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1227号

No.1227     Ryo Onishi              11/17/2019

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雑貨屋のひとり言

たくさんの会社がキャッシュレス利用者を集めるためのキャンペーンで大盤振る舞いをやっていますが、本当に大丈夫なのかと思ってしまいます。
私は2018年12月にPayPayのキャンペーンを知って使いはじめました。便利なのですが、一つ大きな問題があります。それはアプリに表示されている残高と実際の残高に違いがあり正確にいくら残高があるかわからないことです。(アプリ上の残高のほうが数千円も多くある)しかたなく今はエクセルで残高管理をしている有様です。
PayPayの運営会社にこの件をメールで連絡して回答がありましたが、解決しません。再度詳しいデータをつけて調査して欲しいと連絡しました。3週間近く経っても回答がなく解決していません。たくさんのクレームや質問があって対応が間に合ってないのかもしれませんが、これではこの先思いやられます。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

酒飲んでいいと嬉しい内視鏡

予定表酒の誘いに割り込まれ 

酔客をもてなす妻もいける口

なるようになるさと酒の口が言う

死神を自適の酒が追い返す


( ニュースひとりよがり )

「禁句」
モリ、カケ、サクラ −安倍首相

「アリババの呪文」
昔―開けゴマ
今―開け独身の財布

「不漁」
タイリョウと入れたら退漁と出た −サンマ
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(600)「600号の感慨」

2007年6月から毎週『龍翁余話』を書き(配信し)始めて早や12年、それ以前(2004年)から(月に2回ほど)『龍翁の独り言』を書いていたので合わせると、自分勝手流エッセイを書き始めて15年になる。そして2019年11月17日号を以て『龍翁余話』が600号を迎えた。自分なりに『感慨』(心に深く感じ、しみじみとした気持ち)を覚える。

最初のうち、『龍翁余話』執筆(配信)の動機・目的は?と問われても「これこれ、しかじか」とは明確に答えられない曖昧模糊だったが、古希を目前にして(次第に)これまで自分が何をして来たか、どう生きて来たか、を振り返ってみたい、言わば“自分史”を綴ってみようという気になって来た。言い換えれば、“自己顕示型自分史”なのかも知れない。更に言えば“これからの余生をどう生きるか”を探る糧にしたいとも考えるようになった。

『余話』とは、国語的に言えば「一般的に知られていない話」つまり“こぼれ話”のことだが、『龍翁余話』は、世の中のあらゆる“事象”(出来事)や“現象”(人間界や自然界に、形として現れるもの)に対して、龍翁が目にするもの、耳にするもの、感じるものをストレート(自由気儘)に書き綴ろう(吼えまくろう)・・・言うなれば怖いもの知らずの遠吠え(独断と偏見)のエッセイに仕上げようと、段々に形態が出来上がって来たように思う。

『ZAKKAYA WEEKLY』(1996年にアメリカ・カリフォルニアで発足した在米日本人有志による“週刊エッセイ集”=今号で1227号を数える=主幹:大西良衛氏=大阪在住)の仲間入りをしたのが2007年6月24日、その第1号『龍翁余話』(「いざ、12秒」)の巻頭に<龍翁命名の由来>を記述した。一部を抜粋する。【2代目市川猿之助が昭和37年に孫・団子に3代目猿之助を譲り、自らは“猿翁”を名乗った。その時、彼は「翁の文字、まだ身に添はず、衣がへ」と詠った。“猿翁さん”その年74歳だったと記憶する。龍翁は68歳で“翁”を名乗った。その時“猿翁さん”の詩をもじって詠んだのが「翁とは、まだ10年先の、呼び名かな」だった。だが、古希を過ぎた今、「翁とは、我が身に添えし、呼び名かな」を実感する。しかし長年、映像制作(特にドキュメンタリー番組)を手がけた翁、老域に達したとは言え、いまだに野次馬根性は衰えず、興味関心事には“見たり、聞いたり、試したり”と飛び回って、ビデオカメラを回している・・・】(以上は12年前の話。現在は八十路、ビデオカメラからデジカメやスマホに替わっている)――

“見たり、聞いたり、試したり”の野次馬根性は残っていても、八十路ともなれば(気力だけではどうにもならず)さすがに体力・能力の衰えは隠しようもない。「あの現場に行って事象の実態を調べよう」が翁の本来的取材姿勢だったが「いや、現役を退いている老人が今更ノコノコと出張ることはあるまい」と思いとどまって(実際は出張るのが億劫になっただけの話)結局はマスコミ情報だけを頼りにしてしまう始末。一方『龍翁余話』は、普段、明朝体の10.5のサイズ(1ページ平均1400字×2ページ)で書いており、約2800字数の原稿だから(つい2年くらい前までは)この程度は数時間で書きあげ、1回読み直して(校正して)“完稿”していたのが、近年は丸1日がかり、時には(途中で疲れて)翌日に渡ることもある。この筆運びが遅くなったのは体力の衰えばかりでなく“物忘れ”、“言葉忘れ”、“漢字忘れ”がひどくなって、考える(思い出す)時間が長引くようになったからだ。しかも書き終えてホッとした後、読み直してみると“誤記・誤字・脱字”が目立つようになった(校正して配信したあとも間違いが修正出来ていない箇所に気づくことも・・・)つまりは能力の衰えである。

書き物をする上で“体力・能力の衰え”を実感するようになったのは2年前(2017年11月19日配信)の500号(「さらば、愛車よ」あたりからだっただろうか。こんな状態では(『龍翁余話』は)果たしていつまで書き続けられるか、と不安に思っていただけに、こうして600号を迎えるに至ったことは、なおさら“感慨ひとしお”である。これも(月並みな言い方だが)「ZAKKAYA WEEKLYと読者各位のご声援のおかげ」に尽きる。

ところで近年“終活”と言う文字と言葉を目に(耳に)するようになった。たぶん、2011年に公開された映画『エンディングノート』(監督・砂田麻美)からではなかったろうか。
“終活”とは、自分の死と向き合うことだそうだが、死生観は十人十色、年代や置かれた状況によっても考え方、受け入れ方は異なる。そこで翁の終活論――「(どうせ悔いは残るのだから)悔いの要素を出来るだけ少なくするように(片付けに)努める」、「(今まで人様に迷惑をかけたことの詫びと感謝の気持ちを忘れずに)これから先は出来るだけ人様に迷惑をかけないように自制する」、「(不安な老体ではあるが)出来るだけ楽しいものを見つける」、「“足るを知る”心境になる」(知足者富=これは中国春秋時代(紀元前700年〜380年)の哲学者・老子の言葉で“満足することを知っている者は心豊かに生きられる、の意)、これはかなり難しい。満足の物事にもよるが、何かと欲張りの翁”物心是満足”を実感することは極めて少ない。“心豊か”ではない証拠だ。敢えて“足るを知る”フリをするなら「自分の年齢と諸事情を考えて、この程度で良しとするか」の“諦め”だろう。カッコ良く言えば「身の丈を自覚する」と言うことだろうか。そしてもう1つ大事なことは「死を恐れない心の準備をしておく、つまり開き直ること」――

さて、『龍翁余話』はこれまで“独断と偏見を承知で”吼え続けた。“自慢”も“懺悔”も正直に書いて来た。だが――(開き直り余生とは言え)気力・体力・能力の低下はますます加速の一途。(この自分史を)あとどれくらい書き続けられるだろうか(500号の時より更に)不安は高まるが、まあ、もう少し頑張るとするか、読者各位の一層のご声援をいただいて・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

並んでみた

よく店の前で人が行列を作って並んでいるのを見る事がある。それを見て並んでみようと思う人、逆に待つのは、嫌だと避けてしまう人がいる。時間があって興味がある店であれば、頑張って並んでみるのもいいだろう。今回、用事があって2回、有楽町にある交通会館にお昼頃訪れる機会があった。何を食べようかな〜とお店を探していたらカウンターだけの小さなラーメン屋さんの前でズラリと人が並んでいた。普段は、あまりラーメンを外で食べたいとは思わないのだけれど、その人の多さに何となく気になって覗き込んでみた。見るとラーメンのスープはクリアーでさっぱりしてそうだ。そこに大きなチャーシューと贅沢に柚子の皮をおろしたものが入っていた。今の季節のラーメンなのか皆その柚子入りラーメンを注文していた。それにしても、真後ろにズラリと並んだ知らない人たちのプレッシャーを背中に感じながら食べるのも落ち着かないかな〜と思いながら、その日は列に並ぶのを諦めた。そして2回目にそこに来た時は、気になっていたラーメン屋さんの前で待つ事にした。折角美味しい物がたくさんある日本に来ているのだから少々待つ事などなんでもないと男性陣に混じって並んでいたら前方にも2人女性がいるのを発見した。やっぱり、美味しいものを食べるのに遠慮は要らない。その小さな店のカウンターの中では2人が働いていた。2人ともテキパキとリズムカルに淀みなく手を動かし実にさりげなくお客さんの食べ終わるタイミングを見計らって丼をさげていた。目配りも気配りもすごいのだ。食べ終わって“ご馳走様でした”と言うと嬉しそうに‘ありがとうございました“と挨拶してくれた。やっぱり並んだ甲斐あって美味しいラーメンを味わう事が出来て良かった!という事で、美味しいものを食べる為には惜しみなく努力しなければと思って、もう一つ気になっていたお店、お漬物バイキングの店に出かける事にした。それも京都まで。今回もジャパンレイルパスを購入してきたので、こういう贅沢な旅が出きる。日帰りで、お昼お漬物バイキングを食べるために京都に行くのもいい。今日はその目的の為に京都に出かけたのだ。
その話は次回に、、、、

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

朝起きるとアレクサに呼びかけて音楽を聴きます。"朝の音楽をかけて"とリクエストするとよく流れてくるのはノラジョーンズやフランクシナトラです。"ボサノヴァ"をリクエストすると小野リサの歌が流れてきたりします。ボサノヴァには癒し系の曲が多く、今週ご紹介する小野リサの"ボッサ・カリオカ"はその一つです。ブラジル生まれの小野リサの声は心地よいボサノヴァです。

"ボッサ・カリオカ"    小野リサ

01-So Danco Samba
02-Samba Do Soho
03-Chega De Saudade
04-Samba Do Carioca
05-Corcovado
06-Maria E Dia
07-Os Dois
08-Samba De Verao
09-Ela E Carioca
10-Diz A Ela
11-O Barquinho
12-Saudade
13-Palpite Infeliz


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

30年前トロントで運命的な出会いで知り合った3組の夫婦が5年ぶりに会う日が近づいてきました。会う場所は台風19号の大雨で大きな被害を受けた箱根です。被害を心配していましたが、予定どおり行くことにしています。ニュースで箱根の復旧状況を見て観光客がだいぶ戻ってきているので安心しています。紅葉も例年より早く色づいているようで楽しみにしています。

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Zakkaya Weekly No.1227

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com