weekly


1196号

No.1196     Ryo Onishi              4/14/2019

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

心臓や肺は肋骨で守られていますがお腹だけは守られていません。悪い姿勢で過ごしたり、食べ過ぎたりすると内臓が下がりお腹が出てきます。これは不格好なだけでなく内臓の働きを阻害します。ヨガインストラクターのなかには息を吸うときお腹をふくらませるのではなくお腹は凹ませたまま内臓を上にもちあげるように吸ってそのままキープするように教えられます。これをやるには背筋を伸ばして腹筋を意識しないとできません。ヨガクラスではこのような健康法も学べるのでとても有意義だと思っています。《R.O.》

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


家計簿が注いでくれてる発泡酒

一病が酒一合と妥協する

悪友の酒が明日を注いでくれ

二次会の酒が天下を取る話

皿に酒注ぎ亡国の河童たち



( ニュースひとりよがり )


「両陛下ご結婚60年」
誇りです −60年流通の五円貨

「不正常態化」
スズキもノーブレーキだったとは −大和ハウス

「赤字で報酬減額」
安い牛丼でも食うか −吉野家社長

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(569)「草の根外交官・青年海外協力隊」

高齢になって現役時代を振り返るに“後悔”することの何と多いことか――仕事上の事、プライベートの事、あれこれ思い起こすごとに“後悔”を深めるが、もう遅い。“後悔先に立たず”とはよく言ったものだ。今号のテーマは翁の仕事上の“後悔録”の1つである。

仕事上の“後悔録“の1つとは――翁が映像制作の現役時代、諸外国に出かけ、その国の知られざる歴史・文化・日本との関わりなどを取材し、テレビ・ドキュメンタリー番組化していた頃、取材先の国(市や町や村)で出会った日本の若者たちのことが時折思い出されて懐かしい。その若者たちは『青年海外協力隊』(以下、隊員と呼ぶ)だった。出会った時は別の番組テーマでその国を訪問していたので翁たち(撮影クルー)と彼ら(隊員たち)とは(お互いに)思いがけず日本人同士が異国で出会った驚きと喜びで、楽しく歓談しただけだったが、それでも翁、彼らが熱く語る仕事内容、他国の地域社会に役立つことの誇り(情熱)と心構えなどを聴き感動して、いつか彼ら『草の根外交官・青年海外協力隊』のテレビ番組化を、と考えた。実際に翁が隊員たちと出会ったのは――

最初は1983年、フィリピン・ルソン島の北部トゥゲガラオ市(カガヤン州の州都)。翁たち撮影クルーは(当時)東大の文化人類学者O教授、筑波大学の法医学者M教授にご同行いただき、ルソン島の東側・シェラマドレ山脈の西麓のジャングルに住む少数民族(アフリカのピグミーによく似た“山の小さな黒人”)『ネグリト』を探索・撮影するためマニラから空路でトゥゲガラオに行き、翌日、チャーター・セスナ機での山脈越えに備え、同市のホテルで1泊した時のこと、ロビーで飛び交う“日本語”が耳に入った。「日本人の観光客かな?」と思って“日本語グループ”を見たら若者たち6人(男性4人、女性2人)もまた驚いた表情で翁たちを見返してきた。「観光ですか?」「いえ、僕たちは青年海外協力隊員で、もう1年も滞在しています」。『青年海外協力隊』とは懐かしい。と言うのは――青年たちの海外に向ける情熱の道を開こうと1965年(昭和40年)4月20日『青年海外協力隊』が発足した時(当時の運営母体)『海外移住事業団』(1963年設立)を取材したことがあったからだ。発足当時の『青年海外協力隊』の主旨は「開発途上国の経済・社会の発展に寄与」「相互理解と友好親善」「国際的視野の涵養とボランティア経験の社会還元」であったように記憶している。その『海外移住事業団』がその後(他の関連団体と合併して)1974年(昭和49年)8月に(外務省所管)特殊法人『国際協力事業団』(JICA)となり、更に2003年(平成15年)に現在の(外務省所管)独立行政法人『国際協力機構』(JICA)に改称されたが、翁が(現地で)隊員たちと出会ったのは『国際協力事業団』時代である。

さて、翁が次に隊員と出会ったのは1986年(昭和61年)南米の「パラグアイ日本人移住50年記念式典」に親臨された常陸宮殿下・華子妃殿下の随行取材の時だった。首都アスンシオン市でさまざまな“記念事業”が行なわれた後、両殿下は(アスンシオン市から東南約130km離れた)ラ・コルメナ(パラグアリ県)の日系人が経営する野菜・果樹農園、日本語学校などを視察された。勿論、翁たち撮影クルーも随行した。その時「ラ・コルメナ日本語学校」で出会った女性教師が隊員であることを知らされた。「日系人のお子さんたちとパラグアイ人のお子さんたちがお互いに“こんにちは”、“ありがとう”、“さようなら”と日本語で挨拶を交わし合う姿を見て、ああ、私も日本・パラグアイ親善交流に役立っているのだと言う喜びを実感しています。隊員になってよかったです」まだ20歳代半ばの教師(女性隊員)の目が輝いていた。

もう1か所(隊員と出会ったのは)1993年(平成5年)タイ王国の首都バンコクから北方約720kmに位置する(タイ第2の都市)チェンマイ。山岳民族(カレン族)取材の準備でホテルに滞在している時、ロビーにいた2人の日本人青年(男子隊員)と出会った。A君は「小学校に通っていない子どもたちに学習支援を行なう(簡単な算数を教える)ことで学習意欲を育てる手伝いしています」B君は「スポーツを通して体力向上と団体生活・人間関係の大切さに気付いて貰う手伝いをしています」。2人は2年間の任期満了を控え、もう直ぐ日本へ帰国、という時期だったが2人ともさかんに「心残り」を口にしていた。

『国際協力機構』(JICA)の資料によると、2018年現在の『青年海外協力隊』の派遣先は72か国、派遣中の隊員1,910人(男性844人、女性1,066人)、1965年発足以来53年間の累積、派遣国は91か国、派遣隊員44,478人(男性23,708人、女性20,770人)。なお、隊員たちの具体的な職種は国によって異なるが、「計画・行政分野」ではコミュニティ開発・
コンピュータ技術・統計・行政サービス、「公共・公益事業分野」では電気通信・建築・土木「農林水産分野」では野菜栽培・稲作栽培・家畜飼育・家畜衛生、「鉱工業分野」では自動車整備・電気電子機器・工作機械・陶磁器、「人的資源分野」では理数科指導・日本語教育・青少年活動、「保険・衛生分野」では看護師・感染症対策・助産師・保健師、「社会福祉分野」ではソーシヤルワーカー・労働安全衛生など多岐に亘るが、現在の任務ジャンル(カテゴリー)は教育・スポーツなどを通しての「人づくり関連」が50%、「保健・公衆衛生関連」が20%、「農業技術関連」が20%、「その他」が10%とのこと。

前述のように翁、3つの国で隊員たちと出会った。どこの、どの隊員が言ったかは忘れたが「私たちには5つの心構えがあります。それは体力・誠意・忍耐・感謝・そして地域密着です」の言葉が印象深く、翁は今もしっかりと記憶している。それにしても、4月20日の「青年海外協力隊の日」が近づくと(出会った)隊員たちの、あの情熱・純粋・誇りを我が手で映像化(テレビ番組化)出来なかった己れの非力・怠慢を悔やむ。ならば、せめて今号の小文(後悔録)にて『草の根外交官・青年海外協力隊』にスポットを当て『青年海外協力隊』の一層の活躍を祈りたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

お気に入りのKenwoodのCDプレーヤで久しぶりにアンプとスピーカーを通してJazzを聴きました。プレーヤで一枚一枚、聴いてアルバムを探しました。Roland Hannaのピアノジャズで"Easy To Love"というアルバムが耳にとまりました。やはりアンプを通して聴くほうがベースの響き方や音の奥行きを体感できていいですね。

"Easy to Love"  Roland Hanna

1. The Best Things In Life Are Free
   (B.G.DeSylva-L.Brown-R.Henderson) 4:03
2. Next Time You See Me
   (Ben Tucker) 5:04
3. From This Day On
   (M.Green-L.Harline) 4:38
4. Like Someone in Love
   (J.Burke-J.V.Heusen) 4:27
5. Yesterdays
   (J.Kern-O.Harbach) 4:09
6. Farouk Thelonious
   (Ben Tucker) 3:40
7. It Never Entered My Mind
   (R.Rodgers-L.Hart) 4:03
8. Easy To Love
   (Cole Porter) 3:37
9. A Night In Tunisia
   (D.Gillespie-F.Paparelli) 3:08
Roland Hanna (p), Ben Tucker (b), Roy Burnes (ds)
Recorded on September 25, 1959.   

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

オーガスタで行われているマスターズで復活したタイガーウッズが優勝争いをしています。20年前、ロスで初めてプロの試合を観たときのことです。グリーン周りで観ていると物凄い数のギャラリーが移動してきたのでタイガーウッズだとすぐにわかりました。ピンに絡むすごいショットを目の前で観て興奮したことをよく覚えています。もう一人ギャラリーの多かったのがフレッド・カプルスでした。

雑貨屋ウィークリーをスマホで読みたい方は右のQRコードをQRコードリーダーで読み取ってください。
ホームページが出てきますので最新版をクリックしてください。
QRコードリーダーはアプリにありますのでダウンロードしてください。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1196

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com