weekly


1238号

No.1238     Ryo Onishi              2/2/2020

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

新型コロナウィルス感染者と死亡者が短期間で爆発的に増えています。
近所の薬局やスーパーではマスクや消毒用アルコールが売り切れ状態となっています。恐れていたことが現実になりました。
最悪のことを考えて対応するのが危機対応ですが、日本の初期対応に危機管理の甘さが目立ちました。この危機管理の弱さが、7月から東京で開催されるオリンピックなどでも悪い印象を与えるのではないかと懸念しています。オリンピックが開催できないことにならないように祈ります。 今は自分たちで命を守ることを考えて生活するしかないですね。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

家計簿がコップに注いだ発泡酒

禁酒禁煙しろとコーヒー小うるさい

止められぬ酒をカルテに叱られる

牛乳がうちで待ってる休肝日

自販機で故郷の水が冷えている


( ニュースひとりよがり )

「新型肝炎の患者数」
まさかネズミ算? −子年

「貫いた“やせ我慢”」
引退後はダイエットをします −豪栄道

「徳勝龍優勝」
麒麟でなくて龍が来た −大相撲初場所
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(611)「節分」

早いもので、もう2月・・・2月の別称は『如月(きさらぎ)』。『如月』と言う漢字は、中国の2月の異名「如月(ル ユエ)」が語源だそうだが、日本では『衣更着(きさらぎ)』と言う漢字を充てていた。松尾芭蕉が【梅が香に 追ひもどさるる 寒さかな】と謳ったほど、2月は寒さが厳しく、重ね着をする(衣を更に着る)季節であることから『衣更着』と言われたそうだ。もう1つ、草木が生え始める月で「生更木(きさらぎ)」とする説もある。正岡子規の俳句に【葉ののびて 独活(うど)の木になる 二月かな】がある。独活とはウコギ科の多年草で山野に生え、若芽は柔らかく香りがあり食用される。しかし茎が伸び過ぎて1.5mくらいの木になると食用にはならず、また木材にも適さないことから転じて“ウドの大木”(図体はでかいが中身が伴わず役に立たない)と言う諺もある。子規の句が、そのような意味合いを持っているかどうか翁には分らないが(無理やりに推考すると)“何事も時宜を考えよ”と警鐘を鳴らしている句であるように思える。余談だが、翁、子どもの頃から香りの強い食べ物(香味野菜)は大の苦手。近年、ネギ類やニラは(調理の仕方では)少し食べるようになったがミョウガ・三つ葉・春菊・セリ・ニンニク・パセリ・そしてこの独活は未だに敬遠している。ついでに言うと翁は「春の七草」(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコバラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)を食べた記憶がない(子どもの頃「七草がゆ」がお膳に出ても、龍少年は手を付けなかった)ので、現物を見ても、どれが何やら(野菜の名を)全く知らない。

さて、2月初旬の主な行事の1つに『節分』がある。『節分』と言うのは「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日を指すのだが、昔から1年の最初の『立春』が重要視されていたので『節分』と言えば“立春の前日”が一般的となった。その『節分』の日は、年によって2月4日もあれば2月3日もある。2020年は2月3日である。そして『節分』と言えば“豆まき”が定番。「鬼は外、福は内」と唱えながらの“豆まき”は『節分』の風物詩だ。「鬼は外」と言って外にまく豆は”魔滅(まめ)“とも言われ、魔者(魔物)を滅ぼすと言う意味。一方「福は内」と言って部屋の中にまく豆は”福豆“と言って(文字通り)福を招くと言う意味だそうだ。“豆まき”の仕方は、(ものの本によると)奥の部屋から玄関に向かって部屋ごとに「鬼は外」と唱えながら豆を(各部屋の窓から)外に投げ、玄関で(家の中の)鬼を完全に外に追い出してから、今度は「福は内」と唱えながら奥の部屋に向かって各部屋に豆をまく、とある。マンション住まいの翁はリビングとベランダの境のガラス戸を開け、リビングからベランダに向かって(小声で)「鬼は外」(豆をまく仕草だけ、それも1回だけ)、次はベランダからリビングへ)「福は内」(これも1回の仕草だけ)。

ところで“豆まき”に使用する”豆“は、昔から”大豆“が主流だが、近年では”殻付き落花生“を使う地方も増えているそうだ。調べてみたら北海道や東北は圧倒的に“落花生派”。関東はほぼ“大豆派”、中部・北陸は“落花生派と”大豆派“が半々、近畿・中国・四国は“大豆派、九州も”大豆派“が主流だが、宮崎・鹿児島は”落花生派“だそうだ。
九州で落花生?日本落花生協会の都道府県別生産統計を見ると、落花生の生産量は1位の千葉県、2位の茨城県が全体の9割を占めており、以下、3位神奈川県、4位栃木県、5位鹿児島県、6位宮崎県となっている。翁、九州で落花生が生産されていることを初めて知る。

実は翁も”殻付き落花生派“である。”殻付き落花生“を数個網袋に入れて”豆まき“の仕草(真似)をする。煎り大豆は使わない。と言うのも翁、子どもの頃、食べる物が少なかった戦時中(空襲警報時に)防空壕の中で煎り大豆を食べ過ぎておなかを壊し七転八倒の苦しみを経験して以来、煎り大豆が怖くなって現在に至っている。それと「”豆まき“の豆は、年齢の数だけ食べる」と言われており、八十路の翁が煎り大豆を歳の数も食べたら、また、防空壕の二の舞だ。だからと言って“殻付き落花生”とて、せいぜい10数粒、いや、今年は2020年だから、頑張って20粒食べることにするか。(そんなことで頑張る必要はないのだが・・・)

もう1つ『節分』には『恵方巻』を食べる風習が近年、流行り出した。近年、と言っても実は大阪の商家の間で昔から行なわれていたと言われているが、その起源は定かではない。それはともかく「大阪には『節分』に手巻き寿司を食べる風習がある」と聞いた広島の某コンビニ店主が1989年に『恵方巻』と言う名称で『節分』の縁起の食べ物として仕掛け、9年後の1998年以降に全国へ広まったそうだ。おまけに『恵方巻』の食い方まで解説した。それによると「節分の夜に恵方に向かって願い事を思い浮かべながら黙って丸かじりし、最後まで一気に食べると願い事が叶う」と言う。誰が、そんなバカバカしいことを言ったのだろう。子どもや老人がそんな食い方をしたら、喉に詰まらせて大変なことになる。消化にも良くない。食べ物は少量ずつゆっくり噛んで味わって食べるのが常識だろう。なお「恵方」とは、その1年の福を司る神様(歳徳神)がいる方向のこと。その方向とは東北東・南南東・西南西・北北西の4つあり、5年周期で巡ってくる。今年(2020年)の恵方は西南西――東京から見て西南西の県は(地図を見ると)神奈川県(の太平洋寄り)、静岡県の伊豆半島、更に和歌山県の紀伊半島をかすめ、九州・宮崎県・鹿児島県にぶつかる。だが(九星気学者・易学者でもない)翁は、“方位”などはどうでもいい、ただ『節分』に『豆まき』をし『恵方巻』を食べる。その時、自分の健康祈願と併せて親戚・友人たちの安寧を祈ることを習慣にしているだけだ。

翁は時々(散歩がてら)氏神様の戸越八幡神社に参詣する。毎年の初詣もこの神社だ。昔、願い事がよく成就するので“成就庵”と呼ばれていた。翁は参拝時には必ず自分・親戚・友人の健康を祈願する。3日の『節分』にも勿論参拝し、夕刻の“豆まき”の後、ゆっくり『恵方巻』と『落花生』を味わおうと思う・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

マスクが無い

ようやく米国でも、この2月1日0時から新型コロナウィルスの脅威の為に中国全土から来る人、2週間さかのぼって中国に滞在した全ての外国人、アメリカ人の入国禁止に踏み切った。日本の国会は桜の花見がどうしたこうした、米国でもトランプ弾劾やバスケットボール選手のコービーが亡くなったとかの報道ばかりで、今現在何が起きているかのプライオリティーを無視してまるで目くらましのような報道に溢れていた。どちらのメディアもすでに赤い国に侵されているな〜と。NHKの中にある新華社通信はいつまで居続けるのだろう、、、WHOは何度も緊急事態宣言を見送って、ずっと寝ぼけた事をムニャムニャ言っていた。そのうち、フランスのルモンド紙から中国がWHOに圧力をかけていた事をすっぱ抜かれてしまった。あの怪しいオリンピック委員会もWHOに圧力をかけていたかもしれない。
ネットでは早くから中国共産党の生物化学兵器が実験室から漏れたのではという疑いが出ていた。ネットを信用しないという人もいるが事実を検証して後から起きた事を
冷静に見ていたら、やっぱりという事が多い。
フランスもドイツも今まで中国科学院武漢病毒研究所に協力してきたのだからいろいろ裏事情も知っているのではないかと思う。去年カナダの細菌研究所で中国人夫婦がこのコロナウィルスを持ちだした事がバレて御用になったそうだ。最近では米国のハーバード大学の化学生物学部長も中国から毎月500万円もらって中国に情報を漏らしていた事がバレて逮捕されたとニュースで話題になっていた。日本はスパイ防止法が無いので怪しい政治家も財界の人も捕まえられない。芸能事務所と契約してTVに出ているわけのわからない大学教授や似非ジャーナリスト、コメンテイターの話を信じている人は、だいぶ少なくなってきているとは思うのだけれど、、、、
今回のコロナウィルスの対策に関して、あの北朝鮮もフィリピンも即刻中国人の入国禁止をした。それなのに日本は何も対策を打たず、感染していたかもしれない中国人旅行者をたくさん入国させてしまった。そして今だに中国からのクルーズ船も止める事は出来ていないのではないだろうか?症状が現れていない人でも他人を感染させてしまうリスクがあるのならば、日本もある地域だけでなく米国と同様に全中国本土に範囲を広げるべきだと思う。2019-nCoVGlobal Cases ( by Johns Hopkins CSSE)の情報を見ていると日本は中国を含めると3番目に感染者が多い。この数字も実際報告されていない数字を入れるとどのくらいなのかわからない。観光業の頂点に立つドンの二階氏や経済団連の方々は日本という国をどうしたいのだろうか?赤い国の属国にする為に協力しているようにしか見えない。昨日、日本の病院で看護婦長をしている友人からメールが来た。病院でもマスクが入ってこない異常な状況を怒り嘆いていた。以前から日本の国民健康保険を利用している外国人に警鐘を鳴らし、安倍政権に手紙を2度も出してくれた人だ。中国人がマスクを爆買いしていって肝心の日本人がマスクを買えない状況が続いている。そんな中、日本政府は中国に大量のマスクを寄付したという事で、この件でもかなり怒っていた。中国では日本からのマスクを転売し一箱4万円で売っている業者もいるらしい。マスクを奪い合って店頭で殴り合いになっている動画も見た。それに中国では1度使ったマスクはハサミを入れて捨てるようにとも言われているらしい。使用済みのマスクを売る輩もいるからだ。日本では、あり得ない事があの国では起こるのだ。今後、日本の高度な医療技術を求めて解熱剤を飲み咳止めを飲み日本にやってきてから治療を受けに来る人も増えるかもしれない。今、武漢では人や車の往来が出来ないように封鎖され、その周りを軍隊が取り囲んで待機しているという。食料や水の配給はどうするのだろう。外出禁止令も出ているらしい。突貫工事で1000人ぐらい収容出来る病院を武漢で何か所か作っているというが処分所で無ければいいのだが、、、、現在、町を消毒しまくり空からも飛行機で消毒剤を撒いているらしい。
先週の火曜日の時点で母もドラッグストアーを4件回ってようやくマスクを一箱買う事が出来たそうだ。その翌日、LAの日系マーケットに立ち寄った時、たまたま中国人がマスクを買いに来ていた場に居合わせた。“このマスクが欲しい”と日本製のマスクの箱を見せると店員の人が“全てのマスクは売り切れで、いつ日本から入るかわかりません”という説明をしていた。中国本土に送る為に米国にいる中国人も奔走しているのだろう。そんな中で日本の国立感染症研究所が新型コロナウィルスの分離に成功したと発表したのを聞いた。今後、ワクチンの開発に役立って、この騒動を納める助けになるといいと心より願っている。


茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言「ご挨拶」

30年以上お付き合いのある大先輩から、年賀状が3枚も届いた。数年前の元旦のこと。洒落たジョークが上手い先輩、またいつものことだと私は笑った。その年の秋、先輩夫妻を訪ねた時、先輩は私たち夫婦に「初めまして」と、自己紹介を繰り返した。先輩の奥さんが言った「来年から賀状出すのをやめようとかと悩んでいるの」と。その時やっと私たちは、賀状3枚がジョークではなかったと理解した。翌年を境に先輩からの賀状はこない、一枚も。その代わりと言っては何だけど、この先輩夫妻から電話を頂く回数が増えた、季節の”ご挨拶“といいながら。紙の挨拶から声の挨拶へと”ご挨拶“のかたちは変わったが、彼らとの心の交わりは、今も変わらない。

近年、『今年をもって賀状の・・・云々』と、年賀状を出すことをやめるという“年賀状じまい”のお知らせを頂く。高齢になったということや、親の看病・介護に追われる状況だということや、自分が病気になってしまったということや、年齢に関係なく終活を考えたからということや、元来賀状交換は嫌いだったという事や、みなさんなりの理由や定義が添えてある。中には、時代の流れにそって、新年の挨拶の形(媒体)を、はがきではなくメールやラインなどのIT技術を利用したものに代えて“ご挨拶”を届けるという方もいる。それぞれの環境や心境の変化に伴った、年末年始の“ご挨拶”のかたち、その選択と決断だと知らされる。十人十色、人それぞれの思いがある。それでいいと私は思う。

ところで、日本の年賀状の由来は古く、遠く平安時代に遡るといい、お世話になった人や親族への感謝を手紙に書した“ご挨拶”だった。その文化・風習は、日本だけではなくアジア近隣諸国にも数多くある。また欧米では、クリスマスと新年の“ご挨拶”としてクリスマスカードを送る文化・風習があるが、この由来も遡ること15世紀、木版で印刷された紙にクリスマスの“ご挨拶”をしたためて送ったことだという。いずれもその後、といっても近代に入ってから、各国における郵便事業の普及を図るために、年賀はがきやグリーティングカードが発案・販売され、変遷をたどりながらも現在に至る。地球上のどの国においても、年の終わりと始まりに感謝を伝える“ご挨拶”が、や訪問という形で存在し続けている。

今年も、200枚余り年賀状を頂戴した。その一枚いちまいを、私達夫婦は二人で一緒に読みながら、送ってくださったお一人ひとりの話題で盛り上がる。その年を象徴する手製の版画や水彩画、墨で書かれた絵や文字、風景や家族の写真、そして添えられている言葉にも趣がありなんともありがたい。「俺たち、年賀状を続けようなっ」と主人曰く。それを聞いた私は嬉しかった。一年に一度の賀状交換、それを続けられることは自分たちの出会った人々と一年の歩みを感謝する“ご挨拶”なんだもの・・・っと呟く、さくらの独り言。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

世界中のジャズがいつでも聴ける快適な環境ができてとてもハッピーです。数年前では考えられなかったことです。マイナーだったアーティストにとってもたくさんの人に聴いてもらえます。みんなWinWinであればいいなあと思っています。
今週は美しい音のピアノジャズを紹介します。どちらかというとクラシックに近いかもしれません。楽曲のタイトルにもクラシックな名前が並んでいます。旋律と音で聴いている私にとってクラシックでもいいと思っています。
ブルックリン生まれのイタリア系アメリカ人ピアニスト、Jay D'amicoの2008年にリリースされた作品です。洗練された大人のジャズです。ついでに言えばジャケットもきれいで印象的です。このジャケットを見てこのアルバムを買った人がいるとブログに書かれていました。

"Tuscan Prelude"    The Jay D'Amico Trio

Jay D'Amico (p)
Marc Johnson (b, M1-10)
Ronnie Zito (ds, M1-10)
Greg D'Amico (b, M11)
Vinnie Favata (ds, M11)

01-Tuscan Prelude 4:59
02-Theme in Bb Minor 3:22
03-G Minor Ballade 3:19
04-Fuga 3:31
05-Imporvviso 3:34
06-Nocturne 5:16
07-Sonata Mvt. 1 4:37
08-Sonata Mvt. 2 1:15
09-Sonata Mvt. 3 3:37
10-Prelude in A Minor 3:13
11-Aria in D

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

私の健康のバロメーターは『足腰に違和感なく軽快に歩けること』『歩くことを楽しめること』です。死ぬまでそうありたいと考えています。50歳代のときよりも今 のほうがその状態に近いと思います。特別に足腰を鍛えているわけではありませんが、ヨガ をするときは両足にしっかり体重をかけ安定させてポーズをとります。それでもお尻、太もも 、ふくらはぎの筋肉が鍛えられます。先日、ヨガのインストラクターが「腹筋で6パックを造る高価な機械を買わなくてもヨガでしっかりした身体づくりはできます」と言った言葉はとても心強く思いました。

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雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1238

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com