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1106号

NO.1106     Ryo Onishi              7/23/2017

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雑貨屋のひとり言

神戸元町にケンミンという名の食品会社があり、お米でできているビーフンを販売しています。兵庫県民はこのビーフンを食べる人が多いと、ケンミンショーで紹介されていました。私たちは 7年間、神戸に住んでいたのですが、あまり食べた記憶がありませんでした。美味しそうなので早速買ってきて食べています。豚肉やたっぷりの野菜を入れて簡単に調理できるのでとても重宝しています。お昼のメニューに困ったらこのビーフンがいいですね。≪R.O≫

 

 ゴム製ものさし

私は当地ロサンゼルスを中心とする日系バイリンガル新聞である羅府新報の『磁針』欄に、ほぼ月一度寄稿をしています。ここで磁針寄稿250回を迎え、これまでの寄稿文を整理しています。

ほとんどの文章は当、雑貨屋ウイークリーに投稿しているコメントですが、『磁針』のほうはロサンゼルスを中心に滞在している日本人や日系人を対象にしており、また紙面の都合上、文字数に制限があり(860文字)、雑貨屋用とは若干ニュアンスが異なった書き方、内容になっています。そこで過去の磁針寄稿文をここにも連載させていただき、ご参考に供します。

『ゴム製ものさし』(磁針寄稿文、98年11月掲載)
日本語では何かを言う時、なるべく穏やかな言葉で表現するのが一般的に良い日本語であるとされている。

例えば 「女中」 と言う代わりに 「お手伝いさん」 と呼び、「百姓」(この言葉はもともとは由緒正しい言葉なのだが) を「農家」 「農民」などと言い換えて満足している。

1945年8月15日は日本にとっては敗戦の日であるのに我々は 終戦記念日 と呼び慣れている。

終戦(敗戦)と言えば当時、日本(帝国)政府はポツダム宣言を受諾するにあたり、最後の懸案だった国体の護持、即ち天皇制の維持について、連合国側からの回答の一部を敢えて「誤訳」して、軍部や徹底抗戦派を説得した一幕があったと言う。(回答は天皇は連合国最高司令官に『隷属す』と訳されるべきところを『制限の下に置かるるものとす』と訳された)


今、我々が日本語で 「規制緩和」 と言っているのは、英語の “deregulation” の訳語なのだそうだが、この場合の日本語は 「規制撤廃」 の方がより近い意味ではないだろうか。

さらに「日本国憲法」のように半世紀たっても 一字一句どころか句読点すら変えないで平気でいられるのも日本だ。

国家も社会も世界もこんなに大きく変化しているのに 我々の憲法が変わらないのは、日本が変化に応じ、都合よく解釈を変えているからだ。

どうも我々日本人には、何か問題が発生すると、基本はそのままにして、その解釈や言い回しを変えることによりお互い暗黙のうちに納得・了解しあう癖があるようだ。

例えて言うなら 長さを測る「モノサシ」を生ゴムで作っておいて、必要に応じて その「生ゴム製モノサシ」を伸ばしたり縮めたりして 長さを決めているのと同じで、日本とは実にフレキシブルで便利なところだ。

でも日本の中ではこれでも良いかもしれないし、私自身は こんな日本が大好きなのだけれど、国際社会という厳しい荒波に 果たしてこれで耐えてゆけるのだろうか、どうも心配だ。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


履歴書のここにここにも汗の染み

七坂のどこかで夢の落とし物

残高が減る預金帳余命表

御仏の慈顔唯物論も老い

日々多忙生き甲斐というギャラでよし


( ニュースひとりよがり )


「梅雨明け宣言」
ただし永田町周辺を除く −気象庁

「シンゾーへ」
支持率ごときにおたおたするな −トランプ

「またも窮地」
内閣改造までの辛抱 −稲田防衛相


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

今週はお休みです。

 

茶子のスパイス研究

冷やしあめ

日本は梅雨明け前から毎日猛暑が続いていて本当に気の毒だ。LAも数週間前は異常な暑さでLAダウンタウンは100度近い日もあった。このサウスベイでさえ暑くてアイス枕でも使おうかと思ったくらい寝苦しい夜が続いた。そんな訳でしばらくスイカを買いにマーケットに通い麦茶もたくさん飲んだ。ようやく今週は朝晩涼しい風が吹くようになってホットした。その途端、冷蔵庫の中の麦茶やスイカの摂取量がぐっと減った。
今日、日本のTVの料理番組を見ていたら冷やしあめの作り方を紹介していた。この冷やしあめという飲み物は関西に昔から伝わる夏の飲み物なのだそうだ。作り方は生姜を擦ってしぼり汁をガーゼでこし(これは後から使う)擦った方の繊維の生姜から先に水と三温糖で煮詰めながらアクをとる。そこに麦芽水あめを入れて生姜汁を入れ再び煮つめてアクをとり最後にもう一度、こして不純物を取り除き透明にするのだそうだ。それを水か炭酸水で2倍に薄めて氷を浮かべて出来上がり。

その冷やしあめの作り方を見ていたら、今年の5月に訪れた京都の路地の店を思い出した。ふと看板を見上げたら生姜とツボの面白いディスプレイが空に浮かんでいた。
そのディスプレイに誘われて店に入ったら、そこが冷やしあめの専門店だった。ちょうど歩き通しで汗をかき喉も乾いていたせいか、そこで飲んだ冷やしあめがとても美味しかった。その琥珀色の透明な飲み物を口にしたのは初めてなのに、どこか懐かしい味がした。その、とろりとした口当たりとほんのり甘くすっきりとした生姜の味は絶妙なバランスだった。炭酸で割ったら和風ジンジャエールのような味かもしれない。アルコールと割ってもいけるかもしれない。そう思ったらいよいよ冷やしあめを作りたくなってきた。今年の夏は冷やしあめで乗り切ろう。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

Amazon Primeの会員になると無料で音楽が聴けます。GeoのCDレンタルでは限界があるので、たまにここでアルバムを探します。新しい音楽に出会えるので楽しみが広がります。Air Playでオーディオアンプで聴けますし、iPhoneにダウンロードして聴くこともできます。今週見つけたアルバムはスウェーデン人のJonathan Fritzenの"Fritzenized"です。Jonathan Fritzenは1982年生まれの34歳です。彼の音楽はスムースジャズ、フュージョンのカテゴリーに入ります。
洗練されたポップなサウンドが印象的で、どの曲も飽きずに聴き続けられます。

"Fritzenized"  Jonathan Fritzen

1.Fingers on Fire
2.Euphoria
3.Funky Night, A - (featuring Laila Adele)
4.Enchantment
5.Celebration - (featuring Gerald Albright)
6.Sailing Away
7.Guacamole
8.Jungle, The
9.Kiss Goodbye
10.New Beginning, A

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

朝から暑いので、ショッピングセンターは避暑でやってくる人たちで賑わっています。公園で子供たちを遊ばせることができないので屋内のキッズの遊び場もいっぱいです。人がたくさん来れば、消費につながる可能性があるので、ショッピングセンターは期待していると思います。この時期はサマーバーゲンがあり、掘り出し物を探すのが楽しみです。

今日は午後から孫たちが来るので、早めに散髪をしておこうと開店時刻の8時半に間に合うように行ったらもういっぱいで驚きました。土日はいつも開店前からお客は待っているそうです。いつもと違う行動をしたらいつもと違う光景が見えます。

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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1106

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com