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NO.628                Ryo Onishi              5/25/2008  

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雑貨屋のひとり言

KY(空気読めない)に代表される略語が話題になったりしますが、私や長尾さんが楽しんでいるハムの世界では昔から略語は使われています。素晴らしいはFB(Fine Business),BFはFBの反対の意味になります。YLはYoung Ladyで女性、WXはWeatherで天気ということになります。もうハムの世界しか使われていないモールス信号ではもっとたくさん使われています。送信機TransmitterはTX, 受信機ReceiverはRXです。TNX FB QSOは、「素晴らしい交信ありがとう」ということになります。ハムの略号は公共の電波を使って、悪いコンディションのなかで交信するためにできるだけ短く済まそうという考えで用いられたのですが、今のような時代、会話くらい略語を使わないでちゃんとしゃべってほしいなと思います。(R.O.)

ギャグは逆なり、逆転の発想

4月はじめの当欄(Zakkaya Weekly No.621)で逆転の発想による入社式の提案をしました。即ち、入社式では、先ず新入社員がその企業の経営のあり方について問題点や改革案を提起し、社長以下経営トップはがそれに答えて決意表明をするというものでした。

また以前、『発想、三つの側面』で(1)客観的事実、(2)ユーモア・ジョークの発想、とともに、(3)逆転発想について述べたことがありました。

お笑いの世界にも「ギャグは逆なり」という発想があるのだそうです。有名な例えとして、「犬が人に噛み付いてもニュースにはならないが、人が犬に噛み付いたら立派なニュースになる」 といったようなものです。

あるコメディアンが舞台に立って いきなり手に持った林檎(りんご)の皮をナイフで剥き出したそうです。観客が あっけにとられて見ていると、彼は皮を剥き終わった林檎を放り捨て、皮の方をむしゃむしゃ食べたそうです。

観客がドッとわいたそうです。この発想は 何もお笑いの世界だけではなく、私達のビジネスや日常生活にも何か大きなヒントを与えてくれるような気がします。

世の中の、又は自分の常識の束縛から離れ、逆の発想をしてみると、ビジネスや人生に新たな展開があるかもしれません。

 私のいう「逆転の発想」とは要するに現実に起こっている物理的・客観的状況を精神的・主観的には反対に考え、それをポジティブ発想に置きかえってみようとするものです。

 すべてがうまく進行している最良の時に最悪を考え,健康の時に病気を思い、お金のある時に貧乏を思う。 ―― そうすれば感謝の気持ちを養う事が出来るでしょう。

 また、最悪の時に「これ以上悪くならないのだから」と希望を持つ。―― そうすれば頑張ろうという気持ちが涌き出てくるでしょう。

 どんなにもがいても、しょせん人間の運命なんて知れたもの、それならば物事はネガティブ(否定的、うしろ向き、悲観的)に考えるより、ポジティブ(肯定的、前向き、楽観的)に発想したほうが人生は充実するだろう、要するに、人は心の持ちようである ―― これが「逆転の発想」の原点なのかもしれません。
  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「」

 

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

誠実を武器に無口の棒グラフ

真っ直ぐに生きた笑顔と力瘤

そこそこの暮らし虎穴に近寄らず

怒も哀も時に流してきた笑顔

意気込んだ5年日記の以下余白

( ニュースやぶにらみ )

「売上500億円超」
笑いが止まらない −吉本興業

「三世代世帯減税」
今日のサザエは機嫌がいいな −波平、ふね

「成績不振でコリンズ監督辞任」
勝率31%で? −支持率26%の首相

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから

                                  

龍翁余話

龍翁余話(32)「奈良2題」

龍翁余話(30)「薬師寺展」を書いて以後、“奈良”に関わる話が2つ出て来た。その1つは、翁たちの企画集団『APP』が立案した『平成の遣唐使〜長安を訪ねる旅』と題する旅企画、もう1つは、ずっと昔、一度お会いしただけの、お互いに顔も覚えていない、しかし、交流の続く大切な友からの“奈良へのお誘い”の手紙。薬師如来のご利益か・・・

『APP』が立案した『平成の遣唐使〜長安を訪ねる旅』とは・・・「遣唐使は唐の国(中国)の先進的な技術や文化、教育、経典等の習得・収集が目的だった。そして倭国(日本)は、その間(630年〜894年の264年間)、唐の国から多くのことを学んだ。それらを基に日本は独自の文化・教育・政治体制を確立、歴史を重ねて今日に至っている。わが国最初の首都・平城京(奈良)の都市づくりも唐の国・長安がモデルである。千数百年を経た今日、我々は唐(長安=現在は西安)への旅を再現することで、先祖(遣唐使)の心に迫り、悠久の歴史の重みを知ることが出来る」というのが趣旨。たまたま、奈良市と西安市は姉妹都市。そこで『平成の遣唐使』たちは奈良市長の“遣唐使時代の感謝と今日的友好親善交流のメッセージ”を携えて西安市(長)を訊ねる、という内容のもの。

その長安(西安)とは、ローマ、アテネ、イスタンブルとともに世界4大古都。3100年の歴史を有し、かつては東西を結ぶシルクロードの起点でもあった。それだけに輝かしい(多くの)歴史遺産を誇っているが、中でも特に訪ねたい場所が3箇所。1つは弘法大師(空海)ゆかりの寺・青龍寺。多くの遣唐使がここで学び、仏教はもとより医学、陶工芸、美術、竹・木細工の技術などを日本に持ち帰った。いわば、この寺は、日本文化の礎をもたらしたルーツとも言える古刹。境内には、空海記念碑、空海記念堂が建設されているそうだ。次は、翁が「薬師寺展」で拝観した玄奘(げんじょう)法師、つまり、『西遊記』でおなじみの三蔵法師が管長を務めた慈恩寺。法師が、インドから持ち帰った訳経が今でも大雁塔(652年建立)に収められているという。そしてもう1つは、第8次遣唐使(717年)の遣唐使団員として唐に渡った阿部仲麻呂の記念碑がある興慶宮公園。仲麻呂は詩人・李白とも親交があったという。学才の誉れが高かった彼は、現地で科挙(政府高等官試験)に合格、幾つかの行政機関の要職についたが、日本に帰る機会を失い、770年に彼の地で72歳の生涯を閉じた。故国日本への望郷の念を詠った『天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも』(753年)は、百人一首にも選ばれ遺されている。そのほか、西安市には秦始皇陵兵馬俑博物館や、楊貴妃ゆかりの華清池など見どころがいっぱい。資料(ガイドブック)を見るだけでも、悠久の歴史ロマンに駆られる。が、この企画の実現はかなり先になりそうだ。北京オリンピック、チベット問題、四川大地震などで大揺れしている中国は今、『平成の遣唐使』迎え入れどころではあるまい。

先日、奈良在住のKさんからお手紙を頂戴した。Kさんは『龍翁余話』の熱烈な愛読者のお一人。彼自身はパソコンは扱えないが、毎号、お孫さんがプリントアウトしてくれるので、欠かさず読んでくれている。そして時折、感想文を寄こしてくれる。先日の手紙「龍翁さんが最初に奈良へ来られたのは、もう30数年前でしたね。また、いらっしゃい。薬師寺をご案内いたします。そして、昔、龍翁さんと訪ねた“柳生の里”へ、もう一度行きましょう・・・」おお、懐かしい思い出!そう、30数年前、岡 潔先生(数学の権威者・当時、奈良女子大学理学部教授、1978年に亡くなられた)をインタビューしたことがある。その時、お世話をしてくれたのがKさん(当時、大手新聞社の記者)だった。長年、年賀状の交換はしていたが、本格的な文通は、翁がかつて制作したテレビ番組の視聴感や、『龍翁余話』の読後感をお寄せいただくようになってからで、実は、あれから一度もお会いしていない“心の友”である。
岡先生のご自宅で“日本の心”のお話をうかがった後、Kさんと翁は“柳生街道”を歩いた。翁、子どもの頃から『宮本武蔵』(吉川英治著)の大ファン。剣聖・柳生石舟斎に試合を挑んだ武蔵が歩いた道、それだけで若き日の翁の心と足は弾んだ。柳生街道を知り尽くしていたKさんの細やかなご説明が、今でもしっかりと翁の脳裡に記憶されている。剣豪・荒木又右衛門が試し斬りしたと伝えられる首切地蔵、岩石窟に彫刻された地獄谷石窟仏、昔風そのままの峠の茶屋、その下に広がる茶畑を通り過ぎると“柳生の里”はもう直ぐ。鬱蒼と茂った林の中に建つ天乃石立神社、扉の形をした巨岩、前伏磐、前立磐、後立磐からなる巨石を御神体として祀っており、ここが柳生家の修練の場だったそうだ。奥に、真ん中から真っ二つに割れた一刀石と呼ばれる大岩がある。柳生新陰流の始祖・柳生石舟斎・宗巌(むねよし)が天狗を相手に剣の修行をしていて、天狗と思って斬ったのがこの岩だったと伝えられている。

いやあ 実に懐かしい思い出を蘇らせてくれたKさんのお手紙・・・『平成の遣唐使』企画が本格的になり次第、奈良市と柳生の里の再訪を是非とも果たしたい、と切望する翁からKさんへの返信「岡先生の遺訓、“なぜ、教育現場は本当のこと(歴史)を教えないのか、為政者の嘘っぱちをいつまで許しておくのか”の警鐘を、私は今こそ強く打ち鳴らしたい。
柳生の里で新陰流“活人剣”の心に再度接したい。貴兄のお誘いに心から感謝。薬師寺での再会を楽しみに、貴兄のご健勝を祈るや切」っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

土曜日の夕方、日本の居酒屋を紹介しているテレビ番組がありまして、そこで飲まれているお酒も、おいしそうに食べているお料理もたいへん興味がありますが、同時にバックグラウンドミュージックとして採用されているジャズもいいのです。先週も、やはりジャズが流れてきました。ピアノではじまり、フルートのやさしい音が流れてきました。Akiko GraceのComo Fueという曲でした。すぐにMyアルバムをチェックです。すぐに見つかりました。Akiko GraceのJazz Street The Duoです。いつもアルバム単位で紹介していますが、一曲だけでもいいのかなあと思いました。これならいくらでも紹介できます。

Akiko Grace(グレース アキコ)
Jazz Street - The Duo


1 Cinema Paradiso
2 So Be It
3 Rain
4 When I Fall In Love
5 Straight No Chser
6 Como Fue
7 Estate
8 Triste
9 My Soul
10 White Roses For You
11 Pulse Fiction (Take 1)

<R.O.>

編集後記

先週、関西加州会会長の田渕さんが私の勤務している神戸の会社に立ち寄ってくれました。久しぶりにお会いしました。毎日一万歩以上歩いて、そしてジムにも通っているそうです。とてもお元気そうでした。みなさん結構運動してるんですね。私ももっとやらなきゃーと思いました。
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Zakkaya Weekly No.628

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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