weekly


1263号

No.1263     Ryo Onishi              7/26/2020

 weekly
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雑貨屋のひとり言

政府関係者は夏になればコロナ問題は落ち着くと楽観的に見ていたのだろうと思いますが、コロナ感染者数がどんどん増えて不安が広がっているなかで、GO TOトラベルキャンペーンが見切り発車でスタートしてしまいました。しかも、制度が確立されていないので利用しようとする人も、サービスを提供する人たちも困惑しています。経済(お金)のことだけ考えて今やるべきことなのかと思います。医療体制が問題になるのは目に見えているのですからそちらに注力すべき時だと思います。
海外でも収束する気配はありません。たとえワクチンが開発されたとしても、急速に終息するとは思えず、海外からたくさんの選手やオリンピック関係者が日本にやってきたら恐ろしいことになるような気がします。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

人曲折はあったが今日の鯛の折

荒れた手が掴んだ幸せの尻尾

逃げ水をなお追っている八十路坂

知恵の輪が解けて苦笑の過去ばかり

日々好日ハイ順調にボケてます  


( ニュースひとりよがり )

「立民、国民 合流協議」
一党二制度かな −政界スズメ

「波浪警報」
そろそろだな −コロナ第二波

「金高騰」
関係ないや −金正恩

 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(636)「コロナ死者、70歳以上が8割」

コロナウイルスの感染拡大が止まらない。東京都は去る23日、366人の感染者を確認した。1日で200人を超えたのは5日連続だが、1日で300人を超えたのは初めて。同日の全国感染者982人、2日連続で1日当たりの最多を更新した。感染拡大がこうも続くと人々(特に高齢者)はますます怯え、神経過敏になって、いつ自分にうつされるか、そしていつ自分がうつす側になるか、それこそビクビクしながらますます警戒心・恐怖心が強まる。翁、先週号で断言した「もはや“第2波”は確実に到来している」――

“第2波”到来の原因の1つには政府や行政の「緊急事態宣言解除」後の状況分析の失敗と不手際、それに伴う国民の警戒心の緩みが考えられる。“自粛”を強いられていた国民は「解除」と聞いて安心したのか、どっと動き出した。そして“衛生管理”を怠り、“3密”へ繰り出した。各種イベント会場、カラオケ、飲食店、(いわゆる)夜の街などで感染した人たちが家族や友人にうつし、会社など仕事先でバラ撒き、市中感染は更に勢いを増す。結果的にコロナウイルス感染者は“ネズミ算式”に拡がり続ける。厚労省が7月25日に発表した「新型コロナウイルス感染者等全国数」によると感染者3万471人、死者1011人、
入院治療を要する者5,635人、退院または療養解除になった者2万2226人(国立感染症研究所・検疫所・地方衛生研究所・保健所等で検査を受けた件数約100万件)。被検者が増えれば当然、感染確認数も増える。だから翁、現状を“ネズミ算式”拡大と言うのだ。そんな状態なのに、政府も(政府の)コロナ対策分科会も東京都も“第2波”とは明言しない。それどころか政府は“第2波”を増長させるような「Go to travel」に踏み切った。感染拡大の要因の多くは(前述の)国民に気の緩みをもたらした政治の無策・愚策にある、と翁は断言する。

こんな話がある――ニューヨーク州では3月頃、ピーク時に1日800人近くのコロナ死者が出ていた。クオモ州知事は3月にロックダウン(都市封鎖)や企業・飲食店等・サービス業等に対する営業規制を行なった。その後ニューヨーク州を10ブロックに分け、綿密なガイドラインを作成、6月から段階的・部分的(業種別)に経済活動を再開させた。同時に、クオモ知事は「全てのニューヨーカーはPCR検査・抗体検査を受けるべし」として、1日6万人の検査を実施した(受検料は無料)。結果(必然・偶然が重なったのかも知れないが)7月11日にはコロナ死者はゼロ、陽性率はわずか2%に止まった、と報告されている。安倍首相よ、小池都知事よ、このニュースをどのように聞くか?(受け止めるか?)。

ところで、コロナウイルスによる死者1011人(7月25日在)を年代別にみると80歳代が36%と最も多く、70歳代27%、90歳代17%、つまり死亡者の8割を70歳代以上が占め、特に80歳代以上は感染した人の約3割が死亡しており高齢者の重症化傾向が浮き彫りになっている。では何故、高齢者に重症者が多いか、厚労省の資料によると、人は加齢に伴い、さまざまな体の機能や免疫機能が低下する。また、高齢者は症状が顕著に出にくい、という特徴がある。少し体がだるいと感じても、少し咳が出ても“問題ない”と勝手に判断して(医療機関に行くのを億劫がって)症状が出ないまま体内でウイルスが増殖、気が付いた時にはすでに重症化している、ということもあるそうだ。また、高齢者は心肺機能が低下しており(重症化すると)肺炎などに罹り死亡するケースが多いとのこと。勿論、全ての高齢者が重症化して死に至るというわけではない。基礎疾患がなく比較的健康状態が良好な高齢者の中には、症状も出ずに経過する人もいる。

長年(月2,3回の)定例昼食会を行なっていた翁たちの親睦会(シニア会=現在数9人、全員70歳代、80歳代)が今年3月以降中止となり、もう5か月近くも会えなくなっているが、たまに電話やメールで情報交換すると「毎日が“座敷牢”の中で暮らしているようなもの。3月、4月頃までは(退屈はしていたけれど)そのうち、そのうち、と己れを励ましていたが、もう最近では気が滅入って、生きる気力も失いかけている。このままあの世へ逝(い)ってしまうのではないか」という悲観的な話が多くなった。翁自身も時々「もう、どうでもいいや、なるようにしかならないのだから」と開き直り、と言うか、厭世気分に陥ることもある。だが、一方で「コロナ如きに人生を奪われてたまるか」と奮起するもう1人の自分がいる。そのことを気弱になっている仲間たちに告げる「精一杯の衛生管理・3密回避の徹底・不要不急の外出は控えなければならないが、ビクビクする暮らしはつまらないし、時間がもったいない。“でん”と構えて(開き直って)、可能な限りの“楽しみ“を見つけようではないか」と――

人が多く集まる場所など“3密”は避けなければならないが、(前述のように)家に籠ってばかりいると心身の健康への影響(フレイル=虚弱)が危惧される。翁もそれを実感している。では、どうすればいいか――日本老年医学会では「座っている時間や横たわっている時間を減らし、家の中でも出来る軽い運動をしよう」「陽の当たる場所へ散歩しよう」「バランスのとれた食事をしよう」「食後の歯磨きで、いつも口の中を清潔にしよう」「電話で家族や友人とおしゃべりをしよう」と言っている。こんなことは当たり前。人それぞれの体力(健康状態)や趣味、思考、生活環境などが異なるので一概に決めつけられないから、こんな抽象的なことしか言えないのだろう。だったら自分で考えて、今日からでも出来る自分流の“活動メニュー”を作ろうではないか――

例えば「〇〇をする時間」(新聞を読む時間・自己流の体操時間・テレビを視る時間・趣味の時間(歌、囲碁、将棋など)・昼寝時間・散歩時間など)、気ままな自分流の“時間の使い方”を考えたらどうだろう。翁は思う「悶々、鬱々で過ごすも1日、楽しみを見つけて明るく過ごすも1日」どちらを選ぶ?・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

日本人として米国に住む事

先週13日にトーランス市内の日本食レストランに投石を受ける被害が出たと言う情報がLAの総領事のホームページに出ていた。その監視カメラに映っていた証拠を警察に届けた近くの日系の店の店員を(どこかで、この犯人は観察していたのだろう)逆恨みして、その犯人がナイフを持って翌日、その通報した店員を追いかけまわした所、捕まえられて現在取り調べ中だとかいう事を日系のローカル新聞で見た。
かつてトーランスには日本車メーカーや日本の会社がたくさんあった。以前から米国で日本製品叩きがあった事は聞いていたが何年か前にも、このカリフォルニアで日本車をターゲットに民主党のK国、C国寄りの議員たちから理不尽なバッシングを受けた。ある車の会社はその為だけでは無いだろうけれど税金の高いカリフォルニアからテキサスに米国本社を移してしまった。その関連会社も一緒に移動というわけでトーランスの治安にその頃から懸念を持っていた人も多い。今でも、その車会社の跡地にはどこの会社も入っていないようだ。今まで手入れされていた会社の敷地のグリーンも枯れ始めていて寂しい限りだ。日本の会社や店が無くなるとそこが何故かさびれて治安が悪くなる。ヘイトと言えば7月の上旬ごろにもローリングヒルズプラザのスターバックスで日系人男性が韓国系の車に乗った男に“お前の国に帰れ“と挑発されたという事件が起きたらしい。何度もアジア人に対するヘイトスピーチを行い殴打事件まで起こしたリナ。ヘルナンデスが元ソーシャルワーカーだったという事も何か組織的犯罪の匂いがする。黒人を誤って殺してしまった白人警察官の問題から”これは使える!“と思ったのか過激左派グループや反トランプ陣営、その後ろで中国共産党、人権問題を扱う怪しいグループがどさくさに紛れて大騒ぎしている。地方の日系新聞でさえ最近は煽っているな〜と感じる。日本語がわかる社員も少なくなってきたのか誤字も多い。加えて新聞の見出しに “また人種的攻撃” “アジア系への差別一層拡大” “トランプ氏が助長と批判 日本人や日系社会標的も”という見出しが書かれていた。今この新聞を読むのはネットで情報を見る事の出来る人は少ないと思う。新聞だけを読むと要するにトランプが中国を批判しているので日本人社会も迷惑を受けていると主張しているのだ。トランプは中国共産党による政策を批判していて何度もフォックスニュースでは中国共産党ウィルスと言っている。スティーブ バーノンも自分は中国の文化や中国人は大好きだけれど共産党に国が乗っ取られている現状は良くないと言っている。自国の情報をコントロールするだけでなく他国の情報までコントロールし洗脳し乗っ取ろうとしていた中国共産党による悪態の綻びがあちこちで見え隠れしはじめている。ようやく米国はヒューストンの中国大使館を72時間以内に閉鎖するように勧告した。慌てて大使館の中国人が裏庭で書類を燃やし煙が舞い上がっている様子がYoutubeでも流れた。大量の書類を燃やしたのか煙がすごく消防車や警察が出動したらしいが大使館からは拒否されて立ち入りが出来なかったとの事。今後サンフランシスコの方も閉鎖になるのでは無いだろうか、、、サンフランシスコはC国とK国がそろって反日活動をしている大きな組織の拠点もある。今は麻薬も蔓延していて町が汚く危険らしい。
中国共産党による米国でのスパイ、乗っ取り工作は何年も前から日系の会社でも聞いていたので何も驚くニュースでは無い。中国寄りのオバマ政権の時代では、けして出来なかったし、その頃の政策のお陰で今、世界が大変な事になっているのだ。
その理由や証拠はちゃんと示されているのに日本の報道は規制がかかっていて、なかなか表に出てこない。また、こんな見出しも、そのローカルの日系新聞に出ていた。“ヘイトと人種差別に反対、11日午前トーランスウィルソンパークで集会”と。
何だか、この時とばかり日本人や日系人もアジア人としてひとくくりしようとする動きが感じられる。日本人はC国ともK国とも違う。他のアジアの国々とも違う。日本から来て日本人としてこの米国で生きている私にはアジア人とひとくくりされる事に違和感を感じる。其々違っていいのだ。お互いの国の文化や習慣を認め合う事によって理解出来、尊敬する部分も出てくるものだ。今この時期、日本と米国の分断工作も
行われているようにも感じる。ただ、日本の文化や事情を知らない日系人も多くそういう日系人の多くの人はC国やK国の親族になっているわけで、また考え方も違う。
日系アメリカ人の中でも米国で生まれて米国で育った日系人と帰米2世(アメリカで生まれて日本で教育を受けてまた米国に戻ってきた日系人)は考え方が違うし日本から来た私のような日本人とも違うのだ。日系人が受けた戦争中の差別と黒人の差別問題とは全く違うし今回の中国共産党の排除問題とヘイト問題も全く次元の違う問題だと思う。それにしても毎日、いろんな情報が発信されている。日本人として米国に住みながら今しばらく、この様子を注視して真実が暴露されるのを見届けるつもりだ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

世界のコロナ事情はまだまだ改善の兆しさえなく、むしろ悪化の一途です。ジャズを聴くたびにアーティストたちは今、どういう活動をしているのか気になります。
どこにいても、好きな時に素晴らしいミュージックが聴けるAmazon Prime Musicは画期的です。今週はアメリカ西海岸で活躍しているピアニストAlan Broadbentのアルバム"Personal Standards"です。
気品のあるピアノで落ち着いて聴けるアルバムです。

"Personal Standards"   Alan Broadbent

01-Consolation
02-Ballad Impromptu
03-The Long Goodbye
04-Everytime I Think of You
05-Song of Home
06-North
07-Chris Craft
08-Idyll
09-Uncertain Terms

Alan Broadbent (p)
Putter Smith (b)
Joe LaBarbera (ds)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

PCのハードディスクは寿命が近づくと突然動かなくなることがあり厄介です。雑貨屋ウィークリーの発行ごとに何も起こらないことを願いながらやっています。この悲劇を回避するためにSSDディスク内蔵のノートPCに編集、発行ソフトをインストールし、バックアップできるようにしました。雑貨屋のリモートデータはレンタルサーバーに、ローカルデータは大容量のUSBメモリにバックアップをとっています。何しろ24年分のデータが詰まっていますからね。

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Zakkaya Weekly No.1263

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com