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1132号

NO.1132     Ryo Onishi              1/21/2018

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雑貨屋のひとり言

昨年の外国人訪問客数が大阪で1111万人と最高になったようです。昨年の函館訪問、一昨年の札幌訪問でも行く先々でアジア系外国人の方が日本人より多いのではないかと感じました。昨年初めて行ったUSJもアジア系外国人の数が圧倒的でした。30年以上前、私たちがロスにいたころものすごい数の日本人がいたのと似ているのかもしれません。昨日テレビ番組で大阪駅の南ゲート広場にある「水の時計」が外国人旅行者に人気だと紹介されていました。上部の複数のノズルからでる水糸を1本1本個別にコンピュータ制御し、空間に文字や絵柄を水で表現するというものです。 近くに住んでいてよく大阪駅に行っているのですが、気づきませんでした。近いうちに観に行こうと思います。≪R.O≫

 

 長野、新しい風

私は当地ロサンゼルスを中心とする日系バイリンガル新聞である羅府新報の『磁針』欄に、ほぼ月一度寄稿をしています。ここで磁針寄稿250回を迎え、これまでの寄稿文を整理しています。

ほとんどの文章は当、雑貨屋ウイークリーに投稿しているコメントですが、『磁針』のほうはロサンゼルスを中心に滞在している日本人や日系人を対象にしており、また紙面の都合上、文字数に制限があり(860文字)、雑貨屋用とは若干ニュアンスが異なった書き方、内容になっています。

そこで過去の磁針寄稿文をここにも連載させていただき、ご参考に供します。

『長野、新しい風 』(羅府新報、2000年11月掲載)
 「今回の県知事選は、正直言って私達県民が現在の県政に嫌気がさしていて、何か新しい感覚の持ち主なら誰でも良かったというのが本音だったと思います」

 このコメントは、44才の若き作家、田中康夫氏が当選した十月十五日の長野県知事選挙の結果について、長野県の友人から受信したEメールの一部だ。

田中氏は、政・官・業という既成組織の上で磐石だった筈の前副知事を破って、十万票以上の大差をつけて当選した。

 長野県は私にとって就職以来、多感な青春時代を過ごし、故郷と同じ思いのあるところなので、この選挙は他人事とは思えぬものだった。

 前記友人のEメールは続く、「私は仕事柄、県の役人と接触する機会がありますが、役人の中にも、また似たような知事が出てこられたらたまらない、と感じている人が多いのには正直びっくりしました・・」
 
 戦後、知事が民選となってから長野県知事はたった三人、堅実で安定と言えば聞こえは良いが、こんな県政では自由な民意の反映など、とても無理だ。

現に、今回の選挙後に摘発された選挙違反には県公務員による強権発動、組織による締付けが多数あったと聞く。

 また、今回の選挙ではEメールを中心としたI.T.(情報技術)が県内各地の勝手連のツールとして効果を発揮したとのこと、県民に浸透した新しい選挙方法は確実に県民意識を変えたようだ。

県民の後押しで当選したとは言え、田中新知事にとってオール野党の県議会を相手に長野県政をどのように風通しのよいものにするか、これから苦闘と試練の日々が続くに違いない。

新知事は、これから時には県民に“苦い劇薬”を飲んでもらう事もしなければならないだろう。「改革」とはそういうものだ。

 また、文化人知事にはスキャンダル絡みの“落とし穴”も多い。とんだところで足を掬われ、「新しい風」が「悪性の風邪」にならないよう、新知事には充分注意してもらいたいものだ。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


皺寄せが先ずは格差の底に来る

抜け駆けのトップがほざく結果論

安酒に残念会の顔が寄り

責任を薄め合ってる判の数

情報の海でマイペースの焦り



( ニュースひとりよがり )


「自民総裁選に意欲」
鉄の天井を破ろう −野田総務相

「白鵬、稀勢の里休場」
はれのひ≠ンたい −大相撲前売り券

「藤井四段、 佐藤名人に勝利」
将棋界も大変だな −稀勢の里


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(508)「鬼の霍乱」

普段、衛生面では神経質過ぎるくらい注意している翁、外出時は必ずマスク着用、人混みや電車の中で、もし、咳やクシャミなど風邪症状と思える人が近くにいたら直ぐに離れる。電車の中で、たとえ座席に座っていても隣や真ん前に“怪しい奴”がいたら(来たら)、席を立って場所を移動する。行先で、うがい、手洗いをする(または、持ち歩いている除菌アルコールタイプのウエットティッシュで手を拭く)。行先で、もし、風邪引きと対面するようなことがあれば遠慮なく「失礼するよ」と言ってマスクを着ける。そして出来るだけ短時間(数10分)で面談を終える。老人になってから神経質になったのではなく、若い時から衛生観念は人一倍強かった。それが高齢になるにつれ、一段と“過”になった。帰宅してから、玄関先でマスクを外し、コートなど上衣を軽くはたいて玄関に入る。使用マスクを捨て、うがい、手洗いを済ませて、やっと落ち着く――それほど徹底しているのに翁、5日ほど前、不覚にも風邪を引いてしまった。10数年振りの“鬼の霍乱(かくらん)”だ。それも(あれほど気を付けているのに)電車の中で風邪菌を移されたのだ。

その日、会社(代々木)で早めのミーティングがあって8時半ごろ東急池上線・戸越銀座駅から電車に乗った。3つの車輛が全部超満員。次の電車にしようかと思ったが、五反田駅まで2駅、約3分、我慢しようと思って(3台目の車両の最後尾の入り口から)最後に乗り込みドアにへばりついた(翁はいつもドアの入り口近くに立つ)。ところが翁の左側に、マスクは着用しているが咳はする、鼻はズルズルの若者がスマホをいじっていた。“イヤな奴がいる”と思ったが、わずか3分程度、お互いにマスクをしているので“まあ大丈夫だろう”と顔だけ反対側にそむけ、我慢した。五反田駅までの3分が長かったこと。

その夜、食事を済ませ、シャワーして、いつものようにソファーに横たわり、厚い毛布を掛けてテレビを視ていたら居眠りしてしまった。1時間ほどして目が覚めたら体がゾクゾクして来て、だるさを感じ、目の辺りが熱っぽい。“湯冷めかな?”と思ったが、暖房はしているし、毎晩、同じようなリズムを繰り返しているのだから、そんなはずはない。“な〜に、ちょっと疲れが出たのだろう”と軽く考え、ハチミツ湯を飲んで早めに就寝した。ところが夜中、寝苦しさで目が覚めたら、やたらクシャミを連発。体がいよいよだるく(と言うか)節々に少し痛みを感じるので、急いで体温を測ったら37度もある。翁の日常の体温(平熱)は比較的低く35.5度前後だから翁にとってはかなりの高熱だ。“あ〜あ、やはり風邪かインフルエンザか”取り敢えず富山の置き薬箱から“カゼコーラックGO“を取り出し、それを飲んで直ぐに寝たのだが、なかなか熟睡出来ず鬱々として朝を迎えた。いったい何が原因でこうなったのか?フト、昨日の電車の中の“イヤな奴“を思い出した。ほかに原因があったのかもしれないが、思い当たるのは、あの鼻ズルズルのスマホ男しかいない。

翁は2カ月に1度、近くのクリニックで肝臓の働きを改善する薬(ウルソデオキシコール)や痒み止めの塗り薬(ヒルドイドローション)を貰いに行っている。ちょうど薬切れの時期だったので、翌日、ドクターに診察して貰った。「風邪」と診断された。「私は昨年10月にインフルエンザ予防注射をしたのに」と言ったら、ドクター曰く「インフルエンザワクチンを予防接種することで敵(菌)を攻撃する働きが出来ます。しかし、インフルエンザウイルスの体内侵入を防ぐことは出来ません。それでも症状は予防接種をしなかった人よりも軽く済みます。それと、インフルと風邪、症状は似ている部分もありますが、風邪の多くは、38度以下の発熱で咳、クシャミ、鼻水、のどの痛み、痰などの症状、インフルは一般に38度以上の高熱で(風邪と同じ症状の)クシャミ、鼻水、のどの痛みのほか、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状が強く現れます。人によっては、目まい、吐き気、腹痛などを起こすこともあります」――翁は、クシャミ、鼻水、(軽い)関節痛、そして熱はあるが、痰、のどの痛み、頭痛、筋肉痛、食欲不振、目まい、吐き気、
腹痛はない。だから(ドクターが説明してくれた)インフルエンザでないことは確かなので安心した。でも、“風邪は万病の元”ましてや“肺炎”にでもなったら大変だ。ということで昨日(土曜日)までの5日間、(食料の買い込みに、1度だけスーパーに行ったが)自宅療養に専念、クリニックで貰った風邪薬「クラリスロマイシン錠200mg(細菌の感染を抑える)」、「アセトアミノフェン錠500mg(痛みや熱を抑える)」、「ツムラ漢方薬(鼻炎を抑える)」の3種類のほか、普段(3か月に1度)慶応病院から貰っている「アジルバ錠10mg」と「アダラートCR10mg」(いずれも血圧を下げる薬)、「メバロチン錠10mg」(コレステロールを調整する薬)それに(前述の)「ウルソデオキシコール」と合わせ、5日間は7種類、朝・昼・晩、まさに“薬漬け”の毎日だった。

ところで、昨年の秋口から新年(1月)にかけて、インフルエンザが猛威をふるっていることはご承知の通り。厚労省の発表によると、新年第1週(2018年1月1日〜7日)に医療機関で受診したインフルエンザ患者数は全国で約124万人いたそうだ。(その期間)患者数の多い都道府県は宮崎県、沖縄県、大分県、福岡県、長崎県、滋賀県、滋賀県、岐阜県、熊本県、茨城県、鳥取県、香川県の順となっている。東京都でもインフルエンザの猛威は例外ではない。地域別に見ると世田谷区、多摩府中、八王子市、江東区、中野区、荒川区、大田区、南多摩、練馬区の順となっている。全国的に共通していることは、子ども、高齢者の患者が多いこと。風邪・インフルに関してはより神経質に予防を心掛けなければ・・・

さて翁、5日間、おとなしく自宅療養に専念したお蔭で、ようやくこの原稿を書けるまでに回復した。辛かったのはシャワーが浴びられずゴルフにも行けなかったことだが、幸いに食欲だけは旺盛だった。それ故に翁のメタボはいっこうに変わらない。が、それでいい。新年早々の“鬼の霍乱”を猛省、今年は更に健康(衛生)管理に気をつけ“老犬、ますます老健に生きよう”と意を新たにした次第・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

数十年前に録音されたジャズであっても最新のジャズであってもワクワクさせてくれる魅力があります。これまでたくさんのジャズを聴いてきましたが飽きずに聴けるのはこのワクワク感だと思っています。このコーナーは私のワクワク感が評価の基準でジャズアルバムの感想を紹介している雑貨屋のひとりごとです。このコーナーで紹介したアルバムを聴いてみる人はあまりいないとかもしれませんが、メモ帳代わりにこれからも書き続けたいと思います。
今週はスムースジャズでSax奏者Vincent Ingalaの"Can't Stop Now"を紹介します。
1992年12月コネクティカット州出身でハイスクールを卒業したばかりの19才でデビューしています。完成度の高いアルバムで美しい音色を聴かせてくれます。

"Can't Stop Now" Vincent Ingala

01-Can't Stop Now 4:11
02-If I Could Fly 4:15
03-Read Between The Lines 4:21
04-Wish I Was There 4:17
05-Kimi Trick 4:03
06-This Time Baby 3:36
07-Groovin' U 4:01
08-Sexy Mama 4:03
09-Just Imagine 4:24



ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

先週金曜日、家から歩いて15分くらいのところにある皮膚科に行きました。珍しく空いていてすぐに診察してもらえました。前回受診してから数年ぶりにドクターに会ったのですが、ずいぶん変わっていました。小太りのイメージだったのですが、日焼けして筋肉隆々の身体になっていたのです。筋肉トレーニングをしているとのことで、だいぶ若くなったように見えました。ドクターは人の話を良く聞き、褒め上手です。もちろん私はドクターのシェイプシェイプアップされた姿をベタ褒めしました。相手の良いところを褒めるのはお互いの気分を良くさせてくれます。

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Zakkaya Weekly No.1132

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com