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NO.582                Ryo Onishi              7/8/2007   

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河合さんの さくらの独り言 川柳 & コント 森田さんから ホームページ
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雑貨屋のひとり言

九州ではすごい雨が降り、大きな被害が出ていますが、今年は変な梅雨になっていますね。
今日、一瞬ですが蝉の声が聞こえました。でもすぐに聞こえなくなりました。気のせいだったのでしょうか?中途半端な梅雨なのでデビューを待ちきれず焦ったのでしょうか?
そろそろ夏本番です。暑い夏を楽しんだら、また気持ちのいい秋が来ます。
やかましい選挙カーがこれから走ります。これが一番迷惑な気がします。(R.O.)

将 来 は 今 !

 先日のこの欄(雑貨屋ウイークリー357号)に書いた私の拙文「忘却力の充実」に対してラスベガス郊外のヘンダーソンに住む女性からコメントをいただき、こんなことが書いてありました。

河合様の「忘却力の充実」を読ませて頂きました。いいですねー! 前向きで! ユーモアがあって。これからはもう“アラ情けない、こんなことも忘れている・・・” と嘆かないで、私の忘却力も充実してきたこと!と言い聞かせることにしましょう。きっと毎日何回も使うことになるでしょうね。  
 私の好きな言葉に「将来は今!」と言うフレーズがありますが、これと一緒に使わせて頂くことにします。

 「将来は今!」とは確かに意味深い言葉です。過去の結果である今を省みることも必要ですが、これからの人生はすべて今から始まるのであり、今の瞬間の積み重ねが未来である以上、私たちは今のこの一瞬を大切にしなければなりません。

以前ベストセラーになった 「大往生(永 六輔著)」という本に、人生とは今の瞬間から死ぬまでということであり、従って今の自分にとって、今この瞬間が自分の人生で一番若い時なのだ、という趣旨のことが書いてありました。人生で一番若い時が今である以上、何かをするのに遅すぎるという時はなく、何でもプラス思考で挑戦すれば「思い立つ日が吉日」ということなのでしょう。

私など、何か新しいことをする時、いつも「私ももう歳だから‥」と躊躇しがちです。反省しきりです。
 
先月、私は1年ぶりに日本へ行ってきました。その際知ったのですが、実家を継いでいる私の長兄は今86歳で、この夫婦には家を継ぐ子供はいないのですが、家を全面改造中でした。

工事中、この兄夫婦は半年以上も近所の狭いアパート暮らしをしていました。完成の暁にはほゞ新築同様になる新居に移るのだと張り切っていました。そして二年後の米寿から第二の人生のスタートなのだそうです。自分の兄を誉めるのは少々気が引けますが、この老夫婦の心意気と前向き発想にはさすがの私も唖然としながらも感銘せざるをえませんでした。
  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り言「 赤と白」

自分が子どもの頃の運動会は、白組対赤組が主流だった。運動会に限らず、日ごろの体操の授業では、両面が紅白のハチマキを使って競技した。また、何かにつけ、男子は白、女子は赤という区分化によって、学習やグループ活動をしたと記憶する。今月4日、防衛相に就任した小池百合子氏はこの日、3回のお色直しをした。そのカラーは、白、紺色、そして黒の順。TPO(Time・Place・Occasion)を考慮してのことだろう。カラー心理を上手く使ったな、と感心。中でも私にとって、小池百合子氏が最初に着た白が、とっても印象的だった。正直、小池百合子が大嫌いな私だが、今回の彼女の就任日戦略には、なんとなく、エールを送りたくなった。選出の背景やプロセスの良し悪しは別として、彼女が女性から見て凛々しく見えたから。それは、当初原稿にあった「女性初の防衛相として」の一節を削除したこと、「国民からすれば男性であれ、女性であれ、国を守ってほしいという気持ちが先に来る」と語ったことにも表われている。彼女がまとった白のイメージが、私を動かしたことは否定できない。

さて、同日(4日)、帰宅してみると、一冊の本が郵便受けに届けられていた。『法の花暦−弁護士50年を生きて−』、女性弁護士、湯川久子さんからの献贈本、彼女の第7作目だった。湯川久子さんについては、このさくらの独り言でも何回かご紹介したことがある、もう30年来、可愛がって頂いている。不思議だなと驚いたのは、前述した小池百合子が白のイメージを私に与えたその日に、赤がイメージの湯川久子さんからの便りを同時に受けたこと、二人とも大活躍の女性、白と赤。湯川さんは、赤い服と笑顔がよく似合う人。彼女曰く「赤を着ると気持ちがパーッと明るくなり、物事を前向きに考えられるようになるのよ。そして、赤い服を着て客の相談を受けていると、『元気をもらった』と言って、素敵な笑顔でお礼を言って帰られるのよ」。赤は、エネルギッシュで心身に活力を与え、ポジティブなカラーとしてよく知られるが、まさにこの湯川さんそのものだ。

ここで、湯川さんについて、もう少し紹介しよう。1927年、熊本に生まれる。弁護士の父親に「これからは女性も自立が必要。弁護士になるなら大学進学を許す」と言われ、中央大学へ、1954年司法試験合格、1957年に福岡で開業、九州で初めての女性弁護士として法曹界に新風を吹きこんだ。1958年から2000年まで、福岡家庭裁判所調停委員を。働く女性の会『虹の会』、自殺防止を標榜する「福岡いのちの電話」、その他の数多くのボランティア活動にも積極的に参画。今も、離婚や相続などの家事問題を中心に手がける80歳の現役。今回頂いた『法の花暦』には、これまで湯川さんが出版した6冊から、控訴、趣味、子育て、家庭づくり、などなど、女性弁護士の熱き半世紀の歩みが凝縮されている。

そういえば、彼女の処女作『私は主婦弁護士』というタイトルに対し、「女性が形容詞に自ら“主婦”なんてことを使うから、男女平等はなくならないのだ。まずは、女性の意識から変えなさい」と、先輩から苦言をもらったことがあると、話してくれたことがある。しかし、九州生まれの九州育ちである湯川さんは、主婦弁護士として今も変わらない。ここに、小池防衛相があえて削除した「女性第一号」の重なりを感じてしまう。赤と白、面白いものだと思う。そんじゃあ、私も、今日は赤か白でもいいから着てみようかなっと、クロゼットを覗いてみたが、なんと紅白は見当たらない。ならば、いつもと同じく今日も青。梅雨時季をスカット爽やかに・・・っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

 ケーキ屋を避けるメタボの万歩計

マイジョーク貧乏ネタが冴えている

知恵の輪が解ければただの輪が二つ

心電図日々好日という波形

よき昭和残した路地の花と古り


( ニュースやぶにらみ )

「新弟子検査志望者ゼロ」
もう裸一貫からの時代じゃない −若者

「東京大気汚染訴訟、全面和解」
やっともやもやが晴れた −原告団

「七夕」
来年は会えないかも −参議院選苦戦候補

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

           

龍翁余話

 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

先週は私のお気に入りのTSUTAYA住吉店に6日通いました。夕方借りて翌朝返却のパターンでしたが、このくらいやらなきゃー。
その甲斐あって、たくさんのいいジャズに出逢えました。
25年前にロスの知人から購入したプリメインアンプにCDプレーヤーをつないでジャズを聴いてみました。ホコリを取り払い、ちょっと上等なRCAケーブルとスピーカーケーブルを購入して使って見ました。100ワットのモノラルアンプ2台なので余裕を持って使っているせいか、とてもいい音で聴けます。またジャズを聴く楽しみが増えました。
ピアノジャズの紹介が続いていたので、今週は女性ボーカルのAnn Sallyを紹介します。
このアーティストの声は癒されます。ワイフも娘も気に入ってくれています。
愛知県名古屋市生まれ。
2001年「Voyage」でアルバム・デビュー。翌年1月より医学研究のためアメリカ〜ニュー・オーリンズに留学、現在に至るまで引き続き滞在中。
"Day Dream"は2003年4月にリリースされたものです。

1.Disney Girls
2.Love Song
3.Rainbow Sea Line
4.A Menina Danca
5.Misty Roses
6.三時の子守唄
7.Cause We've Been Together
8.週末のハイウェイ
9.Freedom For The Station
10.こころ
11.Do You Know My Jesus

Ann Sallyのブログです。
http://www.annsally.org/anok/diary.cgi
<R.O.>

編集後記

バーゲンセールが花盛りです。これを待って上手に買っている方もたくさんいるのでしょうね。うちの娘みたいに。
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Zakkaya Weekly No.582

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com