weekly


1282号

No.1282     Ryo Onishi              12/6/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

今年の夏もエアコンを酷使しました。購入して2年ですがちょっとカビ臭いので気になっていました。お掃除機能付きのエアコンはフィルターの掃除をやってくれるだけです。内部のフィンの汚れや付着したカビなどを除去する必要がありますが、素人がやると分解時に壊したり、元通りに戻せないリスクがあります。そこでエアコンクリーニング専門の業者にやってもらうことにしました。比較的安くて信頼できそうな業者を見つけてやっていただきました。10年使用したエアコンもいっしょにクリーニングしてもらいました。
クリーニングの前と後の状態を見せてもらいましたが、汚れがきれいに取れてスッキリしていました。寒くなってきましたので快適に過ごせそうです。《R.O.》

 

 

 

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

ロボットによく出来ましたねと言われ

昇進に待ったまさかの心電図

石の上3年時に置いてかれ

正論を出世コースの外で吠え

まあまあと本音が頭撫でられる


( ニュースひとりよがり )

「はやぶさのカプセル帰還」

待ってました −今年の10大ニュース

「流行語大賞」

たぶん来年も −三密

「三秘密」

モリ、カケ、サクラ −安倍首相


河合成近
nakawai@kf7.so-net.ne.jp

 

龍翁余話

龍翁余話(655)「新型コロナウイルス接触確認アプリ“COCOA”」

昨年12月上旬に中国・武漢で発生した“新型コロナウイルス騒動”は1年の間で世界中を“コロナ禍”に巻き込んだ。現在、世界には249の国や地域がある。そのうち“コロナ禍”は220の国・地域に拡大、まさに“世界コロナ戦争”の様相を呈している。厚労省が発表した12月4日現在の全世界の感染者は6,522万557人、死者150万6251人。うちアメリカは感染者13,921,374人・死者273,799人、インドは感染者9,534,964人・死者138,648人、ブラジルは感染者6,446,650人・死者174,515人、以下、ロシア、フランス、メキシコ、スペイン、イギリス、イタリアと続く。日本では(12月4日現在)感染者156,215人・死者2,264人(チャーター機・クルーズ船を含む)。(註:数字は日々増加の傾向にある。)
「中国共産党の不手際と隠ぺい工作が世界中を“コロナ禍”に陥れた」(米中安全保障調査委員会の談話)、その中国の感染者数、死者数はどうだろうか。とかく“自慢話”は2倍、“不利な話”は半分以下で発表する中国だからあまり信用出来ないが、最近、中国の保健当局が発表した数字は、中国全土で感染者86,567人・死者4634人。(実数はその数倍?)

振り返れば、新型コロナウイルス感染騒動が始まって以来、小欄(『龍翁余話』)では毎号のように“コロナ禍”(関連情報)を取り上げて来た。その中で翁自身の“コロナ禍による生活行動や心の持ち方への影響”を述べて来た。八十路を迎えてからは常に“死”と向き合う心づもりは出来ているが、“コロナ野郎に殺されるのはご免だ”とばかり、可能な限りの自己防衛(予防)に努めている。自分でやること、それは「三密回避」、「マスク・うがい・手(指先)洗い・咳エチケット」、「身辺衛生(除菌・消毒)の徹底」、「外出自粛」など。それらのことは今では何の抵抗もなく、ごく自然に出来ている。だから(原則的には「外出自粛」だが心身健康保持のため)たまに散歩や買い物にも出るしゴルフにも行く。勿論、それなりの対処法を整えてのことだが――けっして“コロナ恐怖”が薄らいでいる訳ではない。いや、恐怖心は常に付きまとう。だから対処に関する情報は素直に聴き入れることにしている。その1つが『新型コロナウイルス接触アプリ“COCOA”』だ。

先日、親友から『COCOA』を勧められて、早速、翁のスマホ(携帯電話)にインストールした(取り込んだ)。『COCOA』とは、自分が知らない間に新型コロナウイルス感染者との接触を知ることが出来るアプリ(正式名称“COVID-19 Contact-Confirming Application”)のことで今年6月20日に厚労省が発表した(以下、『COCOA』と記す)。もう半年も経ったので多くの人が知っていると思うが、知っている割には利用者が少ないようだ(認知率80%、利用率15%)。翁も”面倒くさい“、“たいして役には立つまい”とタカをくくっていたので、その存在すら忘れていたのだが、先日、親友から強く勧められて詳しく調べてみたら、これは“身の安全”を確認する上では“安心出来るアプリ”かも知れないと思って早速インストールした。そこで今号に“にわか知識”(概要)を披露したくて取り上げた次第。スマホをやっていない人には関係ない話かも知れないが・・・

前述の通り『COCOA』は、自分が知らないうちにコロナ感染“陽性者”と接触していた可能性がある場合、このアプリから通知が送られてくる。「陽性者との接触あり」の通知が送られてきた際には、自分の症状や周囲の人の状態を入力すると検査の受診などが案内される。つまり、このアプリを利用することで“陽性者”との接触があったことが直ぐに分かり、保健所や医療機関のサポートを早く受けるための方法が示される。

その仕組みは実にシンプルだ。スマホに『COCOA』をインストールした者同士が1m以内、15分以上接触すると、(前述のように)「陽性者との接触あり」がアプリに自動的に記録される。その際、アプリにその旨を報告(管理者の厚労省へ送信)すると、その人が過去に接触した人全員に注意を促す通知が送られ、陽性反応が出た人が取るべき適切な行動が指示される。問題は、このメリットが効力を発揮するのは“『COCOA』をインストールした者同士に限られる”と言う点だ。しかし出会う人に、いちいち「あなたはスマホに『COCOA』をインストールしていますか?」と訊く訳にはいかない。だから本当に『COCOA』を有効に機能させるにはスマホ所有者の大多数が登録する必要がある。ちなみにドコモの調査による「スマホ普及率」を見ると、15歳台から60歳台までは90%以上、70歳以上の高齢者でも50%を超えている(男性56.2%、女性53.4)。厚労省では「これらスマホ所有者の、せめて6割が『COCOA』に登録してくれれば、陽性であった場合の情報を早く正しく入手することで国民全体の感染拡大防止が期待出来る」と訴えている。

翁が『COCOA』アプリをインストールした理由は、“知らないうちに感染しているのではないか”という不安を解消したいのと、もう1つ、このアプリで陽性者との接触の可能性が確認された、との通知を受けた場合、「受診・相談センターに相談の上で“要検査”と判定されたら費用は無料でPCRなどの検査を受けることが出来る」と言う点だ。これはかなり魅力的なメリットだ。(但し医療機関における“初診料”は必要。)

さて、コロナに振り回された2020年もあと3週間あまり。例年だと忘年会、クリスマス、スポーツ・音楽・芸能などの各種イベントで賑わう12月だが、どっこい、今年は“自粛・中止”が叫ばれ“静かな師走”(不景気な歳末)になりそうだ。コロナ感染拡大傾向が著しくなっている昨今、それもやむを得まい。したがって我々がやるべきことは「うつさない、うつされない」――すなわち“三密回避”(特に密なる接触)、“マスク・うがい・手(指先)洗い・咳エチケット”、“身辺衛生(除菌・消毒)の徹底”、“外出自粛”の励行だ。その上で安心ツールの1つ『COCOA』登録を考えたらどうだろうか。翁が『COCOA』登録して2週間経った。外出ごとにチェックしているが幸いに「陽性者との接触は確認されていません」――ずっと、そうでありたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

真夜中のフライトで日本へ

このところLAは、また夜の外出禁止令が出された。今月の21日まで夜の10時から翌朝の5時まで不要な外出は控えるように制限されている。そんな中で羽田行きの真夜中のフライトで日本に戻る事にした。この春も秋も日本行きを見送っていて1年も日本をご無沙汰していたので決行することにした。
航空会社も人の移動がかつて無いほど減少していて大変な時期に突入していた。その為、便数を減らしLA発羽田着の時間も深夜便のみに変更になった。乗客も4人席に2人、3人席に1人ぐらいの割合でしか乗客は乗っていなかった。そしてフライトの前日に今度は日本から米国に入国する時に必要な書類を別に用意しないと400ドルの罰金がかかるという連絡がメールで入った。この米国選挙後(まだ、終わっては、いないけれど)ぐらいからTVでは新型肺炎が増えていると盛んに騒ぎ始めた。日本では、この11月1日から規制を緩めて外国人の行き来をオープンにした途端11月の中旬から急にこの流行り病の患者が激増したらしい。こんな状況で予定通りちゃんと帰れるのか母は私の帰宅を心配して待っていた。
今回、行きは友人がエアポートに送ってくれ羽田には弟が迎えに来てくれる事になっていたので公共の乗り物に乗らないで自宅に直帰する事が出来た。年末に日本に帰国を考えている友人もいるので参考までに入国の流れを説明すると機内で5枚の書類を渡される。一枚目は質問票。特に流行り病の多い国のリストの中に過去14日間滞在していた経験があるかどうか、そして個人情報、14日間の滞在先、移動手段、体調などなど。驚いたのは危険国リストに肝心のあの赤い国が入っていない。このリストが発行されたのは11月1日になっている。スチュワーデスに聞くと“そうですね。あの国は過小評価しているみたいですね”と苦笑いした。迷惑な話だ。どんなに規制をかけても時々漏れ伝わってくる赤い国の動画には流行り病が治まったようには、けして見えない。報告するべき事を偽っても国内では構わないのかもしれないけれど多大な被害を被るのは受け入れ先の国なのだ。頭に来る。
2枚目は日本に戻った後の14日間の健康チェックと連絡先、3枚目は到着後の体温測定や注意事項、4枚目はLineアプリによる健康確認の推薦。こちらは任意なので私の場合は電話確認をお願いした。5枚目は入国の時の検査手順の説明。必要な書類の記入が終わったらその書類を持って検疫(唾液検査)をする。プラスチックの小さな容器に唾液を入れるのだ。一人用のブースがいくつか並んでいて目の前には唾液が出やすいように梅干とレモンの写真が貼ってある。終わったらその容器を係りの人に渡して待合室で待つ事30分ぐらい。陰性の証明書をもらって入国手続きを終えて荷物を受け取りに行くと、すでに全ての人の荷物は個々にカートに乗せた状態だった。係りの人に名前を告げるとさっと荷物を持ってきてくれた。荷物を待つ時間のロスが無かったぶん、いつもとかかる時間は変わらなかったように思う。その後、ロビーを出たところで弟に連絡をとったら、ちょうどエアポートの駐車場に入って間もなくだったようでグットタイミングだった。自宅に戻って念の為に14日間の行動について厚生労働省に確認をとると自宅付近の買い物や散歩などは問題ないとの事。ただ大勢の人との飲食は控えてくださいと言われた。別に自宅軟禁になるわけでもないので少し安心した。ただ、ご近所の手前、あまりうろうろしないで目立たないように行動して欲しいと母から言われた。何しろアメリカでは流行り病の人が蔓延しているように宣伝されているようで不安に思っている人も多いのだろう。でも私の回りの人にいくら尋ねても知り合いの人で、この流行病にかかった人は誰もいない。本当にそんなに蔓延しているのかと不思議になるくらいだ。ただ、注意する事は必要だけれど過剰に恐れる必要は無いのではないかと思う。怖がる事によって神経を使ってストレスが溜まり免疫機能が働きにくくなる弊害の方が困る。
気の毒な事に私の友人の友人はLAから日本の友人の田舎に遊びに行こうと思ったら“頼むから今はやめてくれ、俺が村八分になっちゃうから”と断られたとの事。
だから私もここで静かに過ごしている母の為に、ご近所の挨拶は14日間を過ぎてからにしようと思っている。
何だか、黴菌扱いされているような感じでは、あるけれど、、、、、
 

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今週のアーティストは誰もが知っているKenny Gです。
Kenny Gのさわやかなソプラノサックスの音色は何度聴いても飽きません。
ちょっと珍しいボサノヴァのアルバムです。良く知っているイパネマの娘もあります。
Brazilian ミュージックを聴いていると元気になれます。


"Brazilian Nights” Kenny G   

01. Bossa Antigua
02. Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)
03. Bossa Real
04. Brazilian Nights
05. April Rain
06. Menina Moca
07. Bu Bossa
08. Clouds
09. Girl from Ipanema
10. Summer Love


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

大阪は医療危機でとうとう赤信号が点灯し、移動自粛要請が出てしまいました。
第一波の時はみんながコロナ感染を恐れて移動が大きく減りましたが、第三波の今は感染者数が大きくなってきているのにもかかわらず人の動きが止まりません。私たちも外出を控えたいと思います。
外出を控えると家の中で座っていることが多くなります。
座っている時間が長いと第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの動きの低下や太ももの筋肉が弱るので血液の流れが悪くなり腰痛や糖尿病をはじめとする疾患リスクが高くなります。
日頃から座りすぎない工夫が必要です。スマホやパソコン、テレビは立って見るとかしてたまにスクワッドをするのがいいと思います。
3月から始めた家ヨガはもうすっかり日課になりました。加えて爪先立ちでのスクワッドと夜の散歩もやっています。
最近購入したパンツのサイズがMからLになったので下半身の筋肉が増えたのだと思います。毎日の少しずつの運動の効果が現れてきたと喜んでいます。継続は力ですね。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1282

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/indexY.htm

              tenshu@zakkayanews.com