weekly

1178号

No.1178     Ryo Onishi              12/9/2018

 weekly
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雑貨屋のひとり言

電話でのオレオレ詐欺、還付金詐欺などに遭う人が後を絶ちません。疑うことをしない優しい人たちを騙す卑劣な犯罪にものすごく腹が立ちます。私はかかってきた電話を全てとるのは危険だと思っています。詐欺グループは電話をとってもらえれば詐欺に成功する確率は上がります。私のところにはこの手の電話がかかってきたことはありません。というか電話がかかってきても電話番号を見て未登録の番号や非通知の番号の場合は出ないことにしているからです。誤って電話に出ても押し売りや、興味のないものは、その番号は非応答に登録し次回からかからないようにしています。もうひとつの対策は留守番電話の設定です。詐欺グループは証拠を残したくないのですぐに電話を切るはずです。警察は詐欺の被害を防げる具体的な方法を指導したほうがいいと思います。≪R.O≫

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


定年後長寿をライバルと競う

完走が目標ですとマイペース

日々生きる 泣く葦笑う葦でいて

方円の水が器を越えられず

無印良品 自分史が苦笑する



( ニュースひとりよがり )


「政治資金収入7%増」
景気は確実によくなっている −安倍首相

「乱高下」
張り合っている −株価、気温

「(大迫)半端ないって」
MeToo −マラソンの大迫選手


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(551)「ジョイとキワニス」

旅をすると、いろいろなことを知り学ぶことが多い。毎年恒例のハワイ旅行(11月10日〜12月1日)、今回もそうだった。ある夜のディナー・パーティの時のこと、身近なファミリーが幾人か集まったが、翁が会いたかった1人の姿が見えない。「ジョイは来ないの?」とジョイの母親・フローレンスに訊ねたら「キワニスのボランティア活動の一環で、独り暮らし老人やハンディキャップの人たちへ数日分の食事(弁当)を届けるため、仲間と一緒に町のあちこちを走り回っています」。「キワニス?」恥ずかしながら八十路を過ぎて初めて聞く名称だ。今回もまた、新しい学習テーマが生じたようだ。これは何としてもジョイに(キワニスの)話を聞かなければ――そのジョイと翁が出会ったのは、彼女が5歳くらいの可愛い少女だった30数年前。ハワイの義兄弟・リチャードと妻フローレンスの愛娘、いわば翁の“義姪”ということになる。その少女が、今や公立カイルア高校の数学教師。(カイルアは日本人をはじめ世界各国からの旅行者に人気の高いオアフ島の観光シティ。)彼女は高校教師をしながらキワニス活動に取り組んでいる。20数年前、ジョイが住むカネオヘ(カイルアの隣の町)に『キワニス・カネオヘクラブ』が誕生した。10数年前、ジョイは大学を卒業して直ぐにこのクラブに参加、その後、創設者の1人・ジョンと結婚して二人三脚で『カネオヘクラブ』を盛り上げた。メンバーは学生・社会人を含め約20人、ジョイは今年の春からこのクラブのリーダー(代表者)になった。昼間は教師、夜は(週2,3回)キワニス活動、忙しくて翁とはなかなか会えない。そこで(ジョイに話を聞く前に)少しでも予備知識を得ておこうと、ネットで『キワニス』を検索した。

『国際キワニス』――米国インディアナ州インディアナポリスに本拠地を持つ民間の社会奉仕団体である。1915年1月にミシガン州デトロイトで設立、ロータリークラブ、ライオンズクラブに並ぶ世界の三大社会奉仕団体の1つだ。世界96か国に約8000のクラブがあり、会員は成人約28万人、少年少女約32万人(合計約60万人)が、それぞれの地域の実情にマッチしたボランティア活動を行なっている。『キワニス』の名称は、デトロイト周辺に居住していた原住民の言葉「NUN- Kee-Wan-is(皆が集まる)」に由来するそうだ。

「皆が集まって何をするか」――『キワニスの目的』を調べて見た。「物より心を重んじよう」「自分がされて嬉しいことを他人にもしよう」「仕事の質を高めよう」「規則を守り社会に貢献しよう」「恒久的な友情を培い、よりよき社会建設に協力しよう」「国を愛し、公正・正義・善意を増進させ、健全な世論と理想主義を創造しよう」と、6つあるが、本来の目的は「まず、子どもを第1に考えよう」(子どもの健全育成への貢献)である。例えば「児童虐待防止」(DV避難施設運営協力、養護施設への支援)、「破傷風撲滅」(新生児に悲惨な死をもたらす破傷風を撲滅させる活動)。この活動は、国連のユニセフ(UNICEF)と共同で、開発途上国の約6,100万人の妊婦と新生児にワクチンを投与するのに必要な募金活動。そう言えば時々「マンスリー・サポート」と言うテレビCMを視かける。「5秒に1人、小さな命が消える。栄養失調やそれに伴う免疫力の低下、感染症などで亡くなる5歳未満の子どもたちは、毎年350万人から500万人、その数は5秒に1人、1日約1万4000人にもなる。1か月3000円の援助で栄養治療食が90食得られる」これは日本ユニセフ協会のCMだが当然『キワニス』もこの活動に関係している。『キワニス』の“子どもを第1主義”は、貧困や紛争に巻き込まれる子どもたちの命を救うばかりでなく、教育・芸術・スポーツなどの分野で世界中の子どもの健全育成にも力を注いでいる。

実は、日本各地にも『キワニスクラブ』がある。『東京キワニスクラブ』は1964年(東京オリンピックの年)、アジア太平洋地域で最初のクラブとして設立された。以後、名古屋・大阪・広島・神戸・仙台・札幌・横浜・高松・福岡・千葉・和歌山・新潟・埼玉・西宮・福山・熊本・静岡・金沢・松江・鹿児島・芦屋・福島・大分・千代田・長崎など現在29のクラブで会員数は約1700人だそうだ。

さて、翁の帰国間際の11月末、やっとジョイに話を聞くことが出来た。ジョイの『キワニス・カネオヘクラブ』(キワニス・ハワイ支部の下部組織)は、勿論、子どもへの福祉活動や教育支援も行なっているが、同時に(前述のように)独り暮らし老人やハンディキャップの人たちへの支援も重要な活動テーマ。食事の配給(受託料理店・手伝い人・配達人も全てボランティア)のほか、老人たちの話し相手になったり目や耳の不自由な人に本を読んであげたり、ハンディキャップの人たちのダンスパーティなど、とにかくコミュニティ・サービス活動も頻繁だ。翁、弁当や催し物の実費の財源について質問したら、ハワイ州やホノルル市の行政資金のほか企業・個人の献金で賄っているそうだ。日本も同じだろうか・・・

それにしても(30数年前)翁と手を繋いで庭園を散歩したこともある(あの)少女が今、翁の前で(それこそ)堂々と“社会福祉の重要性”を論じている。その姿を見て翁、長き歳月の流れを思い感慨に耽る。よくぞここまで成長してくれた。思えば父親(今は故人)は元ハワイ州議会議員、母親は元高校の数学教師、ジョイもまた母親と同じ道を歩んで数学教師、更に両親の思想“感謝と奉仕の精神”を、ジョイは確実に継承した。「今まで多くの人にお世話をいただいて来た。だから、これからは“ありがとう”の心を忘れずに多くの人のお役に立ちたい」とはジョイの結びの言葉。“天晴れジョイ!”亡き父リチャードも草葉の陰でさぞかし喜んでいることだろう、と思い、翁はつい胸を熱くした――何歳になっても学ぶことは楽しい。が、学んでも翁のように高齢故に行動(参加)する力が無くなっていることは寂しい。でも、文章や言葉でジョイたちの『キワニス』活動を多くの人に知らしめることも“協力”の1つになるのでは・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

クリスマスシーズン

12月に入った途端、いつもより街を走る車が急に多くなったような気がした。平日なのに、どこの店もマーケットも何だかいつもより買い物客が多い。今年はクリスマスショッピングを早く済ませる人が多いのだろうか、、、先週12月1日土曜日はサンペドロ湾のクリスマスボートパレードに招待して頂いた。其々のボートオーナーが思い思いにボートを飾り付けて毎年競うのだそうだ。
日が落ちるとボートの上からの風が冷たく、あまり長くデッキの上に立っている事が出来ない。船内で温まってからデッキに出ては行き交う他のボートの人に手を振って挨拶をする。船内から岸部にあるレストランを見るとそこからもたくさんの人がボートに向かって手を振ってくれている。あっちのボート、こっちのボートから賑やかなクリスマスソングが流れ、いつもは静かなサンペドロ湾がクリスマスライトで華やぐ。
もう、今年も残りわずか、、、あっという間の1年だった。

 

今週の金曜日は以前LAで元上司だった人が日本から米国に出張で来ると言うので同じ職場仲間だった人とも一緒に会う予定でいた。其々の近況報告がてら少し早めの忘年会も兼ねて集まろうと、、、、、
ところが前日になっても、まだ、元上司から何の連絡も無いので、こちらからメールをすると車の中のバックを盗まれてしまってこれから領事館に向かうところだと連絡が入った。今は日本で外資系の会社で働いているにしても以前は何十年もこのLAで生活し働いてきて治安が日本と、ここでは全く違う事はわかっているはずだ。それでも相手がプロであれば狙われたら素人では思いつかない方法で盗人は、やってくる。
もう、何十年も前から日本から来た出張者を狙って彼らの持っている情報やデーターを盗むためにエアポートからマークされるケースもあったと聞いた。
日本のようにクリスマスだ、忘年会だと浮かれて酔っぱらっていたら危ないのだ。
特にこの師走のざわついたシーズンは犯罪も多くなる。日本から米国に戻ってくると自然に身構える。油断は禁物。明らかに日本とは緊張感が違う。
昔のような平和なクリスマスシーズンはセピア色になってしまった。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

12月になったので我が家でクリスマスパーティーを計画しています。孫たちのプレゼントを考えるのも楽しいものです。そろそろクリスマスジャズを探しています。クリスマスソングではないのですが、気持ちのいいアルバムを見つけたので紹介します。ビブラフォーンとピアノの音が心地よいThe Modern Jazz Quartetの"JAZZBEST"です。ビブラフォーンの響きはどうして落ち着くのでしょうか?


"JazzBest"  The Modern Jazz Quartet


01-Bag's Groove 5:44
02-Django 7:06
03-Softly As In A Morning Sunrise 3:31
04-I'll Remember April 5:10
05-A Night In Tunisia 6:11
06-Rose Of The Rio Grande 2:17
07-Pyramid (Blues For Junior) 10:56
08-Concorde 3:44
09-Venice 4:29
10-Autumn In New York 3:42
11-Baden-Baden 4:07
12-The Queen's Fancy 3:15
13-Bluesology 5:08
14-Delaunay's Dilemma 4:01
15-Skating In Central Park 6:09

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

スマホは私たちの生活環境を大きく変えてしまいました。スマホにかなり依存しているのでスマホがない生活もビジネスも考えられなくなっています。先週、発生した通信障害は私たちに大きな警告を出しています。つまり、もし通信障害を意図的に発生させられたら社会が大混乱するということですね。あの大臣で大丈夫なのでしょうか?

国会中継を観ていると悲しくなります。質問してもまともに応えない、説明できない議員や大臣が多すぎます。国会議員は国民の代表のはずなのにあんな幼稚な議論では国民は全く理解できません。いったい誰のための政治なのか聞いていてあきれてしまいます。こんな先生方が法律を作ったり改正したりしているこの国は本当に大丈夫なのかでしょうか。


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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1178

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com