以前、雑貨屋ウィークリーで述べたのですが、信号機のない横断歩道を渡ろうとしても、ほとんどのクルマは停まってくれません。歩行者が横断歩道を渡ろうとしているのに警笛を鳴ら
し走り去るあきれたドライバーもいます。これは法律違反
(道路交通法 第38条2項 減点2 罰金9,000円)なのに気づいていないようです。先日まで関西だけが悪いのかと思っていました。3月6日のyahooニュースに『横断歩道でクルマが停まらない問題』と題した記事がありました。JAFの調査によると横断歩道でクルマが停まる一時停止率は長野県で58.6%、最悪は栃木県の0.9%、日本全国平均で8.6%と驚きの低い率です。JAFが調査した全国の一時
停止率の結果は下記表のとおりです。
このJAFの調査結果が公表されたことで意識し始めた県もあるようですが、なぜ警察が調査しなかったのか理解できません。
ちなみに、国土交通省によると、日本では2017年における自動車乗車中の交通事故死者数がG7(日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア)で最も低い一方、歩行中および自転車乗車中の死者数は人口10万人あたり2.0人と、G7でワーストだそうです。自動車を安全に運転できるようにすることには国を挙げて進めていますが、歩行者への配慮
が欠けていることがわかります。とても残念なことです。歩行者や自転車の事故が増えているのが理解できます。
これはマナーの問題ではなく法律違反ですからドライバーの意識を徹底的に変えるための方策をとらないと歩行者の事故は減らないと思います。≪R.O≫ |