状だったのだが、いつまで経っても悪寒が治まらず、そのうち倦怠感、頭痛、関節痛などの全身症状が発生、おまけに度々39度、40度の高熱に苦しめられ“もしや”と思って専門医に診て貰ったら“やはりA香港型”と診断された。R君は2週間も仕事を休んで療養したので、そろそろ回復の兆しが見え始めているが一方、T君は「1週間前、2泊3日の香港旅行で“香港風邪“を貰って来た」、シャレにもならない本当の話だ。彼もまた「風邪を引いた」程度に考えていたが(上記)R君同様の症状に陥り、急いでかかりつけの医院に駆け込んだ。結果はやはり”A香港型“。R,T両君とも、ちょっとした油断で“香港ウイルス”に冒されてしまったわけだ。

今更ながらだが、インフルエンザの感染ルート、予防法、流行の時期などを調べてみた。インフルエンザの感染ルートには飛沫感染(空中感染)と直接感染がある。飛沫感染とは、人のくしゃみ、咳などに含まれるウイルスを近くで吸い込むことにより感染すること。くしゃみや咳で飛び散った唾の中のウイルスは、数時間は空中に漂い、1個のウイルスが24時間後には100万個になるほど増殖のスピードが速いと言われている。更に電車のつり革やドアノブ、カーテン、椅子、食器など至る所にくっついているウイルスは、悠々3時間は生き続けるそうだから、それらを触った手で食べ物を口の中に入れたりすれば直接感染となる。したがって予防の基本は、外出時のマスク着用、(外出先でも)度々の手洗い、うがい、勿論、帰宅後の手洗い、うがいは更に丁寧に行なうにこしたことはない。

インフルエンザの流行期は冬場(だいたい12月〜3月)が多い。この時期は気温が低く乾燥しているので鼻や喉の粘膜が敏感になって感染しやすい状態になるから、空気中に漂っているウイルスにとっては実に好ましい環境なのである。しかし、インフルエンザは冬ばかりでなく夏でも流行することがある。実際、沖縄では2005年から2007年までの3年間、毎年夏にインフルエンザが流行して、そのたびに7校もの学校が学級閉鎖をした。それほどに大きなニュースにならなくても各地で“夏の異変(インフルエンザ)”が起きている。
つまり風邪(感冒)やインフルエンザは、いつ、いかなる時に我々に襲い掛かって来るかわからないのだ。したがって用心深い(本当は臆病者の)翁のマスク着用、うがい、手洗いの励行は、すでに(年中の)行動習慣になっている。翁は外出時、いつもバッグや上着のポケットにマスク数枚、手拭き用のウエットティッシュ、それにバッグには小型のお茶のペットボトルを持ち歩いている。ペットボトルは勿論、水分補給のためでもあるが、うがいのためでもある(うがいをする場所には気をつけるが・・・)。

毎年秋口に『高齢者インフルエンザ予防(ワクチン)接種の案内』が届く。翁はいつも11月頃(近くの医院で)注射して貰っている。ワクチンは、その年にどのウイルスの型が流行するかを予測して(毎年)製造されるそうだ。ワクチン効果は1年間であるから、流行シーズンの前に接種することが肝心だが、ワクチンを接種しているから、といってインフルエンザに罹らないという保証はどこにもない。故に(前述のように)マスク着用、手洗い、うがいの励行が基本となる。

「インフルエンザの流行期には、特に高齢者や慢性疾患(慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害、ステロイド内服などによる免疫機能不全など)を抱えている人、疲労気味、睡眠不足の人は、なるべく人混みや繁華街への外出は控えましょう」と区役所や保健所からのお知らせが届くが(現役引退者であっても)会合の多い翁は、ほとんど毎日、車や電車で出かけている。4年前、泌尿器系器官のガン手術で本来、左右にある腎臓の1つ(右腎臓)を失った。以来、主治医から「残っている腎臓(左)に負担をかけるような運動は避けること、転んだり、ぶつかったりしないこと、インフルエンザは勿論のこと、普通の風邪にも気をつけること、普段から水分を多く摂ること」など、さまざまな注意をいただいている。翁が術後からタバコを止め、前述のように(神経質なくらいに)マスク着用、手洗い、うがいを励行している甲斐あってこの4年間、風邪1つ引かず、元気にゴルフが出来るのも主治医のご忠告のお蔭と感謝している。ただ、タバコを止めてからというもの、あれよあれよという間にメタボになってしまったことだけが悔やまれるが・・・

インフルエンザの猛威に呑み込まれたR君とT君には普段お世話になっているのでお見舞いをしたいのだが、お互いに“感染”を心配して近づくことが出来ない、実にもどかしい。せめて遠くから早期快復を祈るしかない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

ソルト&ペパー(塩と胡椒)

粗引き塩と黒コショウと聞くと何を思い浮かべるだろう。ステーキやベイクドポテトやサラダに使う基本的な調味料としてアメリカのレストランでは大抵テーブルの上に置いてあるのがこのソルト&ペパーなのだが先日、マーケットに行ったら珍しいチョコレートを見つけた。
それがこの塩と黒胡椒が入ったダークチョコレート。昨年の今頃はチリ(赤唐辛子)が入っているチョコレートの事を書いてみたが今回はこの塩と黒胡椒入りのチョコレートの味を試してみることにした。よく日本のお汁粉やぜんざいに甘みを強くする為にわざと隠し味としてほんのひとつまみの塩を入れたりする事があるがチョコレートの場合はどんな感じなのだろうと想像がしにくかった。食べたい味というより興味本位で試しに一つ購入してみた。
車の中で帰る途中、まずは一かけ味見してみようと片手で割ろうとしたら、全く固くて割れない。両手で割ろうと試みるがそれでも割れない。しょうがなく片手運転のままでかじってみた。口の中でほろ苦い甘みのチョコレートが溶けた後、粗塩と粗引き黒胡椒が口の中に残る。それを噛んで食べるととジャリッとした感触が残る。
隠し味などという控えめさなどは全くない。チョコレートも粗塩も黒胡椒も其々が存在を主張し合って譲らない。ピリッとした黒胡椒もしょっぱい塩味も甘いチョコレートも交じることがない。美味しいとか美味しくないとかいう次元では表現しにくい。この独特な組み合わせのチョコレート。また食べてみたいかと聞かれたら個人的にはちょっとパス。
その他にユニークだと思ったのがあの真っ赤なタバスコのロゴが入っているタバスコチョコレート。これは何となく想像出来そうな感じのチョコレートだ。また毎回手にとっては買う勇気が無いのだが何とベーコンと燻製塩入っているチョコレートがある。誰がこんなチョコレートとの組み合わせを考えるのだろうかと思ってしまう。たまたま遊び心で作ったらいけるのでそのノリで商品化してしまったのだろうか…日本ではけしてありえない組み合わせのチョコレートだ。
甘くてしょっぱい日本のお菓子では粗目砂糖がまぶしてある醤油煎餅があるが米国人には受け入れられるだろうか…私が好きなスナックに無印食品の人気商品でブラックペパーがまぶしてあるお煎餅があるのだが和と洋が妙にマッチしていて美味しい。そこに青紫蘇とチーズを挟んでのりで巻いたりすると立派なオードブルになる。まさかと思うものの組み合わせもあれこれやってみると意外に美味しい発見がある。
さて、今年のバレンタインはどんなチョコレートが売上上位を占めるのだろうか…

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

近所のTSUTAYA店はシニア半額の特典があります。半額クーポンの期間でなくても、いつでも半額なのですからありがたいと思います。大阪や三宮店にもこの制度があれば、積極的に活用しようと思っています。
久しぶりに近所のTSUTAYAに行くと、まれに新しいジャズが見つかることがあります。だれでも知っている童謡がジャズで演奏されているアルバムがありました。題して"わらべJAZZ"です。これなら気軽にジャズが楽しめるかもしれません。
TRI4THは2006年から開始した先鋭ジャズコンポです。
"わらべJAZZ" TRI4TH

01-幸せなら手をたたこう
02-ドレミのうた
03-どんぐりころころ
04-さくら さくら
05-ぶんぶんぶん
06-うみ
07-かえるのうた
08-犬のおまわりさん
09-七夕さま
10-村祭
11-大きな古時計
12-きらきら星
13-大きな栗の木の下で
14-聖者の行進

織田祐亮(trumpet,flugelhorn,pianica)
藤田淳之介(sax)
喜多形寛丈(piano)
伊藤隆郎(drum)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

週末は急に暖かくなりました。これまでの寒さから解放されて気が楽になり、春ってこんな感じなのかと思わせてくれました。しかしなんといってもまだ2月になったばかりですから、もう少し寒さを過ごすのは仕方ないですね。私は残念ながら喉の調子が悪くなってヨガに行けませんでした。早く体調を戻したいと思います。《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.873

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com