マグノリアの開花
この数日、暖かい春の日差しで庭の木のマグノリアの花が満開になった。1年に1度咲くこの花を窓から眺めていると幸せな気持ちになると、ここのハウスオーナーが言っていた。マグノリアの花は手の平を広げたくらいの大きさでゴージャスだ。華やかで綺麗な花ではあるけれど満開になった途端に花びらがパラパラ落ちて散ってしまう。だから枝を切って飾る事は出来ないのだそうだ。以前は庭の隅に植えていてマグノリアの花を充分に楽しめなかったそうだ。その木を窓から見える位置に移したのが正解で、それからは、毎年この時期に部屋の中から花が見えるようになったと嬉しそうに話してくれた。殆ど家から出る事が無くなったハウスオーナーにとって庭は季節を彩る癒しの庭なのだ。東京の母と話したら、寒さのピークは越したようで、まだ寒い日があっても交互に訪れる暖かい日差しは確実に春に向かっていると言っていた。
東京の自宅から歩いても行ける所に梅が丘公園がある。そろそろ、そこの梅も見ごろらしい。梅が終わると次は桜そして桜が終わって八重桜が咲き始める頃になると毎年、私は日本に帰る。今年は新年早々日本行のチケットを購入した。ところが今年はコロナウィルの件で様子見になってしまった。中国とのビジネスの関わりが深い政治家や財界人の圧力や忖度によって日本は初動ミスを犯してしまった。感染元となっている中国からの旅行者を完全にシャットアウトする判断が出来なかった為、今は日本全国に感染が広がっている状況だ。この感染を早い段階から生物化学兵器だと分析していた医療関係の人や科学者達も早くから警鐘をならしていた。もちろん、こういった声は伝わらなく表には出てこない。情報から取り残されていく日本はすでに感染国第2番目として28国から入国制限に挙げられていると言う。今後の様子次第では症状が出ていなくても日本から米国に入国する時に一時、隔離もしくは入国制限をかけられる事も在り得る。数日前にNHKで医療関係だか何かのスペシャリストだとか言う人が “武漢はとても近代的な所で医療も日本と同じくらい進んでいますので、きちんと治療されていますから大丈夫です”などと真っ赤な嘘を言っていたので呆れてしまった。こちらでテレビジャパンというNHKのニュースを流している放送をクライアントさんと一緒に聞いたのだ。クライアントさんは、米国のニュースを英語でも聞いているし私と同じアイパッドから情報も聞いているのでわかっている。そんな中、近所に住む日本人の人から信じられない事を聞いた。“今回のコロナウィルスは中国のビジネスが伸びてきたのを潰してやろうとトランプが仕掛けたのがわかった”と真顔で伝えに来たのだ。それもNetからの情報らしい。中国共産党の新聞の英語版のニュースを見た人から伝わった可能性もある。その記事があっという間に、また削除されたらしい。情報戦がインターネットでも激しくなってきている。
だから本当の情報が出た時は、それをかく乱させようとデマも嘘も流される。ただ、誰が何を言っていて、その後どうなったかチェックしていけばデマ情報に右往左往される事は無いと思う。冷静に分析して事実を見ていけば、これは、怪しいという匂いがわかってくる。数日前には、米国人の半分の個人情報がハッキングされた。これは史上最大だと言う。中国人民解放軍54研究所の4人が起訴されそのうちの3人の顔写真が出ていた。日本のマイナンバーの入力業務を中国に委託していた事も一時問題視されたが、その後あの問題は、どうなったのだろうか、、、、今回もマグノリアの花からテーマがそれてしまった、、、、、
世間では嵐が吹き荒れていても自然界は淡々と春を迎え季節は巡る。昨日、帰ってきた時にフロントの庭に初めて開花したフリージアの花を見つけた。そんな瞬間は心が和むひと時だ。花は人の心を癒すために生まれてきた存在なのだな〜と、、、、
茶子 スパイス研究家 |