Zakkaya Weekly No.75

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Ryo Onishi 10/19/97

先々週、ゴルフのコンペに参加しまして、何位だったか忘れましたが賞品をもらいました。その賞品はブランドもののベルトでした。ずいぶん長い間ベルトを使っていたので、そろそろ新しいベルトがほしいなぁと思っていた矢先だったので、喜んでいただいて帰りました。そしたらワイフが日本で、私にお土産としてベルトを買って来てくれました。まあここまでは良くある話ですね。ワイフが親戚の人から、私へのお土産としてもって帰ってくれた箱を開けてみたら、なんとこれもベルトでした。それも二本入り。あっという間にベルト持ちになってしまいました。これから毎日ネクタイ感覚でベルトも変えながら楽しもうかなと考えています。(R.O)

兄の随筆集(2)

 前回に続き、私の兄の随筆集からの転載です。

七年ぶりのお雛様(河合 成近)

娘、弘子の初節句の時、妻の母が買ってくれたお雛様を毎年桃の節句には飾っていたのですが、娘の成長と共に、又、私達も仕事の忙しさにかまけて、ここ数年は飾る事もなく、しまわれたままになっていました。息子は既に自立し、娘も昨春嫁ぎ、現在は夫婦二人と犬一匹の暮らし、相変わらずせわしく仕事をしていますが、気分的には今が一番気楽な日々を過ごしています。

今年、三月も間近かになって、妻がお雛様を飾り始めました。私も久し振りのお雛様を懐かしく眺めたものでした。

数日後、突然娘から、これから二人で行くからとの電話があり、やがてやって来た娘、「あっ、お雛様だ、懐かしいなあ」 それからしばらくは、お雛様談義、そしてやおら、「私赤ちゃんできたよ」 の娘の言葉。妻「えっ、ほんと!」 私「ほんとかよお」 二人同時に声を上げたのでした。娘に言わせると、電話で知らせようと思ったのだけど、二人がどんな顔をするか 見たくって、わざわざやって来たとのことでした。今は妊娠三ヶ月位で、もう赤ちゃんの写真が撮れるんですねえ、子宮内の写真だそうで、これが赤ちゃんと指された所に三ミリ位の白い点、お陰で早々と孫との対面をさせて貰いました。

娘達が帰るのを私達が見送りに出て、部屋の中に人が居なくなると、お雛様達が騒ぎ始めました。「あの弘子ちゃんに赤ちゃんが出来たんだって」 「良かったね」 「おめでとさん」 ガヤガヤガヤ・・・・・。

内裏様もお喋りを始めました。「亡くなったおばあちゃんも、喜んでいるでしょうねえ」 「そうだねえ、おばあちゃんと言えば、今度はここのお父さんお母さんがおじいちゃん、おばあちゃんになるわけだ」 「ちょっとぴんときませんねえ。そう言えばさっき、お父さんが、とうとう俺もおじいちゃんか、参った参った、なんて言っていましたね」 「でも、参った、参ったなんて言いながら、嬉しそうな顔をしていたよ」 「あっ、二人が戻ってきましたよ」 「シーッ!」 (平成7年6月)

 河合将介 skawai@wakao.com

健康の方程式「息・食・動・想ですぐ実行できること」西尾誠一郎

瓜生先生はなるほどと思ったらすぐ実行できることが万人のための法則だといいます。先生の話のまとめに息・食・動・想の順で実行できることを述べてみましょう。

1.息、つまり呼吸法について

呼吸ができなくなればすぐ死に至るように、呼吸は私たちにもっとも直接的な、最大、最強の影響を与えます。お釈迦さんは息を吐いて吐いて吐ききること。吐けば必ず入ってくると教えています。決して難しいことではありません。気がつけばおへその下にふっと注意を向け、にっこり笑ってフーッと吐けばいい。それだけです。大切なのは二酸化酸素のバランスなのです。

2.食について

ヒトの歯は木の実、穀類、野菜、果物をかみくだき、すりつぶす白歯、門歯が28本、肉や魚を食いちぎる犬歯が4本あります。つまり植物食7に対して動物食1の割合に食べる方が健康に一番良いというのです。60年の長さにわたって丹念な調査を経て世に問うた近藤正二博士の「長寿村と短命村」(サンロード出版)の結論もそれと同じようです。すばらしいほんですから是非お読みください。

東北大学の衛生術の教授であった近藤先生は全国1000ヶ町村の長寿食、短命食を調べて回った方です。健康に働く70歳以上の人が10%〜15%にも達する長寿村もあれば、1%台の短命村もあることに気づき、1町村に3ヶ所も住み込んで、あらゆる角度からその原因を解明しょうと努力しました。そして長寿は食物が原因だと結論づけたのです。食養生の本は何百冊とあってみなさんも迷うと思いますが、近藤先生の結論は、単純明解、簡単率直です。

@主食は未精白の雑穀、玄米はもとよりアワ、ヒエ、キビも含みます。

A野菜を多量(1日 400g〜500g)多種に、青菜、カボチャ、ニンジンが大切。

B小魚・海草類を食べる

これだけです。これに化学調味料や砂糖を廃し、添加物のないみそ、醤油、ぬかづけなど、自然の発酵食を加味すれば最高です。胃・腸を休ませるために、1日2食がいいでしょう。しかしあまり厳格に守るとストレスが溜まります。たまにはお祭りも必要です。 60点の及第点が取れればいいでしょう。

これからの世界の食糧事情を考えると、甲田光雄先生の生采食法はもっと試される価値があります。1日700Kcalで元気に暮らしている人たちのことを考えると、基礎代謝1200Kcalというガン代栄養学は再検討する必要があります。

動について

人間の動く方向は、前後の屈伸、左右の屈伸、左右に回すことと関節の伸縮の8つです。曲げるときは反対側に重心を移す。回すときは同側、伸縮も同側という「重心移動安定の法則」があります。前後の屈伸と伸縮は無意識でも重心の移動は正しく行われているので問題ありません。左右の屈伸と左右のねじれは不自然な重心のまま行うことがあるので注意が必要です。それを意識している時は問題は起きませんが、そうでないと体の歪みになって問題が起きます。その歪みをとるのが操体法です。

想について

あらゆる生命は、植物なども含めて、気持ちのいい方向に向かって生きています。自分が気持ちよく生きるには、他人の快、いやすべての生命の快も大事にしようという姿勢で生きることが大切です。

(最後に少しまとめすぎましたが以上で瓜生先生の話は終わりです。)

編集後記

やっと涼しくなりましたね。先週は10月中旬というのにロスは暑かったですねえ。

先週水曜日にシンシナティに出張で行ってきましたが、もうすっかり秋で、長袖のカジュアルシャツだけで町を歩いたのですが、ずいぶん寒い思いをしました。ロスにいると気候的な面で常識がなくなっているのかもしれません。(いやそれ以外にも…)ロスのみなさん注意しましょう。

 

Zakkaya Weekly No.75

雑貨屋店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net