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1272号

No.1272     Ryo Onishi              9/27/2020

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雑貨屋のひとり言

街から人影が消えていた3月、4月から、半年が経ちました。マスク着用とアルコール消毒がすっかり定着した感があります。お店でもコロナ予防が徹底され、街の人も真面目に対応しているのでコロナに対する恐怖感が和らぎ、街も活気が出てきました。シルバーウィークはコロナ自粛で我慢していた人たちが一斉に動き出しました。
夜7時半頃、散歩で飲み屋の前を通ると結構繁盛してます。ちょっと緩みすぎのところもありますが、この調子でなんとか収束の方向に向かって欲しいと願っています。
ただ感染が再拡大している国がたくさんあるのでグローバルで見るとまだまだ危険がいっぱいで相当注意しないと悪い方向にいくのではないかと危惧しています。来年のオリンピックはうまくやれるのでしょうか?《R.O.》

 

河合成近さんからのお礼メッセージ 

大西さん、Zakkya-Weekly1271号での河合将介の追悼号をありがとうございました。またそこに寄稿を下さった皆様、ありがとうございます。

将介もZakkayaへの投稿をライフワークの一つにしていたと思います。それが2018年8月30日をもっての休筆、だれよりも本人が残念無念の思いでいっぱいだったと思います。

将介はエプソン社に長年お世話になり、定年退社後もロスの皆様のお引き立てをいただいて、あの世話好きでお節介の性格丸出しで、楽しく張り切ってロスの街を飛び跳ね、また詩を吟じ、カラオケを楽しみ、いい人生を送れたと思いいます。皆様からの追悼文を拝読し、一層その感を深くしました。

ただ病気になるのが早すぎました。もう少しその生活を続けさせてやりたかったです。
10年程前から 腎不全症に伴う一日おきの透析治療、その後の消化器癌手術、心臓疾患手術等により闘病生活を余儀なくされ、外出もおぼつかなくなり、皆さんとお会いできなくなったこと、だれよりも本人が悔しく焦れったかったことと思います。今はもう透析の管からも解放され、先に逝かれた仲間の皆様とわいわいやっていることかと思います。
生前将介に賜りました御厚誼に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
私も100歳まであと14年頑張ると将介と約束をしました。“幸せは幸せと思う所に来るものであり、不幸と思う所には不幸しか来ない”この言葉を胸に頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。

将介の兄河合成近

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

教育勅語諳んじ奇異の目で見られ

昭和一桁つぶやいている もうとまだ  

一期一会口にし老いたなと思う 

まだ胸に賞味期限の残る夢   

昭和もう昔話にする令和


( ニュースひとりよがり )

「初会談でグ―タッチ」

手が滑りそうになった ―菅首相、小池都知事

「ハンコ禁止令」

了解の返事にハンコが捺してあった −河野行革相

「7人がコロナに感染」

ハンシン不随 −タイガース

河合成近
nakawai@kf7.so-net.ne.jp

 

龍翁余話

龍翁余話(645)「コロナとインフル、同時予防を!」

“コロナ禍”の収束が一向に見えないうちに秋がやって来た。これからはインフルエンザの季節でもある。コロナは怖い。だが、よく考えるとインフルエンザはもっと怖い。9月25日現在、国内のコロナウイルス感染者数は累計8万1,889人、死亡者数は累計1,557人、それに引替えインフルエンザの例年感染者数は約1千万人、死亡者は推計約1万人。世界では例年約500万人の重症例、約50万人の死亡例が見られると言われている。

厄介なことにコロナとインフルエンザは症状が酷似しているため、発熱だけではコロナかインフルか容易に判断することが難しく、今の時期はどうしてもコロナを疑わざるを得ない。そこで37.5度以上の熱が出たら直ぐに医療機関で診察を受けることになる。その際、インフルとコロナの両方の検査を同時に行なうことが出来れば効率的だが、現状では(インフルの検査体制に比べ)コロナの検査体制は不十分。コロナだけでも医療機関は逼迫しかかっているのに、インフルの流行が加われば医療機関の崩壊、もしくは崩壊的な事態を招くことになりかねない。これ以上のコロナとインフル感染を抑え込むことが肝要だが、こればかりは、罹りたくて罹る人は誰もいない、いつ、どこで感染させられるか分からないので、当然のことながら今まで以上に『コロナとインフルの同時予防(警戒)』が重要となる。「たかが風邪」と甘く見るなかれ――毎年、1万人の死亡者の仲間入りにならないため、我々はもっとインフルに対する警戒心を強め、万全な予防を講じなければならない。

そこで翁、いくつかの資料で「インフルとコロナの症状の違い」を調べて見たが、両者とも症状があまりに似ているので“違い”がよく分からない。例えば、発熱・咳・息切れ・喉の痛み・鼻水・鼻づまり・筋肉痛・関節通・頭痛・倦怠感などは、コロナもインフルも同じ。しかも両者とも無症状(無症候性)から重度の症状までさまざまな程度の兆候と症状を持っているので余計に分からない。ただ、コロナの場合は(上記の症状のほか)味覚や匂いの障害が生じ重症化すると人工呼吸器を必要とする肺炎に進行する。そしてインフルもコロナも重症化する危険が高い人は、高齢者・幼児・妊婦・持病のある人(喘息・慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病などの人)だそうだ。ついでに――もうひとつ分かりにくいのが「インフルと風邪の違い」だ。調べてみたら、これも大同小異。症状としては、インフルは(急速に)38度以上の発熱、風邪は微熱が続く。身体的症状は前述の通りで両者とも同じだが、インフルは急激に発症し、風邪はゆっくり発症する。流行の時期は、インフルは秋から冬、春にかけて散発的、風邪は年間を通して(特に季節の変わり目に)流行し易いとのこと。そう言われても翁には分かりにくいので「インフルと風邪は同じだ」と考えるようにしている。

問題は、医療機関での診察、検査だ。これまでの巷間話の中には「コロナかも知れない」と思ってかかりつけの医院に行ったら「単なる風邪だった」とか、反対に「ただの風邪だろう」と思っていたら「コロナ感染(陽性)だった」と素人判断の難しさ(誤り)が浮き彫りになるケースが(かなり)あったようだ。「単なる風邪」と思っていても37.5度以上の高熱が出たり(前記のような)症状が早期に現れたりした場合は(医療機関は)PCR検査・抗原検査・抗体検査などでコロナ感染を確認する。それにしても“コロナ検査”場所の少なさ、費用の高さが問題だ。“いつでも、どこでも、何度でも、安く(保険適用)”が望まれる。一方、インフルの検査方法は迅速診断法が普及しているので簡単だ。綿棒で鼻や喉の奥をぬぐったり,鼻をかんだりして検体を採取し、それにウイルスに対する抗体を反応させて診断する。後日、再検査することもあるようだ。

治療方法としては、コロナは残念ながら(現時点では)これと言う治療方法はなく、発熱や咳などの個別の対症療法しか行なわれず、ひたすら安静にして睡眠・栄養・水分補給など数日かけて一般療法(生活療法)を行ない、自然治癒(患者の自力治癒)を待つばかり。有効治療薬・ワクチンの早期開発が望まれているのが実情だ。一方、インフルも一般療法が治療の基本だが、幾つかの有効的な薬物療法もある(詳細は省略)。

何と言っても肝心なのは『予防』だ。インフル予防もコロナ予防と(全くと言っていいほど)同じ。我々は今年の2月以降、コロナ感染予防をずいぶん訓練させられたので、その予防方法(三密回避・マスク・うがい・手洗い・咳エチケットなど)の励行に加え、インフルは”予防接種“を受けることだ。厚労省によると、インフル予防接種は10月1日から高齢者・基礎疾患保有者・乳幼児、10月26日から妊婦、以後、一般人に・・・2020年秋から2021年春にかけて供給されるインフルエンザワクチンの見込み量は(昨年度の使用量2,825万の約7%増加の)約3,178万本、過去最多の数量となるそうだ。翁は例年、12月初旬に接種を受けていたが、今年は少し早めて10月初旬に受けようと考えている。それでも100%安心出来る訳ではない。前述のような(自分で出来る)精一杯の予防に心がけていても罹る時は罹る。そんな時は、せめて重症化のサイン(高熱・呼吸の乱れ・胸の痛み・嘔吐・下痢・などの症状)を医師に告げ指示を受けなければならない。どんな病気でも早期発見、早期治療が肝要。インフルの場合、発症してから48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬の服用を開始すれば、発熱期間の短縮などの効果が期待出来るそうだ。

それにしても、こうも“コロナ感染予防”の自助努力が長引くと、ふと気の緩み(油断)が生じることもある。そんな時が危ない。“油断一秒 ケガ一生”と言う。“ケガ”だけで済めばいいが、それこそ“一生が終わる”悲劇も起こりうる。超高齢の翁、もはや“終焉”を惜しんだり怖がったりする歳ではないが、それでも“コロナやインフル”には負けたくないので更なる自己防衛(同時予防)に努めようと気を引き締めることにしている・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

秋の味覚

久しぶりにサウスベイに青空が戻った。ふと気が付くと庭に少し色が付いた柿の実が落ちていた。柿の木の上の方で熟した実を鳥がつついて落としたのだろう。
もう、そんな季節になったのだな〜とコロナ騒ぎの中でも自然が知らせてくれた。
クライアントさんの家の庭でもザクロやイチジクの実が生り始めている。

昨日、カナダの娘さんを訪ねて滞在している友人から“松茸をGet!”というメールと写真が送られてきた。裏庭で散策をしていたら松茸を見つけたのだそうだ。現在ユタに在住している友人はユタでも2つのマシュルームクラブに所属し今回ユタで購入したキノコの参考書も持参してきた。広島生まれの彼女は昔、お爺さんに連れられて子供の頃に松茸を山に取に行き食べられる野草も教えてもらっていたそうだ。ご両親も草花が好きで、その影響で彼女も植物に詳しい。たった5分ぐらいの間に大きな松茸を16本も採取出来たと大喜びだった。カナダの片田舎でこんな食材に出会った事に興奮気味だった。日本にいる弟さんとユタのマシュルームクラブ2個所に自分のとった松茸の写真を送り鑑定依頼を頼んだところ早速、弟さんから連絡があったそうだ。

知り合いで松茸の輸入をしている人にも見てもらったところ松茸の確立は高いそうだったらしい。ところが米国育ちの娘さんとカナダ育ちの旦那様からしたら松茸の匂いも初めてらしく臭いと一蹴されたらしい。まして日本料理を知らない人からすると旬の季節だけに食べられる高級な松茸の価値などわかるはずもない。娘さんたちからすると強烈な匂いを放す松茸は毒キノコとしか思えないらしく、けして食べてくれるなと言われたそうだ。仕方なくキッチンにも持ち込む事が出来ず自分のいるベースメントの部屋に保存したそうだ。生まれて間もない赤ちゃんもいるので神経質になっているらしい。昨日、スカイプでその松茸の大きさを見せてくれた。目の前にこんな大きな松茸があってその匂いが松茸ご飯や土瓶蒸しを彷彿させてたまらないと言っていた。お預けを食らった彼女は、ここでは食べられないから乾燥させてでも持ち帰りたいと言っていた。彼女の話には、おまけ付く。何と娘さんから昨晩、もしも、こっそりお母さんがキノコを食べて死ぬような事があったら困るので遺言状まで書かされたのだそうだ。急に死んでも困るのでどこに何があるのか困らないように書いておいてくれと書類を作って渡されたと言うのだ。そのフォームには彼女の情報を書き入れる所があって、びっくりしたらしい。食文化の違いは大きい。日本で育って日本食を楽しんできた友人にとっては、さぞかしジレンマだろう、、、、

家の庭の柿の実は、まだ殆ど色が付いていない。来週はインディアンサマーが来るらしい。もう一度、LAも暑い日が一週間ぐらい続く。そして本格的な秋がやってきて
間もなく、また柿の収穫が始まる。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今週は雑貨屋1267号で紹介した和泉宏隆のピアノアルバム"Complete Solo Piano Works 1"を選びました。落ち着いて聴けるピアノジャズです。


"COMPLETE SOLO PIANO WORKS I" 和泉宏隆  

01-Memories of Alice
02-Distant Thunder
03-Omens of Love
04-Cape Light
05-Merylu
06-Leave Me Alone
07-Mistral
08-Mirage In the Valley
09-TAKARAJIMA
10-Forgotten Saga



ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

近所のショッピングモール内に長男家族がお世話になっている保険の代理店があります。そこを経営されている方が、私と同じ小学校、中学校で年齢も同じだということがわかり、しかも名前も聞き覚えがあったので、私の知っている人ではないかと思い、会いに行きました。約50年ぶりでしたが会った瞬間にその人だとわかりました。高校一年の時、新聞配達をやらないかと彼に誘われたことがありよく覚えています。また会って話をしに行こうと思います。
 

 

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1272

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/indexY.htm

              tenshu@zakkayanews.com