Zakkaya Weekly No.374
Ryo Onishi                                      7/13/2003

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今年の梅雨はよく雨が降ります。でもこれが本来の日本の梅雨だと思います。
しかし、そんな中でも夕方になるとタイミングよく雨が止むので阪神甲子園でのゲームが開催されています。
「初めのうちだけ」とか、「またそのうち負ける」と言われつづけていた阪神タイガースがものすごい勢いで勝ち進み、なんと7月8日にセリーグ史上最速でマジック49がでてしまいました。スポーツ紙は阪神の記事でいっぱい、ラジオもテレビもそれから商店街も大騒ぎです。それにしてもあの強い巨人はどうなってしまったのでしょうか?阪神が勝ちすぎるとセリーグの野球がシラけてしまうと心配しているお人好し阪神ファンもいます。(
R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(155)

サンディエゴのバルボア・パークシリーズのうち、今回は人間博物館のご紹介です。
San Diego Museum of Man
バルボア・パーク正面入口にタワーと共に聳え立つスペイン様式の荘厳な建物が「カリフォルニア・ビルディング」であり、1915年にここで開催されたエキスポ(パナマ・太平洋博覧会)のために建設されました。この建物は今でもバルボア・パークのシンボルであると同時にサンディエゴ市のシンボルでもあります。
この建物を利用してあるのがサンディエゴで唯一の人類学博物館“San Diego Museum of Man”です。
人体のミステリー、人類の進歩の過程から、世界各国の考古学上の発掘品や民芸品にいたるまで、広範囲にわたった展示品、模型などが並べられ、人類とその遺産について多角的に学び、知ることが出来るところです。
特に古代エジプト、メキシコのマヤ文明、アメリカ先住民に関する展示は他に類を見ないほど豊富であり、圧倒される内容と言えるでしょう。

時 間:毎日、10:00am− 4:30pm
入場料:$6(大人)、$5(シニア)、$3(6−17才)、無料(6歳未満)。
     但し、毎月第3火曜日は無料。
電 話:(619) 239- 2001
WebSite:http://www.museumofman.org/
(注)またパーク内共通パス(13ヶ所共通で$30、13ヶ所+動物園で$55)をビジター・セン
 ターで入手可能です。

 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1) FWY#405(南)→ Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5 となる。
(2) FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego市へ入り、San Diego空港を通過してすぐFWY# 163(北)へ入る。
(3) FWY# 163(北)へ入ってすぐのBalboa Park / Quince Dr.出口でFWYを降りる。
(4) FWYを降りたらBalboa Dr.を左折(南へ)し、すぐの El Pradoを再び左折(東へ)すると正面に Balboa Park 入り口ゲートが見える。 
(5) ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約130マイル、ドライブ約2時間。
河合将介(skawai@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

さくらの独り言 No pain, no gain

米国滞在時代、“No pain, no gain”または”No pain, no win”とは、よく耳にした。Pain,
gain,そしてwinの語呂合わせだ。しかし深い意味を持つ。日本語に言い換えれば「痛み(苦労)がなければ、得るもの(成功)なし」とでもなろうか。米国では、これをもじり”No buy, no win”と宝くじのコマーシャル文言もあったほど。先日、久しぶりにこの言葉をスピーチで使った人が居た。私の心と目じりが熱くなるのを感じた。「会社・”company”」が、パンを共に食べる仲間から発したことを、改めて心に刻んだ。

先日弊社新年度キックオフミーティングにて、日系3世アメリカ人の会長ポール・与那嶺が、この”No pain, no win”という話をした。「会社が大きくなり、新しいビルに入居もでき、プロジェクトを含む経営の多方面においてチャレンジができるのは、『あの時』という『苦しみ・もがき・痛み』の時があったこそであり、決してあの『痛み』を忘れてはならない」というメッセージだった。彼は、「危機」をチャンスに代えた男でありながら、「危機」を社員皆でのりきった時だと信じ、当時の社員に感謝している謙虚な男でもある。彼は「会社」というものの原点が何であるかを熟知した男だと、改めて惚れ直した。会社、それを”company”という。

「会社:company」という言葉は、2つの語源から成っている。「一緒」という意味の”con-“ と、パンとい意味の”pan”である。”con-“の語源から派生した語彙には、collect 集める、connect 結び付ける、communicate 通信する、consultant コンサルタント、common 共通の・普通の、cooperate 共同する、compete 競う、 commerce 商業などがある。しかし「company」のもとの意味は、「食事を共にする団体」であった。後に家庭を訪問する客たちは「company」と呼ばれた。さらにそれは何であれ、人生において大事な活動を共にする例えとなった。だから、集まり、結社、一座、会社なども「company」というのである。現に「company」の語源チャート(添付)を見ていただくと、興味深い事項が多々発見されると思う。会社という語源が「養う」から発生し、「食べさせる」とか「共に食べる」とか「会食団体」などという言葉が生まれたその背景と文化変化のプロセスに、言葉の生きと息を感じる。添付語源チャートにもある様に、経営者たるものは里親、つまり社員とその家族に「飯(パン)」を食わせなければならない。同様に経営者たる者は羊飼い(牧師)、つまり社員の魂をある時は慰め癒し、ある時は訓練し、そして成功・平安へと導かなければならい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日系3世アメリカ人と言いながら、日本人と日本文化をこよなく愛するそんなリーダーの、今年度スタートの閉めの言葉が「痛みを忘れるな」とは、ありがたいことである。たいした痛みもなく、何不自由なく育ったかに見える彼も、経営者としての痛みをのりこえながら勝ち取った成功だと、だからこそいえるこの言葉だと感銘した。聞いている1000人近い社員は、心打たれた。会社設立以来、分社、合併、統合、そして更なる発展へ向けて歩み出す「企業(一人ひとり)」へのメッセージ「No pain, no win(gain)」は、新たなる「船出」への座右の銘となっただろう。さて、また新しい一年が始まるぞっと、今日はビジネスレディのさくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

川 柳 & コント(東京・成近)


( 川 柳 )

蝶になる毛虫が羨ましい毛虫

失恋の玉葱 思いっきり刻む 

シリコンを悔いてる子育ての乳房

温い土などと都会の人は言う

二世代ローン組んだ柱が細すぎる;


( ニュースやぶにらみ )

「福沢諭吉様」
もう出て行かないでください  −兜町

「タイガースにマジック点灯」
9月20日優勝決定といきたいね −小泉ライオンズ

「飲酒運転取締り強化」
トラの横行が目に余る  −巨人フアン

(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

満腹したら食休み(66) 「使用期限、賞味期限」

最近テレビの調子がおかしい。観ている途中の画面に砂の嵐がたまに吹き荒れる。ひとしきり吹き荒れたあと何もなかったように元に戻ったりする。ちょうど面白い場面だったりすると、突然邪魔された怒りに数十年前の白黒テレビ時代のようにガンガン叩いてみたりするが、最近のものにはそんな子供だましは通用しないらしい。このテレビは94年春渡米したとき買ったものだから丸9年と少し経っている。この年数が果たしてテレビの平均寿命なのかどうかよく分からないが、今使っている炊飯器、オーブントースター、アイロンなどはもう15年以上になるが立派に働く。

そういえば一般的な家電製品で耐用年数や使用期限が表示されているのは見たことがない。修理すれば使えるものもあるし、使用頻度によって個体差もあるだろうから設定していないのは当たり前とも思える。最近の進化する家電製品を見ると、旧式を使っている焦りからか、時代に取り残されていくようで買い換えたくもなるが、いよいよの最後まできちんと使うのが、縁あって我が家のために頑張って働いてくれる物たちへの礼儀というものだろうか。

対照的に期限表示がはっきりしているのが食品だ。特に梅雨から夏にかけての日本では食中毒が起こりやすく、食品を扱う者にとっては一番気になる表示であろう。JFIC(ジャパン フード インフォメーション)の資料によると、日本においての期限表示は「消費期限」と「品質保持期限または賞味期限」の2種類ある。「消費期限」は製造加工日を含めておおむね5日以内に品質が劣化する食品に表示され、この期限を過ぎた食品の飲食は避けるべきだというもの。「品質保持期限または賞味期限」はその食品に期待される全ての品質性が十分に保持し得ると認められる期限で、品質の劣化が比較的緩やかなため、またゆとりを持った期限が設定されていることから期限後も飲食可能とされる。ただし両者いずれも「表示された方法により保存した場合おいて」という条件を忘れてはならない。

国際規格では「消費期限」が「Use by date」、「品質保持期限または賞味期限」が「Date of minimum durabilityで表示はBest before」となるようだが、我が家にある食品を見たところ、両者とも日付がただ入っているもの、Use by、Used by、Best by、Expired byと様々だ。

最近は殆どないと期待したいが、以前の当地の日系スーパーでは、「品質保持期限または賞味期限」がすでに切れているのに陳列棚に並んでいるのものがたくさんあった。いくら期限後の飲食が可能であっても消費者の立場からすれば買う気がしない。しかも、英語の品質表示のシールでわざわざ隠してあることも頻繁だった。たまに慌てて日付を見ないで買うこともこともあるが、それでも安心して買えるように常に信用できる食の提供者であってほしいと願う。
さっか あきこ  akikosk@sbcglobal.netbut_up.gif (232 バイト)

 

今日は東京からさくらさんが大阪に来られます。久しぶりに会えます。
この雑貨屋ニュースを発行してから出かけます。
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http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.374

雑貨屋 店主 大西良衛  gp-bmail.gif (1852 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp

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