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1190号

No.1190     Ryo Onishi              3/3/2019

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雑貨屋のひとり言

3月です。ようやく寒さのピークが過ぎ、春が近づいて来ていると感じられます。嬉しいことです。しかし、目がゴロゴロして、鼻がムズムズ、くしゃみ・・憂鬱な花粉症の季節でもあります。今年は花粉の量が多いと予想されているので心配です。先日、花粉やウィルスをイオンの力でブロックできるスプレータイプのものがあるのを知って購入してきました。外出する前に顔にスプレーしてコーティングするだけなので、使いやすいと思います。化粧水のような成分でもちろん肌への影響もありません。コンタックで症状を抑えていますが、このスプレーで少しでも飲む量が減らせたらと思っています。≪R.O≫

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


終章で苦労の種が実をつける

道半ばですと勲章辞退する

同行二人未だ迷いの足なれど

賞罰はないけど長生きが褒美

老猿の悟りきれずにいる悟り



( ニュースひとりよがり )


「米朝首脳会談」
総論賛成、核論反対 −金正恩

「トランプ劇場」
主役を降ろされた −金正恩

「米朝会談不発、コーエン証言」
スランプ −トランプ

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(563)「啓蟄(けいちつ)と菰(こも)はずし」

先日、浜松町で所用を済ませた後、JR浜松町駅に隣接している都立『旧芝離宮恩賜庭園』に行った。長年、東京に住み、数えきれないくらい浜松町を往来しているのに、この庭園に入ったのは初めてだ。入園料70円(一般150円)を払う。シニア料金とは言え、今時、70円とは申し訳ないような、嬉しいような気分で散策を開始する。
入り口で貰った案内チラシによると『旧芝離宮恩賜庭園』は徳川第4代・家綱時代の中頃(1677年〜1698年)幕府老中を務めた大久保忠朝(おおくぼ ただとも=肥前唐津藩主・下総佐倉藩主・相模小田原藩主)の上屋敷に作庭した大名庭園を起源とする回遊式庭園。その後、持ち主の移り変わりを経て1875年(明治8年)英照皇太后(えいしょうこうたいごう=孝明天皇の女御、明治天皇の嫡母)の別荘として皇室が買い上げ、翌年(明治9年)に『芝離宮』と命名。1891年(明治24年)迎賓館(洋館)を建築、1897年(明治30年)1月11日に英照皇太后が(満62歳で)崩御された後も迎賓庭園として使用されたが、1923年(大正12年)の関東大震災で建物や樹木のほとんどが焼失。翌年(大正13年)1月、大正天皇の第1皇子・裕仁(ひろひと)皇太子(昭和天皇)と久邇宮邦彦王(くにのみや くによしおう=皇族・陸軍大将)の第1女子・良子(ながこ)女王(香淳皇后)のご成婚記念として東京市(現・東京都)に下賜され、庭園の復旧整備を施して同年4月に『旧芝離宮恩賜庭園』として一般開園、1933年(昭和8年)に国の史跡指定を受ける――と説明されている。

面積43,175u(約13,000坪)、近くの浜離宮恩賜公園250,215u(約75,690坪)に比べれば5分の1弱の小さな庭園だが、庭の要(かなめ)となる「大泉水」(昔は海水を引き入れた潮入りの池だったが現在は淡水池)の中に大小4つの島が配置されており、「大泉水」を取り囲むように西湖堤・石組み・中小の山(丘)などバランスの取れた落ち着きのある優雅さを醸し出している。都の資料によると年間の來園者数は、昭和時代の後半は5,6万人程度だったが平成に入ってからは次第に増加、近年は18万人を超え、外国人来園者も年間2万人を数えるそうだ。肌寒い当日の午後、来園者はほんの数組。翁、暖かい缶コーヒーをポケットに突っこんで“暖”を取りながら、ゆっくり大名気分を味わう。

今を盛りの梅林に入る。紅白20数本しかないこじんまりした梅林だが、独り占めの鑑賞は格別だ。梅の花言葉「優美」(紅梅)「気品・澄んだ心」(白梅)にちなんで翁、1句詠む。
<清(す)みし色 かぐわしき香に 酔ひしれて しばし我が身に 映へる梅花>――

梅も桜も草花もいいが、日本庭園の主役は何と言っても「松」だろう。長寿の象徴である常緑樹の「松」には昔から“神が宿る”とされ、神がその木に宿るのを“待つ”ということで「まつ=松」になった、と言う説がある。能舞台の背景の板を“鏡板”と言い、必ず「松」が描かれているが、この「松」は、舞台の正面先に(神が宿る)“影向(ようごう)の松”があると想像して、その松が舞台に反射し、演じる能狂言を見守る、という意味があるそうだ。

『旧芝離宮恩賜庭園』には220本の松が植えられており、どの木にも『菰(こも)巻き』が施されていた。“菰”とは、マコモ(イネ科の多年草で沼地に群生、高さ2mにもなる)を粗く編んだムシロのこと。現在はワラを多く用いているそうだ。この『菰巻き』は江戸時代から大名庭園で行なわれて来たが、近年ではどこの公園・庭園・松林でも晩秋から向春(3月)まで『菰巻き』をするようになった。害虫のマツカレハ(マツケムシ)を駆除するためだ。害虫駆除の効果の程は知らないが、これも“冬の風物詩”の1つだろう。

3月6日は『啓蟄(けいちつ)』。『啓』は“ひらく”、『蟄』は“土の中で冬ごもりをしている虫”のことで大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ穴から出て来る。この『啓蟄』の関連行事として『菰(こも)はずし』がある。『旧芝離宮恩賜庭園』の『菰はずし』は3月1日から始まるそうだ。3月は“弥生”――草木が生い茂り、生あるものすべてが本格的に活動を開始する月。翁もそろそろ、と思うのだが、高齢で寒がり屋の翁の『啓蟄』は、もう少し先になりそう・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

バードウォッチング 2019年春

まだ遠くに見える山々は雪が積もって溶ける気配が無い。それでも地上では春の息吹を感じ始めて鳥達が活発になってきた。久しぶりにオレンジカウンティーの方に出かけた時、友人がバードウオッチングに誘ってくれた。
友人は植物や鳥の名前を良く知っている。“あのヤシの木に巣を作っているのがブルーヘロン(青サギ)”と教えてくれた。今まではユーカリの木に巣を作っていたのだそうだが、この数年、自然が変わりユーカリがドンドン枯れはじめ、根から巨木が倒れていって、ほとんどのユーカリの木は全滅状態になってしまったそうだ。その為、ブルーヘロンは今ヤシの木の上で巣作りを始めたのだそうだ。 しばらく歩いていると友人が枯れたユーカリの木を指さした。 “あのユーカリの木にとまっているのがオスプレイという鳥だよ”と教えてくれた。その時になって初めて自分の登山用のリュックのブランド名がオスプレイでその会社のロゴが羽を広げた鳥のマークだった事に気が付いた。海兵隊の軍用機もオスプレイという鳥の名前が付いている。近くまで行ってどんな鳥なのか写真を撮ってみた。

雪山(オレンジカウンティ) バードウォッチング ダック
オスプレイ オスプレイ ダック

カメラから見たその姿は凛々しく神々しい存在感があった。何でも獲物を見つけると急降下してダイビングし魚を捕らえるらしい。その鋭い眼光は私達が見上げて写真を撮っていても毅然と微動だにしなかった。そして私のラッキーバードのハミングバードも蜜を集めるのに忙しそうに花から花へと飛び交っていた。

 
ハミングバード ヤシの木とアオサギ アオサギ

いろいろな種類の鴨も湖面を気持ちよさそうに家族で泳いでいた。いろいろな種類の鴨がいて名前を教えてくれたけれど忘れてしまった。それよりも自然の中での解放感と心地よさは忘れていた草の匂いや花の匂いと共に数々のハイキングのシーンを思いださせてくれた。帰り寄った公園では一足早い桜が青空に映えて咲き始めていた。

寒い日が続いていても春はもう、すぐそこまで来ている、、、、


茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

春が近づいてきました。トロピカルな音色で楽しめるアルバムはいかがでしょうか?Earl KlughやDave Grusinの聴き慣れたエレキギターの軽快なサウンドが家の中をパッと明るくしてくれて、気分もウキウキしてきます。今週はEarl Klughのアルバム"Best of Earl Klugh"です。

"Best of Earl Klugh"  Earl Klugh

01-Tropical Legs 5:32
02-Amazon 4:00
03-Magic In Your Eyes 4:54
04-Calypso Getaway 3:14
05-Dr. Macumba 4:25
06-Long Ago And Far Away 5:34
07-Angelina 4:51
08-Heart String 6:20
09-Livin' Inside Your Love 5:40
10-Christina 4:09
11-Wishful Thinking 3:57
12-I Don't Want To Leave You Alone Anymore 4:52

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

オープンキッチンで気分良く暮らしています。先日キッチンのリフォームのために物を移動させました。調理器具や食器類を一時的に移動させましたが、こんなにあるのかと驚かされました。二人暮らしでほとんど使わなくなったものもあるのでそろそろ意識的に減らしていく必要があると思いました。

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Zakkaya Weekly No.1190

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com