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1133号

NO.1133     Ryo Onishi              1/28/2017

 weekly
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雑貨屋のひとり言

厳しい寒さが続いています。私たちの住む大阪近辺でも雪が降り驚きました。最近これほど寒くなることがなかったのでちょっと堪えます。全国でインフルエンザが大流行しているようですが、幸いにも私たちは風邪も引かず、元気に過ごせています。楽しく暮らせているからだと感謝しています。これからも油断せず予防と体調管理に十分気をつけたいと思います。≪R.O≫

 

 一期会卒業(退会)しました

 私たちロサンゼルスの駐在員(だった)人たちで集まって作った月例勉強会に「一期会」というグループがあります。その設立の歴史は今から20年以上前の1990年代前半に設立されました。設立は当時、当地で公認会計士兼経営コンサルタントをされていた三本松誠氏(1999年9月逝去)を中心に公認会計士の浜野好春氏、高島淳氏・大西良衛氏(富士通テン)や市川氏(全日空)などが加わって経理・経営関係の情報交換の場を作り、「一期会」と命名して、月例勉強会を発足させたようです。

 私が誘われてこの勉強会へ参加したのは確か1995年でした。当時のメンバーで唯一人現存しているのは浜野吉好春氏のみで、他の会員は入れ替わっています。

 はじめの頃の勉強会々場はサウスベイ地区とオレンジ・カウンティ地区に分け、交代で開催し、サウスベイは富士通テン社、オレンジ・カウンティはTDKセミコンダクター社を主として使わせていただきました。次第に会員がサウスベイ地域に偏るようになり、また富士通テン社の大西・高島氏が帰国のため脱会することとなり、会場はしばらく会員のオフイスであった光洋グラフィック社を使用させてもらい、2000年代の途中からガーディナ市の小川不動産の小川社長のご厚意で同社事務所スペースを特別格安賃料で使わせていただけることになり、現在に至っています。

 小川社長はお忙しい方であるので、毎回、定例勉強会には出席されませんが、専務の太田勉さんに会場の手配などで手間をかけています。

 私はこの「一期会」に入会以来22年余りにわたって、月一度の勉強会には出来るだけ出席するように心がけてきました。最近の勉強会は会員が順番に担当者となり、自らが講師の役を受けて自分の仕事などを説明したり、または他から適当な講師を探し出し紹介するなどして種々の勉強をします。自分の知らない分野について多くを学ぶことが出来ます。

 年末には忘年会も賑やかに行います。最近は小川事務所に寿司。おつまみ・ビールなどを取り寄せカラオケなどで声をあげたり、また小川事務所の太田さんが事務所にあるグランド・ピアノで「月光の曲」を弾くのが恒例となっていたり、会員の半田俊夫さんが得意の「赤穂浪士」の講談を一席披露したり、充実したその内容です。

 入会依頼22年余り、この「一期会」で多くを学び、楽しんできた私ですが、最近は健康状態が思わしくなく、会を病欠しがちになってしまっています。ほぼ1日おきの透析治療も7年越しになり、足腰にも力が入らず、力の限界を感じ始めています。体力が衰えると気力も衰え、コミュニティ活動が厳しく辛くなっています。

 そこで、思い切ってメンバーの皆さんに迷惑をかけないうちに私は「一期会」を卒業(引退)する決意をしました。

 毎年、1月の例会は私が担当で、前年の「年間大予測」の結果報告と表彰式を行うことになっているので、今年(2018年)1月17日夜をもって私はこの会を引退させてもらうことにしました。当日、竹花会長から私が健康上の理由で今回をもって会を退会する旨の発表もしていただき、会からの送別記念品として純白の素晴らしい洋ランの鉢植えをいただき、有終の美を飾っていただきました。

 翌朝、私はメンバーの皆さん宛に次の通りのお礼のメールを発信した次第です。

 一期会メンバーの皆様;
昨夜は私にとって健康上の理由による一期会卒業(退会最後の日)の日となりました。皆さま方には20年 以上の長きにわたって大変お世話になり感謝申し上げます。
私の最後の日に当たり、皆さま方からは記念に素晴らしい白蘭の鉢をいただき
感激いたしております。
また、これまでいただいたご厚誼に深くお礼申し上げます。

私は自宅で健康回復に努めます。どうもありがとうございました。
一期会の今後のご発展を心からお祈り申し上げます。


河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


蹴とばした缶に弱気を叱られる

気負いこむ王手まさかの落とし穴

いい知恵も悪知恵も出ず汗流す

まあまあと本音が頭撫でられる

出直しの明日へしがらみ脱ぎ捨てる



( ニュースひとりよがり )


「働き方改革」
先ず議員さんから −国民

「大根の値段が平年の2倍」
大根役者と言われたい −売れない芸人

「白根山が…」
えっ力士がまたなにか −八角理事長


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(509)「高齢ドライバーの運転免許証返納が進む」

高齢ドライバー(特に後期高齢者)の自動車運転免許証の自主返納が進んでいるそうだ。警察庁の発表によると、昨年1年間に運転免許証を自主返納した人は42万2033人、そのうち75歳以上の後期高齢者が約6割の25万2677人、いずれも1998年の(返納制度)導入以来、最多だったそうだ。やはり、昨今の「高齢者による運転事故(しかも死傷事故)の多発で本人の自覚と決断、家族での話し合いによるものだろうが、加えて、75歳以上の高齢ドライバーに対して昨年3月施行の道路交通法の改正で“認知機能検査”が強化され、“認知症の疑いのある人”には、医師の診断が義務付けられるようになったことも(免許証返納に)拍車をかけている、と警察庁では分析している。

平成28年中の自動車(普通)免許保有者を調べたら男45,255,994人 、女36,949,917人の合計82,205,911人(総人口の約64%)。65歳以上(高齢者)の保有者は男11,186,957人 、女6,493,430 人の合計17,680,387(65歳以上の人口35,061,000人の約50%)。75歳以上の後期高齢者の保有者は男3,805,776 人、女1,323,240 の合計5,129,016 人。(75歳以上の人口約17,470,000人の約29%)。ちなみに都道府県別で運転免許保有者(数字は
省略)のうち、後期高齢者(75歳以上)ドライバーが占める割合を見ると、長野、島根、宮崎、山形、高知、鹿児島などが高く、(意外なことに)千葉、兵庫、愛知、埼玉、福岡、宮城、神奈川、大阪、東京の後期高齢者ドライバー比率が低い。理由の1つには、やはり公共交通機関が発達している地域での“後期高齢者ドラーバーの運転免許証返納”が進んでいるのではあるまいか。

一方、内閣府が行なった「運転免許証自主返納に関する世論調査」の結果(概要)を拾ってみると(1)「運転免許証の自主返納制度を知っていますか?」について「知っている」が93.2%、「知らない」が6.8%。(2)「どのような時に、運転免許証を返納しようと思いますか?」について「自分の身体の劣化を感じた時」が64.8%、「家族や友人、医師などから勧められた時」が35.2%。*この回答欄に「高齢者運転による事故多発に影響を受けて」という回答欄が無いのは何故だろう。翁が、あれほど好きだったドライブを、昨年11月で諦めた(愛車を手放した)主要因は「身体の劣化」より「高齢者運転事故多発ニュースによって考えさせられる“高齢故に、いつ突発するが分からない不測の事態”を避けるための“転ばぬ先の杖”であった。その回答欄が無いのは“設問”の不備と言うべきであろう。(3)「運転免許証を返納したあと、代わりに“運転経歴証明書”を(返納者が)貰えることを知っていましたか?」について「知っていた」が52.9%、「知らなかった」が47.1%。
(4)「今後、安心して運転免許証を返納するために何が重要だと思いますか?」について(複数回答)「電車やバスなどの公共交通機関の運賃無料化または割引」64.9%、「地域における電車やバスなどの公共交通機関の整備」59.4%、「買い物宅配サービスの充実」47.1%、「医師や看護師などによる定期巡回診療サービスの充実」43.1%などの要望が目立つ。前述の都道府県別で運転免許保有者中、後期高齢者ドライバーが占める割合でも明らかなように、東京、千葉、埼玉、神奈川、愛知、大阪、福岡など公共交通機関が比較的整備されている都市部での“老人ドライバー”の減少状況が(問4の回答)「地域における電車やバスなどの公共交通機関の整備」(の要望)59.4%にも表れているように思う。

確かに、高齢者にとって足(車=運転免許証)を奪われることは極めて深刻な問題である。
翁のように(車を手放す直前まで)「俺の自動車運転能力は、いささかも低下していない」との思い(過信)が強く、(車を手放すことに)大いに悩み葛藤を繰り返した。ある調査によると、75歳以上のドライバーに「あなたは自分の運転能力(技術・体力・知力)に自信がありますか?」と訊ねたところ、53%の人が「自信がある」と答えたそうだ。本当に(客観的に評価して)優れた運転技術を持っている高齢者ドライバーもいるだろう。が、中には「今まで運転して来て、たいした事故も起こしていないから俺だけは大丈夫だ」と(翁がそうだったように)自己判断(過信)で自分の運転能力を過大評価している人も少なくない。また(これも翁がそうだったように)「とにかく車が好き、ドライブが楽しくって仕方ない、心のうさ(憂さ)も吹き飛ばしてくれる、まさに車は我が余生を支える“相棒”だ」という情感(感傷)と「俺は大丈夫」の過信が免許証返納を躊躇させる要因でもある。

「免許証返納」後の“心理的ダメージ”から生じる高齢者の生活の変化も考えなくてはならない。よく言われていることは、外出の機会が減り、会話が無くなり、テレビ漬け。散歩も億劫がって、(運転していた時より)だんだん足腰が弱まり、老化が顕著になる。翁はもともと独居老人だから(家での)会話は無いしテレビはよく視るほうだし、時々、散歩はするが、それは“健康のため”ではなく“気分転換”(時には『龍翁余話』のネタ探し)の散歩だ。つまり、外形的には車が無くなっても、さほどの変化はない。が、心のうちは、実は、まだ“寂しさ”が尾を引いているのだ。そんな思いまでして翁が車を手放したのは「運転による死傷事故を起こせば、人さま(世間)に迷惑をかけ、自らも犯罪者になって80有余年の我が生涯が“無常の風”に吹き曝され、悲惨な終焉を迎えることになる、その“哀れ”だけは避けたい」一心を(車を手放す)決意の最大理由にしたからだ。

(前述のように)運転免許証の自主返納者には(一生使える身分証明書の)「運転経歴証明書」が貰える。その「証明書」によって幾つかの特典が受けられる。例えば(都道府県によって多少は異なるが)「バス・電車料金が割引または無料」、「タクシー料金が10%割引」、「イオン・イトーヨーカドーでの格安配送」、「銀行での預金金利アップ」、「メガネ・補聴器の10%割引」、「三越・伊勢丹・高島屋での買い物が無料配送」など。魅力的ではあるが翁の免許証の有効期限は2020年4月まで。その後、果たして「免許証返済」をするか否か、今は(車は無いが)“免許証”への未練たらたら・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

羽田の長い一日

先週の月曜日は長い一日を羽田で過ごした。首都圏では珍しく積雪23センチ、マイナス4度という寒さ。 数日前からこの月曜日の寒波襲来について天気予報士は何回も注意を促していた。日本からLAに向かうフライトの出発時刻は午後10時55分。
いつもなら夕方新宿からリムジンバスで羽田に向かうのだけれど当日は霧雨がお昼少し前からすでに雪に変わっていた。夕方にはその雪が降り積もって交通に支障が出る可能性もあるので早めに家を出て羽田に向かった。羽田に到着してランチを済ませカフェの前のテーブルでネットニュースを見たりして時間を過ごしていた。同じころに手前のテーブルに座った日本人の女性も本を読みながら時間待ちをしているようだった。何度か外の降り積もる雪を眺めていたら“すごい雪ですね。フライトは大丈夫でしょうかね、、、”と声をかけられた。聞くと同じような時刻で羽田を出発すると言う。彼女はこれからニュージーランドに10日間ほど旅行に行くと話した。目的は星を見に行くのだそうで自分で計画してホテルも決めたそうだ。私もLAでは週末になると砂漠や山の頂上に度々流れ星を見に行ったものだ。そんな話をその人と話していたら気がつくと夕方になっていた。雪は益々勢いを増してちっとも降りやむ気配は無い。友人からも成田ではJALや他の便が欠航になっているけれど大丈夫ですかとメールが入ってきていた。羽田エアポートのアナウンスもどこの飛行機が遅れているとか搭乗ゲートが変更されたなど頻繁に連絡が入っていた。多少遅れても、きっと私の便は飛ぶだろうと勝手に思っていたので心配はしなかった。しばらくすると、やっぱりLAに向かう飛行機の到着の遅れで今の所、発着時間が未定だとアナウンスが流れた。 12時を過ぎた頃、飛行機の機体に凍り付かない特殊な粉末状のものをふり掛ける作業や点検をしているのでしばらくお待ちくださいというアナウンスが流れた。そしてようやく3時間遅れで飛行機はLAに向けて飛び立った。LAに戻って数日後、ニュージーランドに行った女性からメールが入った。ニュージーランド行きのフライトもやはり3時間遅れで出発だったらしい。 天気予報では曇り空で、せっかくの星が見られないかもしれないと心配していたけれど見事な星が見られて感動したと、、、こんなに星が多いとは知らなかったと書いてあった。“良かったね”と早速返信した。“ 星が見たいから ”という理由で自分の時間とお金を使える価値観に素直に共感してしまう。そういう贅沢な時間の過ごし方がもっと受け入れられる日本社会になるといいなと思う。 内閣府の“ 働き方改革 ”という実現はまだまだ遠いのだろうか、、、

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

Norah Jonesが自身でピアノ演奏して歌うアルバムを紹介します。
2016年10月にリリースされたアルバムです。
この作品の前作からの4年間に二人の子供を出産し子育てしているときにピアノを演奏していたそうで、その時の構想をまとめたのがこのアルバムだそうです。
これまでの曲と一味違う落ち着いた感じのするアルバムです。

"Day Breaks" Norah Jones

01-Burn - Norah Jones / Sarah Oda
02-Tragedy - Norah Jones / Sarah Oda
03-Flipside - Norah Jones / Pete Remm
04-It's A Wonderful Time For Love - Norah Jones / Sarah Oda
05-And Then There Was You - Norah Jones-Pete Remm
06-Don’t Be Denied - Neil Young
07-Day Breaks - Norah Jones / Pete Remm
08-Peace - Horace Silver
09-Once I Had A Laugh - Norah Jones
10-Sleeping Wild - Sarah Oda
11-Carry On -Norah Jones
12-African Flower “Fleurette Africaine”- Duke Ellington



ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

田渕さんから4月20日に開催される関西加州会の案内が届きました。今年は記念すべき20回目の開催となります。一年ぶりに皆さんと会えることをとても楽しみにしています。もう一つ、この頃には住宅の修繕工事が完了しているので、待ち遠しいです。

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雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1133

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com