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1285号

No.1285     Ryo Onishi              12/27/2020

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雑貨屋のひとり言

新型コロナ感染者の拡大が止まりません。これからどうなるんでしょう。
油断をしていたそのスキをついてこられた感じがします。
今年はコロナ禍で世界が大きく変わってしまった一年でした。
みなさんはどんな年でしたか。コロナで一番大きく変わったのはSF映画のように世界中の人がマスクをしていることではないかと思います。そして海外旅行ができなくなったことかもしれません。例年お正月はハワイやグアムは日本人でいっぱいだったのに、ひっそりとしている情景は想像しにくいですね。
まだ当分の間はコロナと付き合わなければなりません。これからもコロナに感染しないように気をつけながら、一日一日、楽しく生きることを考えて生活しようと思います。

執筆者のみなさま、毎週素晴らしい記事をありがとうございます。
読者のみなさま、ご意見、ご感想をいただけたら嬉しいです。
ご声援よろしくお願いします。来年もよろしくお願いします。
来年はみんなが笑顔でいられる一年になることを願っています。《R.O.》

 

 

 

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

北風もいいさ柳の自然体

ほどほどの欲で夫婦が丸くいる

B面の夢に余生を弾ませる

凡々と鬼にも仏にも遠く

百歳を元気勲章ないけれど

( ニュースひとりよがり )

「密回避」

2艘の宝船に分乗します −七福神

「木星と土星が大接近」

ハイそこまで −三密

「追贈」

こん平さんへ座布団10枚 −笑点一同


河合成近
nakawai@kf7.so-net.ne.jp

 

龍翁余話

龍翁余話(658)「コロナに振り回されたこの1年」

とにかく「新型コロナウイルス(コロナ禍)に振り回された2020年」だった。政治も経済も人々の生活様式も様変わりした。コロナに関する日本国内での、この1年を(急ぎ足で)振り返ってみよう。1月「日本国内で初の感染者確認」、2月「横浜港に入港したクルーズ船乗客の感染者確認」、「国内初の死亡者確認」、「北海道知事が独自の“緊急事態宣言”発令(外出自粛呼びかけ)」、3月「全国の小中高校に臨時休校を要請」「東京五輪・パラリンピックの延期を発表」、4月「アベノマスク配布発表」、「政府“緊急事態宣言”発令」、5月「政府“緊急事態宣言”解除」、6月「東京都が初のアラート(警戒・警報・注意喚起)発表」、7月「政府、Go Toキャンペーン開始」、11月「第3波でコロナ感染更に拡大」、12月「政府、Go Toトラベルキャンペーンの一時中止発表」(まだあるかも知れないが)――

コロナ禍によって“新語”や“流行語”も生まれた。順不同で、まずは片仮名から拾ってみると「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応=ウイルス感染症の検査、遺伝子検査などに用いられる)」「クラスター(小規模な集団感染)」「オーバーシュート(爆発的患者急増)」「ロックダウン(都市封鎖)」「パンデミック(世界的大流行)」「ワーケーション(Work=仕事とVacation=休暇の合成造語=働きながら休暇を取る過ごし方)」「テレワーク(tele=離れた場所とwork=仕事の合成造語=在宅勤務)」同じ在宅勤務で「リモートワーク」と言うのもある。「オンライン(在宅してコンピュータで行なう作業)」「ステイホーム(家に居る)」「フェイスシールド」「マウスシールド(どちらも飛沫拡散防御物)」「ソーシャルディスタンス(社会的距離」「ニューノーマル(新しい常識・新常態=コロナ禍に備えて、新しい発想・行動を意味する言葉か?)」「アラート(警戒)」「エッセンシャルワーカー(生活維持に欠かせない職業の従事者)」「Go Toキャンペーン(観光需要の喚起策=景気・経済再興を目的とした経済政策)」ほか。続けて、日本語を拾ってみよう「三密(密接・密集・密閉)」「濃密接触」「緊急事態宣言」「飛沫感染」「院内感染」「自粛・自粛要請」「巣ごもり(家に閉じこもる)」「おうち時間」「不要不急」「第2波・第3波」「特別措置法」「専門家会議」「休業要請」「時短要請」「新しい生活様式」など。

これらの“新語”、“流行語”が飛び交う中、人々はコロナ感染を怖れ、否応なしに生活様式の急変を迫られた。感染地域への移動、感染地域からの移動を警戒し旅行や出張が少なくなった。「三密回避」や「外出自粛」で通勤も通学も減り在宅勤務、在宅学習が増えた。外食・会食の回数が減った。近場で買い物をするようになった。医療機関、文化施設、スポーツ施設などでの検温・除菌スプレー、ホテル、デパート、レストラン、コーヒーショップ、スーパーやコンビニ、各種小売店などでの除菌スプレー設置も当たり前になった。マスクの着用、うがい、手(指)洗いが習慣化した。親しい人同士のハグや握手もしなくなった。要するに「うつされない、うつさない」の感染予防概念が培われ行動で示されるようになった。皆がそう心掛ければコロナなんて、そう易々と感染しないと思うのだが、中には(翁がいつも吼えているように)、マスクをしない者、咳エチケットをわきまえない者、際限もなく飲み屋やカラオケに行きたがる者、パーティーをしたがる者など、いわゆる無分別な連中が”感染媒体“となっているので、なかなか感染拡大が止まらない。そればかりではない、翁自身も、周りに陽性者がいないこと、翁自身に異常が起きていないことで、つい、緊張が緩んで(気が緩んで)ハッとすることがある。

いい加減に“コロナ感染拡大”を止めないと医療機関がパンクしそうだ。前述の“流行語”の中に、新たに「医療崩壊」と言う言葉が加わって来た。「医療崩壊」とは、社会の医療界に対する過度の期待や要求、医療費の抑制などで病院経営の悪化、防衛医療の増加、医師や看護師の士気の低下や離職が見え始めたこと。防衛医療とは、医療過誤の賠償責任や刑事責任を避けるため、リスクの高い患者の診療を忌避することだ。「人の命を預かる医療に携わる者は、良き医療人である前に崇高なる使命感を持った人格者でなければならない。“医は仁術”(医は人命を救う博愛の道)であることの基本を忘れてはならない。賠償責任や刑事責任を怖れ、重篤患者を見捨てるとは何事だ。また、人々がコロナ禍で苦しんでいる時、自分の都合で不平不満を募らせ“やる気をなくす”とは何事だ」との叱咤の声も聞こえるが、医療機関が経営困難に陥ったり閉院したりなどしたら“医療安全”の日本国はどうなる?また医療従事者とて生身の人間、体力の限界もあれば人間的感情もある。自分の生活を守る権利もある。コロナ感染者(重篤者)の急増、人手不足が深刻化している中、医療従事者の多くが自身の感染も顧みず献身的に医療業務に邁進している。そして、今年ほど医療従事者への感謝の声が高かったことが今までにあっただろうか。「新型コロナウイルスと闘う医療従事者を応援しよう」「医療従事者の皆さんの献身的頑張りに感謝する」など多くの“エール・メッセージ”を翁も直接、間接に耳にした。翁も感謝いっぱいである。

今や「コロナ感染拡大」と「医療崩壊」は表裏一体である。政府がいくら“要請”したって各人が“聴く耳”を持たなければ感染拡大は抑えきれない。日本人は「うつされない、うつさない」の自覚を持てない(社会的倫理観の乏しい)民族だったのだろうか。一方、政府においては「必要病床の確保」「病院経営への経済的支援」「医療従事者の大幅増員と賃金・労働時間等の待遇改善」「PCR検査場増設と無料検査化」「休業・時短補償付き飲食店の封じ込め策」、「予防薬と治療薬の早期開発と市場化」などを敢行することによって医療業界の安心・安全は確保されるだろう。

毎年、翁『この1年』を振り返る時、お世話になった方々、及び読者各位へ感謝の気持ちをお伝えしているが、同時に“コロナ禍”の今年は「よくもまあ無事でいられたものだ」と“安堵”もしている。しかし、その”安堵“は“明日の安心”が約束されるものではない。「更に気を緩めずに”安全年“を迎えたい」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

大掃除

今年初めてエアコンのクリーニングを専門業者の人に頼んでお掃除してもらった。昨年エアコンの位置を変えて天井高くしてしまったので梯子が無いとフィルターの掃除も出来ない。
先ずは梯子を買わないとならないし、エアコンの中の方までは、掃除が出来ないしと思っていたら雑貨屋さんの店主の方がエアコンのクリーニングを業者の方に頼んでとても良かったと言う記事を読んで、そうだ!私もやってみようと思ったのだ。
クリーニング後は風の通りも良くなって前よりエアコンの効き目が良くなったと感じられた。
外もピカピカに磨いてくれて、気持ちがいい。この流行り病のせいで多くの人が家にいる時間が長くなっているので、なおさらエアコンのメインテナンスは大事だ。

ついでにレンジフードも後日、同じ業者の人に頼んで掃除をしてもらった。やっぱりファンが回る所は埃や汚れが付きやすい。特に油で汚れた所はどんな洗剤や用具を使ったらいいかわからない。
どうしようか考えて、やはり、こちらも頼む事にしたのだ。頼んで正解だった。自分でやったら手間も時間もかかる。

そして、ついでにお風呂場の換気扇も掃除してもらおうと今度はお風呂の換気扇専門の業者の人に来てもらった。換気扇の汚れをとるにしても天井嵌め込みになっている換気扇を外さないとならないので素人には出来ない。汚れを拭き取り新しいファンを付けてもらった。
家のリフォームをした時にお風呂場で洗濯物を乾かせるように乾燥機能と冷風、暖房が付いているものに変えた。そしてカビが発生しにくいように24時間、送風している。
フル稼働だから蓄積された埃がかなり、溜まっていた。

これで、しばらく安心だ。その後キャンセル待ちになっていた歯医者さんから連絡が入り自分の歯のクリーニングも出来た。

今年も残す日は数日、、、日本も米国も政界の大掃除はいつ出来るのだろうか、、、、 

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

さくらの独り言「わっ!」

『きょうは、自分の生まれた西暦の年と年齢数を足すと、世界中の人が皆、2020になるというクリスマスでも特別の日。次に世界中の人が同じになるのは1000年後だそうです。メリークリスマス!』、友人Yから受け取ったライン・メッセージ、今年のクリスマス当日、丁度お昼も回った頃だった。“わっ!”、これが私の第一声。直ぐに足し算をした。私の場合、そして主人の場合。本当に2020だ。私は直ぐに、親しい友人たちにこのメッセージを転送した。これがユニークな悪気のないジョーク、チェーンメールの一種であることを知ったのは、同じメッセージを沢山の友人から受信した時、西の空も真っ赤に染まる、太陽の赤い輪が光って見える頃だった。

実は私、この友人Yから送られたメッセージ通りに足し算をして三歩あるいた瞬間、ハタと足を止め、再び足し算をした、来年2021はどうなるだろうかと。その時“当たり前”の数式、生まれた西暦+今の年齢数=今の西暦になることに気が付いて、思わず笑ってしまった。当たり前のことに凄いことだと驚いた自分も、親しい友人に直ぐに転送してしまった自分も可笑しかった、そしてなんとなく恥ずかしかった。私から転送を受信した友人たちからのコメントが一様に、愚かな私を責めるでもなくあざ笑うでもなく、むしろ一緒に顔がほころんだというものであったことが、何よりも救いとなり、安堵した。日々更新される感染者数増加に「わっ!」っと叫ぶ毎日が、とても癒される思いになった。

ところでこのジョーク・チェーンメッセージ、よくよく読んでみるとなかなか興味深い。それは言葉の持つトリックと人間の心理であり、驚異と脅威。ひとつひとつのことばが深い意味をなしていると私は思う。例えば、『自分の誕生日』は自分自身の存在を意識し、『足す』は引くよりも安心感があり、『世界中』は個ではなく衆という人類を思い、『西暦』の『2020』は世界共通の重なる数字に特異性を見てとり、『世界中の人が同じ』はコロナ禍の現状と共存への願いに繋がり、そして『1000年後』は遥か遠い時だからこそ身に迫る今という時の尊さではないかと。クリスマス前後になると決まって如何わしいチェーンメール嵐に迷惑をしたりかけたりする。でも、このメッセージには、如何わしさよりはむしろ、今の時にふさわしい、ユニークな言葉遊びと祈りを感じてしまった。この時期に、一瞬立ち止まって考える、そして当たり前のことに“な〜んだ”と笑ってみる、そんな些細なことの貴重さが、このことばに潜むメッセージだと私は思う。

さて、西暦2020年もあと数日。振り返るとこの一年の私にとって、足すことより引くこと、やれることよりやれなくなったことが多く、そして当たり前が当たり前ではなくなり、なんとなく自分の心から和がなくなってしまう気がしていた。だから、このメッセージを受送信した今、あと数日ある2020年を、もう一度立ち止まり、“わ”に繋がることを想起してみることにした。和、輪、話、環、吾。そうしたら、あったあった、なんと日本の現元号は“令和”。『世界が調和され、平和が永遠に達成されるというメッセージが込められている』と聞いたことがある、それだ!、だからぁ〜、梅の花かほる来春にはきっと、きっといい報せもあるわっ・・・っと呟く、さくらの独り言。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今年もたくさんのジャズを聴くことができました。毎日Amazon Musicで聴いていますが、こんなジャズもあるんだと驚かされたりすることもあります。
ジャズに興味を持って聴いていたから、神戸、大阪のTSUTAYAにせっせと通いアルバムを探しました。ネットのレンタルを利用しました。そしてついにAmazon Musicに出会うことになります。それを聴くためのAIスピーカーに出会い、ワイアレスイヤホンに出会い、Fire TV Stickに出会うといった具合にどんどん面白いことが自分の前に現れます。次はどんな面白いことに出会えるのか楽しみにしながら続けたいと思います。
今年最後にご紹介するのはイタリアのトランペット奏者、Chris Bottiの“To Love Again”です。2曲目の“What Are You Doing the Rest of Your Life?これからの人生“は彼の歌声が聴けます。

"To Love Again” Chris Botti   

01-Embraceable You
02-What Are You Doing the Rest of Your Life?
03-My One and Only Love
04-Let There Be Love
05-What's New?
06-Good Morning Heartache
07-To Love Again
08-Are You Lonesome Tonight?
09-Lover Man
10-I'll Be Seeing You
11-Pennies from Heaven
12-Here's That Rainy Day
13-Smile


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

家から離れたところに開店した人気のスーパーに行き、バスで帰ってくる時のことです。
途中のバス停から杖をついたおばあさんが乗ってきました。運転手と話をしながら乗車賃を払ってゆっくりと席に向かっていると、突然、『発車します』というアナウンスがあり、慌てたそのおばあさんは、急いで席に着こうとするけど足が悪くてなかなか席につけない。運転手が『急がなくて良いですよ』と言うと、おばあさんが、『出発する言うたから焦ったわ』、すると運転手が『あれば音声案内で自動的にアナウンスするんよ』というやりとりを聞いていてまるでコントを見ているようでクスッと笑ってしまいました。おばあさんの足がこれ以上悪くならないことを願っています。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1285

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/indexY.htm

              tenshu@zakkayanews.com