weekly

1087号

NO.1087     Ryo Onishi              3/12/2017

 weekly
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雑貨屋のひとり言

ほしいときに注文すれば数時間後に届く通販は便利さがどんどん加速してきましたが、限界に来ていたようです。便利さを享受している私たち消費者はこの便利さに慣れ切ってそれが当たり前のことだと思って生活していますが、これを支えている人たちが大変過酷な環境で仕事をしていてお手上げ状態になっています。こんなアンバランスなことってほかにもいっぱいあると思います。何事でもそうだと思うのですがウィンウィンの関係が築けなければいずれは成り立たなくなるということですね。≪R.O≫

 

 

原稿待ちです。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


チエの輪にボケの頭が食らいつき

じいちゃんの知恵も足したい電子辞書

競馬紙のデータを穴馬が笑う

電脳に将棋も囲碁もしてやられ

ウイルスとセキュリティとの鬼ごっこ


( ニュースやぶにらみ )


「春」
いつになったら−朝鮮半島

「南スーダン陸自撤退、朴大統領罷免」
認可申請取り下げはこのタイミング −森友小

「自民総裁任期3期9年」
トラブルがなければ −朴大統領



河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(467)「上野動物園」(超拡大版)

長いこと東京に住んで、上野公園には数知れず行ったのに、上野動物園は素通りしていた。
動物園の、あの独特な悪臭がたまらなく嫌い、いや、そんなことより、もっと大きな理由があったのだ。翁が子どもの時、(龍少年の忠実な家来だった)“忠犬ハチ公”ならぬ“忠犬タロー”との死別があまりに悲しく、その異常とも思われる悲嘆ぶりを心配した母親が、別の犬を飼おう(買おう)としたが、龍少年は頑として拒否、以来、大人になっても小鳥や金魚さえも飼うことが出来ず、動物との関わりを避けて来た。それほどに“タロー”との死別は、龍少年にとっては大きな“トラウマ(心的外傷)”となったのだ。社会人になってペット禁止のアパートやマンション住まいだったし、仕事の関係で留守にすることが多い生活だったこともあって、なおのこと動物とは縁遠くなった。それが近年“老いて童心に返る”心境になったのか、他人様(ひとさま)が犬と散歩しているのを見て「ああ、俺も忠犬ハチ公が欲しいな」と思うこともあるが、そんな時、決まって“忠犬タロー”との楽しかった想い出、悲しい出来事が頭をよぎり欲望を遮る。ちょっと因縁めいた話だが、70年も経つのに未だ“忠犬タロー”は翁の心の中にしっかりと生きているのだ。

そんな話を、先ごろのシニアの集まりで語ったら、仲間の一人から言われた「先日、孫を連れて上野動物園に行きました。私はもう4回目ですが、パンダ・ライオン・トラ・クマ・ゴリラなどの獰猛な動物たちでも、じっと目を見つめていると、何となく彼らの優しさみたいなものが伝わり、心が和みます。龍翁さんも是非、行かれたらいいのでは?春彼岸も間近です。“タロー君”の供養のためにも・・・」そういう精神論に弱い翁、その気になって早速、出かけた。3月初旬のポカポカ陽気の日であった。幅広いマスク・薄い色のサングラスをかけ、帽子をかぶり、カメラバッグを担いで・・・

表門から自動販売機で300円(シニア料金、一般は600円)のチケットを買って入園。直ぐが【東園】。まずは『ジャイアントパンダ』。偶然、ガイドツアーに紛れ込めたのでガイドさんの説明を聴く。「リーリー(雄)とシンシン(雌)は隣り合わせの別居。2月27日に交尾を済ませたが、妊娠するのか、いつ生まれるのか、まったく分からない」とのこと。パンダは基本的には“食って寝る”動物、食う時しか動かない。団体の幼稚園児たちが「こっちを向いて!」と声をかけるが2頭とも一向にこちらを向かない(写真左:シンシン)。翁、しびれを切らして柵に掛けられている写真を撮る(写真右:リーリー)。

『アジアゾウ』体長5.5〜6.5m、体高2.5〜3.2m、平均体重雄5,400kg(写真左)、雌2,720kg(写真右)。平均寿命60〜80年。頭にある2つのコブがアジアゾウの特徴。雄の牙は、雌を我が物にするための(雄同士の)闘いの武器。コアラと同じく雄雌別居。

『インドライオン』体長150〜195p、体重120〜200kg、寿命25〜30年。タテガミが短いのがインドライオンの特徴(アフリカライオンはタテガミは長い)。さすが王者らしい雰囲気だ。『ニシローランドゴリラ』中央アフリカ・コンゴに生息。昼行性で夜間は(毎夜)違う寝床を作り寝る。1日当たり1〜2km移動する。体長雄170〜180p、雌150〜160p、体重雄150〜180kg、雌80〜100kg。平均寿命40〜50年。ここでガイドツアーと離れる。

『スマトラトラ』インドネシアのスマトラ島に生息。動き回るので、シャッターチャンスが難しかった。アングルはよくないが一番いい表情の写真を選んだ。体長雄220〜270p、
雌200〜230p、体重雄100〜150kg、雌80〜110kg、寿命は15〜⒛年。『ホッキョクグマ』
体長雄200〜300p、雌180〜200p、体重雄400〜600kg、雌200〜350kg。平均寿命25〜30年。日陰で寝そべってばかりで動かず、やむをえずインターネット写真を拝借。

『エゾヒグマ』(写真左)北海道に生息、体長雄190〜230p、雌160〜180p、体重雄120〜250kg、雌150〜160kg、日本に生息する猛獣としては最大。平均寿命30年。『ニホンツキノワグマ』(写真右)体長雄雌とも120〜150p、体重雄60〜120kg、雌40〜80kg。胸部に三日月形がついているクマもいるので“ツキノワグマ”の名が付いたとか。本州・四国に生息、平均寿命25年――【東園】には、そのほかサル・トキ・ワシ・タカ・フクロウ・カワウソ・ツル・シカなどのゾーンがあるが、すでに8,000歩も歩いたので、いずれもパス。

日本初のモノレールに乗って【西園】へ(約2分、150円)。大衆食堂でハヤシライスを食べてから、また歩き回る。いきなり、グロテスクな2種に出会う『ヒガシクロサイ』(写真左)はアフリカ全土に生息。体長雄雌290p前後、体重350〜1,300kg、平均寿命は40年。

『コビトカバ』(写真右)は主に西アフリカに生息、体長150〜180p、体重180〜280kg、
“コビト”と言う名にしてはけっこう大きい。平均寿命15〜⒛年。(先入観から)間抜け面に、ついニヤリ。『キリン』は、やはりノッポだ。高さ雄5m前後、雌4.5m前後、アフリカ

中部以南のサバンナ(熱帯草原地帯)などに生息。ユーモラスな表情、優しい眼差しに人気が集まる。さて、目を見張ったのが『ベニイロフラミンゴ』の群れ。その名の通り、辺りを“紅色”に染める。

いつまでも眺めていたい場所だが、先を急ごう。と言っても、実は翁、あまり気の進まない爬虫類ゾーンである。

「何イ?これ?」翁、初めて見る『ガイアナカイマントカゲ』(写真左)南米に生息、全長120p、動きが早いので撮影が難しい。それに比べ『イリエワニ』は動かないのでいい写真が撮れた。インド南東部、ニューギニア島、オーストラリア北部などに生息。翁、以前、友人からクロコダイルベルトをいただいた。今も大切にしている。
さて、歩数も12,000歩を超えたので、そろそろ終わりにする。まだまだ沢山の動物たち(500種以上)が飼育されているが、翁の足ではとうてい回り切れないので『ガラパゴスゾウガメ』を最後にした。南米ガラパゴス諸島で1930年以前に生まれた(推定100歳以上?)上野動物園の最長老である。甲長130p、体重300kg、リクガメ科最大種。居合わせた飼育員から、このゾウガメのニックネームが“タロー”である、と聞かされた。翁の少年時代の“忠犬タロー”とは姿形は異なるが、同じ名前であることに“因縁”を感じ、嬉しかった――3月20日は「上野動物園開園記念日」。1882年(明治15年)日本初の近代動物園。戦時中、飼育している動物を止むを得ず殺さなくてはならなかった悲しい記録があるが、もう2度とそんな時代を招いてはならない。人間と動物、人間と自然の平和な共生の大切さを考える有意義な1日であった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

化粧

化粧をするようになったのは、いつ頃だったろうかと考えてみたら20歳ぐらいだったような気がする。まだ社会人になる前の学生の頃は化粧をしている学生は半分ぐらいだったように記憶している。その頃の自分の写真を見るとまだ化粧はしていない。ただ初めてファンデーションと言うものを顔に塗りつけた時の事は良く覚えている。鏡に向かって半分化粧をして見比べてみた。その時は明らかに素肌の方がピカピカしていて綺麗に見えた。それなのにどうして化粧などするのだろうかと疑問に思った。ともかく残った方の顔も全部ファンデーションを付けてみたら陰影がなく、のっぺりとした顔が不気味だった。陰影をつけるために頬紅も入れてみたら何だか、おてもやんのようで益々おかしな顔になった。目の上や顔の輪郭にも茶色のシャドウーを入れアイラインも慣れない手付きで描いてみた。そうしたらもっと怖い顔になったので洗い流そうと顔を洗ってもなかなか落ちなかったのを覚えている。その頃、私の友人はせっせと高級な化粧品を買い揃えていた。その友人の家に泊まりに行った時、寝る前の準備の長い事に驚いた。長い髪を丁寧に一つ一つにカールしてキャップを被った。それでよく寝られるものだと感心した。その後、洗顔クリームで丁寧に化粧を落とし洗顔後にローションやらマッサージクリームやら乳液やらいくつもの種類を付けていた。それを横目で見ていた私は呆れて“もう、一時間近く経ったよ”“と言ったら友人は“今からちゃんとお肌のお手入れをしないと将来泣きをみるわよ〜”とニンマリ笑った。そのうち私は先に寝てしまった。

米国に来て会社組織に入って営業に駆り出された頃、営業ミーティングで“ちゃんと化粧してくるように”と言われた時はムッとして“化粧は毎朝してますよ”と言い返した事がある。朝化粧をしても化粧直しというものをした事が無い私にとっては化粧が剥げていようが気にしなかったのかもしれない。それでも仕事が無い時のスッピンの時は気持ちがいい。こちら米国は車社会なので、ちょっとそこまで買い物とかの時はスッピンで
出かける。ところが日本はそういかない。ちょっとそこまで買い物でも“ご近所の人に会うかもしれないから化粧ぐらいしていきなさい”と母に言われる。数年前に弟の車で父のお墓詣りに出かけた時、私の顔を見た途端、弟から”何だよ、化粧もしないで来たのかよ“と言われた。その時にしぶしぶ車の中で化粧した事を覚えている。”あ〜もう、スッピンでは見られないほど酷くなったのだな〜“とカリフォルニアの太陽に照らされたシミやシワを自覚しながら…それを、まじまじと真剣に見ていた弟の下の子供の視線に気が付いて“お姉さん綺麗になった?”と聞いたら素直な瞳で“お母さんの方が綺麗”と言われて爆笑してしまった。確かに年を重ねるごとに身綺麗にしていた方がいいに決まっている。私のクライアントさんの中でも毎朝起きたら鏡に向かってきちんと化粧する事が習慣になっている人がいる。そういう人は呆けない。人目を気にする気持ちが大事なのだ。以前、口の悪い毒蝮何とか言う落語家がラジオで街中の人をインタビューしていた時の事だ。ちょっとそこの爺さんと声をかけたらお婆さんだった。“年をとって皺くちゃになると爺、婆の見分けは至難の業なんだよ”と。確かに私がご近所のおばあちゃん3人組の記念写真を撮って他の人に見せた時、真ん中の人はお爺ちゃん?と聞かれてマジマジ見ると確かにお爺ちゃん顔だな〜と感心したのを覚えている。
私も将来、お爺ちゃんと間違われないように身綺麗にうっすらでも化粧をして紅を引いてかわいいお婆ちゃんにならなくてはと思うこの頃だ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

先週は寒い日がありました。風が冷たくてもなんとなく日差しが春らしく感じられます。そう感じるのは3月になったせいでしょうね。今週も"Spring"のキーワードで選んだアルバムですが、先週のアルバムとおなじタイトルの"Spring Selection"です。アーティストはきれいで耳障りのいい音を創り出す松居慶子です。

"Spring Selection" 松居慶子

01-Tribal Boat
02-Water Lily
03-Bridge Over the Stars
04-Valley
05-Water Fairy
06-Presence of the Moon
07-Grey Cliffs
08-1942, from Russia
09-Bouncing Bougainvillea
10-Believer

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

河合将介さんと連絡が取れなくなり一週間が過ぎました。どうされたのか心配です。毎時間メールをチェックしています。ひょこっとメールが来ることを期待しています。

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Zakkaya Weekly No.1087

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com