weekly


1265号

No.1265     Ryo Onishi              8/9/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

マスクが不足して行列騒ぎしていた時から数ヶ月が経ち、マスクを売っている店が増えました。だいぶ前からカレー屋の店頭でもマスクが売られ、供給過剰の感もあります。そんな中、近所のショッピングセンターにマスク専門店がオープンしました。普通のマスクも売っていますが、暑い夏を過ごすためのクールなマスクやデザイン性の高いものが売られています。これまでインフルエンザの時期しか目立たなかったマスクですが、今は 夏でも脚光を浴びるようになりました。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

想定外またも原発言いそうな

飽食のしっぺ返しがきっとくる

異常気象地球に詫びることばかり

核廃絶願う 楷書で署名する

年老いてなお語り部の使命感  


( ニュースひとりよがり )

「漢字変換」

盆帰省か 盆規制か −パソコン

「37度5分」

コロナに負けられない −猛暑

 「杜このみさんと結婚」

押しの一手で −高安

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(638)「暗雲立ち込める尖閣諸島」

政府は、去る7月14日に「2020年版 防衛白書」を発表した。翁、毎年、「防衛白書」の概要に目を通しているが、今年の白書で最も注目したのは「世界各国が新型コロナウイルスの感染対応に追われている最中、中国はその間隙を縫って国際的な影響力の拡大を図っている」ことに警鐘を鳴らしている点だ。具体例としては南シナ海や東シナ海において、中国は(自分勝手な屁理屈を言い並べて)自国に有利な国際秩序・地域秩序を作り上げようと躍起になっている。つまり歴史的国際秩序を無視して現状変更を行なおうとしているのだ。翁は言う「これは、まさに“火事場ドロボー的覇権拡大戦略”だ。国際法も国際常識もわきまえない習近平という男の飽く無き覇権夢想シナリオの展開である」――

「2020年版 防衛白書」の中で、翁が特に注目したのは(やはり)“中国の尖閣諸島周辺海域の揺さぶり”である。白書は尖閣諸島周辺における中国海警局公船の長期徘徊や領海侵入、日本漁船の追尾を「(中国は)一方的な現状変更を目論み、その愚行を執拗に展開しており、日本としてはこれを容認出来るものではない」と批判している。その通りだが翁は「たったそれだけの論評か?」と言いたい。日本政府は、いつも「看過出来ない」、「容認出来ない」、「遺憾に思う」が決まり文句。これでは相手(敵国)にはいささかもインパクト(心理的衝撃)を与えられない。日本政府は“安全保障上の脅威”に対して、もっと踏み込んだ“対抗策”を論ずるべきだ。思い起こせ、2008年12月に中国公船が我が国の領海(尖閣諸島周辺海域)に侵入して以来、引っ切り無しに中国船が尖閣諸島周辺海域を徘徊し続けている。翁、その薄汚い動きを“ドブネズミが如し”と言っている。2010年9月に尖閣諸島中国漁船(実は中国政府が金で雇い漁船に見立てた船)が海上保安庁の巡視船を目掛けて体当たりした故意衝突事件の記憶はまだ新しい。習近平が2012年に中国共産党総書記に、更に2013年に国家主席となって以来、東シナ海(尖閣諸島)をはじめ海洋立国日本を取り囲む海は荒波が立ちっ放しだ。しかも中国は核搭載が可能なミサイルを日本に向けている。その事実を(政府は)もっと声を大にして日本国民及び世界に周知させるべきだ。聞けば「防衛白書」は従来方針から逸脱しないことを前提で作成されているそうだが、日本が大人しく上品に構えている間、中国はなりふり構わず尖閣諸島奪取戦略(ドブネズミ作戦)を強引に推し進めているではないか。翁は吼える「尖閣諸島はすでに暗雲が立ち込めている。その暗雲を払い除ける強力な戦略(政策)を発表すべきではないか。このままでは“日本は紳士の国(弱腰の国)”のレッテルを張られっ放し。中国を刺激しないようにという不必要な遠慮は避け「防衛白書」の中に“脅威”を明記し、防衛力整備の必要性を広く国民に訴えよ」――日本のミサイル防衛問題で某記者が「中国や韓国の理解が得られる状況ではないのでは」の愚問に対し、河野防衛相は語気を強めて言った「中国がミサイルを増強している時、何故、中国の理解を得なければならないのか」――
その通りである。愚問を呈した記者はどこの社の記者?想像はつくが・・・
さて“コロナ禍”の中、翁『領土・主権展示館』(東京・虎ノ門三井ビル)を見学した。こじんまりしているが「北方4島」「竹島」「尖閣諸島」が歴史的にも国際法上でも日本固有の領土であることの根拠が説明パネルや証拠資料、映像などで丁寧に解説されている。
日本国民、特に若者必見の“歴史資料館”であることを痛感する。そこで、「北方4島」「竹島」については、いずれかの機会に紹介するとして、今号は「尖閣諸島は日本固有の領土である証拠」にスポットを当てることにする。

『尖閣諸島』には「魚釣島」(写真左)ほか「北小島」「南小島」「久場島」「沖の北岩」「沖の南岩」「飛瀬」の島々が存在する。1885年(明治18年)に内務卿(内務大臣)山縣有朋は沖縄県(知事)に対し魚釣島周辺の調査を命じた。その後、明治政府は調査を継続、これらの島々が支那(中国)や台湾とは無縁の島嶼であることを確認し“日本領”として魚釣りに標柱を建てた(写真右)。これは「先占の法理」と言って国際法上正当とされるものである。なお『尖閣諸島』の名称は1900年(明治33年)に魚釣島諸島を調査した沖縄師範学校教師・黒岩恒が命名したもので、今は無人島だが明治30年代から昭和15年までは日本人が住んでいた(写真左)。彼らは「魚釣島」の鰹節工場で働き「久場島」ではアホウドリなど海鳥を捕獲して商いをしていた。

1919年(大正8年)に中華民国(現在の中国)福建省の漁民31人が尖閣諸島海域で遭難、遭難者全員を魚釣島住民が救助した。当時の中華民国駐長崎領事は、沖縄県八重山郡石垣村(現在の石垣市)の村長に“感謝状”を贈った(写真右)。その感謝状の文面に「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と明記している。つまり、中華民国(中国)は、尖閣諸島を日本領土と認めていたのである。だが、習近平はその史実を無視、彼の執拗な“ドブネズミ作戦”をまだ続けるだろう。ならば日本政府よ『尖閣諸島防衛』のためにいっそう鉄壁な守りを固め、風雲を払い除けようではないか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

昔懐かしい味

先日、クライアントさんに頼まれてガーデナに昔からあるテイクアウト専門のお店に
お寿司を買いに行った。お店の名前は栄寿司。ファミリービジネスで1962年からガーデナの片隅でずっと営業している。この栄寿司が誕生するに至った話を以前、私のクライアントさんだった一人の女性が話してくれた。私のクライアントさんと同じ教会のメンバーだったその女性が毎回イベントで持って来てくれる稲荷寿司や巻寿司がとても美味しいので彼女に店をやったらいいと勧めたそうだ。初めは母親から受け継いだ、ただの田舎料理だからとためらっていた彼女に絶対うまくいくから自信を持ってと激励したそうだ。やがて教会だけでなく彼女のお寿司は美味しいと評判になり、ようやく意を決して始めたところビジネスが軌道に乗って繁盛していったのだとか、、、彼女の背中を押したのは私なのよと嬉しそうに自慢していた。メニューは海苔で巻いた太巻きと卵で巻いた太巻き、カリフォルニアロール、稲荷、調理済みの海老そしてサバ寿司のみ。
最初に食べた時は昔、運動会の時に母が作ってくれた行楽弁当のようだと思った。昔からある素朴な味わいでメニューも味も当初から何も変わっていない所がいいのかもしれない。このオリジナルの巻ずしや稲荷が日系人の人には絶大な人気なのだ。ちょうど昔のパン屋さんに必ず並んでいたあんパンやクリームパンやコッペパンのようなスタンダードなパンのようなものなのかもしれない。改めて今回しみじみ味わってみたらなるほど、おふくろの手料理というか昔風の優しい味がした。
もう一つ、日系人の人に勧められて食べた大判焼きは食べた瞬間 “あ〜昔食べた、あの味だ” と記憶が鮮明に蘇った。店の名前はミツルカフェ。リトル東京にある店の前には長蛇の列でいつもお客さんが並んでいた。カッパーで焼くから表面がふんわり仕上がって美味しいのだそうだ。その調理道具も今は売っていないらしく1度に焼くのも限られた個数だから一人で購入出来る数も決まっていたと思う。しばらく行っていないけれど今も繁盛しているのだろうか、、、昔懐かしい味と言えば吹雪アイスクリームという銘柄のあずきアイスクリームもあった。LAに来た頃はあずきアイスクリームや抹茶のアイスクリームは珍しく初めて食べた時に子供の頃に食べたあずきアイスクリームを思い出した。とても美味しかったのに、いつの間にか店頭から消えてしまった。その後、日本からもいろいろなメーカーのあずきアイスクリームがLAのマーケットに並ぶようになったけれど、あの吹雪アイスクリームに勝る味にはお目にかからない。残念ながら吹雪アイスクリームは創業者1代で終わってしまったらしい。そんな風に1代限りで消えていってしまった店がどのくらいあるのだろうか考えると残念だ。 

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

あかり

♪〜街の灯りがとてもきれいね ヨコハマ ブルーライト ヨコハマ〜♪、今にも折れそうな細身の歌手、いしだあゆみが歌って流行したこの曲。私はその頃、小学生。今でも耳に残り、口ずさむことがあるから、あら不思議。かといって、横浜に憧れたこともなく、訪ねること数回、しかも仕事関係のみ。だから、横浜の灯り、それがブルーかどうかも、知らない。だけれども、ふとこの歌がついてでた、墨田川のあかりを観ながらにして。祈が光に、光が希望に、希望が幸せに繋がるといいなと思いながら、橋が繋がるように。

陽が落ちて、墨田川にかかる橋に光がともる頃、提灯をぶら下げた屋形船が、上り下りする。その光景を、私たちは“いつものように”美しく眺めていた、コロナ感染拡大を知らされるまでは。節分の頃からか、街の灯りも、川を上り下りする川人も見られなくなった。そして春が過ぎこの夏やっと、川べりに船も光も戻った様子。焦る心を抑えつつも、嬉しいような恐ろしいような、大丈夫なような全くそうでないような、無知な自分を恥じつつも、川面に映り光に心躍る自分がいる。懐かし光も、初めて見る光も、心に光る。嬉しい。

ある日の夕食時、いつもより明るい川べりに目を奪われた。暦は8月1日。墨田川に架かる12の橋が、新しく点灯を始めたと後に知る。添付写真、手前から佃大橋、勝鬨橋、築地大橋、我が家の窓から見えるもの。これら3つの橋の点灯工事はここ2年間ほど続き、オリンピック2020に向けてのものだと期待していた。時折、各橋の試点灯を目にしても、こうして3橋同時の点灯拝見は初めて。梅雨も明けた8月1日、お月様も満月に近く、金星も寄り添うように光っていた。熱風を涼風が吹きとばすがごとく、びっくりした。嬉しかった。心がパァ〜っと明るくなるような、まさに、心に灯りがともるような感じがした。優しく柔らかいがシャープで調和するひかりのアーチ、コロナのことを心に想い思わず祈った、“当たり前の日々を、感謝を”。感激のあまり慌ててスマホで撮った一枚、熱気でボケボケとは残念だが紹介まで(手前から、佃大橋、勝鬨橋、そして築地大橋)。

さて、試点灯では5色の鮮やかな色を見せていたこれらの橋のあかり、今はコロナに関するメッセージと重ねてブルーと緑のみなのだという。いつか5色と言わず7色虹色の、希望のひかりを点灯してくれると信じている。だから私も、明日に架ける橋のように何かを繋ぎ続けたい、何かを燈したいと思う。日々の生活にも、人と人との関わりにも、今向かい合う全ての事に、祈が光に、光が希望に、希望が幸せに繋がると信じて・・・っと呟く、さくらの独り言。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

8月に入り一番暑い時期になりました。寒いと感じる時期が短くなり暑いと感じるほうが長くなっているように思います。今年はコロナで何もかもが異常ずくめです。今年だけならいいですが、これが普通になってしまうと悲しいですね。

今週も日本人ジャズアーティストの紹介です。ピアニストの福井ともみの"Rising Love"というアルバムです。洗練された本格的トリオジャズです。
聴きなれた曲が何曲かあります。音にこだわって丁寧に作られたという感じの素晴らしいアルバムです。


"Rising Love"   福井ともみトリオ

01-Little Bird   04:12
02-Caravan   06:31
03-Autumn Leaves   05:01
04-Hush-A-Bye   04:53
05-Cleopatra's Dream   04:20
06-One More Chance   04:51
07-Night And Day   04:28
08-Alone Together   03:23
09-My Favorite Things   05:11
10-Rising Love   06:45

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

スポーツジムに行くのをやめて自宅でヨガをやり始めて4ヵ月半が経過しました。
15分から40分程度のビデオプログラムをその時のコンディションで選び、午前と夜に行なっています。1日約1時間の運動量です。夕食後の30分の散歩も続けています。確実に運動量が増えています。 特に股関節の柔軟性を意識して軽快に歩けることを目指してやっていますので今のところとても 快調です。ワイフと声をかけあいながらヨガをやっていますがこの暑い時期も乗り越えられそうです。

雑貨屋ウィークリーをスマホでお読みになる方は右のQRコードをコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1265

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com