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1225号

No.1225     Ryo Onishi              11/3/2019

 weekly
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雑貨屋のひとり言

訪日外国人数もそうですが日本人の海外出国人数も増え続けているようです。日本国内でも日本人は中国人、韓国人、モンゴル人などと似ていて見分けがつきにくいことがあります。海外ではなおさら区別はつかないと思いますが、日本人のある行動を観ると簡単に日本人だと見分けられるとネットの記事にありました。それは日本人のセキュリティの甘さだそうです。カバンを置きっぱなしにしたり、席を確保するためにスマホを置いたり、長財布をお尻のポケットから出して歩くなどの行動でわかるそうです。そういう行動の人を見るとカタコトの日本語で話しかけてくるそうです。
日本国内でもセキュリティが甘いことを感じさせられることがたくさんあります。平和ボケの国に長いこと住んでいる日本人は本気で気をつけないと海外旅行で痛い目に遭うことになると思います。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

政治家のアキレス腱にペンのメス

大臣の椅子文春に蹴飛ばされ

大臣の失言野党活気づき

法相の辞任 日韓気が揃い

任命責任 痛感慣れの安倍首相


( ニュースひとりよがり )

「首里城焼失」
紫式部さま ご愁傷さまです −福沢諭吉、樋口一葉、野口英世

「暑さ対策」
IOCに冷や水をかけられた −東京五輪マラソン

「筒香、秋山 大リーグへ」
ジロー、サブローになってくれ −イチロー
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(598)「神楽」

先月(10月)6日に『龍翁余話』(594)「秋の夜長“神話の世界へ」を配信した。(由来本を参考に)10月は全国八百万の神様が一部の留守神様を残して(いつも住んでいる)神社を離れ『出雲大社』(主祭神・大国主命)に集まり(1か月間も)会議を行なうので10月の別名を『神無月』(出雲では『神在月』)と言い、何故、全国の神様が出雲に集まるのか、大国主命とはどんな神様か、高天原(たかまがはら=神の世界)の主神であり皇室の祖神である天照大神と、中津国(なかつくに=人間世界)の祖神・大国主命との関係、天照大神と(初代天皇の)神武天皇との続柄はどうなっているか、など、秋の夜長、読者を少しばかり神話の世界へ誘(いざな)った。今号は、その続編になる。

10月に“出雲詣で”をした全国の神様が、11月にはそれぞれ地元の神社へお帰りになる。したがって11月の異称は「霜月(しもつき)」のほかに「神帰月(かみかえりづき)」とか
「神楽月(かぐらづき)」という呼び名もある。“お神楽好き”の翁、当然、「神楽月」の呼称に興味を持つ。何故、そのような別名が生まれたか――11月は(全国的に)秋の収穫への感謝、来年の豊作を祈願する“神楽舞い”が多いからだと言う。『神楽』の語源は「神座(かむくら)」が転じたとされている。「神座」とは、神様が宿る神聖な場所。その神を祀り、神に仕え、神意を世俗の人々に伝える神職の男性を巫(ふ、かんなぎ)と言い、女性を巫女(みこ、ふじょ)と言う。巫女は普段は巫の仕事を補佐し、祭事には『巫女神楽』を舞うので「舞姫」と呼ばれることもあるそうだ。

さて――『神楽』は、日本の神道において神に奉納する(神様を楽しませる)ための歌舞のことで、宮廷での『御神楽』(みかぐら)と、民間の『里神楽』(さとかぐら)に分けられる。『御神楽』は、伊勢神宮や熱田神宮など皇室と深い関わりを持つ神社で奉納され、平安時代に始まった“宮廷神楽”。『里神楽』は地方ごとの神話や伝説に基づいて創作された、鎮守の杜の「神楽殿」で舞う『神楽』。それにもう1つ“宮廷神楽”の一環の『巫女神楽』がある。これは社殿の中や前庭で鈴付けの鉾を鳴らしながら巫女たちだけで舞う神楽。翁は(かつて仕事で)靖国神社の『巫女神楽』を何回か撮影したことがある。普段、社務所や社殿、境内の売店で見かける巫女さんたちは初々しいお嬢さん風だが、いざ社殿(特に本殿)で歌舞を演じる時の姿は俄然、優雅な“平安女官”の雰囲気を醸し出す。

『古事記』によると、天照大神の弟神に素戔嗚尊(スサノオノミコト)と言う乱暴な神様がいた。ある日、その弟神のあまりの粗暴ぶりに天照大神が怒って天岩戸にお隠れになり世の中が真っ暗になった。そこで天宇受売命(アメノウズメノミコト)と言う女神が天照大神に岩戸から出て来ていただこうと賑やかな笛や太鼓の伴奏で歌舞を舞ったと言う日本神話がある。『神楽』の演目「天岩戸」(あまのいわと)でも演じられる。これが『神楽』の起源であり、和太鼓の起源であると言われている。和太鼓と言えば『神楽』(雅楽)演奏の中で重要な役割をするのが「鞨鼓(かっこ)=両面打ち太鼓」と「楽太鼓(がくだいこ=片面打ち太鼓)」。ほかに「鉦鼓(しょうこ)」、「笏拍子(しゃくびょうし)」、「楽琵琶(がくびわ)」、「楽筝(がくそう)」、「笙(しょう)」、「篳篥(ひちりき)、「龍笛(りゅうてき)」などが正式な雅楽器だそうだ。(各楽器の説明は省略)。

『御神楽』や『里神楽』には「お面」が付き物。「お面」の種類も多い。「翁系」、「男系」、「女系」、「怨霊系」、「神霊系」、「鬼神系」などがある。翁は能・狂言が好きで、たまに能楽堂へ足を運ぶことがあるのに実は「神楽面」、「能面」、「狂言面」の区別がつかない。「神楽面」は「能面」を原型にして作られたと言う説もある。そう言えば「能面」も「神楽面」も(見た目では)微笑み、悲しみ、怒り、恨みの表情ではなく(無表情で)、演者の演じ方(技術)、囃子や謡の効果、物語のイメージ、照明の具合などによって笑っているようにも、泣いているようにも、怒っているようにも、恨んでいるようにも見え、時には色気も感じさせる場合もある。まさに「面」とは、状況によって人間の心理をあぶり出す“仮面”であるところが共通しているように思える。

『御神楽』の主な演目は14種目だそうだが翁が知っているのは4つ――前述の「天岩戸」のほか、「八岐大蛇」(やまたのおろち=高天原を追われた素戔嗚尊が出雲国の斐川付近で娘の命を狙う大蛇を退治する物語)、「恵比寿」(えびす=出雲の三保神社のご祭神・恵比寿様が磯辺で鯛を釣る姿を描いた祝いの神楽)、「日本武尊」(やまとたけるのみこと=第12代天皇・景行天皇が息子・日本武尊に東国平定を命じた。東征に向かう途中、伊勢の宮に参拝した武尊は、叔母の倭姫命(ヤマトヒメノミコト=第11代・垂仁天皇の第4皇女)から天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ=三種の神器の1つ)を貰う。東国の各所で敵に襲われた武尊だが、その剣を振って勝利したと言う物語)、「大江山」(おおえやま=平安時代の武将・源頼光が豪傑の家来4人(渡辺綱、坂田金時、礁井貞光、卜部季武)を伴って京都・丹後半島の付け根にある大江山を根城にして悪事を重ねる酒呑童子(しゅてんどうじ=鬼ども)を退治する物語)・・・

『里神楽』は神話や郷土民話を主題にした演目が多いようだ。『巫女神楽』は回転の動きに特徴がある“神がかり系”と、祈祷や奉納の要素が濃い“八乙女系(やおとめけい=8人の巫女による舞い)があるが、神社の祭礼などで舞うのは、ほとんど”八乙女系“が多い。ともあれ、本来だと11月は”実りの秋“を祝う『神楽月』なのに、今年の度重なる台風・豪雨で甚大な被害を受けた農家の窮状を思うと『神楽』どころではないかも知れないが、『神楽』には(神様を喜ばせる以外に)“鎮魂”の意味もあるそうだ。ならばこんな時にこそ『令和の世』の安寧と来年の豊作の願いを『神楽』に託すのも、心を鎮め、回生エネルギーの源になるのではあるまいか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

インソールが出来上がった!

整形外科から注文したインソールが一週間後に出来上がった。早速、靴の中に入れて試してみた。今まで靴屋さんで一般に売られているインソールやドラッグストアーでも時々、気になるインソールは購入していた。REIというスポーツ専門店でもハイキングブーツに入れる高価なインソールを購入した時もあった。でも今回、オリジナルで自分の足型に合わせてインソールを作ってもらったものは全く違っていた。靴を履いた時のフィット感と土踏まずにあたる部分が自然で心地よかった。一人一人の顔や形が違うように足の裏も其々に違うので、既製品に納まる人は問題無いのだろうけれど私の場合は難しい。特に仕事で歩く事も立っている事も多いので一日立っていても疲れない靴を履いていたい。それにしても保険が利いてもオリジナルのインソールを作る事は高額だ。
それでも今回インソールを作ろうと思ったのは足から腰にも影響がある事を友人からも聞かされていたからだ。そのゴルフ好きの友人は、ゴルフで痛めた腰を治すために整形外科でオリジナルの腰ベルトを作ったのだそうだ。ところがゴルフをやる時にも腰ベルトを装着していなければならなく体がうまく動かないので結局放り出して使わなくなってしまったそうだ。そこで靴のインソールも整形外科で作ってもらったそうだ。

医者によると歩き方に癖があり、その歩き方の癖を直せば腰の痛みも軽減されるとかでインソールに望みをかけたそうだ。そして何ヶ月か、そのインソール入りの靴を履いているうちに腰の痛みが無くなったのだそうだ。たかがインソール、されどインソール。
人間、最後まで元気で歩けるという事は本当に大事な事だ。今頃、LAで外反母趾の手術をした友人は、手術後1ヶ月。後、3ヶ月は休暇をとると言っていた。足の形は、すっきり良くなるだろうけれど、いろいろリスクもありそうだ。
私の場合見てくれや形は、どうでもいい。やはり、少しでもりリスクのある手術はしたくない。その前にあらゆる手段をとって今以上に酷くならないように痛みが出ないように予防に努めたいと思う。そして、いつか四季折々の美しい日本の山も歩いてみたい。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

11月です。朝晩、気温が下がってきました。日照時間が短くなり、秋を感じます。AIスピーカーは孫たちにも好評で、自分でドラえもんの歌や、ミニオンの映画に出てくる歌をリクエストしています。
今週はRichard Wyands Trioの落ち着いたピアノジャズアルバム"Lady of The Lavender Mist"を選びました。きれいな音のピアノでとてもいい感じです。何度聴いても飽きがこない素晴らしいアルバムだと思います。

"Richard Wyands Trio"    Lady Of The Lavender Mist

01-Softly, With Feeling 5:39
02-Lady Of The Lavender Mist 5:46
03-So In Love 4:43
04-When I Fall In Love 6:07
05-I Didn't Know What Time It Was 7:26
06-Flamingo 7:59
07-Born To Be Blue 6:11


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

先週、近所の大型スーパーでセールがありました。平日でしたがびっくりするくらいのたくさんの人で混み合っていました。消費税アップの前に買いだめして、しばらく買いを我慢していた人たちが、お得感のあるセールにどっと繰り出したという感じでしょうか。
人がたくさん集まるところは活気があっていいのですが、気をつけなければいけないのがインフルエンザです。今年は昨年より早くインフルエンザが流行していてすごい勢いで増えているらしいですから人混みは避けた方がいいですね。孫たちが幼稚園で菌をもらって来る可能性もあるので、私たちはインフルエンザの予防接種を受けました。

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Zakkaya Weekly No.1225

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com