Zakkaya Weekly No.359
Ryo Onishi                                        
3/30/2003

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久々に良い天気の週末でした。そんな中、半年ぶりのゴルフを楽しみました。まだ少し風がひんやりしていましたが、春の日差しを浴びながらのプレーは気持ちのいいものでした。カートに乗らず歩いたのですが、そんなに足は疲れなかったのは、毎日の通勤のお陰かもしれません。
カリフォルニアはポピーがきれいな季節ですが、日本はもうすぐ桜の季節です。楽しみです。(R.O.)

今年のカリフォルニア・ポピーはあたり年

カリフォルニア州の「州花(The State Flower)」である、カリフォルニア・ポピーが咲き始めました。

数日前、我々夫婦は『観光スポット』取材のため、この花の保護地区である Antelope
Valley California Poppy Reserve(ロサンゼルス・ダウンタウンの北、ドライブで約90マイル)へ行ってきました。

カリフォルニア・ポピーは自然条件に左右される花で、年によっては殆ど咲かないこともあります。私達はほゞ毎年この保護地区へ行っていますが、年によっては「有料駐車場料金を返してくれ!」と叫びたくなるほどの不作年もあります。

しかし今年は違いました。近年稀なほどの『あたり年』で、実に見事に咲き誇っています。
(写真はすべてこの3月22日に撮影したものです)

資料によると、このカリフォルニア・ポピーは、北米大陸原産のケシ科の野生植物で、荒野に群生し、3 月中旬から5月初旬にかけて、南カリフォルニアの各地で目の醒めるような鮮やかな黄色、またはオレンジ色の可憐な花を一面に咲かせるとあります。

花は日が沈むと閉じ、日が昇ると開花する性質があるようで、日の出とともに荒野にいっせいに花開き、あたり一面を黄金色に染める光景は迫力満点であり、感動以外のなにものでもありません。

カリフォルニアの青い空の下、キラキラと輝くその姿から、この花は、別名を「ゴールデン・ポピー」とも“copa de oro (黄金の杯)”とも呼ばれていますが、まさにこの花にふさわしい名前といえましょう。

1年草で草丈はせいぜい20センチ内外、4つの花弁で、向かい合った1対の花弁がもう1対の上に重なった独特の花びらのつきかたをしており、このため真上から見ると花がひし形に見えるので日本では「花菱草」という別名もあるようです。

ひとむかし前までは、南カリフォルニアの荒野のいたるところで目に出来たこの花も、近年、急速に進む土地と自然の開発のため、生息地が年々減少しつゝあり、そのため「カリフォルニア州花(ポピー)を守ろう」というボランティア運動の結果、1976年4月に出来たのが“Antelope Valley California Poppy Reserve(保護区)”で、この地域がカリフォルニア・ポピーの最後の大規模生息地ともいわれています。

1,745エーカーもの広大な保護地域内には、車椅子でも利用できる舗装道路を含む全長7マイルのトレイルなど広大な眺望を楽しむ施設が整備されています。

また、ここにはカリフォルニア・ポピーだけでなく、その他の野生植物、例えばowl's clover(南北アメリカ原産のゴマノハグサ科)、lupine(南北アメリカ原産のマメ科)、 goldfields(北米西海岸沿いに見られるキク科)、cream cups(北米カリフォルニア原産ケシ科)、coreopsis(キク科)などの草花の鑑賞も出来ます。ビジター・センターには無料の案内資料やビデオ映写による説明などもあり、いろいろ学べます。

Poppy Reserve(保護区)地域だけでなく、周辺にも見渡す限りの黄金の絨毯、または黄色いペンキを撒き散らしたような風景があちらこちらに点在しています。

中でも Lancaster Road とAve. D の間の 170th St. West とか、Ave. D を西に進み、140th St. West との角、また 190th St.を右に曲がった奥などは、まさに自然そのままと言った感じで壮観です。

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●住   所 : 15101 West Lancaster Road, CA 93536
●オープン日 : 3月中旬 〜 5月中旬の毎日
●時間(ビジター・センター)土曜、日曜日、9:00am 〜 5:00pm
         ウイークデイ、9:00am 〜 4:00pm
●入 場 料 :無 料
●駐 車 料 :$4.00(62才以上の人の車:$3.00)
●電   話 : (661) 724- 1180 
● Web Site : http://www.calparksmojave.com/poppy/

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 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

(1) FWY#405(北)→ San Fernando で FWY#405 は FWY#5 と合流し、FWY#5 となる。
(2) FWY#5 になってからすぐ(1マイル)FWY#14 へ入る。
(3) FWY#14 に入ってから約45マイル進み、Ave. I(アイ)出口で FWYを降りる。
(4) Ave. I出口で FWYを降りたら、Ave. Iを左折(西へ)。
(5) Ave. I を約10マイル直進し、120th St. West を右折(北へ)。
(6) 120th St. West はそのまま West Lancaster Road となり、120th St. Westへ入ってから約5マイル進んだところで、道路の右側に“Poppy Reserve”入口ゲートがあるので、そこを右折し、中へ入る。
(7) ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約100マイル、ドライブ約2時間
河合将介( skawai@earthlink.net )but_up.gif (232 バイト)

さくらの独り言 「卒業と入学」

朝の陽光に頭を垂れていた昨朝のつぼみ桜が、昨晩にはライトアップにちょっと照れる様に、ちらほらと心を開き始めていた。朝とは全く違った夜の並木道、隅田川の波風かほる我家下の風景だ。昨晩プロジェクト最終直前の成果物レビューで疲れきった私の心身は、そっと囁きかけられた「つぼみ桜のつぶやき」に、まるで心を傾ける様に上を向きながら歩いた。ふと、大切にしている一枚の額の言葉を想い出し、桜に向かって口にした、「桜、 評価を求めることなく、誇れるように咲いている」(K作Kei-saku:「漢字る仮名?」作品集より)。まだちいさな桜の花は、嬉しそうに「おやすみなさい」と、私の背中を押してくれた気がした。さくらの季節、やっとやってきたという感じる今年は、私だけだろうか。

「梅香る卒業式」や「桜並木をくぐった入学式」は、いずれも幼い頃の想い出。そして、答辞送辞や代表挨拶の枕詞でもあった。20数年の時を経て幼かった自分もおとなになり、自然環境の影響で草花の開花時期も変化した。入学式や入社式を迎える時期にはすでに、さくらは「葉桜」に衣を替える今日この頃となった。卒業式・入学式の形態も今昔違いはあるだろうが、長い冬の後に何か新しいことが始まる様な「春」という想いや期待という人の想いは、あまり変らないでほしいと願う私である。歳をとったのかもしれないな、私。

関西の某大学教授を勤める友人J.Mと、6年ぶりの再会が実現した。東京駅は八重洲だった。「卒業式と入学式との節目のある仕事はいいものだと、最近つくづく感じるの。また中学生並の可愛い新入生が入ってくる」と、教授生活の醍醐味を話してくれた。卒業論文を指導して送り出した卒業生10名への余韻も残る中、新たなる出会いに「節目」を思い、次年度への講義計画に追われる彼女は、自分の生活や仕事にも「節目」を心がけている様子だった。今年彼女は62歳、あと5年は教鞭をとると公言する。それが彼女のひとつの大きな節目だといい、ひとつの「卒業」の時であり「入学」の時でもあると彼女は言った。今の彼女には5年後に何が「卒業」であるかは見えるが、何が「入学」になるかわからない、だからそれがまた楽しい節目だと言った。その時彼女の白髪が私の目には、光るプラチナに見えた。

春とは、6年間のもしくは3年・4年間の就学期間という冬の間に受けた試練や試験の評価が、「形」(結果)になる季節(時)であり、また人間的には「別れと出会い」が風の絨毯になる季節(時期)だと、私は幼い頃から想っていた。しかし、歳をとるにしたがって、ある詩人が言った言葉「春とは、単なる花盛り場だけでなく、来るべき結実への秋への準備の季節である」を実感する様になり、春が節目だった自分の気分は、実りの秋が節目と変ってきていた。これは成果物(青果物)を主体とするコンサルタント職業病のせいかもしれないと反省している。花が咲く季節、それはやはり新しい時だと喜べる自分でもありたい。さて、私の知る日本のさくらの木は、花を散らした後の葉桜の頃、最も高いかほりを放ち(桜餅を連想するほど)、そして実を結ぶ。その後の緑も深き秋から厳しい冬は、大木に赤い情熱を熟しながら黙して過ごし、春の声を待つ。卒業と入学を色で生きているのがさくらの木(気)だと感じる。ほころび始めたさくらの木(花)を前に「あなたは、わたしの誇りだから」(K作Kei-saku:「漢字る仮名?」作品集より)と心で語りながら、「凛、色を忘れないで」(K作Kei-saku:「漢字る仮名?」作品集より)とも語りかけている、今は春、季節はどうであれ様々な「卒業と入学」を繰返している人々が桜並木をゆっくりと静かに歩いている、なんて素敵なんだろう、っと、徒然なるままのさくらの独り言!

sakuratsubomi@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

川 柳 & コント(東京・成近)


( 川 柳 )

ペンキ塗るパパ 図工5は嘘らしい

納豆にネギが入らぬ妻の留守

年金が丸く削った父の角

日々好日もう世渡りの顔は捨て

八つとせ父の挽歌がまだ続く


( ニュースやぶにらみ )

「諺」
医者の不養生。紺屋の白袴。交番の不用心。 −こそ泥

「お願い」
‘戦’を神隠しして   −千尋

「きれいな選挙」
サクラでいっぱいです  −演説会場

(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

レストラン案内 「Pho Bolsa」――止まらないおいしさ!
13912 Brookuhurst St. Garden Grove CA 92643 Tel 714-530-1143
週7日営業 8:00am〜9:00pm

オレンジカウンティーのリトルサイゴンにおいしいPho(フォー)を食べさせてくれる店がある。それが「Pho Bolsa」だ。

Phoとはベトナムのスープ麺のこと。米粉で作った滑らかな麺と、牛骨からとったあっさり味のスープは、軽くて口当たりも良い。熱々のPhoをひとたびすすり始めるともう止まらない。一気にツルツルと食べてしまう。

Phoはベトナム北部が本場で、本国では屋台などで気軽に食べられる簡単なもの。昼食などは軽くこれで済ますことも多いそうだ。ここ「Pho Bolsa」のお客たちも、席に着いたかと思うと、すぐ注文。すると、ものの数分でPhoが運ばれて来る。そして食べたかと思うと、レジで会計を済ませてさっさと帰る。まるでファーストフードのベトナム版。

牛肉、鶏肉、内臓、海鮮など好みの具で注文し、山のように盛られてくる香草と生のもやしを熱々のうちに入れていく。そこにライムを絞れば酸味とさわやかさが増す。思い思いにチリソースや甜麺醤(甘味噌)、ニョックマム(魚醤)を加え、自分だけの味を作り出す。

人気の「コンボ」(小$4.25 中$4.50 大$4.75)の具は生牛肉、加熱牛肉、すね肉など5種類の部位の肉。この中から好みのものだけを入れてもらうこともできる。

「エビ、イカ、肉、野菜入り麺」 (小$4.75 中$4.95 大$5.50)は「五目麺」というところ。「鶏肉麺」(小$4.50 中$4.75 大$4.95)は別皿に盛られた蒸し鶏肉と麺の組合せ。ボリュームがあるせいか、これを注文するのは男性が多い。

オーナーのホンさんは中国系ベトナム人。メニューには中華料理の炒麺や炒飯も並ぶ。炒麺での人気は、きしめんのような河粉麺のエビ、イカ、肉、野菜入り「五目麺」($5.75)。

他にコンビネーションで「BBQポーク、春巻き、目玉焼きとご飯の組合せ」($4.95)もよく出る。「BBQポークとバーミセリ(細麺)」($4.25)は野菜とニョクマムを混ぜ合わせて、サラダ感覚で食べる。これに春巻きを加えることもできる。

ベトナム式コーヒーやデザートもあるので、時間があればゆっくりと楽しむこともできる。

さっか あきこ akikosk@webjapan.combut_up.gif (232 バイト)

 

”たあしん”の便利ソフトご紹介コーナー

私の使っているちょっと便利なソフト−その7−

今回は、フリーソフトでパソコンの画面に予め設定した文章を下図のように設定した時間に表示するソフトを紹介します。パソコンの画面上で仕事をしている方には大変便利なソフトです。

簡易スケジューラ(Trasche)
図の上の行は現在の日時を表示し、下の行は予め設定した文章が表示されています。
わずか158KBのソフトですが、自分好みに表示状態を作ることが出来ます。




すなわち、表示する時刻や表示位置、表示内容、文字の大きさ・色、フォントの種類、背景等も任意に決めることが出来ます。その時だけの不定期な会議や定例(毎日、毎週、隔週、毎月、毎年)の会議や行事を設定した時刻に画面と音で報知します。表示位置の設定と表示部分の大きさの設定に若干時間がかかりますが、ひな型も示されており、なれればそんなにむずかしくありません。

ソフトのあり場所
http://homepage2.nifty.com/ka-y/ のページの下の方にある「Trasche」をクリックして「Tras054.LZH」をダウンロードします。このLZHという拡張子がついたファイルは圧縮されていますので元の状態にするためには解凍ソフトが必要になります。
解凍ソフトはLhasaという簡単なフリーソフトが次のURLからダウンロードできます。
http://digitalpad.co.jp/~takechin/download.html のページの最下段にあります。この「LHA&Zip
extractor Lhasa Ver0.17 for Win32」をクリックして「lhasa017.exe」を適当なファイルにダウンロードします。エキスプローラでこのファイルを選択しダブルクリックすると自己解凍し「LHASA.EXE」が生成され、同時にデスクトップに「Lhasa」というアイコンが出現しています。
そこで先ほどのTras054.LZHエキスプローラで選択し、ドラッグしてLhasaのアイコンの上にドロップすると解凍されたファイルが元のフォルダに出来ます。
ここでできた「Traasche.exe」をダブルクリックするとTrascheが動作をはじめます。動作すると右下のタスクトレイに下図の右端のような小さい時計マークが出ます。



このTrascheの設定はこのマークを右クリックすると行なえます。
下図が設定画面です。詳しくは、解凍したファイルにある「Trasche.txt」をご覧ください。


 

 

 

 

 

 

 

 

このソフトは、パソコンを立ち上げる度に実行するのは大変ですし、忘れると画面に表示が出ませんので「スタートアップ」に登録されることをお勧めします。   たあしん (peg01107@nifty.ne.jp)but_up.gif (232 バイト)

 

テレビで吉田拓郎の「春だったね」を聞きました。とても懐かしく聞きました。
今週はいつものように日曜日に発行します。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.359

雑貨屋 店主 大西良衛  gp-bmail.gif (1852 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp

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