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1165号

No.1165     Ryo Onishi              9/9/2018

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雑貨屋のひとり言

先週は二つのとんでもなく大きな自然災害が日本を襲いました。日本はまるで呪われているかのように災害が続いています。また何か災害が起こるのではないかと思ってしまいます。
台風21号の想像を絶する風によって近畿地方で甚大な被害が発生し徐々に被害状況が報道され始めた時に、北海道で震度7の大きな地震が発生しました。
どちらの災害にも共通しているのは防災システム(この表現が適切かどうかわかりませんが)の弱さが露呈したということでしょうか?こんな時に南海トラフのような地震が発生したらと思うとゾッとします。
まずは早い復旧、復興を願っています。これらの災害で犠牲になられた方のご冥福をお祈りします。≪R.O≫

 

河合将介さんのコーナー 

休止中です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


鬱続き欲しいおかめの爪の垢

万歳をしてる本音を折りたたみ

勝利者の手に抜けきれぬ棘がある

喜寿米寿晩成の運まだ来ない

知恵の輪が解けて頷くことばかり



( ニュースひとりよがり )


「玉木代表任期3年」
党がもてばです ―国民民主党

「1等賞金30万円に」
あてましておめでとう −年賀はがき

「22年ぶりに新作」
よう みんな元気かい −寅さん


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(541)「避難グッズ」

去る9月6日午前3時8分頃、北海道の胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生し、厚真(あつま)町で震度7、むかわ町と安平(あびら)町で震度6強を観測するなど道内各地が強い揺れに襲われた。死者・行方不明者・負傷者・避難者・ビルや家屋の倒壊・土砂崩れ(地すべりによる民家・住人埋没)・道路破損など被害状況は日を追うごとに深刻さを増す。今もなお自衛隊・消防・警察による行方不明者の捜索・救出活動をはじめ土砂崩れや破損道路の補修、瓦礫撤去作業などが日夜続けられている。一方、発災直後、北海道全域でライフライン(電気・水道・ガス)、及び公共交通機関がストップ、一時、市民生活や経済活動に大きな影響を与えたが、その復旧が比較的早かったことは救いである。

ところで翁たち有志数人が2007年(平成19年)春にNPO法人「日本災害情報サポートネットワーク(J-DINS)」を立ち上げ、翁も理事の1人として地震災害時における被災地及び被災者に密着した情報収集・伝達の在り方を研究開発した。その中で特に“アマチュア無線(グループ)と地域メディア(FMラジオ局)との連携”に着目、(理事会は全国的に)その組織づくりを手掛けた。翁自身も2007年秋、“アマチュア無線4級ライセンス”を取得、自宅に無線局を開設、同時に我が愛車にもアマチュア無線機(モービル機)を取り付け、地震発災時(可能なら)愛車で被災地に向かい、現地のアマチュア無線グループ及びFMラジオ局との連携をイメージし、時々、東京近郊へ車を走らせ、“CQ”(不特定のアマチュア局に対しての通信の呼びかけ)を行ない自主トレしたものだ。ところが翁、2009年8月と2010年1月、立て続けに(2種類の)ガン手術を受け、「J-DINS」理事の役目を遂行することが(体力的に)出来なくなり理事を辞任。そして翌年(2011年)3月11日に「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」が起きた。勿論「J-DINS」は初期の事業目的に沿って災害情報サポート活動を行なったとの報告を受けたが、残念ながら翁はその活動には参加していない。

さて「東日本大震災」では東京23区も震度5の揺れが起き(区によって5強、5弱あり)、
翁、地震の恐怖を初めて体感した。そして“地震発災時、我が身を守るのは、まずは己れ自身から” との認識(自覚)を強めた。早速『地震対策避難グッズ』を取り揃え、大き目のボストンバッグに詰め込んだ。そのグッズとは――乾パン(1袋)、鮭缶、桃缶(各1個)、
カロリーメイト(2種類)、キシリトール(1箱)、キャンディ(2種類の飴)、チョコボール(1箱)、携帯ラジオ、懐中電灯、単3乾電池(8個)、親戚・友人の住所録、筆記用具、帽子、ジョギングウエア(上下)、下着(数枚)、厚手の靴下(3足)、作業用手袋、ナイフ、バスタオルと顔タオル(各1枚)、スリッパ、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ(各数個)、防寒用ジャケット、ビニール雨合羽、貼るカイロ(12枚)マスク(6枚)、ライター、ローソク(3本)、ビニール袋(大小各10枚)、それに医薬品(赤チン・包帯・正露丸・胃腸薬・風邪薬、キズテープ)、その他、使い捨て簡易歯ブラシ(5本)、プラスチック製のスプーン・フォークなど。水は、500ml入りのペッドボトル3本を用意しているが、かさばるのでバッグに入らず台所に置いてある。いざ、という時、忘れなければいいが・・・

ところが、今月6日の「北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)」まで、
『避難グッズ』のことをすっかり忘れていた。朝から1日中テレビで地震情報が流れる、それを視ている時、ふと『避難グッズ』を思い出した。寝室のテレビを置いている長テーブルの下に(ビデオカメラセットと一緒に)『避難グッズ』を入れたボストンバッグを置いていたのだが、引っ張り出したらすごい埃、ベランダで埃をはたいてバッグの中を開けて見た。約7年ぶりの開封だ。衣類や医薬品などは、ほとんど大丈夫だったがチョコボールや飴は少し変形しており、したがって乾パン、カロリーメイトなどと一緒に口に入れる物はすべて破棄した。せっかくだから衣類、タオル類などは洗濯することにした。

最近、アルファー米のことを知った。アルファー米とは、一度炊いたご飯を乾燥させた米のこと。長期間の保存が可能で、お湯か水を注ぐだけで(ご飯と同じように)食べられるので非常用保存食、軍用食、レジャー用食品として使われる。このアルファー米は、日本古来の兵士食、旅食として知られる“糒(ほしい)”(乾飯、または干飯とも書く)と同じだ。米を一度炊いて天日に干したご飯のこと。そのままでもかじっていれば米の本当の味を感じるし、お湯や水に灌ぐと柔らかいご飯になる。俳人・松尾芭蕉が“奥の細道”の旅の行先で地元の人から“乾飯”を貰った、という記録もある。もう1つ、アルファー米は、翁が子供の頃、よく食べた“焼き米”にも似ている。秋の収穫の時、新米を籾のまま煎って殻を取り去ったもの。“乾飯”と同じように、そのまま口に入れて噛んだり、湯や水に浸して(柔らかくして)食べる。何とも懐かしい話だ――そこで翁、新たに『避難グッズ』をボストンバッグに入れ替える時、非常食として、飴、チョコボール、カロリーメイト、乾パンのほか、アルファー米を入れることにした。これからは、せめて1年ごとにチェックする(食べ物は取り替える)ように心掛けるつもりだ。

話は変わるが「北海道胆振東部地震」直後に、台湾の親友C・Sさんから次のようなお見舞いメールを頂戴した。「全球的天災人禍、自然力量大變數、環保、天災 、極端天候異常。
貴國 日本飽受天災摧殘、暴雪、豪雨、高溫、颱風及強震、接二連三而來、重創日本各地、人民生活的恐慌・・・我們祈念 災区早期復興、災民的安寧・・・」とても心温まる慰問文である。また、米ハワイ・ニューヨーク・ロスの友人たちからものお見舞いと励ましのメールが届いた。彼らからは「東日本大震災」「熊本地震」の時も同じようにお見舞いメールをいただいた。感謝である。気象庁では「地域で地盤が緩み家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっている。今後の余震に十分な注意を」と呼びかけている。犠牲者のご冥福を祈り、これ以上の被害が出ないことを願う・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

魔女の一撃

魔女の一撃を英語で言うとWhich’s Shotと言うそうだ。日本語では、いわゆるぎっくり腰。医学用語ではないけれど、まさにその症状は魔女に一撃されるような痛さなのだ。先週突然、その痛みに襲われた。日本人で腰痛に悩んでいる人は40%もいると言う。考えてみるとバックパッカーの仲間にも腰痛で途中から下山せざるを得ない人がいた。
以前の会社のマネージャーも腰痛で2回も自分の大事なクライアントさんのアポをキャンセルされた。見回してみると身近な人が腰痛を経験していた。今まで自分は腰痛というものを経験した事が無かったし、今後もならないだろうと思っていたら、やられてしまったのだ。原因はPCの前で数時間、会社のリポートを作成していた時の事だった。ストレッチと思いキュッと腰をひねってストレッチをしてから、左の腰に激痛が走った。
”何だろう、この痛さは!“と思った。筋が捻じれてしまったのか、切れてしまったのかと狼狽えた。ちょっと左足に力が入ったり向きを変えたりするとピキッと針を刺すような痛みが瞬間的に走りその痛さが脳天を突き抜けるような痛さなのだ。痛さのあまり汗が出るような感じなのだ。
つい先日、ぎっくり腰をやった友人にその事を書いて送ったら“ 来ましたか?ようこそ、腰痛クラブへ ようやく人並みの腰痛が訪れてくれて良かったですね”と嬉しそうなメールが返信されてきた。この年になると、どんどん仲間が増えていくらしい。その友人のぎっくり腰の描写があまりに面白くて笑ってしまった。
“なにせパンツを履こうとしても足を上げられない。パンツを履くのが一苦労でした。車の乗り降りも大変でした。レーサーが車体の低い車の中に横から体を押し込むような格好でやっとハンドルの前に座れるというものでした。
私の場合も似ていて、ハンドルに捕まって体を腕の力で引き寄せるという感じだった。落ちたものを拾うのに前かがみになると激痛が走るので垂直に腰を低くして拾う。段差
がある所は左足に重心をかけないように右足から降ろした。幸いな事に歩いたり、キッチンに立って料理をする事は問題無く出来たので何とか仕事は続行出来た。ハウスオーナーも心配して痛み止めのアドビルをくれたり腰のベルトを貸してくれたけれど何とか薬も飲まずベルトも一日借りただけで痛みは2日と半日で納まった。魔女の一撃を受けて約一週間。多少違和感が残るものの、痛みは無くなったのでホッとした。それにしても腰痛の人の苦労がわかった貴重な体験だった。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。
 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今週は邦人アーティストのアルバムにしました。とてもきれいなピアノで透明感があります。上品でクオリティーの高い作品だと思います。災害続きだったのでほっとさせてくれるアルバムです。

"Precious Moments"  宮野寛子

01-A Song for Yuki
02-Fee Like Alan
03-Precious Moments
04-An Impression of Brazil
05-Afternoon Scene
06-Long Street
07-Moonlight
08-Restart
09-Children's Waltz
10-Winds of My Heart
11-Luiza

宮野寛子(pf)
鳥越啓介(bs)
藤井学(ds)
宮野弘紀(gt) (#10,#11)
天野清継(gt) (#4)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

台風21号はこれまでに経験したことのない強烈な風で私の住んでいる高層の建物が揺れて恐怖を感じました。近所の信号機がひん曲がっていたり、マンションのベランダのガラスがたくさん割れていたのを目撃したのでいかに凄まじい風だったかわかります。

テニス全米オープンで大坂なおみが優勝するという快挙を成し遂げました。暗いニュースが多い中でこの素晴らしいニュースはうれしいですね。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1165

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com