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NO.587                Ryo Onishi              8/12/2007   

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雑貨屋のひとり言

暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか?
昨日から長い休みに入りました。高速道路、新幹線、空港は混雑しているようですが私は関係なく徒歩です。
一日一万歩を目指して歩きはじめたのがちょうど一年前のこの休みからでした。
今回の休みも、毎日歩く予定にしています。暑さを避けるために6時過ぎから歩いていますが、帰ってきたらびしょびしょです。この一週間は最低一日一万歩を目標にしたいと思います。
今日も朝から暑い一日でした。東北では36度以上を記録しましたが、沖縄が28度台で意外でした。
(R.O.)

ビジネス引退から1 0年、古希

10年前の1997年8月、私は日系企業のロサンゼルス駐在員として親企業の規定に従い、満60歳で定年退職しました。

日本の国語辞典によると、定年とは「法規・規則によって退官・退職すべく定められた年齢(岩波書店、広辞苑 第二版)」とあります。最近は日本でも定年イコール人生の終点というネガティブ・イメージにとらわれる考え方は少なくなっているようで、定年後は第二の人生のスタートとして積極的に生きようとする人が多くなっているようです。

でも、私がビジネスを引退した10年前ころ、日本(人)の間には、必ずしも「定年=第二のスタート」といった発想がまだ定着していませんでした。

私が企業定年を迎えても日本へ戻らず、ここ米国に居残ったのも米国流ポジティブ発想(ビジネス引退は第二の人生のスタートである)に魅入られたことが要因の一つであったわけです。

 およそ定年という制度が存在するのは、サラリーマンの世界ぐらいのもので、それも日本など、ごく限られた国にしかない特殊な制度です。現に、ここアメリカで企業が無条件にそんな制度を作ったら、年齢差別で訴えられてしまいます。家庭の主婦にも定年はないし、人生そのものに(恋愛にだって)定年はありえません!

あれから10年、私は定年退職という折角のこの機会を前向きに捉え、「定年とはたった一つの人生を二回以上、有効活用出来るよう神から授かった特権である」と勝手に定義し、前向き発想で生きるよう務めてきました。そしてこの8月(2007年8月)、間もなく70歳の区切りを迎えようとしています。

先日、私たちの仲間内の皆さんへグループの幹事さんから次のようなメールが発信されました。

*****************
(前略)
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。今年も半分を過ぎ、また暑い夏がやって参りました。
8月生まれは美男美女ばかり!・・・の中のお一人、河合さんの70歳のお誕生日の夏でもあります。
今年は、たいへんお目出度い『古希』を迎えられたわけです。
そこで、会のフルメンバーで、古希のお祝いをして差し上げたいと、実行委員が下記のように計画を致しました。どうぞ皆さま、お忙しいこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加をお願い申し上げます。(以下略)
  *****************

『古希(古稀)』とは国語辞典によれば『数え年70歳のこと。また、その祝い。杜甫「曲江詩」の「人生七十古来稀」に由来するという』とあります。現代は「数え年」の時代ではなく「満年齢」の時代ですので私もここで“めでたく”古希を迎えるわけです。

私のために祝いの席を設けてくださった皆さんに対し感謝感激です。(少々複雑な心境でもありますが・・)

中国、盛唐期の詩人である杜甫(712〜770)の時代の平均寿命はどれほどだったか知りませんが、仮に「人生五十年」、40歳を「初老」と称した時代であったら確かに70歳は「古来まれなり」と言えたかもしれません。

しかし、今や日本人の平均寿命は男性79.00歳,女性85.81歳(日本の厚生労働省が2007年7月発表した平成18年「簡易生命表」による)であり、これによると男性の20.6%、女性の43.9%が90歳まで生きる計算になるのだそうです。

仮に「人生50年」と「人生82.4年(男性79.00歳,女性85.81歳の平均値)」を比較すると今の寿命(82.4年)は「人生50年」に対し1.65倍長くなったことになります。

この計算でゆくと、古希は70X1.65=115歳となり、これなら今でも「古来まれ」といえましょう。

逆に言えば、今の寿命に0.6掛けしたものが「人生50年」時代に相当することになります。(50÷82.4=0.61)

長寿の祝には古希の他に還暦(60歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卆寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)などがありますが、これらも今の時代に合わせると、それぞれ0.6を掛けなければならないかもしれません。尤もそうすると文字(喜、傘、米、卆、白、百)と数字の意味合いが合わなくなってしまいますが・・。

まあ、理屈はともかく、私も古希まで無事に生を永らえたのですから、「古来まれ」と言われる生き甲斐を見つけ、これからは第二の人生を超えた第三に人生に歩を踏み入れようと思っています。
 これまでの人生を与えてくださったすべて人々、森羅万象に感謝しつゝ。

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り言ラジオ体操

“早起きは、三文(さんもん)の得”という諺がある。三文とは、江戸時代に使われていた、価値の低い穴あき銭(1文)が3枚、ということで、“三文小説”(くだらない小説)、“三文文士”(評価の低い作家)、“三文奴”(役に立たない人間)など、あまり上等でない場合に用いられる言葉だ。がっ、しかし、“三文の得”は、価値の高低や多少を言うのではなく、早起きすると健康にいい、とか、大切な一日の始まりに気分が引き締まる、など、何かしらの得があるよ、という意味。ここで、早起きが大の苦手な私が、珍しく早起きしたおかげで“三文の得”を実感したお話・・・

出張続きのつい先ごろのこと、たまたま朝7時の新幹線に乗るために6時に家を出た。酷暑の真っ只中とはいえ、この時間帯は、まだいくらか涼しい。“たまの早起きもいいものだ”と気分も爽やかに、いつもの地下鉄へ向かっていると、近くの公園で子どもたちの朝の体操場面に出会った。ラジオ体操・・・私にとって、それはもう、遠い思い出しかない。急に懐かしさがこみ上げ、ちょっと足を止めて、目を細めながら子どもたちの元気な体操を眺めた。不揃いのバラバラ動作が、かえって可愛らしい。わずか2〜3分だったが、その間、“私の子ども時代”が脳裏を走った。夏休みの始まり(7月20日)から10日間、地域の小学生が広場に集まってNHKのラジオ体操をさせられた。そう、強制的に、だった。最上級生(6年生)がリーダーになって、参加した下級生の“出席カード”にハンコを押す。10個のハンコが押されると“皆勤賞”として鉛筆かお菓子が貰えたように記憶している。私の兄(俊ちゃん)がリーダーだった時、早起きが大嫌いだった私は「お願い、ハンコだけ押してよ」とおねだりしたら、兄にひどく叱られたものだ。目をこすりながら、しぶしぶ出かけ、手足を動かすマネをしていた私は、今、目の前の子どもたちの“不揃いの体操”よりヒドかったのでは、と思い出されて苦笑する。

ところで、ご承知のように、ラジオ体操の歴史は長い。1928年(昭和3年)に当時の逓信省(今の日本郵政公社)が制定したのが始まりで、正式名称は国民保健体操だった。標準的なラジオ番組構成としては、「ラジオ体操の歌」(藤浦 光作詞、藤山一郎作曲)のあと、ピアノ伴奏による手足、首、などの軽い運動(ラジオ体操第1)が行なわれ、間奏のあと第2体操(体躯全部を動かす運動)に入る。このラジオ体操は小学校から工場など職場まで広く普及しており、近年では、学校の夏休みに町内会や自治会が主催する“ラジオ体操の会“、中央行事としては”1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭り中央大会“も催されている。

さて、新宿に住む私の叔母(74歳)が、近年、“夏のラジオ体操の会“にご執心だ。「早起きして体を動かすと、身も心もしゃきっとする。疲れた時は行きたくもない、まさに健康のバロメーター。それに健康にいい、だけでなく、お友達も増え、体操のあとのおしゃべり、ご馳走交換も実に楽しい。相互扶助の精神も芽生える。ラジオ体操はグッド・コミュニケーション広場よ」とハイカラなことを言って自慢する。確かに叔母は、歳のわりには若いし元気だ。今時分(朝7時前)、体操を終えたお年寄りたちが叔母の家に集まって、賑やかに朝食会をしているのではあるまいか、と想像しながら新幹線に乗り込む。快適な“のぞみ”の走りに身をゆだねながら、♪新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空を仰げ・・・♪(ラジオ体操の歌)が蘇り、私の気分をいっそう爽快にしてくれる。こんな朝を迎えられたのも“早起きは三文の得”かな・・っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

 子から孫曾孫へ語れ原爆忌

核廃絶願う楷書で署名する

不平言うまい今日は八月十五日

ブランドのリュック昭和も遠くなり

平成の子に風化する終戦日


( ニュースやぶにらみ )

「ガトームソン投手出場停止20日」
期間中サッカーも厳禁 −王監督

「支持率回復索」
安倍首相も一緒に平壌へ行きませんか −盧大統領

「縁起かつぎ」
カツにブルドッグソースをたっぷり −高校球児

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

  闖入した小動物
              森田のりえ
 夜中の三時を過ぎていた。枕の真下辺りで物を引っかくような音で目が覚めた。何かがいる。私は息を殺して耳をそばだてた。
前日の朝、キッチンの窓下で物音がするのでサンルームに出て見ると、床下の換気口に頭をつっこんだ小動物がいた。大声を出すと、こちらを見た。目のまわりに黒いくまどりがあるアライグマだ。キョトンした様子で逃げようとしない。私は、ガラス戸越しに両手を振り上げ「ギャーギャー」といって嚇かすと、向こうも二本足で立って威嚇の態勢をとった。生意気に、負けてたまのか。こちらもめちゃくちゃな大声を出した。すると、すばしこく逃げるでもない。のらりくらりしているので、外に出て追っ払うと、木にのぼってしまった。
換気口を見ると、金網がこじ開けられ毛がくっついている。とりあえず、板で塞ぎ植木鉢を押さえにして家に入って見ていると、未練たらしく換気口へ近づこうとする。これなら入れないだろうと安心して英語クラスへ行った。ところが、戻ってみると、板も植木鉢も跳ね除け、金網を中へ押し込みぽかっと穴を開けていた。
このことを友人のM子に話すと、そばで聞いていたご主人がこういった。  
「子供がいるんじゃないの、君にも親子の情ってものがあるだろう。棲まわせてやったらどうだ。 換気口を開けて、子供を外へ連れ出すまで我慢しなさいよ」
 そうはいかない。床下には電話線が通っている。噛み切られたら困る。
 M子の家屋根裏には何年もアライグマが棲みついていたそうだ。穴をレンガで塞ぐと退ける。網は破って入る。ガリガリ、ミシミシ音がするけれども悪いことする訳でもなし、ペットにしたいくらいかわいい。アライグマの習性は棲家で排泄をしないと聞いたので放っていた。ところが、ある夜、オシッコをする音がした。「こりゃ、大変」とばかり、煙でいぶし出し、穴を塞いだという。
 M子夫婦は大の動物好きだからいいけれど、私は違う。市のアニマル・コントロールを呼ぶ前に、床下を調べたらどうかとM子がいう。
「明日ガーディナーがくるから、彼らにやってもらうわ」
「その人、信用できるの? 日本人?」
「メキシコ人。でも、床下に入るだけなのになぜ? 」
「いてもいないといったらどうするの?」
「そうか、じゃ私が入るしかないわ」
「一緒に入ってあげようか。ふたりでギァーとかいってさ」
 ともかく、私は雨合羽をきて電池を持って床下に入った。さぁーと照らして見ると何もいそうにない。再び換気口に板を当てブロックを立てかけ、さらに、大きな植木鉢を二つ置いたのである。
 床下で引っかくような物音がしたのは、その夜中の出来事であった。
 気になって眠れない。しかたなしに私はベッド・ルームの床下換気口を見に外へ出た。金網が破れていたので応急処置用に突っ込んでいたダンボールを除け、内から出やすいようにしてから、離れた場所からじっと穴を守っていたのである。
 換気口に金網を張らなきゃ。そうそう、ブロック塀が手で押すとぐらついている。去年のハロウィンだった。子供たちが押したのだろうブロックが一つ落ちていた。幸いけがはなかったけれど、訴えられると完全にこちらの負けだ。事が起きないうちに何とかしなくては。わが家の火災保険は、敷地内で他人が怪我をするとカバーするのだろうか。まだある。サンルームの電動開閉式天井スクリーン。レールに引っかけてある小さなプラスチィク製の滑車が壊れ、
垂れ下がっている。大工さんや業者に尋ねたが部品がどうしても見つからない。あれもなんとかしないと夏は蒸し風呂のようになる。
あれもこれもと思いをめぐらしながら換気口を見ていると、出てきた。猫ほどの大きさの動物だ。そーと近寄って、シィシィといったが動かない。棒で突付くと、よろめくようにして逃げていった。尻尾が上向きでふんわりとした毛におおわれ、白黒の縦縞模様になっていた。そのうしろ姿の優美なこと。
翌日、英語クラスの友だちに話すと、
「それ、スカンクやわ。臭かったでしょ? うちも床下に入られて一ヶ月間くらい臭いがとれへんで困ったんやから」
「オパッサムじゃない?」
「いや、ラクーンだと思う」
「もしかして、リスかもよ」
まるで動物園の話みたいになってしまった。わが家の床下に闖入した小動物のおかげで、私たちはおおいに盛り上がったのだった。
               つづく          

龍翁余話

 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

最近はこれまで集めたたくさんのアルバムを聴きまくる毎日です。気に入ったアルバムがあればそのアーティストのアルバムをWEBでチェックし、次の機会に借りるか買うかしようとリストを作っています。
ほんとうにジャズって飽きないです。みなさんに紹介したいジャズが山ほどあり、毎週どのアルバムにしようかと迷ってしまいます。
最近は好んでジャズボーカルもよく聴いていますが、やはりピアノジャズが落ち着きます。
今日は"David Hazeltine"の "Alice In Wonderland"をご紹介します。ちょっと変わった(魅力的な?)ジャケットですが、アルバムはどれをとっても素晴らしい曲ばかりです。

Alice In Wonderland
David Hazeltine


1 Beautiful Love 04:46
2 Sweet & Lovely 06:17
3 Alice In Wonderland 07:10
4 Autumn Leaves 05:48
5 When You Wish Upon A Star 07:23
6 For Bill 05:51
7 How Deep Is The Ocean 06:59
8 Danny Boy 04:50
9 Tenderly 07:18


演奏者:DAVID HAZELTINE TRIO
DAVID HAZELTINE (Piano)  
GEORGE MRAZ (Bass)  
  BILLY DRUMMOND (Drums)


<R.O.>

編集後記

今月はヨガはお休みなので、身体がなまりそうです。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

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Zakkaya Weekly No.587

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com