weekly


1255号

No.1255     Ryo Onishi              5/31/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

日本は他国に比べ緩い検査体制であるにもかかわらず、比較的少ないコロナ感染者数で推移していて先週非常事態宣言が解除されましたが、本当にこの数字を信用していいのか疑問に思います。医療に従事している皆さんのご努力に対しては敬意を表します。しかし何故少ないのかしっかり分析しておかないと、感染第二波が来た時に痛い目に遭うことになると思います。外国から不思議な目で見られている限り、日本には来てくれないことになります。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

AIの一手定石覆す

AIの辞書にはケセラセラがない

AIにロマンの文字が解せない  

AIで解けぬ答えを酒で解き

AIを越える猿知恵だってある


( ニュースひとりよがり )

「営業再開」
検事長推奨 −マージャン店

「4月の訪日客99.9%減」
あれは夢か幻か −爆買い

「放送一時休止」
朝ドラ応援歌を作ろう −古山裕一

 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(628)「緊急事態宣言“解除”はしたけれど・・・」

去る2月23日配信の『龍翁余話』(614)「新型ウイルス騒動雑感」に始まった“コロナウイルス関連エッセイ”は、ほとんど毎号続いて今号で14回目になる。4月7日に政府が発令した「緊急事態宣言」(不要不急の外出自粛要請)から約1か月半ぶりの5月25日に(その宣言は)全面解除された。何となくホッとしたが、コロナウイルスが無くなった訳ではないし、まだ“コロナ戦争”が終わった訳ではない。それなのに政府は何故“解除”に踏み切ったか――安倍首相は記者会見で次のように語った。(概要)「直近のデータによると、全国的に感染者数が減少傾向にあり、一時期、1万人近くいた入院患者も2千人を切った(5月24日現在)。3月以降、欧米では爆発的な感染拡大が発生、世界では今なお日々数万人の感染者が確認されており、2か月以上に亘ってロックダウン(都市封鎖)などの強制措置を講じている国もある。我が国は“緊急事態宣言”をしても罰則規定などは行なわなかった。それにもかかわらず、わずか1ヶ月半で“解除”に至ったことは、まさに“日本モデルの力”。全ての国民の皆さんのご辛抱・ご協力に心より感謝申し上げるとともに、感染リスクと背中合わせの過酷な環境の中で、強い使命感を持って全力を尽くしてくれている医師・看護師・看護助手・臨床工学技士ほか保健所など全ての医療関係従事者の皆さんに心からの敬意を表したい」――

米国ウオールストリート・ジャーナルは次のように(日本モデルを)評価した「罰則付きの外出制限をしなかった日本が第1波を乗り切った。日本はクラスター(集団感染)の発生源の追跡に注力しPCR検査の対象を疑いのある人に絞ったことが医療崩壊を防いだ」。
確かに、我が国の人口当たりの感染者数や死亡者数はG7(主要7か国)の中でも圧倒的に少なく抑え込むことが出来た。これは数字上、明らかな客観的事実である。しかし“宣言解除”の背景はそのことばかりではない。言うまでもなく経済の疲弊によって足元に不安が広がった。米国ワシントン・ポストは「まだウイルスは徘徊している。それでも生きていかなければならない。日本は、第2波のリスクを最小限に抑えながら企業(経済)活動を本格的に再開させるため、100を超える業界団体は(第2波防止のために)多岐に亘る指針をまとめた」と報じている。命(いのち)と経済の両方の安全を図るために政府(安倍首相)はぎりぎりの“選択”を迫られたに違いない。政府が最も重要視したのは“全面解除”のタイミングだったようだ。5月24日の政府内の会議で(東京や北海道で感染者数が増えたことが報告されたが)“全面解除”への反対はなく、むしろ「やるのは今しかない」との意見が大勢を占めたと伝えられている。

しかし、安倍首相は(記者会見で)「私たちの身の回りにコロナは確実に存在している。気が緩み、ウイルスへの警戒・感染予防を怠った途端、感染は一気に拡大する。その場合、2度目の“緊急事態宣言”を発令することもあり得る」との懸念も表明した。英ロイター通信も「コロナの爆発的感染拡大を防いだ日本人のひたむきな自粛(規範意識の高さ)は評価出来る。しかし安倍首相は“解除”による気の緩みで第2波を招く恐れもあり“最悪のシナリオもあり得る”と警戒感をのぞかせている」と報じている。

“行動制限”を緩和した途端に多数のクラスター(集団感染)が発生した韓国ソウル市の例を見るまでもなく、日本でも“緊急事態宣言の全面解除”の直後、“第2波”を予感させる集団感染が起きた。“解除”後、まだ3日しか経っていないのに(5月28日)北九州市で21人の感染が確認された。21人のうち市内の2か所の病院の医療スタッフ11人が含まれているとのこと。東京(小金井市)の病院でも職員4人と患者5人の計9人の感染者が出た。発生源は病院職員の1人の感染者から広がったらしい。横浜市でも病院職員の感染者(5人)が出た。安倍首相が「強い使命感を持って尽力してくれている医療関係従事者に敬意を払う」と言った。翁も同様、普段から医師や看護師たちに感謝の念を抱いているが、患者が祈る思いで己れの命を託す病院のスタッフが集団感染を引き起こすとは何事だ、と、翁(彼らの油断に)いささか腹が立つ。“医者の不養生”では済まされない。

今、こうして「緊急事態宣言“解除”はしたけれど・・・」を書いている間に、どこかで“第2波”の予兆事態が発生しているかも知れない。そこで我々は“2度目の緊急事態宣言”をきたさないために何をなすべきかを考え、行動しなければならない。もはやここに来て「何をなすべきか」は分かりきっている。自分を守り、家族を守り、社会を守るためには今まで通り「“3密”(密閉・密集・密接)をさける」「不要不急の外出自粛」「発熱・風邪気味の場合は外出しない」「マスクの着用(咳エチケット)」「大声での会話を控える」「まめに手洗い(特に手指洗い)」「他の人との距離を2mあける」など“基本的予防”を続ければいいのだ。
翁、コロナ禍とは関係なく普段から“マスク”や“手洗い”などは習慣になっているのだが、実は、コロナ禍以後“手洗い”(特に“手指洗い”)の重要性を再認識し、更に丁寧に“洗う”ようになった。それは、いつ、いかなる時でも、食べ物(口)と手指は極めて密接な関係にあるからだ。最初に流水で手を洗い、石鹸か洗浄剤で手のひら、指先(指の腹面と指の背)、指と指の間、指の付け根、手の甲、手首までをよく洗う。手洗いに要する時間は(医者は20秒以上と言うが、翁は)10秒から15秒、洗い終わったら、きれいなタオルで拭き取る。その後、出来ればアルコール消毒すれば完璧。最近、外出先でもアルコール消毒液を置く所も増えてきた。外出と言えば、電車の中の吊り革やオフィス、百貨店などのドアノブ・エレベーターのスイッチなどに直接手(指)が触れないように気をつけているが、万一の場合を考え、常に除菌ウエットティッシュを持ち歩いている。ここまで用心してなお、コロナ感染第2波に襲われたり食中毒に罹れば何をか言わんや「人事を尽くして天命に従うのみ」と開き直るしかない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

トランプ大統領

それにしても、この年頭から連日、驚くようなニュースが入ってきて、じっくりその記事を読んだり調べたりする間もなく次の新しいニュースが飛び込んできて目まぐるしい。昨日の29日(金曜日)のトランプ大統領の中国制裁演説(約10分)は見逃してしまったので、まだ彼の生の演説を聞いていない。どんな事を言っていたかはYoutubeで発信している人の解説を聞いただけだけれど、やっぱり直接トランプ大統領がどのような表情で語り、どのような口調で話したのかも重要なので後から見てみようと思う。そんな矢先、今度はトランプさんのツイートに対してツイッター社が暴力賞賛しているという事で注意書きをした。トランプ大統領も負けていない。そこで応戦が始まっているようだ。それにしても、このトランプ大統領、暴れん坊の子供のようだが何とも純粋で憎めない。本人は怒り心頭でツイートしたりコメントしているのだが思わずクスっと笑ってしまう事もある。ところでこのツイッターにしてもこの数年Youtuberの動画でも中国や武漢発新型肺炎の話をすると途端に削除されたりアカウントが停止になったりする事が頻繁に起きるようになった。ただ不思議なのは理由は示されないらしいのだ。それでも後から検証してみるとやっぱり正しかったという証拠が出ているにも関わらずだ。真実を発信されると困る組織からの力が確実に働いているように思えてしまう。今回のツイッターのトランプ大統領に対するお咎めが起きて一体誰がこのような判断を下しているのか調べてみた。2020年5月13日の大記元(Epoch Time)の記事にこんな事が書いてあった。最近、ツイッター社の独立取締役に人工知能で有名な教授の中国人女性が抜擢されたと。経歴を見ると16歳で米国に渡米、スタンフォード大学在席中も頻繁に中国と米国を行き来し中国共産党員が掲げた千人計画にも関わっていたのだそうだ。この千人計画は調べればネットで詳しくたくさん出てくる。簡単に説明すると中国共産党に役に立ちそうな世界中の優秀な人材をあらゆる分野からリクルートする事で私の母のドクターも取り込まれた可能性が大だ。2016年11月には米国グーグルのクラウド研究の副代表にも就いたと書いてあった。益々怪しい。トランプ大統領はWHOにも、もうお金は出さないと宣言したらしい。赤く染まった国連組織の@、WHO(保険機構)、A国連食糧農業機関、B産業開発機構、C国際電気通信連合、D国際民間航空機関その全ての重要ポストに赤い国の人が就いている。その5つの組織の3つが今オバマゲートで注目されているオバマ前大統領時代に就任したわけだから、やっぱり、、、、と思ってしまうわけだ。そして今度は中国人留学生ビザ停止。現在米国に30万人も留学生がいて、その3000人がスパイ活動家としてマークされているらしい。それに比べて日本は?というと第2の香港にならないように祈るばかりだ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

「空を見上げて・・・」

ある人が空を指さした。ある人は空に両手を上げた。私は歓声を上げた。青と白にカラーリングされた6機の機体、ブルーインパルス(宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」)が、墨田川の上空を飛びゆく瞬間だった。行く春を追いかけるように、春光が反射するように、ブルーインパルスの放つ白い煙は、天まで届く祈りを描いているように思えた。感動した。ふと気が付くと、私の立っている辺りには、どこからともなく人が集まっていた。私の住む佃の町で、久しぶりに見る“人”の姿だった。どの人も、顔を覆ったマスクから笑みがいっぱい溢れていた。

5月29日(金)午後0時40分頃から、航空自衛隊のアクロバット飛行チームによるブルーインパルス6機が、白い煙をたなびかせながら、東京の空を舞った。新型コロナウイルスの対応に当たっている医師、看護師や検査技師をはじめとする医療従事者への感謝と敬意を表すための飛行であり、特に感染症指定医療機関の病院を中心として描かれた航路だった。このブルーインパルスによる都心飛行は、医療従事者だけではなく、感染者やその家族、そして自粛営業や生活のステップを踏む私達にも、多くの励ましと希望を与えたと、私は思う。だって、空を見上げるって、久しぶりのような気がするから。

ところで、今回のインパルス都空飛行に対し、税金の無駄遣いであるとか、その飛行費用を医療従事者とその家族に支給すべきだとか、このアクロバット飛行専門チーム自体の存在を問う批判する人もいるようだ。既に、今回の感謝飛行はネット上では賛否両論が交わされているという。また、“三密”を重要視し勤める様にと促されている都民が、インパルス見たさに集まってしまった矛盾も指摘されている。でもここで、3つのことを考えてみたいと私は思う。ひとつめは、医療従事者のことを心にとめて祈るということ。次に、東日本大震災で被災した松島基地所属のブルーインパルスは、復興の象徴でもあると言われていること。そして三つめ、その復興の象徴は、新型コロナ対応の第二ステージに立ったばかりの私たちに“空(上)を向く”、ということを導いてくれたから、ひとつのチームとして。

さて、私がブルーインパルスを初めて知ったのは「空飛ぶ広報室」、2013年に放映されたテレビドラマだった。その時から私は、ブルーインパルスに魅了されてしまった。興味のある読者は是非、航空自衛隊のHPを覗いていただきたい。https://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/blueimpulse/about/index.html
そして、1964年のオリンピックや1970年の大阪版万博に続き、東京オリンピック2020の有無にかかわらず、いつの日かまた東京上空に『一糸乱れぬフォーメーション、ダイナミックなソロ演技、次々と繰り広げられる驚異のパフォーマンス、美しく雄大、華麗にして精密なフライト-“創造への挑戦”-』を描いてほしい、私たちが空(上)を向いて歩き続けられるように・・っと呟く、さくらの独り言。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

久しぶりにトランペットジャズが聴きたくて探してみました。
ベルギーのトランぺッターGino Lattucaのアルバム"Bad Influence"です。これぞジャズといったクオリティの高いアルバムだと思います。

"Bad Influence"    Gino Lattuca Quartet

Gino Lattuca (tp)
Bart De Nolf (b)
Mimi Verderame (ds)
Philip Catherine (g)

01-Bad Influence
02-Come Rain or Come Shine
03-Once More
04-Along came Betty
05-Espresso
06-Theme for Ernie
07-Adriano
08-Pick Up
09-Last Minute Blues

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

特別給付金の申請書がようやく届きました。本当に毎日の生活に困っている人が増えていると思います。その方たちにも届いていることを願います。

雑貨屋ウィークリーをスマホでお読みになる方は右のQRコードをコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1255

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com