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1212号

No.1212     Ryo Onishi              8/4/2019

 weekly
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雑貨屋のひとり言

日本列島は連日猛暑が続いています。少し前までは今年は冷夏になるという予報もあったようですが、昨年よりも暑い気がします。異常気象が定常化しています。
街では首かけ扇風機や小型ファンのような暑さ対策グッズを使っている人をよく見かけるようになりました。
先週、炎天下の工事現場で長袖のしっかりした作業服を着てる人がいましたが、あれは今話題のファンが付いた空調服だったかも知れません。
昨年までは暑さ対策グッズなど自分は使わないと思っていましたが、こんなに暑いと欲しくなってきます。湿度が異常に高い日本ではこの服は大変有効のようです。暑い中、近所の高層マンションで大規模修繕工事が行われていますが、おそらくこの空調服を着て作業しているのだと勝手に想像しています。
来年の今頃はオリンピックが開催されています。きっと来年も同じように酷暑になるでしょうから外で活動する関係者の人は熱中症対策を積極的にやらないといけませんね。私は熱中症になったことはありませんがなってからでは遅いので対策を取るようにします。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


ガラスの靴眺め 夢見る夢子さん

ジャガイモの馬車がカボチャの馬車に見え

鏡よ鏡私の若さどこ行った

欲しいなあ十歳若くなる呪文

自画像にせめて豪華なネックレス



( ニュースひとりよがり )


「セブンペイ早々と廃止」
―賞味期限切れなの
―異物混入だって

「平均寿命過去最高」
私も −医療費

「五輪まであと一年」
特訓をしています −テルテル坊主

 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(585)「猛暑列島‘19」

翁は、現役時代(60歳代まで)“暑さに強い男”だった。テレビ番組取材は国内外ともに夏場が多かった。それが引退して以降(高齢化して行くにつれ)年々暑さがこたえるようになって来た。猛暑日は、だんだん出歩くのが億劫になって来た。(自己診断だが)これは間違いなく“老化現象”の1つだろう。そのくせグループ会合や好きなゴルフは(誘われれば)ほいほいと出かける。グループ会合の場所は(勿論)涼しい場所だから問題ないが行き帰りの道中(歩きや電車)で、かなりのエネルギーを消耗する。ましてや猛暑の中のゴルフは極端な言い方をすれば“地獄の遊び”だ。ゴルフをしない人は「馬鹿か狂人だ」と言うだろう。翁もゴルフに出かけない日はそう思う。勝手なものだ。

今年の関東甲信地方の梅雨入りは、ほぼ昨年並みの6月7日だった。ところが梅雨明けは昨年より30日も遅い7月29日だった。つまり、梅雨期(比較的気温の低い時期)が長く、梅雨明けと同時に日本列島は一挙に『猛暑列島』になった。これでは体がついて行けない。急激な気温変化で自律神経のバランスが乱れスムーズな体温調節が困難になる。これを医学的には“寒暖差疲労”と言うそうだ。たぶん(それが)『熱中症』の引き金だろう。

報道によると、去る7月22日から28日の1週間で、『熱中症』で救急搬送された人は全国で5664人。地域別に見ると愛知県392人、次いで大阪府388人、東京都299人、以下、兵庫県、埼玉県、福岡県、神奈川県、千葉県の順となっている。年齢が高くなるほど罹患率も高くなる。幼児1,0%、少年13,1%、成人33,4%、そして高齢者52,6%。この期間に『熱中症』で死亡した人11人。8月に入ってからわずか3日間(8月3日現在で)『熱中症』による死者は、全国で22人を超える。気象庁によると「今後1〜2週間は全国的に猛暑が続く」との予想、「緊急搬送者や死亡者の数は(残念ながら)更に増える見込み」と警察や医療関係機関は憂慮している。

つい先日、親しい友人から「時々、めまい、吐き気がする。夏風邪かも知れないので当分は外出を控えます」とのメールが届いた。“彼、もしかして(夏風邪ではなく)『熱中症』ではないか”と思って今更ではあるが「熱中症とは何か」を厚労省の資料で調べ直してみた。『熱中症』とは、暑い環境や体温が下がりにくい環境で起こる体の異常のことを言う。かつては夏の暑さや炎天下で具合が悪くなったり倒れたりする状態を『日射病』、また、医学的には、以前は重症度に応じて『熱疲労』とか『熱射病』などとも呼んでいた。しかし、近年は(必ずしも熱が出なくても)『熱中症』と呼ばれるようになった。『熱中症』は炎天下での作業や運動などで発症しやすいことが常識だが、高齢者や幼児、病弱の人などは熱帯夜にエアコンを使用せずに寝ているうちに発症することもある」とのこと。翁の友人の場合もこれに当てはまると思う。彼のメールには「エアコンが嫌いで、梅雨明け後の暑さは保冷剤で過ごしていたのですが、さすがにこの猛暑に耐えられず、今日(翁にメールをくれた日)から、やっとエアコンを使うようになりました」と追記されていた。保冷剤で首・脇の下・脚の付け根など太い血管が通っている場所を保冷剤で冷やすのは効果的、という話を聞いたことがある。しかし真夏日(30度以上)になると朝から夜中までエアコン漬けになる翁には“保冷剤で辛抱”は信じられない話。そこで友人に更に詳しく“現在症状”を訊いてみた。「熱はありませんが時々、こむら返り、めまい、吐き気がする、その程度です」――「その程度?それってたぶん熱中症だよ。早く病院で診て貰うほうがいいよ」と忠告しておいたが・・・

厚労省が薦める『熱中症の応急処置』を整理しておこう。屋内外を問わず作業やスポーツ・レジャーの時に熱中症の症状が出たら、直ぐに涼しい場所に移動、汗で濡れた下着や衣服を脱いで体をよく拭く、適度の水分を補給する、同時に少量の塩分も摂る。大量に汗をかくと水分だけでなく塩分・ミネラルも失われる。そこで水だけを補給すると、血液中に残っている塩分・ミネラルの濃度を薄めてしまい『熱中症』を更に悪化させることもある。水は、がぶ飲みしないこと――

さて、翁の炎天下でのゴルフについてだが――(救急車のお世話にならないために)当然のことだが『熱中症対策』には万全を期す。例えば「小型保冷バッグ」の中に保冷剤と凍らせたタオル、スポーツドリンク、塩飴、干し梅などを入れておく。「保冷水筒」(ゴルフ場のレストランで氷と水を貰う)も携帯。「保冷水筒」はハーフ(9ホール、約2時間)が終わって休憩の時にレストランで補給する。塩飴と干し梅はハーフで2個ずつ、「保冷水筒」の水は、プレー中、少しずつ(頻繁に)飲む。もう1つ忘れてならないのが“熱中症対策グッズ”の「クールタオル」だ。水に濡らし軽くしぼって首に巻く。ゴルフ場にはホールの途中に必ず茶店やトイレがあるので、そのどちらかの場所で(再度)「クールタオル」を濡らせば首の涼しさはプレー終了まで持続する。更に、翁は、春・秋・冬のゴルフはなるべく歩くようにしているが、暑い時は「電動カート」に乗る。また時々は電動カートに備え付けの「日傘」も利用する。そう言えば、街で「日傘」をさしている男性を見かけることがある。この「日傘」も『熱中症対策』の重要なアイテムの1つかも知れない。そして最も重要なことは「おかしい」と思ったら直ぐにプレーを止める(翁はそうしている)。

翁の「ゴルフ場での熱中症対策」を紹介したのは(読者各位に)この猛暑を何とか元気で乗り切っていただくため多少なりとも参考にしていただければ、と願ってのことにほかならない。気象庁の予想によると、今年の暑さのピークは8月中旬だが、それ以降も厳しい残暑は9月中旬まで続くそうだ。その間、台風が来れば暑さの度合いも変わって来るだろうが『熱中症』は猛暑日、屋外だけとは限らない。異常気象に対応出来る体力づくりを、もう一度考え直してみる必要がありそうだ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

お留守番

ある晩、部屋をトントンとノックされた。急ぎのメールの返事を書いていたので無視していたら今度はカリカリとドアを引っ掻いている音がした。それでも無視していたら“みゃ〜お、みゃ〜お”と、かまってコールが始まった。大抵の人はその甘えた声を聞いたら、ついドアを開けてしまうのだろうな〜と思う。かまってコールのその声はハウスオーナーが一番、溺愛しているロッキー君の声だった。いつも、撫で撫でしてもらっているオーナーが旅行中なので寂しいのだろう。部屋のキッチンやリビングルームやトイレに移動する度についてくる。いつも家にいるハウスオーナーと違って私は朝出かけたら夕方まで帰ってこないので、なおさら退屈なのだろう。部屋の前でドアをバシッと閉めると、その前でじ〜っと待っている。朝起きてドアを開けると、そこに黒い塊のような猫が待っている。昔は黒かったらしい髭も今は白くなってドテっと座っている姿はアザラシのようだ。そして実に姿に似合わなく、かわいい声で甘えて鳴く。昨日、バストリップに出かけているハウスオーナーからメールがあった。

今はイエローストーンだそうで、バッファローが移動する所も見たそうだ。

私は毎日、猫の様子と写真をメールで送って生存確認をお知らせしている。なにしろ18年も生きている猫が2匹と8年の猫が一匹なので、いつ何があっても不思議ではないらしい。そんなわけで、さぞかし心配だろうとオーナーに毎日メールをしている。

それにしても人間と同様に猫も様々な性格がありウマが合うのもいれば、合わない奴もいる。このアザラシ猫には、いつもストーカーされているが一番やせているミノ君、ことウナギ猫はご飯を食べたら知らんぷり、呼べば来るけれど自分からは殆ど来ないので、うっとおしくなくていい。いつもガラス越しに庭を熱心に眺めて時々飛んだり跳ねたり喋ったりしている。一番好奇心が強く身のこなしが早く活発なのが、このウナギ猫だ。

この猫の頭を撫でていると、すぐに駆け付けて“我も”と頭を突き出してくるのがアザラシ猫だ。その様子をじっと遠くから眺め近寄ってこないのがグレーの一番若い太っちょ猫だ。前回のエッセイでも紹介したけれど、この猫が唯一、この家に自分から押し入って住み始めた猫なのだ。結構、頑固でハウスオーナーの寵愛を受けているアザラシ猫のポジションをいつも狙っている。時々、アザラシ猫の座るソファーのポジションからどかずにハウスオーナーから怒られている。性格がひねくれているのか、呼んでも食事には現れず、後からこっそり来てムシャムシャガツガツ食べている。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

野外でお仕事をする人はこの時期はつらいですね。いくら仕事とはいえぬいぐるみを着ている人はかわいそうです。このぬいぐるみには空調服のようにファンをいくつもつけて中の人をハッピーにしてあげてほしいものです。

渡辺貞夫のジャズが毎日ラジオで流れていたころ(70年代)は夏は暑くても楽しい時代だったと思います。久しぶりに渡辺貞夫のジャズを聴いてみたくなりました。日本のジャズの出発点となった渡辺貞夫のスタンダードソングを集めたアルバムです。静かに聴ける素敵な一枚です。


"Sadao Watanabe Plays Ballad"    Sadao Watanabe

1-Here's That Rainy Day 3:03
2-My Foolish Heart 4:12
3--I Thought About You 4:12
4-Old Folks 4:10
5-Spring Is Here 1:51
6-Little Girl Blue 2:47
7-That's All 2:27
8-They Say It's Wonderful 3:11
9-My Romance 3:50
10-Sometimes I Feel Like A Motherless Child 5:10
11-Once Upon A Summertime 3:07
12-A Nightingale Sang In Barkley Square 2:36
13-It's Easy To Remember 4:12


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

ヨガのクラスに参加する前はお腹が張っていないか気になります。ヨガをやると内臓の動きが活発になります。ガス抜きのポーズもよく出てくるのでなおさらです。これまでヨガのクラスでおかしな音が聞こえてきたことはない(ほとんどない)ので、みなさんの集中力?はすごいなあと感心しています。

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Zakkaya Weekly No.1212

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com