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1268号

No.1268     Ryo Onishi              8/30/2020

 weekly
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雑貨屋のひとり言

夏祭りも花火もない8月がもう終わ ろうとしていますが、一向に秋らしくなりません。こんなに暑い日が続くと外に出るのが億劫になります。近所のショッピングモールは涼を求めるために来る人で混雑しています。皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか?夜はいつもなら虫の声が賑やかに聞こえてくるのですが、エアコンを使っているのでこれもあまり聞こえてきません。涼しい風を楽しめるのは何時ごろになるのでしょうか?今はそれが一番の楽しみです。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

荒波は覚悟令和がした船出

侮った喉の小骨が疼きだし

ため息を強気の面の裏で吐く

メイクドラマのリズムにのる日のれない日

心技体いうと横綱いなくなる


( ニュースひとりよがり )

「緊急事態宣言」

安倍首相の体調もだったとは −コロナ

「一転出場」

安倍首相も頑張って −大坂なおみ

「後継者選び」

密はだめです −国民

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(641)「セプテンバー・ソング」

翁は学生時代、週1くらいで映画館巡りをしていた時期があった。と言っても(貧乏学生だったので)ロードショーを観る余裕は無く、もっぱら(新宿・歌舞伎町の)3本だて50円映画館とか、山手線沿線の2本だて30円とかの古い映画を上映する“名画座”巡りが主流だった。ちなみに当時(昭和30年代)の山手線の運賃は、たしか、グルリ1周どこまで乗っても10円だったと記憶する。

翁は(学生時代は)洋画が好きだった。外国への憧れが強かったからかも知しれないが、それより音楽少年(青年)だった翁は洋画の挿入曲(テーマ曲)を聴くのが(洋画を観る)楽しみの1つだった。知ったかぶりで(翁が印象に残っている)映画音楽を羅列すると、古くは『風と共に去りぬ』『第三の男』『カサブランカ』、1950年〜60年代の映画では、後に述べる『旅愁』(のテーマ曲『セプテンバー・ソング』)、『禁じられた遊び』『エデンの東』『南太平洋』『ジャイアンツ』『サウンド・オブ・ミュージック』『007ロシアより愛をこめて』、『グレーンミラー物語』、『死刑台のエレベーター』、1970年〜80年代では『ゴッドファーザー』『バック・トウ・ザ・フユ―チャー』『スターウオーズ』、以後の年代では『オペラ座の怪人』『タイタニック』など・・・実は1970年代から(仕事人間になってしまって)あまり映画を観なくなった。

さて、翁が学生時代、都内の、どこの“名画座”だったか忘れたが『旅愁』と言うアメリカ映画を観た(たしか1956年=昭和31年頃)。神戸(高校)時代、新開地と言う歓楽街で、よく西部劇や海外の歴史映画を観ていたので“洋画慣れ”はしていたのだが、この『旅愁』には格別の感慨を抱いた。主演俳優のジョセフ・コットン(1905年〜1994年)は『ジェニイの肖像』(1948年)でヴェネツィア国際映画祭の男優賞を受賞した俳優、いや、それより翁が少年の頃に弾いていたギター曲『第三の男』の主演俳優だったので、すでに翁がファンであったこと。そして、もう1人の主演女優ジョーン・フォンテイン(1917年〜2013年)は、実は、彼女の両親はイギリス人で彼女が生まれた1917年頃、両親は日本に在住(父親は早稲田大学法学部教授だった)、だから彼女は東京(港区)生まれと言う日本ゆかりの女優であることを(映画雑誌『映画之友』?で)知っていたので大いに親しみを感じたものだった。

この『旅愁』のストーリーは、ピアニスト(ジョーン・フォンテイン)と妻子ある米国人技師(ジョセフ・コットン)との悲恋物語。ストーリーより翁が“格別の感慨”を抱いたのは、主演2人の魅力もさることながら、実は(前述のように)挿入歌『セプテンバー・ソング』と言う歌であった。題名通り9月になると、必ずこの歌を思い出す。特に、高齢になるにつれ、終わりのほうの詩が印象深くなる。
Oh, the days dwindle down to a precious few September, November
And these few precious days I’ll spend with you
These precious days I’ll spend with you

【ああ、貴重な日々は9月、11月にかけて(次第に)減少する
そして、この貴重な日々は、私があなたと過ごす大切な日々
私は、このかけがえのない日々を、あなたといっしょに過ごしたい】(龍翁訳)

愛し合う2人は、あるレストランでワインを飲みながらレコードを聴く、その時、レコードから流れる歌が『セプテンバー・ソング』。“不倫の恋”と知りながら愛し合った2人が、やがて離別の時が来るであろうことを覚悟して“せめて9月から11月の貴重な日々を一緒に過ごしたい”と言う切ない思いがこの歌と共にシーンに溢れる(翁の個人的な解釈)。正直に言うと、映画を観た時点では歌(詩)の意味は理解していなかった。この映画で歌った歌い手は(後で知ったのだが)ウオルタ―・ヒューストンと言う(歌手でない)俳優だったそうだ。しかし(レコードを聴く)寂しげな2人の表情が、哀愁を帯びた彼の歌声にマッチして印象に残った。後年、フランク・シナトラの『セプテンバー・ソング』を聴いて、再び映画『哀愁』のこのシーンが蘇った次第。

“コロナ禍”が始まって7か月。マスク・うがい・手洗いは習慣化されて、それはそれでいいことだが“3密回避”“ステイ・ホーム”は我々の生活行動にかなりの変化をもたらした。人々は(精一杯)堪え難きを耐え、忍び難きを忍んでいる。でも“ウイズ・コロナ”と言うが、どう考えても“コロナと共存”は耐えられるものではない。東京生活者の他所への移動はうとんじられ、他所から東京への旅行も控えさせられている。今年の5月の連休も夏休み(お盆)も、帰省も上京も出来なかった人たちは多い。翁のシニア仲間たちも息子(娘)家族(とりわけ孫やひ孫)に会えない寂しさを訴えている。映画『旅愁』では、不倫の恋で離別を余儀なくされる2人の残された日数は、9月から11月にかけて、と少ないが、翁たち老人にとっては(哀しいことに)この世に生きている日数が少なくなって行く。それなのに、会いたい人に会えない――これは、現実問題として極めて不条理、“コロナ疾患”以外の心身の病気を発症させるのも無理はない。

実は翁、長年お世話になった横浜の親友(92歳)が去る6月に亡くなられたのに葬儀にも行けず、我が家で焼香・合掌しご冥福をお祈りしただけだった。お会いしたかったのだが“コロナ禍”に阻まれた。残念で仕方ない。それからというもの、やたら“あの人、この人に会いたい”気持ちが高まって来た。時は9月、ならばYouTubeでフランク・シナトラの『セプテンバー・ソング』を聴きながら“あの人、この人”を想い、せめて心の交流を深めたいと思う・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

道連れ

海外から安倍総理の辞職ニュースを知ったのはLAの金曜日の早朝、インターネットのニュースサイトからだった。それに関して日本の報道は相変わらず次元が低く海外の安倍総理に対する評価は、どこの国でも高かった。
7月下旬頃、米国の有力国際問題研究所CSISから“China’s Influence in Japan” 日本における中国の影響というリポートが出された。まだ全文を読んだわけでは無いけれど安倍総理の側近から自民党内の親中派議員の個人の名前、親中派党など詳しくリポートされていたようだ。
恐らくスパイ防止法のある米国では日本以上に様々な証拠も掴んでいるのではないだろうか、、、
こんなリポートを米国から出された安倍総理の心の中は、どんな気持ちだったろうか、、親中派議員に取り囲まれていたせいか、体の不調もあったせいか最近の安倍総理の判断には、いろいろ疑問のある言動が多かった。
“日本を取り戻し、この国を守り抜く”と言った当初の安倍総理の心意気とは裏腹にどんどん逆の方向に流されていくように私からは見えた。
安倍総理の辞職に関して日頃インターネットで発信しているジャーナリストや研究者の様々な意見を聞いてみた。
その中で安倍総理は自分が辞めると同時に余所の国の為に働いている国賊議員も道連れに掃除するのではないかと言っていた言葉に納得した。
議員を辞めるわけでは無いし総理という役職から離れて自由に動ける事もあるだろし今後、総理の立場でなければ、もっと幅広く人にも会うチャンスがあるだろう。親中派に囲まれていたら判断が鈍る事もあるだろう。確かに体調不良も一因では、あるだろうけれど、それだけの理由では無さそうに感じる。
安倍総理の辞職に関してトランプさんがすぐには反応しなかったのも不思議だった。
そう言えば、このところ日本で豚や子牛が620頭も盗まれたと聞いた。もちろん、そんな事、日本人はやらない。赤い国の食糧難は始まっていて狙われるのは、もちろん日本。あっという間にマスクが世界から消えたのと同様、インターネットでは日本の食糧が危ないと早くから警鐘をならしている人が多かった。まだ始まったばかりだ。
わかっているだけも20万人もの赤い国から来た人が日本に住んでいると言われている。今後どのような動きを見せるか用心しないとならない。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今週は”夏のジャズ”をテーマに探してみました。Summer Windという曲が目に止まりました。聴き心地のいいアルバム、Madeleine Peyrouxの"Half The Perfect World"というアルバムを見つけました。
Madeleine Peyrouxはフランス系のファミリーネームですが、アメリカ、ジョージア州生まれです。母親がフランス人で、父親がかつてフランス領だったニューオーリンズの出身です。彼女の魅力ある歌声と、彼女の声を盛り立てるサウンドが素晴らしく、聴き手をほっとさせてくれるアルバムです。いいアルバムを見つけられて喜んでいます。

"Half The Perfect World"   Madeleine Peyroux

01-I'm All Right
02-Summer Wind
03-Blue Alert
04-Everybody's Talking
05-River
06-Little Bit, A
07-Once In A While
08-Looking For The Heart Of Saturday Night
09-Half The Perfect World
10-Javanaise, La
11-California Rain
12-Smile


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

コロナ感染予防でマスクをして出かけ、お店での検温など不便なことが多いですが、少しだけ良いこともあります。それは花粉症の症状がいつもより楽だったことです。たまに喉の調子が悪くなって熱が出そうになるのですが、コロナに間違われたくない一心で、用心するようになったので発熱もしなくなりました。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1268

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com