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NO.566                Ryo Onishi              3/18/2006   

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河合さんの さくらの独り言 川柳 & コント 森田さんから ホームページ
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雑貨屋のひとり言

本日、JR神戸線に「さくら夙川駅」が誕生しました。この駅は芦屋駅と西宮駅の間にあり、私が毎日通勤時に通過するところです。駅の名前のとおり、桜の名所である夙川のすぐ近くにできた駅です。毎年、夙川に桜を観に行くときは西宮から歩いて行っていましたが、これからはこの駅を利用することができます。
残念ながら花見はまだですが、どんな駅なのか観に行きました。今にも雪が降ってきそうな寒い中、駅の内外には数百の人がいてにぎわっていました。鉄道マニアがたくさんいるんですね。(R.O.)

あまり知られていないL.A. 観光スポット(194)

サンディエゴ野生動物園(San Diego Wild Animal Park)
 San Diego Wild Animal Park はサンディエゴ市内、バルボア公園内にある動物園(雑貨屋ウイークリー362号、2003年4月20日号参照)の姉妹施設です。
 サンディエゴ市内より35マイル南の広大な自然の中で動物たちが放し飼いに近い状態でいるので私たち見学者も開放感に浸ることが出来ます。
 この動物園の敷地面積は1,800エーカーあり、象、ライオン、ゴリラ、キリン、シマウマ、白サイ、チータ、カモシカ、コンドルなど、3,500種以上の各種動物が世界中から集められています。私たち入園者は先ずモノレールに乗って見物することになります。モノレールの走行距離は約5マイル、一週5お分ほどかかります。この他園内を巡る遊歩道もあります。
 園内では動物たちによるアトラクション・ショウが毎日時間を決めて開催され、象や鳥たちの興味あふれる演技を楽しむことも出来ます。
 フードコート(食堂)、ギフトショップ(売店)ほか家族連れで一日ゆっくり楽しめるところです。
 動物園というところはなぜか私たちを子供に戻してくれるものです。ただこのように広い自然公園では本気で歩き回ると結構疲れますので歩きやすい服装、足回りでお出かけになるのが良いでしょう。(尤も歩くのが億劫な方は上記モノレール乗車だけで済ませても充分満足できるでしょう)

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*住 所:15500 San Pasqual Valley Road, Escondido, CA 92027
*開園日: 毎 日
* 時 間:(1)9月から6月中旬まで)
        9:00AM 〜 4:00PM(閉園5:00PM)
      (2)6月中旬から9月まで
        9:00AM 〜 8:00PM(閉園9:00PM)
*入場料: $28.50(一般)、$17.50(3〜11歳)
*駐車料: $6.00
*電 話: (619) 231- 1515
*Web Site: http://sandiegozoo.com/wap

* 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1) FWY#91(東)へ進み、リバーサイド・カウンティへ入り、#15(南)へ。
(2) FWY#15を約65マイル南下し、Oceanside (Hwy# 78) 出口で降り、Hwy# 78を左折(東へ)。
(3) Hwy# 78の標識に従って約8マイル進むと道路左側にSan Diego Wild Animal Park入口があるので入る。(Hwy# 78 は途中、左右折があり、道路名も都度変わります。従って道路名とは関係なく、ひたすらHwy# 78 の標識に従って進んでください)
(4) ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約120マイル、ドライブ約2時間。

      河合将介( skawai@earthlink.net )

さくらの独り言専用

スパンメールの多さに驚きとうんざり感を持っているのは、私だけでなくeメールユーザーなら誰しも同じだろう。企業レベル、個人レベルでできる限りの防止を施しても、まるでイタチごっこ。一方的に送りつけられる迷惑メールの殆どは、私が男性と仮定した男性専用・対象の破廉恥なタイトルが多い。勿論開きもしないまま、まとめてどっさり直ぐ削除、時に大切なメールまで一緒に消去してしまい大変なこともしばしば。そんな中、たまに目に着く“女性のための”といった私を女性と仮定した“女性専用・対象”の、いかがわしいタイトルのeメール。この“専用”に疑問を持つ今日このごろ・・・

先日、初めて「女性専用車両」なるものに乗車した。「女性専用車両」、女性だけが乗車できる車両のことで、2000年ごろから各鉄道事業の主路線で導入されている。これまで私が「女性専用車両」に縁がなかったのは、通勤に利用する有楽町線は、私が利用する逆方向だけの、しかも朝の限られた時間だけの設定だから。ある日、仕事の都合でたまたま逆方向の線を利用、その時、飛び乗った車両がなんと「女性専用車両」。乗るや否や、異様な雰囲気が私を襲った。まず、うるさい。修学旅行でもあるまいし、車両内のあっちこっちでピーチク・パーチク、ひばり顔負けのおしゃべり。車両なのか喫茶店なのか、その空間を共有している自分が恥ずかしく、こんなに他の同乗者に配慮しない日本女性の鈍感さに、忸怩たる思いがした。

“鉄道史”によると、日本における女性専用車両は、95年前の1912年(明示45年)に東京の中央線で朝夕の通勤・通学ラッシュ時に登場した「婦人専用電車」が最初とされている。この「婦人専用電車」は、男女が同一の電車に一緒に乗るのは好ましくない、という当時の社会性(国民性)を背景として導入されたものだが、短期間で廃止された。戦後、1947年(昭和22年)に、同じ中央線で「婦人子供専用車」が登場、しかし、これも短期間で廃止、通勤・通学ラッシュ時限定の「婦人専用車両」は残されたが1973年(昭和48年)、当時の「敬老の日」に伴って「シルバーシート」と入れ替わることになる。時代が移り変わり、車内における迷惑行為や痴漢行為が社会問題として大きく取り上げられ、女性が安心して乗車できるようにとの社会的ニーズによって、2000年(平成12年)京王電鉄が「女性専用車両」を導入、以後、他の鉄道会社でも「女性専用車両」を導入した。

このように公共機関は、こども、老人、ハンディキャップを持つ人に配慮した策を導入しているのだが、利用者はその配慮の根本を知ってか知らずか、いい若者が我がもの顔で優先席を陣取り、携帯電話・メール・ゲームに夢中になったり、手鏡で化粧したり、の不愉快な光景を目にすることが多い。併せて(前記の)「女性専用車両」の姦しい女性客、周囲を憚らな公共性意識の希薄さに呆れ、うすら寒さを禁じえない。いくら“専用”といっても、それは自分(たち)だけの“専用”ではない。重ねて言う、「女性専用車両」には、パワーの有り余る若いレディだけでなく、育児や家事で疲れた主婦も、仕事や人間関係で困憊した人も同乗している。その「車両」の中で、それぞれが様々な思いを巡らせている。日本女性の美徳の中には、男性にない細かな気配りや奥ゆかしさが挙げられるが、だとすれば、私が(ただ一度)経験したこの車両空間には、そんな美しさのかけらもない。身につけるもの、それは高く放つ香水や高価なブランド製品よりも、日本女性の誇りであるべき本来的美徳・教養であってほしい。それが“美しい日本”を創る大きな芯になると思う。“専用”を有効に活かせる日本女性でありたいものだ・・・と、呟く、さくらの独り言。      

週間五日坊主(東京・成近)

 


( 川 柳 )

裏の汗知らず番狂わせと言う

裏の顔知らず味方と思い込み

四捨五入 四が裏門の戸を叩き

自画像の笑顔の裏の泣きぼくろ

裏道を行き人生の落し物

( ニュースやぶにらみ )

「新人材バンク」
落選議員救済策? −早とちり

「ホリエモン有罪」
“エモン”の名折れだ −ドラえもん

「冒険旅行」
往復ともボンバルディア機です −××観光

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

森田さんから

  インド紀行(6) ミッドナイト・トレイン
                                                  森田のりえ

 明治維新のころ、列強各国がアジアを植民地にしようと狙っていたが、日本は必死になって独立を守ろうとした人たちのお陰で、植民地にならずに済んだ。私は植民地になった国とならなかった国の違いを、インド旅行を通して目にすることができたように思う。
たとえば、インドはアジアで最初に鉄道が開通した国である。東インド会社時代に物資を運ぶために敷設した鉄道と、各地域のマハラジャが安く鉄道を敷こうとしたためにレールの間隔ゲージが四種類にもなり世界一複雑な運用システムになった。ゲージの不統一は、今や輸送の大きな障碍になっている。旅客は自分の足で乗り換えるが、荷物は積み替えねばならず不効率極まりない。
鉄道総延長距離が世界第三位。インドは鉄道王国である。
ともかく、今夜はデリー駅二一時十分発特急寝台列車でパキスタン国境近くのインド最北部パタンコットへ行くことになっている。夜行列車に乗れると思うだけで胸が躍った。
 お土産屋で最高級といわれるダージリンとアッサムの紅茶も買った。小麦粉を焼いたナンと我々日本人用に味付けされたさほど辛くないカレーの夕食をすませて駅に向かう。デリー城の胸間城壁のシルエットが薄闇にそそり立っている。夜の街は裸電球がポツリポツリと灯っているだけ。道端に露天商が並び溢れるほどの衣類をぶら下げている。雑然とした賑わいである。
とある一角でバスが止まった。裏口から駅のホームへ入るらしい。ごろり寝転んでいる人たちを蹴飛ばさないように気をつけて、ガイドの後を付いて行くと、改札口は通らずいきなり汽車に乗せられた。
列車の等級は八クラスあるそうで、私たちはA2で上から二番目。車両に直角に向かい合って四名席(上下二段)が私たち仲間四人の席。通路をはさみ車両に沿って上下二段の席にインド人のおじさんがふたり座っていた。なんだか不安を覚える。見ると、通路から見えないようにカーテンを引くようになっていた。インド人のおじさんの席に私たち一行の男性ふたりがやってきて、英語でこんなやりとりをしていた。
「ここは私たちの席ですけれど・・・」
「いや、違う。俺の席だ」
「この切符を見てください。間違いなく私たちの席になっています」
それでもおじさんは腰を上げようとせず、しばらく言い張っていたが、そのうちすごすごと引っ越していった。私たちは座席の下に荷物をいれ指定された席に座っていると、チャイ売りのおじさんがきた。小さなコップ一杯四ルピーだという。日本金で十円程度。四人分二十ルピー払う。お釣りがないので後で持ってくるという。嘘に決まっていると思ったが、きちんと届けにきたのには少々驚いた。ミルク入り紅茶は甘くて美味しい。
落ち着いたので車内探訪にでかけた。
満席である。貫通路が閉ざされ隣の車両へいけない。しかたなしにトイレを開けた。用足しではなく見学である。ステンレス板が床全体にはめ込まれ真ん中に穴があり足置きがある。穴を覗くと線路が見えた。日本式トイレに似ている。子供のころ日本の列車も垂れ流しだったのを思い出す。紙はない。低い位置に蛇口があり、丸い缶が備えてある。これに水を溜めて排泄物を流すのか、手洗いなのか分からない。洗面台は外側に一つ。あしたの朝は混むこと間違いなし。早起きしよう。
いつの間にか汽車は動き出していた。毛布とシーツが配られた。カーテンを閉めパジャマに仕替える。私は着替えないと寝た気になれない性分である。横になるとすぐ眠りに落ちた。夢のなかに怒鳴り声がいり込んできた。酔っ払いが文句をいっているのか、連れを呼んでいるのかとんと分からない。うるさいなぁと夢うつつに思っていると、誰かが怒鳴り返した。それから後は静かになった。
停車の気配で眼が覚める。枕灯をつけて腕時計を見ると、三時。草木も眠る丑三つ刻。窓のカーテンを開けて外を見た。薄暗いホームに人々がうごめいていた。横たわる者、荷物の間にしゃがみこむ者。大きな鍋が三個並び湯気が立ちのぼっている。白い帽子のコックさんが鍋をかきまわしていた。日本の立ち食い蕎麦屋のような感じだ。私はホームを探検したいと一瞬思ったが、眠気には勝てない。
夜明けがきれいだという友だちの弾んだ声で眼が覚めた。五時半過ぎ。後、二時間でパタンコットに到着である。
もう眠れない。
窓の外が明るくなってきた。民家はなく棚田が広がる。日本の田舎のようだと一種の懐かしさがよぎった。
               つづく
               

 

編集後記

寒の戻りで寒い日が続きます。2月より寒い感じがしますね。今年の春は時々平年より寒い日が出てくるかもしれません。1979年がそうだったようです。

≪今週のお奨めジャズ≫
これも先日、見つけた曲です。「The Super Jazz Trio」といういかにもジャズらしい名前です。「The Standard」をご紹介します。
1 Softly As In A Morning Sunrise 06:24
2 Night In Tunisia 06:20
3 Someday My Prince Will Come 08:10
4 Autumn Leaves 08:39
5 It's All Right With Me 03:33
6 Angel Eyes 06:20
7 Straight No Chaser 02:37


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Zakkaya Weekly No.566

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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