私(河合)は5月21日(水)から6月16日(月)までの約4週間、日本へ行きます。
日本滞在中はコンピュータを持参しませんのでE-メールの受発信はできません。この間、何かありましたら下記へご連絡ください。
(1)5/23(金)から 5/30(金)まで
ホテル・ルートイン諏訪、電話:0266−53−0500
(2)6/1(日)から 6/3(火)まで
ホテル・サンルート浅草、電話:03−3847−1511
(3)6/4(水)から 6/7(土)まで:旅行中
(4)6/8(日)から6/15(日)まで
ホテル・サンルート浅草、電話:03−3847−1511
米国では今、額面(金額表示)のない切手が大いに売れているようです。米郵政公社(USPS)が売り出した「フォーエバー(永遠)切手」と呼ばれるもので、現在の料金でこの切手を購入しておけば、郵便料金が将来いかに変更(値上げ)されても、この切手は新料金に対応するので、一切追加の切手を貼る必要のないというものです。
即ち、「今後料金がどのように変更になっても、追加料金なしで“永久”に通用する切手、即ち“フォーエバー”」というわけなのです。ただし、料金の変更が発表されれば、その時点以降に販売される「フォーエバー切手」新料金になる仕組みです。
この切手のデザインは米国独立の象徴である「自由の鐘」が描かれてあり、当然ながら料金は記載されていません。ただ「USA
FIRST-CLASS FOREVER」とのみ印刷されています。
ここ米国では、E-メールの発達で郵便を利用する人は減少してはいるものゝ、それでも家族や友人らにカードを送るのが盛んです。また公共料金ほか各種の支払いも小切手を郵送する方法が一般的です。現在の切手料金は1オンス(約28グラム)までの封書が39¢となっています。
この郵便料金が今月5月12日から42¢になりました。前回の料金変更が昨年(2007年)5月で、その前の変更(¢37から¢39への値上げ)は一昨年(2006年)1月でした。毎年値上げされていることになります。30年前、これに相当する切手の額面は15セントだったそうです。
日曜・祭日を除く毎日配達するためのガソリン代、人件費負担もたいへんでしょう。郵政当局の苦労も理解できないわけではありませんが、諸物価値上げで財布は軽くなる一方の私たち消費者にとって厳しい現実です。
フォーエバー切手の発行は、郵政当局側にしてみても小額(今回は¢3)の差額切手を大量に印刷する手間が省けるだけでなく、利用者が大量購入することによる資金調達が可能になり、金利相当分の収入が見込まれますし、私たち利用者側にとっても値上げ前にこの切手を多少買いだめして値上げに対抗しようとする心理が働き、両者にとって決して損な取引ではないのかもしれません。
ニュースによると今回の郵便料金の改定を前に、駆け込み購入が殺到したそうで、最近では1日当たり約6千万枚も売れ、これまでの累積販売は約60億枚に達し、米郵便史上、最も売れた切手になりつつあるのだそうです。
河合将介(skawai@earthlink.net) |