weekly


1246号

No.1246     Ryo Onishi              3/29/2020

 weekly
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雑貨屋のひとり言

恐れていたこと、まさかと思っていたことが次々に現実になっています。
アメリカのコロナ感染者数が12万人を超え、死者が2100人以上と信じられないことになりました。日本だけが異常に感染者が少なく、みんなが油断している今の状況は極めて危険だと思います。オリンピックの延期が決まった途端に感染者が急増しているのも怪しく感じてしまいます。
世界の状況を見れば過密都市の東京や大阪で今のような感染者数で推移しているのは奇跡に近く、日本だけが特別に少ないのはむしろおかしいと考えるべきです。
どこかの時点で感染者数の桁数が上がる時が来るように感じます。(そうならないことを祈りますが。)
桜は今年観れなくても来年以降でも必ず観られるので今は自粛し、爆発的な感染を止めることが最優先されなければ取り返しのつかないことになります。
高校野球の中止は賢明な判断だったと思います。
K-1開催はどうだったかもう少しすれば明らかになるでしょうね。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

義理人情昭和演歌に名を留め

じいちゃんの演歌が風呂の湯気の中

あの年でじいちゃんはまだサユリスト

ばあちゃんの青春にいるプレスリー

憧れの女優も同じ歳をとり


( ニュースひとりよがり )

「パンデミック、ロックダウン、オーバーシュート、」

大変だぁ −日本語

「武漢で新規感染者ゼロ」

全員感染し終わったのかな −新型コロナ

「メルケル首相、ジョンソン首相、自宅隔離」

ドイツ、イギリスでクーデターか −独裁国家
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(619)「うつされない、うつさない、自覚と行動」(拡大版)

新型コロナウイルス感染拡大・死亡者増加の流れが止まらない。3月28日現在の日本国内の感染者数1,524人、死亡者52人(クルーズ船感染者712人、死亡者10人)、同日現在の世界の感染者(183か国・地域)57万2,040人、死亡者2万6,621人(これらの数字は発表元によって多少異なる)。フランスのマクロン大統領は言う「今や世界はコロナウイルスとの戦争状態にある。その元凶をたどれば中国の初動遅れとWHO(世界保健機関)の曖昧な見解に他ならない。世界恐慌を招きかねない今、もっと中国とWHOの“大罪”を問題視すべきではないか」――翁、マクロン大統領のこの発言に大拍手。

そのフランスの新型コロナによる感染者数は3万2,964人、死亡者数は1,995人(いずれも3月28日現在)。フランスの死亡者数はイタリア・スペイン・中国・イランに次いで5番目に多い。フランス政府は早くに(3月16日に)「外出禁止令」を出した。但し“例外”もある。約50年、パリに住んでいる翁の従妹の夫君が長く事務局長を務めていた在仏日本人会(パリ市)の資料によると「基本的には“外出禁止”だが、例外として@自宅や延期出来ない仕事を持つ人A食料品等必需品の調達B遠隔地・延期出来ない治療のための通院C子供や補助を必要とする人の世話D1時間・半径1km以内の(1人での)運動や散歩(ペットの散歩を含む)E司法や行政からの呼び出しF行政当局からの依頼に基づく公益ミッションへの参加、などは認められる。但し@BEFの場合は行政が発行する“特例外出証明書”に日時・移動先・移動目的・所要時間等を記入、提出しなければならない。これらの条項の違反を繰り返した場合は、1500ユーロ(約18万円)の罰金が科せられるそうだ。従妹の話によると「ますます厳しい状況になっている。私たちは(16日の“外出禁止”発令以来)外出していない」とのこと。東京都も“外出禁止令”を出したいくらいの非常事態になって来た。小池都知事は25日の緊急記者会見で「今の状況を“感染爆発の重大局面”ととらえ、平日は出来るだけ自宅での仕事を行ない、不要不急の夜間外出及び週末の外出は控えていただきたい」と悲痛な面持ちで“自粛”を都民に呼び掛けた。

マクロン大統領が言う「元凶(中国とWHO)の大罪を問う」ことは当然だが、現実問題として、ここまで感染が拡大してしまったからには、何としても各国において、また各自において、これ以上の“感染爆発”を止める知恵(戦略)を絞り出し、戦いに勝たなければならない。日本政府がいち早く手掛けた戦略は(折しも)横浜港入港の観光クルーズ船乗員乗客の上陸禁止、チャーター機による中国(武漢及び周辺)からの邦人救出――これらには(国内外から)批判もあったが翁は日本政府がとった措置は(あの時点では)適切であったと評価している。次いで政府が行なったのは「入国・渡航制限国(地域)の選定」と「水際作戦」(空港・港湾での邦人帰国者・外国人入国者のチェック)。だが、そのチェックの仕方が甘くて「感染予防のための厳重チェックとは言い難い」との(ある帰国者の)声を聞いた。ビジネスで来日したある米国人も言う「体温調べと2,3の質問だけで、直ぐにパス(通過)出来た。我々にとって簡単なのは有り難いが、あれでは“感染予防チェック”にはなるまい」。翁の偏見かも知れないが、平和国家の日本の税関職員は“審査”の重要性の認識(危機管理に対する感覚)が乏しい上に、あまり厳しいと「やれ人権だ、差別だ」などと言われる。その批判を怖れてか、彼らの“審査“の手が緩む。だとしたら「水際作戦」の意味がない。このパンデミック(世界的な感染症大流行)の危機的情勢下にあっては、法に基づく審査方法であれば個人的感情による批判などを気にする必要はない。国民の安全を守るための防波堤となることに誇りと責任を持って果敢に任務を遂行して貰いたい。

政府(専門家会議)が国民に向けた提言は3つある。提言1は「クラスター(集団感染)」を起こさないための「自粛の要請」である。スポーツ・音楽・芸能などの各種イベント・多人数の集会・スポーツジム・屋形船・麻雀店・パチンコ店・カラオケ店・スキー場やゴルフ場のレストラン・ビュッフェスタイルの会食など“換気が悪く、人が密に集まる空間、不特定多数の人が接触する場所”などの開催(運営)及び参加の自粛・・・これは経営者・主催者側も参加の客側もかなりこたえる。この状態が続くと、ラーメン店や小さな食堂などの閉店、立場の弱い芸人の廃業など憂き目を見なければならなくなることが起きるかも知れない。更に大きな問題は「臨時休校問題」だ。児童生徒の精神的・肉体的・学業的悪影響、家庭内の人間関係の悪化・家計の悪化などが懸念される。「自粛要請」には従うが、それなりの(経済保障を含む)政府のフォローが必要であることは言うまでもない。

提言2は「重症者への集中治療の充実」である。今のところ感染者の80%は軽症で済んでいるが、高血圧・心臓病・糖尿病などの基礎疾患を持っている人は重症化の危険が伴う。
それは高齢者だけとは限らない。そこで(専門家会議では)重症者を優先する医療体制の構築を提言、人工呼吸器・補助心臓器・持続血液浄化器など集中治療(ICU)の充実を図るとしている。言うまでもなく医療機関崩壊などがあってはならない。

提言3は我々国民ひとり一人への「自粛・自制」の呼び掛けである。提言1の「自粛」に協力することは勿論だが、個人個人が日々の生活の中でやれること(それは実に容易なこと)「マスク着用・うがい・手洗いの励行」。まさに『うつされない、うつさない、の自覚を高めよう』と言うものだ。実は翁(自慢だが)もともと衛生観念が人一倍強く、友人たちから呆れられるほど神経質(ばい菌怖がり)で「マスク・うがい・手洗い」は翁の生活行動の中では当たり前であった。それが(新型コロナウイルス発生以来)更に用心深くなり、外出時にマスク着用は勿論、ポケットの中にアルコール配合の除菌ウエットティッシュを入れ、電車を降りた時、訪問地(場所)を去る時、喫茶店に立ち寄った時と、去る時、買い物をした後など(帰宅までの間に)何回もウエットティッシュで(指の先まで)手を拭く。帰宅してからは、うがいの後、石鹸でしつこく(爪先まで)手洗いをする。ここまで徹底して感染予防をしているのだが、それでも絶対安全は無い。”怖い“から国や都から言われなくても”不要不急“の外出は控えている。しかし”不要不急“の判断は個々によって異なる。それは仕方のないことだが少なくとも現状(コロナウイルス感染拡大防止)に逆行するような非常識な行動は慎むべきだろう。

ところで、テレビのコメンテーターの中に“何でもイチャモンをつけたがる輩”がいる。政府や行政が言ったり行なったりすることに(必ず、と言っていいほど)屁理屈をこねて反論する。“それがコメンテーターの役目だ“と思っているとしたら思い違いも甚だしい。社会的相互作用や社会規範、人間の在りようもわきまえないで独りよがりの己れの意見に陶酔する自意識過剰の彼ら(彼女ら)に翁は吼える「”感染爆発・重大局面“で日本が今こそワンチームとなって”目に見えない敵と戦わなければならない時、君たちは、もっと国際的・国家的見地に立って国内外の人々に役立つ真のオピニオン・リーダーたれ」。

『東京五輪・パラリンピック2020』の約1年の開催延期が決まった。果たしてわずか1年そこそこでコロナウイルス感染騒動が収束(終息)するだろうかの心配のほか、今後の具体的なスケジュールの確定や施設・人材の確保、組織の維持や膨らむ経費負担など多くの問題に加え、大会の主役となる選手の代表選考など競技面でも課題は山積している。だが「約1年の延期」に翁は安堵し、その決定過程に満足している。と言うのは、“東京開催”決定以後のIOC(国際オリンピック委員会)の出しゃばり(横やり)を、翁は苦々しく思っていた。「五輪マラソンや競歩コースを札幌に」と強引に決められたようにJOC(日本オリンピック委員会)や東京都はIOCの言いなりだった。この世界的なコロナウイルス感染拡大を受けての“五輪の大会日程”も、決定権はIOCにある、との声ばかりが聞こえていた。ところが,ここに来て安倍首相は長年の“外交の顔”をいかんなく発揮した。安倍首相はIOCのバッハ会長との電話会談に先立ち先進7か国(G7)の首脳たちと電話会談で「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として東京オリンピック・パラリンピックは完全な形で実施する」と訴え“約1年の延期”の支持を取り付けた。そしてバッハ会長との電話会談に臨んだ。バッハ会長は安倍首相の提案(約1年延長)を受け入れ「新型コロナウイルス感染拡大による前例のない危機を脱した全人類の祝祭としたい」と述べた。これはG7への安倍首相の発言を受けたものだと思う。

「東京五輪はコロナウイルスとの戦いの象徴として新たな意義、使命を持った。安倍首相が世界に向けて発信した”公約“でもあり、成功に責任を負う立場となった」と某新聞は論じている。その”公約実現“は言うまでもなくウイルス戦争に勝つこと。その勝利は国民の協力なしでは成し得ない。翁、再度言う「我々が出来ること、それは”うつされない、うつさない“の自覚と行動を高めることだ」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

フレーバーコーヒー

去年のクリスマス頃、ドイツ系マーケットでホリデーシーズンの時期だけに発売されるフレーバーコーヒーを見つけた。そのフレーバーコーヒーは深紅色のパッケージにメープルと書かれてあって珍しいな〜と思って試しに買ってみたら美味しかったのだ。早速日本の友人にそのフレーバーコーヒーをプレゼントしたら評判が良かった。また買おうと思って行ったら今年は、やっぱりもう売っていなかった。それでいつも買っているバニラ味のフレーバーとキャラメルクリーム(これもシーズンの時だけしか売っていない残りの一つ)を買った。今までハワイ産のバニラとマカデミアナッツの香りをブレンドしたものが好きで飲んでいたけれどメーカーによって、やはり味も香りも違うものだ。

コーヒー好きな人はスターバックスやシアトルコーヒー店のコーヒーを好む人が多いけれど、どうも私はあの味が強すぎて合わない。だからいつもライトローストのフレーバーコーヒーを薄めにドリップして朝1杯だけ飲む事にしている。薄目にしているのでミルクも砂糖も入れずそのまま飲む。どちらかというと味より香りを楽しんでいるのだ。
その香りで頭も体も目覚めていくような気がしている。先日そのドイツ系マーケットに行ったら一つだけ残っているコーヒーを見つけた。それはバーボンコーヒー。以前バーボンの樽に香りを移すために熟成させたメープルを見つけて感動したのと同じように、これはきっと美味しいに違いないと思って喜んで買った。特に一つしか残っていなかったので、きっと皆、好きで購入していったのだろうと何か貴重なものを手に入れたようでワクワクした。早速パッケージを開けて見たら途端にいい香りが広がった。私達は香りでも癒されるものだ。その後何度か店に行って必ずコーヒーのセクションを確認するけれど、このバーボンフレーバーのコーヒーは今も店頭では見つけられない。美味しいものを発見出来た時は単純に幸せな気持ちになる。ささやかな幸せの積み重ねで人は満足し笑顔でいられる。そう思ったら今日もクライアントさんの笑顔が見られるようにキッチンで美味しいものを作ろうという気持ちが湧いてくる。LAも不必要な外出は禁じられているけれど私のような仕事は必要としてくれている人がいる限り変わりなく続けられている。もちろん安全基準に従って注意は必要だけれどパニックになったり恐怖心を必要以上に感じる事は意味が無いどころか体の免疫システムさえ落ちてしまう。
家にいる事が多くなった事でストレスを感じている人も多いと思う。この際新しい事を勉強したり普段出来ない家の整理整頓などピンチをチャンスに変えて前向きにとらえ静かに今の嵐が過ぎ去る時間を待つしかない。と自分でも自分を励ましている今日この頃だ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

 

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

先週紹介したアルバム"That's All"を知る前に聴いていたのが"Trio Frances Faure"のアルバム"Emily"でした。先週の余韻が残っているのでこのアルバムを紹介することにしました。このアルバムもおすすめの一枚です。


"Emily"    Trio Francois Faure

01-JUJU
02-EMILY
03-YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
04-LOVER MAN
05-FUNK 34
06-YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
07-BODY & SOUL
08-OVER THE RAINBOW
09-BLUES FOR CYTHIA

FRANCOIS FAURE(p),
PHILIPPE LACCARRIERE(b),
THIERRY ARPINO(ds)



ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

YouTubeで公開されているヨガの動画を観ながら家でやるようになって二週間になります。ヨガのレベルも高く満足しています。
私たちはスポーツジムでのコロナ感染を懸念して半年間休止することにしました。私たちと同じように休止する人が増えているようです。


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Zakkaya Weekly No.1246

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com