Zakkaya Weekly No.286

Ryo Onishi             11/5/2001

雑貨屋のひとり言

L.A. 観光スポット

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

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マキちゃんの健康のお話

一口コラム

あっこのおいしいロサンゼルス

健康の方程式

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雑貨屋のひとり言

久しぶりに高島さんと高槻市で会い面白いところで飲みました。そこはJR高槻駅前にあるグリーンビルの中にある「吟醸酒蔵みゅーじあむ」というお店です。日本全国の銘酒(吟醸酒)350銘柄を揃えているお酒の博物館ということで、店主は館長と呼ばれています。館長は成岡卓翁(なるおか たくおう)さんで、日本酒の生酒を世界中に広めたいと熱く語ってくれます。あまりの種類の多さに何を注文していいか迷ってしまいますが、館長に聞けば自分に合いそうなお酒を奨めてくれます。静岡の波瀬正吉 杜氏(とうじ)作の「開運・波瀬正吉」という大吟醸酒を試しました。いい香りで、喉を通ったあとでも口の中に広がるおいしさが楽しめる逸品でした。今までこんなに味わってお酒を飲んだことはないなあと思いました。サウスベイの皆さんが大阪に来られたときはここでいっぱいやりたいと思います。
「吟醸酒蔵みゅーじあむ」のホームページがありますのでのぞいてみてください。
http://www.osk.3web.ne.jp/~museum/ 
「吟醸酒蔵みゅーじあむ」の成岡館長に雑貨屋ニュースレターのことを紹介し、お酒に関する記事を提供してもらえないかと打診したら、面白そうな記事をいただきましたので編集して雑貨屋に掲載していきたいと思います。(R.O.)

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あまり 知られていないL.A. 観光スポット(110)

Flying Leatherneck Aviation Museum

 アメリカ西海岸の海兵隊基地といえば、El Toro基地(オレンジ・カウンテイ)が良く知られていました。

しかし、El Toro基地は1990年代の冷戦の終結、軍事費の削減に伴い閉鎖され、現在はサンディエゴにあるMCAS(Marine Corps Air Station), Miramar が El Toroを引き継いでいます。

そして、この MCAS, Miramar の基地の中にあるのがアメリカ海兵隊が誇った航空機を中心に展示している“Flying Leatherneck Aviation Museum”で、ここはアメリカ西部唯一のオフィシャルナ海兵隊航空博物館(Marine Corps Aviation Museum)です。

ここはアメリカ海兵隊の航空機や資料を保存展示することを目的とし、常時一般公開しています。

屋外展示場には第2次大戦初期にウエーキ、ミッドウエイ、ガダルカナルなどの太平洋の戦場で日本の“ゼロ戦”と戦ったグラマンF4F“Wildcat”、Chance Vought F4U-5N“Corsair”といった戦闘機や、ミッドウエーの戦場でも使われた艦載魚雷爆撃機と同型のグラマンTBM-3E“Avenger”など、私達日本人にとっては複雑な想いのものも含め、過去から最近に至る軍用飛行機、ヘリコプターなどが勢ぞろいしています。

また、建物内部には海兵隊にかかわる資料、写真などが展示されています。

この中にも旧日本軍に関する展示(出征軍人が持っていた日の丸国旗、鉄かぶと、短剣、軍票とか、1945年9月、東京湾内の戦艦ミズーリ艦上で行われた日本軍降伏文書調印式の写真など)もあり、これも胸が痛みます。

しかし、このようなものも現実にあった歴史の一こまとして、一度はしっかり見ておく必要があるかもしれません。

屋内展示室はまだ仮設の建物であり、正直のところ、充分見ごたえのある場所にまで到っていません。

これから本格的な博物館作りが始まるのだそうで、あと数年のうちにはかなり立派なミュージアムが完成するようです。

  • 住所 : Marine Corps Air Station, Miramar 内
  • オープン日:月曜日 〜 土曜日(日曜日、祝日は休み)
  • 時間: 9:00AM〜 2:00PM
  • 入場料/駐車料: 無 料
  • 電話: (858) 577- 6125
  • Web Site: http://www.flyingleathernecks.org

***********************

  • 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
  1. FWY#405(南)へ。FWY#405は途中からFWY#5に合流。サンディエゴ市街に入る手前でFWY#805(南)へ。(Torranceからここまでの距離は約100マイル)
  2. FWY#805へ入ってすぐ(約2.5マイル程進み)、Miramar Rd.出口でFWYを降りる。
  3. FWYを降りたらMiramar Rd.を左折(西へ)。
  4. Miramar Rd. を約4.2マイル進み、Clayton Dr. を右折(南へ)。
  5. Clayton Dr.へ入ってすぐ、MCAS(Marine Corps Air Station)の北ゲート(North Gate)があるので、Museum へ行く旨告げ、ゲートを通過する(I.D.の提示を求められます)
  6. 北ゲートを通過すると道路名は Mitscher Way と変り、最初の信号機のある交差点を右折(Elrod Ave.)、0.5マイルほど進み、Graham Ave.を再右折、更にDelta Rd.を左折したところがMuseum となっています。
  7. ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約110マイル、ドライブ約2時間。

河合将介( skawai@earthlink.net )

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さくらの独り言「『センセイの鞄』

日本勤務1年が過ぎた。13年ぶりに日本の四季を一気通貫したことになる。公私共に激動の1年だった。そんなこんなを、旧友と呑みながら話を交わす。特に「日本に来て、〜しなくなった、〜するようになった」の話題には、自分が居住する国々の文化相違はもとより、情報処理化社会に生きる私たち自身の生活そのものが、良くても悪くても激変している事実を認識した。そんな生活の中でも変わらないものに喜びを感じるもう一つの生活が、細(ささ)やかであっても誰しもの毎日に存在して欲しいと願う旧友の想いに、私はほんのりとした幸せを感じている。

「〜しなくなった」という話には、ADSLコードレスにしてから在米時代同様にコンピューターをOFFにしなくなったとか、調べモノの殆どはインターネットで済ませるため図書館にも行かなくなりその上辞書もひかなくなった(便利ツール各辞典使用)とか、天気予報は以前より当たらないから信頼しなくなったとか、そんなたわいもないことだった。ところが、「最近、小説を読まなくなったなあ〜」と私が言った途端、「そりゃあ、いかん!」と激怒した旧友に私は驚かされた。旧友は「自分(私)の生活見直しプロジェクト」を私に力説した。その旧友から一冊の本が送られてきたのは、その二日後だった。それは『センセイの鞄』(著者:川上弘美、出版社:平凡社)だった。「な〜んだ、恋愛小説か」と独り言をつぶやきながらコーヒーテーブルの上に置いた。そこには毎週本屋で購入し続け、摘み読みされたビジネス系専門書がドッサリあった。無造作に置かれた『センセイの鞄』は暫く積読(ツンドク)されるだろうと思われ、友人の無言の怒りで胸を刺される気持ちでもあった。

『センセイの鞄』(著者:川上弘美)は、第37回谷崎潤一郎賞受賞作品だ。谷崎潤一郎賞は、1965年、現中央公論新社(当時中央公論社)の創業80年を記念して創設された、中央公論新社主催の文学賞である。選考は非公募で年1回、受賞は『中央公論』誌上で発表される(過去4回は受賞作品なし)。記憶にある受賞作品には、遠藤周作の『沈黙』、水上勉の『一休』、そして高樹のぶ子の『透光の樹』等がある。著者川上弘美は、私立田園調布双葉中学高校にて理科教諭を4年間勤務、その8年後94年に「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞受賞しデビュー、その後115回芥川賞、紫式部文学賞、伊藤整賞、女流文学賞等、数多い文学賞を受賞しているらしい。「らしい」と敢えて言うのは、川上弘美も彼女の作品も、私は今回初めて知ったからだ。『センセイの鞄』の概要はここに記さないことにする。興味のある人は一読を、また読者感想程度のインフォメーションは以下にアクセスを。http://www.webdokusho.com/shinkan/0108/tanko0108sensei.htm

『センセイの鞄』は、短い通勤電車の中で日々少しずつ読んだ。時間/空間的に仕事場と住居をConjugate(変化、活用、共役、結合、接)するその短い時間に、小説を読むことを選択したのは、「IT社会と時間や仕事に追われる心と身体にクッションを置く」という友人のアドバイスだった。「君はさぁ、昔っから本屋に行くと必ず仕事に関する専門書、文学書、そして自然科学か児童書を入り混ぜて買っていたよね。今はどう?、偏ってないか?、心に空間を作るんだよ、ただボーッとでいいから。短い通勤時間に空っぽな鞄みたいなものを持つのだよ、専門書以外を通勤時間に読むことをやってごらん」と。生まれつきスカスカの脳でさえ日曜日の午後からは仕事で詰まり始める自分にとって、週日行き帰りの通勤時間を小説読に使うのは難題だった。しかし今、『センセイの鞄』を読み終えた私の中を覗いてみると、そこには「空っぽの、何もない空間が広がって」いて、霧の中に居る様ではあるが日本人としての自分がほんのりとした幸せ気分に酔っていて、自由さえ感じる。滑稽だが、大切な空っぽだと学ぶのである。そうこう思うと今まで何処で何をしても宇宙人と呼ばれ続けたこのさくらが、だんだん宇宙人ではなく人間というか日本人というか、普通に近づいて居る様な、そんな平凡者さくらの独り言。

 sakuratsubomi@earthlink.net

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健康の方程式     西尾 誠一郎

私の目標はすべての公文生徒に高校卒業証書を保証すること

今回は痴呆とイチョウの葉エキスについて書く予定でしたが、参考資料の「奇跡の食品」という本が見つからないので、予定を変更してカリフォルニアの高校卒業試験について

私の考えを述べてみます。 

 皆さんは教育と健康がどう結びつくのかと思われるかもしれませんが、実は深く結びついているのです。 つまり、「自分の脳も健康も自分で守り育てる」を基本とすることなのです。 ある年齢に達したから学校に行く、病気になったから病院に行く、という人任せの生き方では、少なくともここカリフォルニアでは高校卒業証書はもらえないのです。

ちょっとばかり公文の宣伝のようにもなりますが、最後までお付き合いください。

 今春に9年生が卒業証書をもらうために受けた試験の結果が、10月の初めに新聞を通して発表されました。 今回は州の約78%の9年生が自発的に受けましたが、来年からは必須試験になります。 試験に受からないと卒業証書はもらえません。 今回受けなかった生徒や不合格だった生徒は、毎年受けることができます。 試験は英語(10年生までのレベル)、と数学(代数1までの範囲)です。

近くの高校を見ていると、合格率に大きなバラつきが見られます。

ガーデナ高校        数学 16%  英語 42%

ウェスト・トーランス高校  数学 74% 英語 87%

(隣接する2つの市の高校)

そしてもっと驚かされることは数学の合格率の低さです。 州全体でみても数学44%(英語は67%)です。 今回は希望者だけ受けたわけですから、来年から全員受けるとなると合格率は当然もっと下がります。

では対策はどうすればいいのでしょうか。 

それは、「大切なことに絞り込んでそれだけは絶対マスターする」ことです。

具体的には公文の数学と英語を10年生終了のレベル(Jレベル)まで終了すること。

悠々とJレベルまで終了するには、できれば4歳から遅くとも小1ぐらいから公文を始めましょう。

数学は系統的に学ばないと力をつけることができない学科です。 私たち公文の指導者は、高校数学がスラスラできるにはどの程度の足し算、引き算、掛け算、割り算の力が必要なのかを考えて生徒を指導します。 つまり、小学1年生が足し算を勉強していても、高校になった時の姿を考えながら指導しますし、学校で代数を学習している高校生にも必要ならば足し算から学習させるのも、彼らの基礎学力を高めることが唯一、最も効果的な代数をマスターする方法だとわかっているからです。

英語で一番大切な読解力も、一斉授業で先生に教えてもらうという受身の態度では、絶対に力を伸ばすことはできません。 自分にちょうどのレベルを毎日自分で考えて問題を解いてこそ、確実に伸ばしていけるのです。

英語を学習する時、一番効率よく楽しく力をつけるには、公文のプリント学習と読書の相乗効果を利用することです。 プリント学習でさらに上のレベルの本が楽しく読めるようになり、また、たくさんの読書がプリントのレベルをどんどん引き上げます。 そのため公文では、やさしい英語の推薦図書もたくさん用意しています。 発音とスペリングの関係を正しく学び、基本的な文法を学び、毎日自分にちょうどのレベルを学習するように公文では配慮しています。 

数学も卒業試験の代数1まで、どうすれば一番効率よく学べるか、公文にはその指導法と40余年に渡って改良されてきたスモールステップの教材と実績があります。

J教材まで終了した人は100%卒業試験に合格させる自信があります。 もし、できなかったらそれまでの授業料を全額お返しします。

私はそれだけの決意で指導にあたっています。 あなたも

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川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 

( 川 柳 )

駄目なもの駄目と諭吉を追い返し

人情が絡むと弱い一本気

しゃあないと父の頑固も歳を取り

なるようになると ならない世を眺め

日々好日 貧乏神を飼い慣らす

 

( 時事コント )

「輸入食品花盛り」

ニィハオ   −松茸ご飯

「ああ読書週間」

テロ関連本が一番売れました   −書店

「食欲の秋」

職欲の秋です   −失業率 5.3 %


(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

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あっこのおいしいロサンゼルス――満腹したら食休みR

「日本のケーキ、世界進出か」

最近イタリア菓子のお店を取材する機会がありました。おいしいロサンゼルスでも紹介したMASSIMO’Sです。シェフの名前マッシモはイタリアではどこにでもよくある男性の名前で、日本であれば太郎とか花子(最近はそんな名前は逆に少ないか)にあたるそうです。街で「マッシモ!」と呼べば回りの男性5,6人が返事をするとか――?

そのマッシモさん、本当にお菓子一筋の職人さんで頭の中はいつもお菓子のことで一杯。新しい材料や、良い素材に巡り逢えば、すぐにそれに合うレシピを考えてしまうそうです。14歳の頃からお菓子屋さんでアルバイトをしながら身に付けた味と技は、当地でも多くのヨーロッパ出身者の舌を満足させているようです。特に何かにつけて一言多く言わなきゃ気の済まないフランス人でさえ、その一言に誉め言葉をプラスしていくというのですから。

彼のお菓子は、味の良さはもちろんですが、お菓子自体に勢いがあるというか、力強いのです。仕事としてこなすだけの物作りと違って、手作りの良さに加え情熱が伝わって来るという感じです。一つ一つ同じ物を作っても型にはまらない、遊びと大らかさもあります。

イタリアへは行ったことはない私ですが、イタリア料理はもちろん、服や靴、バッグ、インテリアなども大好きです。雑誌などでイタリアのものにはいつも注目しており、やはりそのデザインには機能性とは別の遊びがあるなと思うのです。それは物作りの情熱が生み出した天性のおまけみたいなものでしょうか。そしてそれが同時にイタリアの職人さんの気質なのでしょうか。

一方、同じく最近、TVの日本語放送で日本人シェフが作る洋菓子の人気ベスト10というのをやっていました。いずれのケーキも素晴らしいアイデアで、繊細で美しく、崩すのが惜しいくらいです。誉め言葉の一つが「甘くなくて美味しい」と言うのですから、アメリカ人が聞いたら、甘くもないのに何で美味しいの?と不思議なことでしょう。

ケーキでさえ小さな部分まできちっとした仕事をする。まさにこれが日本人の職人さんの気質なのでしょう。そこにはイタリア菓子のような大らかさではなく、完璧なまでの精密さがあります。和菓子の伝統もあるからでしょうか、実に細やかなところに美しさがあります。あの小さな和菓子一つには、その意味や季節感が凝縮して表現されているのですから、その影響を受けない訳がありません。

昔から日本人はあらゆる分野において、繊細な仕事を得意としてきました。蒔絵、彫金、絵付け、懐石料理も然りです。現代では精密機器やICチップなどがそうでしょうか。そしてその得意分野でどんどん世界に進出していきました。

ここ数年アメリカにおいて、純日本料理以外でも日本人シェフの活躍は素晴らしいものがあります。日本人の味覚とセンスが認められてきたのです。お菓子においてもその味覚とセンスは決して世界に引けを取りません。今こそあの美しく繊細な味を持つ日本のケーキも広く世界進出を図るときなのではないでしょうか。ようやく美味しいコーヒーを飲み始めたアメリカ人たち。「甘すぎないのが美味しい」と気付いて、日本のケーキが受け入れられる日はそう遠くないと私は睨んでいるのですが――無理かなあ?

さっか あきこ akikosk@webjapan.com

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一口コラム

今週の時事ジョーク(21)

 最近はどうも日本の外務省の評判が悪いですネ。

 外務省の高級官僚が機密費を悪用したり、業者に経費を水増し請求させて裏金を作ったり、かと思うと大臣は大臣で、アメリカの国家防衛機密を喋っちゃたり、たいへんです。

 アメリカは目下非常事態下にあるのに、どうも日本はいまいち、ピリッとしていません。

 私達日本人にとって、誇れる話ではありませんが、今日はまず、このあたりを“ブラック・ジョーク”的にとりあげます。

(1)ショウ・ザ・フラッグ

 「テロという名の戦争」を仕掛けられたアメリカの国務副長官(アーミテージ氏)から 「ショー・ザ・フラッグ!」と迫られた我らが 『外務省』は、この「ショー・ザ・フラッグ」の意味を「日本の国旗を掲げて、見せて欲しい」 という意味に解釈しました。

  ―― さて、これからがジョークです。

 アメリカに「ショー・ザ・フラッグ(日本の国旗を掲げて欲しい)」と言われた日本の外務省は何と答えたしょうか。日本の外務省は次のように答えました。

「我々は何時でも 『親方日の丸』を掲げていますヨ!」

【注】:本来、“show the flag”とは、英語の慣用句で、「旗幟(きし)を鮮明にして欲しい」という程度の意味なのだそうです。

(2)害 無 省(がいむしょう)

 不祥事続きの我らが『外務省』は日本の国益を守るどころか、国民に迷惑をかけるような不祥事続きです。

 そこで外務省は省をあげて猛反省し、これからは、せめて、日本と日本国民にとって“害”を及ぼさないような役所になろうと誓い、今後は『外務省』を『害無省』と改めることにしました。

 

【注】:とは言っても、外務省の官僚の大多数は優秀で立派な人達の筈です。ごく一部の悪徳官僚のために、こんなジョークが出来てしまうことは残念なことです。

(3)炭 そ 菌 の 恐 怖

外務省に関する“ブラック・ジョーク”の次は、もっと怖い“ブラック・ジョーク”です。

 私は、実は今回の“テロ”や“炭そ菌騒ぎ”については、あまりにも切実過ぎて“時事ジョーク”の種として使いたくないのですが、一つだけご紹介いたします。  

  ――― 私の姉は、たいへん神経質な性格で、今回の“炭そ菌騒ぎ”以降、我が家に配達されるメール(郵便物)の取り扱いにピリピリしています。その姉はコンピュータに向かう時も必ず「マスク」と「ゴム手袋」をしてから E-Mail にアクセスしています。

 私が、「お姉さん、どうしてコンピュータに向かう時、マスクとゴム手袋をするの?」 と聞いたら、姉は答えました。

 「だって、メールをあけたら、そのメールに炭そ菌がついているかもしれないでしょ!」

(4)マリナーズ、ワールド・シリーズ進出ならず

 いやなジョークが続きましたので、今度はスポーツ・ジョークで明るく行きましょう。

  アメリカ大リーグ、イチロー選手、佐々木投手の所属する“シアトル・マリナーズ”は、アメリカンリーグの優勝を賭けて“ニューヨーク・ヤンキース”と戦いましたが、残念ながら、一勝四敗で優勝を逸しました。

  リーグ優勝を逃がし、また、来年度に再挑戦する、イチロー選手は、無念さをにじませながらもさっぱりとした表情でいいました。

 「今年はリーグ優勝を逃しましたが、一年浪人、即ち、一浪(イチロー)したつもりで、来年も頑張ります」

 実際のイチロー選手は、この1年を振り返ってこう言っています。

 「1年目の僕を、このチームはプレーさせてくれた。球場以外でも助けてもらった。チームメート、シアトル、日本のファン、遠征先のファン、メディアの方、いろんな人に助けてもらった。感謝の気持ちが大きいです」

 首位打者、盗塁王、新人最多安打、地区シリーズ最高打率。21世紀最初のシーズンに、イチローがメジャーリーグに残した足跡はたいへんなものでした。イチロー選手に「ほんとうにご苦労様でした」と言いたいですね。

 また、彼は日本の内閣から「国民栄誉賞」を、という申し出に対し、今回は辞退したそうです。

立派だと思います。彼はまだ若い現役なのですから、そんな名誉などにとらわれず、もっともっとのびのびと活躍して欲しいですね。

                          羅府の庄助

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編集後記

「吟醸酒蔵みゅーじあむ」で遅くまで話をしていたので結局、最終の電車で帰ってきました。よく寝過ごさなかったものだと思います。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧になれます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.286

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp

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