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1089号

NO.1089     Ryo Onishi              3/26/2017

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雑貨屋のひとり言

春分の日を過ぎましたが、まだ寒い日が続いています。日差しが暖かそうなので少し薄着で外に出たりすると、体温が奪われるので油断はできません。花粉も多そうなので私は外出時にマスクを着用していますが、同じようにマスクしている人を多く見かけます。彼らも花粉症なのでしょうか?≪R.O≫

 

 羅府新報コラムの終了

私は当地ロサンゼルスを中心に発行されている日刊新聞『羅府新報』の第一面に掲載されるコラム欄『磁針』の(4週間ごとの)定期執筆者として1997年8月から今月まで、19年7か月にわたり、累計256回にわたり寄稿を続けてきました。

羅府新報は1903年に創刊された北米最古の日系新聞であり、ロサンゼルス地域のみならず世界各地で読まれているバイリンガル(日英2か国語)新聞です

ところが今回、私は突然の心臓疾患手術をはじめ体の不調に襲われ、医師からもコミニティ活動の自粛を申し渡されました。

私自身も体調の回復が思った以上に思わしくなく、移動も歩行器に頼らざるを得ない状況になってしまい、思ったような動きが出来ず、経験も取材も全くできなくなり、さらに加えて手術・入院の影響とみられる倦怠感や体力の著しい減退に襲われています。心肺に苦痛が伴い、昼間もこのまま起きていることが辛く、ベッドに横になっている時間ばかりとなっています。

これ以上、『磁針』コラムの原稿を書くには、心身ともに耐えがたくしたがって誠に残念ですが、ここで今回をもって『磁針』担当から身を引かせてもらう決断をし、新聞社へ意思を伝えました。

この羅府新報への月一回の原稿送付は私にとって社会とつながる一手段であっただけに、ここから身を引くのは耐え難い思いなのですが、健康状態には逆らえないのが今の偽らざる実感です 。

『磁針』欄は羅府新報第一面にほぼ毎日、執筆担当者が決められて四週間ごとに寄稿していました。

これまで私が寄稿した原稿の多くの文章は当、雑貨屋ウイークリーに投稿しているコメントの書き換えのようなものですが、『磁針』のほうはロサンゼルスを中心に滞在している日本人や日系人を対象にしており、また紙面の都合上、文字数に制限があり(860文字)、雑貨屋用とは若干ニュアンスが異なった書き方、内容になっています。そこで次回から、この雑貨屋ウイークリーに磁針寄稿文を掲載させていただき、ご参考に供したいと思います。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


万歩計咥えてポチがやってくる

腹の虫ときどきポチが食べてくれ

猛犬に注意の犬にじゃれつれ

飼い主のマナーを犬が悲しがり

一匹と二人隣もお向かいも


( ニュースやぶにらみ )


「稀勢の里が怪我」
痛い! −相撲協会

「証人喚問」
国会への爆弾持ち込み不可 −政府 自民党

「公示地価下げ止まる」
国有地はいくらでも下がる −森友学園



河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(469)「新事務所開き・修祓式・旭山桜」

翁と長年の親友Sさんが社長をしている情報処理サービス会社(ソフトウエア開発・ハードウエア導入支援・システム開発と運用支援などを主業務とする会社)が3月18日に移転(新事務所)披露パーティを開いた。翁もご招待を受け参席した。新事務所は、神宮の杜を背に代々木、原宿・千駄ヶ谷から、いずれも徒歩10分の明治通り沿道に在り、翁の会社(代々木)からも近い。広々とした明るいオフィスだ。室内の東南と思われる場所に、小振りの祭壇が設けられている。ご承知のように地鎮祭・起工式・上棟式・竣工祭式・落成式・新事務所開きなどでは日本の伝統的な神道行事『修祓式』(しゅばつしき=お祓い)を行なうのが一般的だが、近年、新事務所開きに『修祓式』を行なう会社・団体がだんだん少なくなっていると聞く。そんな中で、先祖代々神道崇敬の家柄に育ったSさんの会社の新事務所披露パーティは、当然ながら近くの八幡神社から神職を招いての厳粛な『修祓式』から始まった。子どもの時から神社仏閣に縁の深かった翁も、やはりこの『修祓式』に出会うのは嬉しいし、身が引き締まる。

読者各位におかれては、いろいろな宗教をお持ちだろうが、これから先、この『修祓式』に参列される機会もあろうかと思うので、ご参考までに式次第を簡単に紹介しよう(ご年配の方々はすでにご承知のことなので失礼とは思うが・・・)まず【手水(てみず)の儀)】式場に入る前に手を洗い、口をゆすいで身を清める(新事務所開きなど出張修祓式では省略することが多いそうだ)。【修祓(しゅばつ)の儀】(祭壇周辺の)穢れを払い清浄にする。【降神(こうしん)の儀】祭壇に神様をお招きする。【献饌(けんせん)の儀】お出でになった神様にお供えをする。実際には前もって神撰を祭壇に供えておくので、神酒の入った器(瓶子=へいじ)と、水の入った水器の蓋を取る(開ける)だけの儀式。【祝詞奏上(のりとそうじょう)】(修祓式の)主催者と業務概要を紹介し事業の繁栄・全社員及び参列者の健勝などを(神様に)奏上し祈願する。【清祓い(きよはらい)の儀】“四方祓い”とも言い、新事務所全体を祓い清め、全社員や参列者に災いが生じないよう祈願する(建築関係の場合は、当該土地を祓い清め、工事関係者などの安全を祈願する)。【玉串奉奠(たまぐしほうてん)】会社の繁栄・全社員の無事・参列者の健勝を祈り、その願いを玉串に託して神に捧げる。玉串とは、紙垂(しで)や木綿(ゆう)をつけた榊の枝のこと。神職から手渡される玉串を受け取り、右手は上、左手は下から添える。胸の高さに持って神前(祭壇)の玉串案(台)の前に進み軽く一礼、玉串を時計回りに廻す。榊の枝の根を祭壇に向けて台に乗せる。それから2礼2拍1礼して下がる。下がる時、もう一度1礼すると恭しさが増す。更に(玉串を渡してくれた)神職に軽く会釈するのも見た目がいい。翁は、これまでに幾度か玉串奉奠の機会を得たが、下がる時の“もう一度の1礼”と“神職への会釈”を忘れることが多かった。【撤饌(てっせん)の儀】祭壇から供物を下げる儀式だが、実際には【献饌の儀】の時に行なった(神酒の入った瓶子と、水の入った水器の蓋を開けた)蓋を元に戻す所作。【昇神(しょうしん)の儀】祭壇にお招きした神様を天上へお送りする儀式。ちなみに【降神の儀】と【昇神の儀】の際、神職が「お〜お〜お〜お〜」と大きな唸り声をあげる。傍で聞いていてその迫力に圧倒される。その唸り声を発することを何と言うのか翁は知らないが、『奉神御詠歌』(ほうしんごえいか=♪敬い申し上げる 天におわす御主(おんあるじ) 光り輝く御姿で現れ給う・・)と言う歌があるので、とりあえず翁は(光り輝く神に敬い申し上げる)「我ら民のもとへお出ましあれ」の“お願い”と、お出まし戴いたことへの“お礼”の意味で(唸りを)『奉神讃歌』と呼ぶことにしている(翁の造語)。(讃歌とは、本来、神を讃える、の意。)

さて『修祓式』後の和やかなパーティ(直会=なおらい)の中締めあたりで翁、S社長へ
(お招きいただいたことへの)謝意を述べ退席しようとしたら、S社長から(かの有名な日比谷花壇の)『旭山桜の鉢植え』(一切桜)をお土産に頂戴した。

3月18日 3月25日

“旭山桜”とは、花びらが沢山重なるように咲く(八重桜と同じ)桜で“ソメイヨシノ”より1週間ほど後に咲く品種だそうだが、日当りのいい翁のベランダの“旭山桜”は、街の“ソメイヨシノ”とほぼ同じ早さで咲いて来ているように思える。実は翁、先月(2月)17日に配信した『龍翁余話』(463)「自然への憧れ」で【・・・猫の額ほどのベランダで、コマツナ・ピーマン・リーフレタス・キュウリ・ナスなど、いずれかの“ベランダ菜園”を4月から開始しよう】と書いたが、それより先に、今、我が家のベランダには“旭山桜”(一切桜)が主役の座についている。毎朝、少しずつ花を開く姿が美しく、翁の目を楽しませてくれる。“一切桜”とは“小型の桜”という意味だそうだ。そして、花言葉は(八重桜と同じ)“豊かな教養”、“理知に富んだ教育”――と、ここまで書いたら、あの大阪の何とか学園・理事長夫婦の顔が浮かんできた。ヌケヌケと「天のお告げで学校を造る」、「天の神が現れた」と(神を畏れぬ)厚顔ぶりに、翁の(彼らへの)印象は“狡猾”、“傲慢”、“自己陶酔型”としか思えず、どこから見ても“豊かな教養”も“理知に富んだ教育”のかけらも感じられない――とまれ、翁、毎朝ベランダの“旭山桜”を観て(観察の間だけでも)“豊かな心”に浸ることにしている・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

メディア

前回、日本に帰った時の事だ。ピンポーンとドアベルが鳴った。最近はインターフォンがあるので下まで降りて行かなくてもいいし、顔を見ないで業者の人の売り込みが断れるから便利だ。その時の会話、相手方 “夜分遅くすみません。新聞の販売店の者なのですが新聞はどこか、とられていますでしょうか?”私“いいえ、どこもとっておりません。”チャンスとばかり相手方“それでは是非A新聞をとって頂けないでしょうか?”
私“あ〜それは結構です。”と冷たくあしらった。一瞬、間があった。次に相手方から予想外の質問が来た。“あの〜A新聞は嫌いでしょうか?“などと質問をされたので即答で” はい、大嫌いです! ”と明朗に答えた。それにしても何でそんな質問をしたのだろうか?中国からS新聞の支社が1番に追い出され今日本の新聞社はA新聞を除いて全て追い出されたという。いつも隣国に寄り添った事ばかり書いているA新聞の購読者が減っているのだろうか…それともA社から評判を聞いてくるようにアンケートでもとらされていたのだろうか…相手方から残念そうな感じが伝わった。それでも、すぐに気を取り直した感じで“ それではS新聞は如何でしょうか?うちはS新聞も扱っているのですが”と食下がった。私“別に新聞を見なくてもインターネットで情報はとれるから要りません”と断った。新聞にしてもTVにしても同じ事。母曰くどこのチャンネルを回しても日本は右に倣えとばかり同じ話題を放映するそうだ。先日、東日本大震災特集ばかり放映されていて暗い気持ちになったと言う。ようやく、それが終わったと思ったら今度は三面記事に載るような事を国会で膨大な時間と私たちの税金を使ってヒステリックに騒ぎまくっている。そしてメディアもそればかり垂れ流している。国内で騒いでいる間、世の中は激変し北朝鮮からはミサイルが日本に向けてバンバン飛んできているというのに日本のメディアは興味が無いらしい。まるで何か意図的に、このタイミングでこの話題を暴露して日本の政治を停滞させているような気がする。まるで目くらましでもしているのだろうかと勘繰るくらいの騒ぎぶりだ。きっと誰もがうんざりしていると思う。そういう情報操作や印象操作をメディアを使ってお祭り騒ぎをしている背後にどんな組織が動いているのだろうか…報道には優先順位というものが無いのだろうか。報道するべき事をしないで嘘の情報まで平気で流す日本のメディアの実態は徐々に化けの皮が?がれてきている。三面記事事件に目を奪われている間に何が起きるかわからないのに、、、報道関係者の中にも、まだ少数ではあるけれど良心派の人が警鐘を鳴らしている。そういう人たちが潰されないように祈る。今週は香港の行政長官選挙。来月はフランス大統領選挙、今年はドイツも選挙で日本にとって影響がないわけが無い。やっぱり世界は激しく動いている。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

桜の話題はこれから毎日のように出て来ます。桜は何といっても日本の代表の花ですからね。桜と卒業をテーマにしたJ-POPのヒットソングをJAZZでカバーしたアルバムを紹介します。New Roman Trio(松本茜, 山下弘治, 長谷川ガク)の「桜ジャズ」です。誰もが知っている曲ばかりですが、ピアノジャズで聴くとまったく違った曲に聞こえます。

"New Roman Trio" 桜ジャズ

01-さくらガール (NEWS)
02-サクラサク (北乃きい)
03-YELL (いきものがかり)
04-さくら(独唱) (森山直太朗)
05-サクラ咲ケ (嵐)
06-桜 (清水翔太)
07-さくら (ケツメイシ)
08-桜坂 (福山雅治)
09-桜雨 (JUJU)
10-チェリー (スピッツ)
11-夜桜お七 (坂本冬美)
12-桜会(さくらえ) (ゆず)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

昨年からボランティアで大きなプロジェクトに参加しています。はじめてのことなので推進のための準備や会議にちょっと時間がとられますが、自分たちの為になるので頑張っています。メールのやり取りがさらに多くなりました。

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Zakkaya Weekly No.1089

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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