weekly


1244号

No.1244     Ryo Onishi              3/15/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

だいぶ春らしくなってきていますが、気分が憂鬱です。新型コロナウィルスは私たちの生活に相当な影響を与えています。就職が決まっていた人が内定取り消しをされ、いきなり試練に立たされた人がいます。無責任 な言い方に聞こえるかもしれませんが、景気が悪くなりそうだから新入社員はいらないという経営姿勢では、将来性がない会社ということですからもともとダメな会社だったということかもしれません。残念なのは日本にはこんな会社がたくさんあるということです。簡単 なことではありませんがこれからは(これからも)どんな環境変化にも柔軟に対応していける会社経営が望まれます。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

人, 女の子, スポーツ, ダンサー が含まれている画像

自動的に生成された説明 写真はネットより借用

「再開の予定」

すみれの花咲く頃 −宝塚歌劇


( ニュースひとりよがり )

初対面もう肩書に負けている

意義ありにじろりとドンの閻魔帳

会長をお飾りにして実力者

積善の嘘勲章をぶら下げる

勝利者の手に抜けきれぬ棘がある
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(617)「無観客の大相撲」

「努力は天才を超える」とか「努力に勝る天才無し」と言う諺がある。スポーツ・音楽・芸能・その他の習い事は、血の滲むような厳しい鍛錬によってこそ初めて栄冠を獲得することが出来る。剣豪・宮本武蔵の遺訓に「我、神仏を尊ぶも神仏を頼らず、ひたすら己れの鍛錬を信ずるものなり。千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする」がある。昭和の大横綱・双葉山も「稽古こそが体を造り技を磨き心を養う」と言った。各分野で“達人”と呼ばれる人たちは、例外なく努力(稽古)を積み重ねた結果得られる称号だろう。

しかし“勝負ごと”というものは努力だけで勝利者になれるとは限らない。“運”と“環境(状況)”の力が加わって勝利を導くケースが少なくない。“勝負に勝つ”には「天(自然現象)の利」、「地(競技環境)の利」、「人(チームとファン)の利」の相互作用によって栄冠を得る。その「天・地・人の利」が思いがけない“運”をもたらすこともあるのだ。サッカーやラグビーなどの団体競技での勝利者は、インタビューの時、必ずと言っていいほど「チームが一丸となって戦ったこと、ファン(観客)の熱い声援があったればこそ」と(己れの力量を語らず)他動的要因に対して“お蔭さま”と感謝の言葉を述べる。翁の好きなゴルフでも勝利者は「気象条件に恵まれ、メンテナンス(保守管理)が行き届いたコースでプレー出来、大勢のギャラリー(観客)の皆様の声援に後押しされて自分の実力以上の結果が出ました」と感謝の言葉を述べる。謙虚な勝利者は、己れの技量をひけらかすことなく「天・地・人の利」を語る。そのような勝利者に翁は心からの拍手を送る。

さて、今、世界中を震撼させている新型コロナウイルスによって日本政府は「感染拡大防止のためスポーツや文化に関するイベントはなるべく中止・延期・規模の縮小」を求めた。それを受けて国内では多くのイベントの中止や延期、あるいは無観客試合(公演)が次々と発表された。例えば、東京ディズニーリゾート、江戸東京博物館、上野動物園、都立美術館、水族館などのレジャー、文化施設の休園・休館のほか、音楽・演劇・などの公演も中止、更に小中高の臨時休校。これに関しては生徒の生活リズム、進度、家庭生活(特に経済)など、コロナウイルス感染以外の問題も懸念されている。一方、スポーツ界においても中止・延期・無観客試合などが相次いでいる。ラグビー、バスケットボール、体操、スケート、女子ゴルフ、柔道、卓球、バドミントンなどは中止、または延期、中でも“春の選抜高校野球”の中止は(頭ではわかっていても)選手たちの心情を考えると、実に心が痛む。何とか延期開催が出来ないものか?プロ野球オープン戦(72戦)、バレーボール、テニスなどが特定期間無観客試合を決めた(いずれも3月15日現在)――

無観客と言えば、現在、大相撲三月場所が無観客で開催されている。元々、翁は相撲ファンだが近年はモンゴル人横綱が大嫌いでライブ(生中継)はほとんど観ない。そんな翁が今場所の“無観客”に関心の目が向いて初日(3月8日)の幕内の取り組みからの生中継を観た。大阪府立体育館1階席・2階席合わせて8,000人収容の広々とした(がらんどうの)客席をカメラがロングショットで(被写体の全体を)映し出す、その映像から“寒々感”と“静寂”が漂って来るが、土俵下に控える力士の表情は、いつもと変わらず緊張感がみなぎり、呼び出しの“呼び上げ”で力士は土俵に上がる。力水も作法通りだが今場所に限っては柄杓には口を付けずに仕草だけ。その間に行司が力士の四股名(しこな)を呼び上げる。平幕同士の対戦の場合は“1声”「〇〇〇に×××」だが、三役(小結)以上の取り組みの場合は(一方が平幕であっても)「かたや〇〇〇、〇〇〇、こなた×××、×××」と“2声”で呼び上げる。観客のいない広々としたメインアリーナ(延べ床面積28,318u)に響き渡る行司の“呼び上げ声”が、こんなにも凛として味わい深いものであったか(翁)初めて知った。観客の歓声やどよめき、拍手がなくてムード的には寂しいが、その分、土俵上の力士が四股(しこ)を踏む音、かしわ手の音、立ち合い時のぶつかり音などの迫力が(テレビ画面を通して)よく伝わる。しみじみ“日本の国技”を感じる。

“無観客の大相撲開催”に反対意見が多かったと聞く。だが翁は「大英断だ」と相撲協会の決定を評価する。初日、幕内の取り組みからチャンネルをONにした。空席の中、中央の土俵上の対戦を観て、正直「まるで稽古場のようだ」と違和感を覚えた。でも、それも束の間、取り組みが進むにつれ(前述のように)普段は聞き取れない“音”や、今まで見過ごしていた力士・呼び出し・行司らの仕草、しきたりが実によく解かり「相撲は神事なり」を感じ取ることが出来た。このことは翌日のネット上にも同じような感想が多く投稿されていた。視聴率も(初日は)関東地区で15.1%、関西地区で14.5%、いずれも昨年同期の視聴率を(少し)上回った。その意味でも“無観客興行”は成功した、と言える。

力士にとって何よりの力を貰えるのは、観客の(生の)声援だ。しかし、彼らは史上初の無観客試合を余儀なくされた。初日は戸惑いもあったろうが、翁が初日にテレビ観戦した限りにおいては“気の入らない対戦”は1つもなかった。冒頭に述べた日頃の”鍛錬“をいかんなく発揮しているように見えた。初日恒例の協会挨拶で八角理事長は「(要旨)全国各地で応援して下さっているファンの方々のご声援を心で感じ、通常と変わりない力士の白熱した取り組みをお約束いたします。古来より、力士の四股は“邪悪なものを土の下に押し込む”と言われて来ました。大相撲の持つ力が、日本は勿論、世界中の方々に勇気と感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことが出来るよう全力で頑張ります」と述べた。幟(のぼり)も、やぐら太鼓も、相撲茶屋も無いのは寂しいが、力士は勿論、呼び出しも、行司も、力士紹介アナウンスも、勝負解説アナウンスも、その他のスタッフも、審判も、テレビ解説者も全てが通常通り粛々と土俵を盛り上げている。実に見事だ。新型コロナウイルス感染者が1人も出ないことを祈って、翁は今場所の「無観客の大相撲」の生中継を、連日楽しみに観戦している・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

お米がない


この数日前から、お米は腐るものでは無いから予備に買って置いた方がいいと友人から聞いていた。もちろん、この中国発武漢肺炎の世界的な蔓延に伴ってLAに住んでいる日本人の間で不安を感じている人が多くなって証拠だと思う。
10日前ぐらいに日系マーケットのマネージャーの方に最近、ご商売はどうですか?と尋ねたら“もう、すごく忙しくなってきている”と話していた。昨日の金曜日にクライアントさんとその大手マーケットに行ったら駐車場が見つからず私達と同じように駐車場を探している車が何台もあった。このところ、中国や韓国のマーケットを避けて日本のマーケットに買い出しに来るアジア人やアメリカ人の数も増えていていつもより、どこの店に行ってもお客さんの数が増えているなと感じていた。そして日本からの輸入食品も品薄になってきているのか納品が間に合わないのか棚が空っぽになっている個所もポツポツあった。とにかく、しばらく駐車場を探していても空く様子が無いので諦めて他の小さめのマーケットに向かった。そこでは最後の駐車スペースが空いていた。それもハンディーキャップ用のブルーカードをクライアントさんが持っていたから停められたのであって皆遠くに停めて買い物に来ていた。普段はランチなど軽食、お弁当を買って食べるスペースは人が一杯なのに昨日は空いていた。買い物をしていると何年振りかで私の大好きだったクライアントさんにお会いした。彼は20代の若さで会社を立ち上げた人で人柄も良くエネルギーに満ち溢れた人で今でも全く同じだった。いつも明るくユーモアのある人で回り空気をパット明るくする人だ。私の今のクライアントさんに、かつて働いていた会社のお客さんだった方ですと紹介すると“いいえ、友達です”と笑って言ってくださった。
時間が流れてお会いするチャンスが無かった人も今でもお会いする人も含め仕事でご縁が持てた方々と以前と同じような気持ちでお会いしお話出来る事はとても嬉しい。
仕事のチャンスを与えてくださった事に今でも感謝だ。そして生意気な事を言わせてもらえば私も心が通じるクライアントさんだけを選んで無理をせずに仕事をしてきたので、こうやって会社を辞めても同じような気持ちでお会いする事が出来きる事は本当に良かったと思っている。話は少しそれてしまったが、その方がWest LAの方の日系のマーケットはもうお米が売っていないと言っていた。その方も“お米は余分に買っておいた方がいいですよ。”と言った。カートを見るとイワタニのガスコンロも余分に購入されていた。このサウスベイは7つの大小の日系マーケットがあり日本人も日系人も多く住んでいる。その為、比較的日本食は品数も豊富で在庫もたくさんある。それでも今回、お米のセクションを見るとだいぶ売れたようでガラガラになっていて来週補給するまでは在庫が無いと言っていた。
アメリカの事を良く知る日系アメリカ人ですら銃を買い始めたとも聞いた。何だか武漢発の肺炎が元で物騒になってきた。まして昨日トランプ大統領が国家非常事態宣言を出したので一挙に緊迫した状況が出てきたのだ。
それでも用心に越したことはない。中国は今までの危険なクローン開発も含め様々な火遊びをしてきた。それが大変な事態を招いて収拾がつかなくなってきている。後はプロパガンダ宣伝工作、情報戦、徹底的な隠蔽工作をするしか共産党を維持する為に残されている道が無くなってきたように見える。
2週間前から米国の中の親中派から武漢肺炎は米国がやったという噂が流れてきた。10日前ぐらいは日本新型肺炎という名前が付けられて中国や中国配下のインドネシアなどからは日本人が日本新型肺炎を広めたなどと言っているらしいのだ。あの国がやる事なので驚きはしない。
それにしても、こちらでも店頭からお米が無くなってきている事には驚いた。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

新型コロナウィルス感染の影響は世界中に及んでいます。世界中の人たちの生活が変わってしまいました。ジャズアーティストたちも影響を受けて困っているんだろうなあと考えています。幸い私たちはネットのお陰で、家にいながら素晴らしいジャズを聴くことが出来ます。これはありがたいことです。パンデミック状態の今、ネットを上手に活用してこの危機を乗り越えたいですね。
フランス出身のピアニスト、Pierre Hurelのピアノソロアルバム”Neither Lost nor Found”を見つけました。日曜日の早朝から聴いています。心が落ち着くピアノです。

"Neither Lost nor Found"    Pierre Hurel

01-Neither Lost nor Found
02-Makin' Whoopee
03-Someone to Watch over Me
04-Wrap Your Troubles in Dreams
05-My Life Is Like a French Movie
06-Wonder (For My Son)
07-I Hear a Rhapsody
08-Story in the Form of a Blues
09-How It Started, How It Ended
10-Stella by Starlight
11-In Memoriam

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

Amazonと名乗る怪しいメールがよく届きます。
このメール内容はいたって普通に見えますが、これはとても巧妙に仕組まれたフィッシング詐欺ってやつですね。絶対開かないでください。アカウントの確認なんてしませんから。

昨日、外で近所の方に会って話をしていたら、「大西さん何でマスクをしてるの?」と言われました。
「私は花粉症なのでこの時期は仕方なくマスクをしているんです」と応えました。
新型コロナウィルスの感染を危惧してマスクをする人が増えてきていますが、マスクをしていない人も結構いるんですね。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1244

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com