weekly


1203号

No.1203     Ryo Onishi              6/2/2019

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

感動したり新しいことに触れると脳は刺激され、出来るだけ記憶に残そうとするので時間が長く感じるようです。若いころは毎日、新しい経験をするので時間が長く感じます。歳をとり感動したり新しいことに触れることが少なくなってくると記憶に残らず時間は早く過ぎるように感じるそうです。いくつになっても新しいことにチャレンジしたり感動できるよう行動したいものです。私が取り組んでいる次回の大規模修繕のための勉強会はいい刺激になっているかもしれません。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


多機能のスイッチ欠伸したまんま

先送りした難問と昼寝する

ベテランと言われ古いとも言われ

俺の壁若さがひょいと飛び越える

死んでやるもんかお墓のコマーシャル


( ニュースひとりよがり )


「国賓並み」

今晩のおかずはじゃがバターよ −ママ

「北海道で39.5度」

格差解消 ―日本の気温

「平幕 朝の山優勝」

のんびりしていられない −一強
 

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(576)「歯磨き考」

6月4日から10日までは「歯の衛生週間」である。この週間は、戦前、日本歯科医師会が6(む)4(し)に因んで6月4日を“虫歯予防デー”とし「歯磨き励行」を推し進めたことに始まるそうだ。

「歯磨き」については、おぼろげな記憶だが、翁の幼稚園時代から小学校のいつ頃までだったか“3・3・3運動”というのがあった。つまり“1日3回、食後3分以内に、3分間、歯を磨こう」という運動である。“三つ子の魂、百まで”――八十路の翁、今でも子供の頃からの、この習慣が染みついてしまっているようで、家にいる時は勿論、歯ブラシで食後の歯磨きを欠かさない。外出時の食後は(クチャクチャさせないで)そっとガムを噛んで口の中を綺麗にしていたのだが、還暦を過ぎた頃から虫歯に冒され“歯医者通い”が始まった。そのうち義歯が入り、ガムが噛めなくなったので(外出時の食後の歯磨きは)綺麗な水のある場所で“指歯磨き”で済ませるようになった。このように翁、「食後の歯磨きは当たり前」と思い込み“三つ子の魂、百まで”の「3・3・3歯磨き」を実行しているのだが、実は最近、妙な“歯磨き論”に出くわした。つまり「3・3・3歯磨きは、大きな間違い」と言うのだ。そんな馬鹿な?いったい、どういうことなのか、いろいろ調べて見た。

厚生労働省の調査によると、1日2回以上歯磨きをする人は1970年(昭和45年)頃は20%以下だったが、(歯の健康や口臭などのエチケットを気にしてか)2回以上の歯磨きをする人は年々増加して2016年(平成28年)には80%近い人が“食後歯磨き”を実行するようになったとのこと。それにもかかわらず、歯の主な治療対象となる“深い歯周ポケット”を持つ人が増え、特に75歳以上の高齢者は約60%もいるという。“歯周ポケット”とは、歯と歯ぐきの境目の溝のこと。その溝が2ミリ以下なら問題ないのだが、3ミリ以上の深い溝になると、そこに汚れがたまり、歯周病菌が繁殖しやすくなり歯を支える土台の歯槽骨が溶けて行く。口臭もひどくなる。最後には歯が抜けてしまう。ならば歯と歯ぐきの境目の溝に汚れをためないため、食後すぐに歯磨きをすればいいではないか、と翁は思うのだが、「それが違う」と言う意見に出くわした。

「食後、直ぐの歯磨きは逆効果」という論が『日本人はなぜ臭いと言われるのか』(桐村里紗著・光文社)という本に書かれている。桐村さんの説によると「食後は、食べ物の影響で口腔内が酸性に傾いている。特に甘いもの・肉類・アルコール類は酸性になりやすい。その状態で研磨剤や界面活性剤などの入った歯磨き粉を多用して歯磨きをすると、歯のエナメル質を削り、粘膜を痛めてしまうので要注意。(中略)食後すぐは、食べ物と唾液の流れによって細菌は最も少なくなっている。細菌の塊(かたまり)であるプラーク(歯垢)は、食後8時間くらいから形成され、そのまま歯にくっついていると、だんだんとバイオフィルム(菌膜)が形成される。だからと言って、食後、急いで歯ブラシで磨く必要はない。プラークの原因となる細菌が口腔内で最も増える時間帯は、唾液が減少する睡眠中から起床の間であるから、歯磨きをするタイミングは就寝前と起床時の2回でよい」・・・

しかし一方で、こんな意見もある(日本口腔保健協会)「大切なことは、食後はすみやかに口をすすぎ、歯間ブラシなどで食後に残る口腔内の食べかすを早く取り除くことだ」――
どちらかと言うと(3・3・3歯磨きを実践している)翁は「食後は早く食べかすを取り除け」(そのためには早く、歯を磨け)の考え方に賛成する。但し、桐村さんの「研磨剤や界面活性剤などの入った歯磨き粉の多用は、歯のエナメル質を削り、粘膜を痛めてしまうので要注意」は傾聴に値する。たまたま翁、普段、歯磨き粉は(歯ブラシの上に)ほんの数量乗せるだけにしている。その方が歯のエナメル質や粘膜保護になるのなら、朝晩の歯磨きは歯磨き粉のケチケチ使用を、そして昼食後の歯磨きは歯ブラシだけのブラッシング、外出の際の昼食後は、これまで通り“指歯磨き”を続けることにする。

翁、古希を過ぎた頃から“歯の健康”に気を使うようになった。いや“気を使う”のではなく、高齢になるにしたがって歯の劣化がひどくなり、イヤでも歯医者のお世話になる回数が増えて来た。翁の歯医者通いは「体の健康は歯の健康から」と考え“歯の診断と適時治療・クリーニング“が一番の目的だが、もう1つは”口臭予防“のためでもある。(前出の)日本口腔保健協会の『高齢者の歯の健康』の1部(概要)を紹介しよう。

高齢者の歯の特徴的症状は、@歯と歯肉の境目がすり減ったり、歯肉が退縮して露出した歯の根に虫歯が出来やすくなる。A唾液の分泌量が減るため、舌や粘膜に変化が表れ、口臭の原因や味覚障害などを起こす。B歯肉が退縮したところに歯垢・歯石が付着したり、入れ歯があたる刺激などで炎症が起こりやすくなる。C口の中は適度な温度と湿度が保たれているため、歯や入れ歯の面に付着した細菌を積極的に(頻繁に)取り除かないと細菌が増えてしまう。D入れ歯は、使っているうちに歯の部分がすり減ったり、自分の歯や歯肉の状態が変化して合わなくなってくる。この状態を放置していると、食べ物が噛みにくくなり口の中を傷つけたり、胃腸にも悪影響を及ぼす――要は、食べ物をしっかり噛める健康な歯の状態を維持しておくこと。

片腎臓の翁は主治医から「頻繁にうがいをし、こまめに水分を摂りなさい」と言われている。これは尿量増進、腎機能維持、風邪予防、熱中症予防にもなるが、実は口の中の唾液の分泌を促進させるのにも効果的だそうだ。『歯磨き』については、まだまだ留意点が多いが素人の翁には、この程度の“考察”で充分だろうと自賛している。ともあれ、残り少ない人生を出来るだけ健康に過ごすためには“歯の健康”(適切な歯磨き)がいかに大切かを学んだ昨今である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

瀬戸内旅行

5月の中旬、元同僚と米国から日本に行く時期が一緒だったので今回、瀬戸内方面へ一週間旅行に出かけた。初日は広島の原爆ドームと平和記念資料館。この4月にリニューアルオープンされたようでたくさんの人が訪れていた。以外だったのは日本人よりも海外から、それも若い人たちが真剣な眼差しで見学に来ていた事だった。日本を初めて訪れる人もいただろう。その貴重な時間を割いてここ広島の平和記念館に訪れてくれた事に感動した。日本人であれば1度は訪れるべしと言われていたので、ようやく行くチャンスが訪れた。
翌日の早朝は宮島フェリーで厳島神社と大鳥居を訪れた。早朝だったせいか静かな神社は、まだ人がまばらだった。その中で一人祈りをささげている女性の姿が目立った。

その後は高速バスで瀬戸内しまなみ海道にかかる橋を通り抜け一気に四国の今治、愛媛の松山にあるわが国最古の道後温泉、香川を抜けて徳島の阿波踊り会館に立ち寄り阿波踊りの歴史とステージを見学。その後、瀬戸大橋線で岡山に戻り、また広島の尾道に向かった。大正、昭和の時代を彷彿させるような商店街を歩き港に向かうと石の橋に刻まれた文字が目に入った。太平洋戦争の体験が無い私たちであってもその文字には映像が浮かぶような強力なインパクトがあった。
そしてまた岡山に戻り倉敷の町並みを歩きながら桃太郎カラクリ博物館を見学。翌日は岡山県で日本のエーゲ海と言われているオリーブガーデンの丘から見下ろす瀬戸内の島々を眺め時間を過ごした。その後、神戸で最後の一泊を過ごし翌日は東京に戻った。
今回の旅は瀬戸内方面を大まかにぐるりと巡る旅にしようと言う事で何も特別決めず
気分任せのぶらり旅にした。旅に出かける前にきっちり勉強して情報収集してあそこもここもと事前に準備する旅もある。ただ、今回はのんびり気ままな旅をする事が目的でもあったのであえて宿泊先も決めず行った先で泊まる所を探し降りた駅で観光局に行ってその日の予定を決めるという事でかなりフレキシブルな旅だった。そんな電車の旅が出来るのは安全な(他国から比べれば)日本だからこそかもしれない。
また、その行った先々で出会った人、親切にしてくれた人たち、すれ違った人々達とのちょっとした会話も旅を彩り面白くさせる。もしかしたら絶景や美味しいグルメよりも、そんな事が旅を印象深いものにするのかもしれない。

 

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今週はジャズファンならだれでも知っているHelen Merrillです。Bossa Nova In Tokyoは1964年の東京オリンピックの3年後に日本で録音されたアルバムです。Helen Merrillが藤圭子の"夢は夜ひらく"と 西田佐知子の"信じていたい"を日本語で歌っているのには驚かされます。しかも渡辺貞夫クインテットが演奏している珍しいアルバムです。

"Bossa Nova In Tokyo"  Helen Merrill

01-フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 2:57
02-イパネマの娘 3:00
03-いそしぎ 2:59
04-ソー・ダンソ・サンバ 2:32
05-黒いオルフェ 3:02
06-夢は夜ひらく 3:04
07-男と女 2:44
08-ハウ・インセンシティヴ 3:08
09-ジョニー・ギター 2:42
10-おいしい水 2:40
11-イエスタデイ 2:57
12-信じていたい 2:48


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

無料の丸亀製麺のうどんを食べました。少し並びましたが美味しくいただきました。7年前にホノルルに行ったとき、昼食を食べたレストランから行列ができているお店が 見えていました。そのお店が丸亀製麺でした。日本人を含む多くの旅行者が並んでいたのでその当時から相当人気があったのですね。金曜日、またクーポンをゲットしたので 明日にでも食べに行こうと思います。

雑貨屋ウィークリーをスマホで読みたい方は右のQRコードをQRコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1203

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com