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1105号

NO.1105     Ryo Onishi              7/16/2017

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雑貨屋のひとり言

連日の猛暑日、熱帯夜、今年も早くから真夏になっています。蝉の声が日に日ににぎやかになってきているので梅雨が終わったように思います。みなさんはどのようにこの暑さの中を過ごされているのでしょうか。気温が上がる日中はジムやショッピングセンターで過ごす方が多いように思います。これからまだ2か月くらいは暑さをどうしのぐか、どう楽しむかですね。水分補給を心がけましょう。≪R.O≫

 

 自分を変えねば

私は当地ロサンゼルスを中心とする日系バイリンガル新聞である羅府新報の『磁針』欄に、ほぼ月一度寄稿をしています。ここで磁針寄稿250回を迎え、これまでの寄稿文を整理しています。

ほとんどの文章は当、雑貨屋ウイークリーに投稿しているコメントですが、『磁針』のほうはロサンゼルスを中心に滞在している日本人や日系人を対象にしており、また紙面の都合上、文字数に制限があり(860文字)、雑貨屋用とは若干ニュアンスが異なった書き方、内容になっています。そこで過去の磁針寄稿文をここにも連載させていただき、ご参考に供します。

 『自分を変えねば』(磁針寄稿文、98年9月掲載)
「以前から結婚を考えている人がいますが、どうしても踏み切れません。一度占ってもらいましたが、相性も悪く別れたほうが良いといわれました。新しい人を見つけたほうが良いのでしょうか。…(略)…」

これは先日読んだ日本の週刊誌の占い相談欄に掲載されていた人生相談だ。この相談に対する回答は次の通りだった。

「確かに相性は良くないようです。でも、だから悪いのではなくて、だから良くするにはどうしたらよいか。これが運を変える事なのです。相手を変えたら良くなるのではなく、あなたが変わったら良くなるのです。…(略)…あなたも引込み思案にならずに、積極的に彼をリードするなら明るい家庭を築くことは可能です。よく考えてみてください。」

これは占いというよりは、人生相談といった方が良いような気がするが、私など思わず「ナルホド、さすがプロはうまい事を云うもんだ」と感心した。

人間、自分の思う通りにならないと、すぐ周囲の環境や社会のせいにし、それを種に安易に訴訟を起こす。最近当地でもこういう訴訟が多く目立つ。

確かに環境・社会悪には敢然と立ち向かうことは必要であり、それによって世の中が進歩することは確かだが、それと同時に自分自身を謙虚に振り返ってみる姿勢も重要ではないだろうか。

21世紀まであと850日余り、私自身への自戒も込めて、世の中を変えようと思ったら先ず自分を変えなければならないことを肝に銘じておかなければならぬ。

「人事を尽くして天命を待」てば、「天は自ら助くる者を助」けてくれる筈だけれど、ついつい 愚痴る弱い我が身の俗っぽさ、――わかっちゃいるけどこれが現実と言うものか。――でも、まあいいか。この俗っぽさこそ、人間であることの証明なんだろうから。

それにしてもこの世の中、頭に来る事多いねえ。 嗚呼(ああ)やっぱり 私は俗人だ!

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


トビの子にタカになれよと巣立ちさせ

ITの海に仰天 井の蛙

トレードに出されて水を得た魚

蛍にはどっちも苦い水になり

馬子唄も牛追い唄も消え野山

( ニュースひとりよがり )


「死因」
一党独裁という名のガンでした −劉暁波

「不支持が支持を超す」
歴代内閣に追いついた −安倍首相

「稀勢の里連続休場」
頼みの綱なのに −相撲協会


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

今週はお休みです。

 

茶子のスパイス研究

報道

やっぱり日本の報道は切り取り、編集、印象操作を巧みにやっているのだな〜という事を実感した。この数か月、どこのチャンネルを見ても、うんざりするほど学園物語(森友、加計)のニュースばかりが垂れ流されていたようだ。報道バラエティ番組(娯楽番組なのだろうか)では芸能プロダクションと契約しているジャーナリスト風の人たちが自分たちの考えなのか言わされているのか誰もが同じような観点で同じような見解で喋っている。違う局の放送であっても制作会社は同じグループの同じような考え方を持つ人が采配していれば、どこから切っても金太郎飴のような結果になってしまう。北からはミサイルが度々飛び中国漁船を装った民兵の船が日本海をウロウロしているというのに学園物語ばかりヒステリックに流す異常さが、きな臭いと思っていた。あまりに馬鹿馬鹿しいので無視していたら参議院議員の青山氏が閉会中審査で前川氏に質問をするというので見てみようという気になった。ネットで配信されていたので海外からでも見る事が出来る。今月10日月曜日の事だった。
元愛媛県知事で文科省OBであった加戸氏が語った加計学園の7つの真実。とてもクリアな説明とその真摯な態度に感動した。ところが、国民が知るべきこんな大事な事が一切新聞(産経新聞を除く)でも民放でもNHKでも見事にカットされていたのだ。
驚いた。TVでしかこのやり取りを見ていなかった日本の知り合いの人にネット動画で配信されている事を伝えたら見てすぐに連絡が来た。とても怒っていた。まさか、そこまで、TVやメディアが露骨にやるものなのかと思ったが呆れた。電波利権の話やメディアを覆っている外国勢力の影響力や工作員の話などなど…
アメリカの場合は反トランプのCNNやそうでないFoxニュースなどいろいろな見解があるので両方見て考えられるし自分がいいと思うチャンネルを見ればいい。そういうチョイスがあるだけ、まだいい。報道番組はただありのまま起きた事をそのまま流してくれればいい。それを見て考えて判断するのは私達なのだ。下手な小細工などして欲しくない。司会やアナウンサーはもっとゲストの話を聞くようにしてほしい。いつの間にか司会やアナウンサーの人が自分の主観や考え方などを押し付けている報道番組もある。
先日、あるジャーナリス(ネットTVでしか出演していない)が日本で起きているメディアの動きと米国で起きているメディアは似ていてその裏には赤いあの国の存在が見え隠れしていると言っている。今国内でバタバタしていたら喜ぶのは赤い国かもしれない。
茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

テレビで懐かしいフォークソングやポップを集めたCDの通販PRをたまに見かけます。若い頃によく聴いた思い出の曲が流れると口ずさんでしまいます。40〜50年経つのでオリジナルを歌った歌手やグループは昭和生まれの人しか知らないでしょうね。もちろんいい歌はカバーで歌い継がれています。
ジャズはアーティストが自分なりにアレンジしたものが多いので何年前の曲であっても新鮮に聴けます。音楽はそれぞれの楽しみ方があるのでいいですね。
Renato Sellani Trioの"O Sole Mio"はイタリアのスタンダードを集めたアルバムです。
ナポリ民謡の"O Sole Mio"はみんなが知っている曲です。

 

"O Sole Mio"  Renato Sellani

01-Donna
02-Tu Che M'hai Preso Il Cuor
03-Ma L'amore No
04-Estate
05-Abbassa La Tua Radio
06-O Sole Mio
07-In Un Vecchio Palco Della Scala
08-Naples Medley
09-Autoritratto

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

「記憶にない」と発言する議員が多すぎます。都合が悪くなるとこの言葉を使いますが、そんなに時間が経っていないのに本当に記憶がないのなら議員になっていることすらおかしいわけで資格はないように思います。

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Zakkaya Weekly No.1105

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com