weekly

1088号

NO.1088     Ryo Onishi              3/19/2017

 weekly
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雑貨屋のひとり言

河合将介さんと連絡が取れなくなり心配していましたが、JERCの岩永さんが電話で河合さんとお話をされた旨、連絡がありました。河合さんは心臓等に異常が見つかり2週間ほど入院されたあと今は自宅におられますが、メールをするのも困難な状況のようです。河合さんの記事が読めないのは残念ですが、早く回復されるのを祈り、待ちたいと思います。≪R.O≫

 

 私の緊急入院・手術顛末

前回、前々回で、妻の大腸に腫瘍ができ2月は10数日にわたり、彼女の入院が続き、疲れきっ私の体調が一期に崩れました。

妻は2月3日、ホームドクターからに指示で市のメモリアル病院へ緊急入院していたのですが、2月14日にいったん退院、ところが今度は私自身の体調がおかしくなり、私自身に記憶が全くないのですが、2月末に自宅で意識をなくすという事態になってしまいました。

慌てた妻の緊急電話で救急車の手配がなされ、私は住居地であるガーディナ市の総合病院へ搬送され、さらにそこから専門医が待機するト−ランス市の Little Company of Mary Hospital へ移されたのだそうです。その間の経緯は私にはまったく記憶がないことでした。

入院期間は約10日間でしたが、私にはその間の意識、記憶が殆どなく、どんな治療を受けたのさえあいまいです。あとから病院からの治療資料をめくってみて、私は心臓を中心に治療を受けたようです。

私の場合、大動脈弁は、心臓の左心室と大動脈の間にある大動脈が癒合(弁が互いにくっつく)など何らかの原因で動きが悪くなり、弁の開口部が狭くなった状態の『大動脈弁狭窄症』といいます。生まれつきのものや加齢、動脈硬化などが多くの原因とされています。狭窄が軽度のうちはほとんど自覚症状がありませんが、狭窄が高度になると左心室から大動脈への血液の流入が妨げられ、心不全(息切れやむくみなど)、失神(意識を失う)、狭心痛(胸の痛み)、突然死を生じる可能性が高くなります。
心臓は、全身に血液とともに酸素を供給する、ポンプのような役割をしています。全身に酸素を届けたあとの血液は右心房から右心室へ戻り、肺動脈から肺に送られます。肺で酸素を受け取った血液は左心房から左心室へ送られ、大動脈を通って全身へ送られます。この一連の動きは休むことなく、1日におよそ10万回も繰り返されています。(図1)
 大動脈弁は、心臓の左心室と大動脈の間にある3枚の弁であり、この大動脈弁が、癒合(弁が互いにくっつく)など何らかの原因で動きが悪くなり、弁の開口部が狭くなった状態を『大動脈弁狭窄症』といい、これに対する処置としてした経カテーテル的皮大動脈弁置換術(TAVR)が実施されました。狭窄が高度になると左心室から大動脈への血液の流入が妨げられ、心不全(息切れやむくみなど)、失神(意識を失う)、狭心痛(胸の痛み)、突然死を生じる可能性が高くなるのだそうです。

手術は私の足の付け根と首の血管を経由して行われたそうで、今でも街頭部位に痕跡が残っています。

一命はとりとめたのですが、後遺症として多少の呼吸困難状態や、しんを詰める動作が不可能になっています。パソコンを立ち上げても、これまでのようにスムーズにキーボードを操作できなくなっており、今まで習慣として行っていた動作も半分ぐらいは忘れてしまっています。

身体的にも不都合が生じ、動くためには、“簡易歩行器”に頼っています。それでも週3回の透析治療は妻の運転でこの“簡易歩行器”で通院しています。

何か新しい発想や文章などは殆ど生まれず、ひたすらベッドの上に転がっている始末です。もう少し時間が経てば創造的発想も生じてくると思いますが、今は心臓疾患の状況が良くなることを願っています。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


納豆で今朝も可もなく不可もなく
 
医療費のゼロ 食欲が頼もしい
 
胃袋を宥めすかして腹八分
 
サケでなく江戸っ子が食うシャケ茶漬け
 
欲と酒 適量という匙加減


( ニュースやぶにらみ )


「安倍、籠池の仲」
「朋友相信じ」でなかったの −教育勅語
 
「春闘の歌」
♪春は名のみの風の寒さや −失速ベア
 
「車の自動ブレーキ化加速」
もうブレーキが効きません −メーカー



河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(468)「防衛大臣の資質を問う」

“外国の魔手から日本を守る”には『洗練された外交』と、直接的な戦略・戦術を行なう『国防の強化』が重要である。特に『国防(防衛)』問題は、いつの時代でも国の内外で何かと喧騒論議をまき起こす。現行憲法下では当然の現象だろう。振り返れば、2009年から2012年の4年間の民主党(現民進党)政権時代、不適任(無能)な防衛大臣、無策とも言える国防政策で日本は裸同然だった。外敵(特に中国)からは“日本、組み易し”と甘く見られた。それが2012年12月26日からの自民党政権になって以降、小野寺五典、中谷元という“国防問題のエキスパート”が防衛大臣に就任するや、日本の防衛政策は俄然、諸外国から注視されるようになった。その注視とは、期待感と危険視である。国防問題を国家の重要課題とすることは、友好国からは期待・歓迎され、非友好国(特に中国のような覇権主義国家)からは危険視される。そのようなシーソー(ぎっこんばったん)現象を起こしながらバランスを保つ、(国防問題というのは)そういうものだ、と翁は考えている。(註・小野寺五典と中谷元の間に2014年9月に江渡聡徳が就任したが、2014年11月21日の衆議院解散、総選挙のため、わずか3か月の短命大臣で終わった。)

国防問題に対して、やっと国民的関心が高まって来た矢先、2016年8月3日、第3次安倍内閣(第2次改造内閣)で安倍首相は稲田朋美を防衛大臣に任命した。翁、稲田朋美という人物については、党の政調会長であったことは知っていたが人柄・経歴・思想・政治手腕などについてはほとんど知らなかった。知らかったくせに「女が五ツ星(昔の地位で言うなら“元帥”=総理大臣も“元帥”、但し、防衛大臣や総理大臣は文民なので、現実には“元帥職”は存在しない)になれるのか、安倍は、防衛問題に精通しているとは思えない人物、しかも、女性を陸海空自衛隊の最高責任者にした。安倍の国防感覚はその程度か」と(従来からの安倍支持者である翁でさえ)かなりの危惧感を抱いた。そして翁はあちこちで“女元帥に異議あり”の声を発した。多くの人が翁の意見に同意したが、幾人かが“それは女性蔑視の発言だ”と反論して来た。勿論、想定内の反論なので聞き流したが、以後、翁の危惧はじわじわと表面化して来た。かつて翁に“女性蔑視だ”と反論した人たちまでもが、最近は「お粗末もいいところ、貫禄無し(国防問題に関する)見識希薄、そんな人物は、国を守るための最高責任者の資格無し。しかも弁護士にしては弁論(国会答弁)が実に幼稚未熟だ」と言い出した。

全くその通りだ。しかし、断わっておくが翁は、稲田朋美が“防衛大臣”でなく、普通の政治家(または別の閣僚ポスト)なら批判するつもりはなく、むしろ(彼女は)翁の考え方に近い政治思想を持っている、ということが(その後の稲田研究で)分かったので、もしかしたら翁“稲田ファン”になったかも知れない。と言うのは(翁の考えに近い、という理由は)、翁が常々吼えている諸問題、例えば「自虐的歴史観の軌道修正」、「時代に適合した新憲法の制定」、「防衛力の強化」、「自衛隊法の改正に伴う有事法制の整備」、「日の丸・君が代の奨励(国旗・国歌法の制定)」、「教育勅語(明治天皇が定めたとされる教育方針の中の“12の教え”)の復活(公共心・愛国心・豊かな情操教育を盛り込んだ“新教育基本法の制定”)、などなどである。その部分で言えば、翁は(稲田を)批判するどころか、高く評価する。ところが“防衛大臣”となると、前述の評価通り「お粗末もいいところ、貫禄無し(国防問題に関する)見識希薄、そんな人物は国を守るための最高責任者の資格無し」ということになる。

改めて“防衛大臣”とは、を考えてみる。防衛大臣は、防衛省を管轄する国務大臣のことで、他の大臣と同様(憲法第66条の規定により)文民が任命される。行政組織としての防衛省の最高責任者であるとともに、陸海空自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣の下で、統合幕僚長を通じて自衛隊全体を統督する。自衛隊の部隊運用に関する指揮(命令・執行)は、統合幕僚長を通じて行なわれる。統合幕僚長とは、陸海空の各幕僚長の上に立ち、自衛隊運用に関して一元的に防衛大臣を補佐する。

自衛隊は、(現実的には)日本国を守るために最前線で生死を賭けて戦わなければならない“軍隊”である。たとえ部隊運用に関する指揮(命令・執行)は統合幕僚長を通じて行なわれるにしても、防衛省の最高責任者である防衛大臣が、このようなか弱き女性であっては形が整わず、自衛隊そのものがか弱い集団にイメージされる、と、翁は思うのである。彼女が国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊施設部隊の活動状況を視察するため、昨年10月に南スーダン(ジュバ)を訪れた時のテレビ映像を視て翁は「おいおい、男が命がけで働いている場所へ、女の子がノコノコ遊びに行くなよ」と(テレビ画面に向かって)怒鳴った。また今年2月の初め、米国トランプ政権発足直後にマティス国防長官が来日、防衛省で陸上自衛隊・儀仗隊(第302保安警務中隊)による栄誉礼を受けた時、マティス国防長官をエスコートした稲田防衛大臣の、なんと貧弱だったこと。「人は見かけではない」と言われるだろうが、いやいや、総理大臣も外務大臣も防衛大臣も(外国の政治家と肩を並べるには)見栄え(風格)は大切なのだ。

もう一度言う“政治家・稲田朋美”の政治理念に関しては(翁は)共鳴する部分が多い。ただ“防衛大臣・稲田朋美”に対してのみ、その資質を問いたいのだ。しかし、その責任の多くは、任命した安倍晋三にある。安倍の“女性閣僚起用”が安易過ぎた、と思う。ところで少し主題から離れるが、その2人が今(防衛大臣の資質とは関係ない問題で)窮地に追い込まれている。籠池某なる“狂犬右翼”に国会がひっかき回されている。マスコミも野党議員も、この“質の悪い籠池某の三文芝居”に振り回されていることを「バカバカしい」と思わないのだろうか?とは言え、事の真偽、特に「国有地払下げ経緯問題」だけはしっかりと追及して貰いたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

春に誘われて

先週の日曜日から米国のサマータイムが始まった。日が長くなり日中の日差しも明るく暖かくなった。そうなると今までお休みしていたハイキングにも参加してみようという気になる。仕事が終わってサンペドロとパロスバーデスの定例イブニングハイクに参加してみた。冬の間、モノクロだった山々はいつの間にか新緑の緑に染まってあちこちに花が咲き始めていた。お天気のいい日はカタリナ島も良く見える。空の色のグラデーションが刻々と変わっていくのを見ながら気持ちのいい汗をかいた。
先日、椅子に座ってやるヨガのクラスにClientさんと参加した。今まで寒くて硬くなっていた体をほぐし緊張感をとってあげると血液の循環も良くなる。血の巡りが良くなると気分もほぐれて明るくなる。ヨガのクラスが終わった後で“今日は、お天気もいいのでたまには外でランチを取りましょうよ“とClientさんとその友人もお誘いして近くにあるボタニックガーデンに出かけた。あまり時間が無かったのでボタニックガーデンには入らずその入り口付近にあるピクニックエリアでランチをとった。ちょうど公園入口のあたりの木は桜のような濃いピンクの花が満開だった。桜の種類かと思って近くで見たら全く違っていた。桜のような清楚な花の感じとは対照的で艶やかで派手な感じの花だった。でも、この青い空には見事に映える。その付近にサボテンの種類だろうか、そこから鮮やかな黄色い花も開花していて見事だった。

3段目はの写真はシルクコットンツリー

4段目は左はカタリナ島です。

Clientさんの友人が全く同じ植物が自分の庭にも咲いているけれど、こんな風に黄色い花が咲くのは見た事が無いと感心していた。ガーデン入り口右側には紫のラベンダーが咲いていた。その香りを試しに行ったらその脇に大きな木があって何か実がなっていた。何だろうと近くに行って見ると青いパパイヤのようなアボガドのような大きな実がなっていた。下を見るとたくさん白いコットンのようなものが落ちていた。以前見たコットツリーの実とは大きさがだいぶ違う。家に帰って調べてみたらそれはシルクコットンツリーだった。
春は大地から眠っていた草花が土を割って出てくるエネルギーを感じる。木々が芽吹いて花を咲かせる時は、まるでその花のオーラが放出されるような気がする。それを見て人は癒されたりする。
LAはちょうど春、真っ盛り、日本も来週は春分の日が来る。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

忘れていた花粉症を思い出すちょっと嫌な時期ですが、これを乗り切れば身体も気分ものびのびできる春がやってくるので楽しみです。
今月は春を先取りし、アルバムや曲名にSpringがついているアルバムを紹介しています。Kenny Drew Trioのアルバム"Evergreen"です。Sping Is Hereのメロディーはうきうきする春らしい曲です。アルバム名になっているEvergreenは8分もある美しいメロディーです。エレガントな曲が詰まったアルバムです。

"Evergreen" Kenny Drew Trio

01-Nature Boy
02-Eco Trip
03-Flowers
04-Spring Is Here
05-Evergreen
06-Greensleeves
07-Moonlight Sonata
08-Angel Eyes
09-Song of the Birds
10-Blue in Green
11-Sunset

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

暖かくなってきて春が大きく近づいてきたのが感じられます。その喜びとは逆に憂鬱な花粉症の症状が出てきました。目がショボショボ、鼻もぐずぐずうっとうしい毎日です。外出時はマスクをし、コンタックで鼻水、くしゃみを抑えています。そんなことにお構いなく孫は雑貨屋を編集している私の後ろで公園に連れて行けと言っています。

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Zakkaya Weekly No.1088

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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