weekly


1224号

No.1224     Ryo Onishi              10/27/2019

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

大雨が降るたびに川の氾濫、土砂崩れで家がダメージを受け、住むところを失う人が増えているのは悲しいことです。永くその土地に暮らし、年老いてから大きな水害に遭い自分の家に住めなくなった人はこれから先、どうしたらいいんでしょう?自分がその立場だったらと思うと心が痛みます。国と自治体が手厚く支援してあげで欲しいと思います。
太平洋の海水温度が上昇していて水蒸気の量がこれまでより格段に増えて、そのせいでとんでもない量の雨が降るようになってきたとテレビ番組で解説されていました。明らかに日本の気候が変わって来ています。自然災害は容赦なしに襲ってきます。どこに住んでいても同じようなことが起こるんだと肝に銘じておく必要があると思います。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

カネに躓き友情が転んでる 

正論の時差に気付かぬ向う傷

根を張ってアスナロ明日を諦めず

僕の壁ヤングの足がひょいと越え

晴れて今日出世払いの倍返し


( ニュースひとりよがり )

「菅原経産相辞任」
ご愁傷さまでした −香典

「台風20号」
招かれざる客も来た −即位の礼正殿の儀

「逮捕に不満」
モリカケ程度のことしかしていないのに −チョ前法相の妻
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(597)「“即位の礼”を祝う」

「平成」から「令和」へ――伝統儀式『即位の礼』を2度、目の当たりにすることが出来たことは「昭和」(戦前)生まれの翁にとっては、誠に慶ばしき“長寿のご褒美”である。テレビで拝見したあの感動的な歴史行事の記憶を我が小文(『龍翁余話』)に留めておくため(前号に続き)『即位礼正殿の儀』の概要と所感を綴っておきたい。

10月22日午前9時過ぎに(皇室行事)『賢所大前の儀』が始まる。天皇陛下は純白の装束(帛御袍=はくのごほう)で「賢所」(かしこどころ=皇祖神・天照大神を祀っている所)の殿上にお姿をお見せになった。内陣(ないじん=天皇・皇后だけが入ることを許されている部屋)にお入りになり「これから即位の礼を行なう」旨の御告文(おつげぶみ)を読み上げられた。歴代天皇や皇族を祀る「皇霊殿」や、天皇守護の8神を祀る「八神殿」でも同様の所作が行なわれた。天皇が“三殿”を巡られたあと、純白の十二単姿の皇后も、同様に“三殿”を巡って拝礼された。この間、外は激しい風雨であったが、その風雨も昼頃には次第に治まり、午後1時からの(国事行為)『即位礼正殿の儀』が始まる直前には雲間に青空が見え(後で知ったことだが)皇居の北東に虹がかかったそうだ。偶然だろうが、翁はこれを“天啓”(てんけい=天の導き)と言いたい。

『即位の礼』の中心儀式『即位礼正殿の儀』は午後1時5分に始まった。テレビ画面には左側に「高御座」(たかみくら=天皇の玉座)、右側に「御帳台」(みちょうだい=皇后の玉座)が映される。それぞれ八方は帳(とばり)で覆われ中はまだ見えない。中継アナウンサーの解説によると「高御座」は高さ6.5m、縦横それぞれ6mの“浜床”(はまゆか=寝殿の母屋に設けた貴人の座臥(ざが)のための台)と呼ばれる四角形の台座の上に、八角形の“天蓋”(てんがい=貴人の寝台・玉座などの上方にある覆い)が設けられている。“浜床”の側面には、想像上の動物の鳳凰や麒麟が描かれている。“天蓋”の一番上にも金色の大きな鳳凰が載っているほか八角形の頂点の部分それぞれに小さな鳳凰が取り付けられており、更に大小28の鏡なども飾りつけられている。一方「御帳台」は「高御座」とほぼ同じ造りだが、やや小ぶりで高さは5.5m、“浜床”の大きさも縦横5mだそうだ。

この『即位礼正殿の儀』には(22日の政府発表によると)外国から191の国や地域、国際機関の代表者423人が参列した。現在の世界の国の数は(日本を含む)196か国、国連加盟国は(日本を含む)193か国、来日191か国と言うことは北朝鮮を除く全世界の元首や代表が来日したことになる。これは明治維新(開国)以来、初めてのことだ。国内から三権の長をはじめ1576人、外国からの賓客423人を合わせて1999人が参列。
なお、秋篠宮ご夫妻ら皇族方11人も平安装束姿で参列されている。鉦(しょう=かね)の合図で「高御座」と「御帳台」の深い紫色の帳が2人ずつの侍従と女官によって開けられ、この時、初めて両陛下のお姿を拝見することになる。天皇陛下は(重要な儀式の時に着る装束)“黄櫨染御袍”(こうろぜんのごほう)姿で「高御座」に、皇后陛下は十二単姿で「御帳台」にそれぞれお立ちになっておられる。「高御座」には歴代天皇に伝わる三種の神器(じんぎ)のうちの剣(つるぎ)と勾玉(まがたま)を置く台(案=あん)が見受けられる。全体的な雰囲気は、平安時代を舞台にした映画『源氏物語』や『新・平家物語』などに見られる平安絵巻そのものである。

さて、両陛下のお姿が見えると参列者全員が起立し低頭、燕尾服の安倍首相が「高御座」の正面に進み出て低頭のあと、陛下がお言葉を述べられる「ここに即位を内外に宣明いたします。上皇陛下が30年以上に亘る御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに改めて深く思いを致し、ここに国民の幸せと世界の平和を常に願い、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」。5月のご即位以来、象徴天皇として常に国民のために祈り精励される今上天皇のお姿は、昭和天皇から上皇陛下へと引き継がれた大御心を間近でご覧になり学んでこられた故の御心からだと拝察する。続いて安倍首相が「天皇陛下を象徴と仰ぎ、平和で希望に満ちあふれる時代を創り上げていくため最善の努力を尽くします」と寿詞(よごと=臣下から天皇に奏上する賀詞=天皇の長寿と治世の繁栄を祝福する言葉)を述べた。儀式は最後に、参列者全員が安倍首相の音頭で万歳三唱し、皇居に隣接する北の丸公園で陸上自衛隊による21発の礼砲で終了した。なお『即位礼正殿の儀』は千数百年前に始まったと伝えられている。

令和の天皇『即位の礼』については海外の関心も高く、都内某ホテルに設けられた「国際メディアセンター」には欧米やアジアなど73か国から450人(在京特派員を含めるとそれ以上)の報道関係者が集まり『即位礼正殿の儀』を発信した。インターネットによると各国ともに好意的な報道が多かった。米CNN「日本の優雅な伝統儀式は圧巻だった。三種の神器のうちの“剣”と“勾玉”は公に目にすることが出来ず、ミステリアスである」。英BBC放送「日本皇室の歴史の深さに感銘を受けた。朝からの激しい風雨も儀式が始まる頃に止み、即位の礼を祝福するかのように東京の空に虹が現れた」。仏国営テレビ「厳かな式典の中で天皇は“日本国民統合の象徴として務めを果たす”と宣言された」。中国新華社通信「古式ゆかしき高度な伝統美が見事。ひきかえ5千年の歴史を持つ中国の伝統文化はどこへ消えたか」。韓国メディア「荘重な日本の歴史文化を感じた。天皇は過去の反省と平和を強調した」――ともあれ『即位の礼』の中心儀式『即位礼正殿の儀』の感動を、翁は終生“記憶の宝”とし、改めて今上天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下、及び皇室の弥栄(いやさか)を心からお祈り申し上げたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

インソールを作ってみた!

“貴方の足は外反母趾+やや偏平足ですね”と母の整形外科の先生に言われた。実はLAの友人で去年と今年米国で外反母趾の手術を片方ずつした友人がいる。最低3〜4ヶ月は仕事を休まなくてはならないそうで毎日の生活を看護婦の友人にヘルプしてもらっているそうだ。“貴方も事前に準備した方がいいわよ”と脅かされて実際に痛みが出てからでは困るので事前に調べて先生に相談してみようと予約をとった。
私のクライアントさんも親指が隣の指に乗っかってしまっている人や浮き指といって5本の指が地に着いていない人もいる。体のバランスが悪ければ、それだけ転倒する危険も多くなる。今後、元気で歩き続ける事が出来るように今からしっかり予防をしなければと初めて整形外科を訪れたのだ。米国は足専門のドクターが多いけれど日本では最近になって始めて東京に足専門の病院が出来たと聞いた。今回、整形外科でまずは足のレントゲンを横からと真上から撮った。整形外科を訪れる数日前にも東急ハンズで足の計測機器で足の状態を調べてもらったら後ろに力が入っていて指が着いていないのがわかった。外反母趾もあるのでインソールを靴に入れたり3本指のソックスでバランスをとるのがいいと説明してくれた。その事によって使っていない筋肉を鍛えて元の足の状態に戻してあげるのがいいのだと元整体師だったという販売員の人が熱心に説明してくれた。それで試しに3本指のソックスを買ってみた。そのソックスを整形外科の先生に見せると自分も5本指以外のソックスは見た事がないと、その3本指のソックスを手に取りふんふんと頷いていた。それにしても昔、西洋文化が入る前の日本人には、ここまで外反母趾の人は多くなかったと言う。今まで下駄や足袋を履く生活が長く家の中では履物を脱ぐ生活をしていたので足ものびのびしていたのだろう。西洋文化が入ってきてから日本人の足の形は変化したようだ。そう言えば私のクライアントさんのお父さんも外反母趾でニューヨークに住んでいた頃は新しい靴を購入する度に親指の付け根が当たる所を丸く切っていたそうだ。カリフォルニアと違って雨も多いニューヨークでは大変だったと思う。

私も昔は足に合わないハイヒールを我慢して履いていた時期もあった。後天的な理由もあるかもしれないけれど、その人の骨格から外反母趾になりやすいDNAを引き継ぐ人もいるらしい。私は、その両方だと思う。今、思い出すと祖母の足もそうだった。祖母の靴は餃子みたいにギャザーがよった丸っこい靴ばかりで子供だった私は趣味の悪い靴だな〜ぐらいにしか思っていなかった。そして父が亡くなった時に初めて、まじまじ父の素足を見た時に驚いた。やはり父の足も外反母趾だったのだ。
残念ながら私も、かっこいいパンプスやハイヒールを履けるような足では無いのだ。
おまけにサイズが小さくて米国では、殆ど合う靴が見つからない。それで、いつも米国では靴屋の前は素通りしていた。最近になってスケッチャーのスニーカーだけは合うものが多少ある事がわかった。
そんなわけで、病院で靴の中に入れるインソールを作る事にした。これ以上外反母趾を進ませない予防が必要なのだ。それにしてもインソールを作る時に測定してくれた先生も整形外科の先生も手術は勧めなかったし、その必要は無いだろうと言われた。
これが米国だったら、すぐに手術をしましょうと言われると思う。
手術後の合併症の可能性もあるしリハビリもあり時間もお金もかかる。医療に対しての考え方も保険も大きく違う。
やはり、自分が日本人であるという事も要因だけれど日本での治療は安心感がある。
さて、今週には病院で作ったインソールが出来てくる。どんな効用があるか楽しみだ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

6500万曲が聴き放題のAmazon Music Unlimitedにしたので、早速、新しいアルバムを探してみました。本格的な秋になってきたので秋のジャズで検索してみたらBill Evansのニューリリースのアルバムを見つけました。今月18日に発売されたばかりのBlue Hair Bluesというアルバムです。
ネットでこのアルバムを調べたのですが、検索ででてきたのはロシア語で書かれたページだけでした。曲名だけは英語だったのでそれをコピーさせていただきました。秋らしい静かなピアノジャズです。ずっと聴いていられます。

"Come Morning"    Bill Evans

01-Polka Dots and Moonbeams 4:58
02-If You Could see me Now 4:25
03-Re: Person I Knew 5:40
04-In love in Vain 4:57
05-Very Easily 5:02
06-Stairway to the Stars 4:49
07-I Fall in Love too Easily 2:39
08-It Might as well be Spring 6:02


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

以前から興味を持っていたスマートスピーカーを購入しました。ちょうどAmazonでキャンペーンがあり、Echo Dotが219円で買えました。もちろんこれにはちょっとしたカラクリがあります。Amazon Music Unlimitedの一ヶ月分を含んで990円です。一ヶ月試して必要ないと思ったら解約すればいいだけですが、Amazon Prime Musicでは聴けないアルバムがあるので、しばらく使ってみようと思っています。ニュースでも天気予報でも『アレクサ』と呼びかけて話すと応えてくれます。好きな音楽をかけてもらえるのが一番気に入っています。音声認識技術の進歩に大変驚いています。

雑貨屋ウィークリーをスマホで読みたい方は右のQRコードをQRコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1224

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com